
吃音: 伝えられないもどかしさ
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☆店長のひと言
「“伝えられないもどかしさ”、、本当にその通りです。」
紹介
日本に100万人もいるのに、彼らを孤独に追いやる「どもる」ことの軋轢とは。頭の中に伝えたい言葉ははっきりとあるのに、相手に伝える前に詰まってしまう―それが吃音だ。店での注文や電話の着信に怯え、伝達コミュニケーションがうまくいかないことで、離職、家庭の危機、時に自殺にまで追い込まれることさえある。自らも悩んだ著者が、丹念に当事者たちの現実に迫るノンフィクション!
目次
プロローグ 一八年前
第一章 死の際に立ちながら
マリリン・モンローの悩み
一〇〇万人が持つ問題
『バリバラ』番組収録
高橋啓太の三五年
訓練開始
第二章 ただ“普通に”話すために
治療と解明への歴史
治すのか 受け入れるのか
羽佐田竜二の方法
叶わなかった殉職
変化の兆し
第三章 伝えられないもどかしさ
追い詰められたエンジニア
歯科医師の意志
電話番を外してほしい
人生を変えた軽微な事故
吃音者同士のつながり
初めてのスピーチ
吃音だけのせいではない
第四章 新人看護師の死
あまりにも辛い別れ
吃音者に対しての職場のあり方
断念した夢の先
ひどくちらかった部屋
みんなに追いつきたい
唯一の動く姿と声
第五章 言葉を取り戻した先に
うまく話したいとは思わない場所
訓練の果て
吃音がよくなったとしても
第六章 私自身に起きた突然の変化
進路としての旅
神様みたいな存在
「一杯珈琲」
吃音とはいったい何か
第七章 “そのまま”のわが子を愛せるように
子どもの吃音
小さな文字で埋めつくされた連絡帳
なんとかしてあげたいという思い
五年後の表情の変化
エピローグ たどりついた現実
あとがき
著者プロフィール
近藤雄生 コンドウ・ユウキ
1976(昭和51)年東京都生れ。東京大学工学部卒業、同大学院修了。ノンフィクションライター。大谷大学/京都芸術大学/放送大学非常勤講師、理系ライター集団「チーム・パスカル」メンバー。2003(平成15)年、自身の吃音をきっかけの一つとして、妻とともに日本を発つ。オーストラリア、東南アジア、中国、ユーラシア大陸で、5年以上にわたって、旅・定住を繰り返しながら月刊誌や週刊誌にルポルタージュなどを寄稿。2008年に帰国。以来、京都市を拠点に執筆する。著書に『遊牧夫婦』『旅に出よう』『まだ見ぬあの地へ』『吃音』『オオカミと野生のイヌ』(共著)などがある。
(新潮社HPより転載)
ISBN 978-4-10-352261-4 四六判 224頁
発行 新潮社
発売日 2019年1月31日
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