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ビッグイシュー502号
¥500
☆店長のひと言 「本来はボディ・ニュートラルが理想ではないだろうかと思ったり。」 【内容紹介】 特集 ボディ・ポジティブ ――“美”を超える 鏡を見ながら、髪を整えたり、メイクをしたり、気になる箇所を覗き込んだり……。多かれ少なかれ、誰もが“見た目”を気にして過ごしています。 しかし今、容姿について過度に心配したり、強い不満を抱くことで、日常生活に大きな影響が出てしまう心の病「身体醜形(しんたいしゅうけい)症」が世界中で増加し、低年齢化しつつあるといいます。背景にはSNSの広がりがあり、他人との比較を迫られた若者が劣等感を抱く傾向が高まっているというのです。 そんな中「ボディ・ポジティブ」、自分の身体を受け入れ、愛することを促す考え方が広まりつつあり、窮屈な“美”を超え、ルッキズムの呪いを解こうとしています。 大村美菜子さん(臨床心理士、公認心理師)に「身体醜形症とボディ・ポジティブ」について、吉野なおさん(モデル、エッセイスト)に「摂食障害の経験とコンプレックスをひっくり返す生き方」について聞きました。 あなたも、ボディ・ポジティブ、始めてみませんか? TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー 東村アキコ 漫画家・東村アキコさんの自伝的作品『かくかくしかじか』が実写化され、5月16日から全国の劇場で公開されます。 今回、脚本や漫画・美術監修ほか、全力でのぞんだ映画の制作現場、そして支援を続ける能登への思いについて聞きました。 リレーインタビュー・私の分岐点落語家 林家彦いちさん 円丈師匠の創作落語にあこがれ、心が揺れ 「やっちゃいなよ!」と世界を切り開く 国際記事 ベネズエラ 政治的弾圧で余儀なくされた国外脱出 世界屈指の石油埋蔵量を持ちながら、富の分配が行われずに経済破綻を招いた南米のベネズエラでは、これまでに国民の約4分の1が国外へ逃れたといわれています。昨今では近隣諸国のみならず、米国へ渡ろうと試みるベネズエラ難民が急増。国家の間で翻弄されながらも、懸命に生きのびようとするベネズエラ人一家の姿を伝えます。 WORLD STREET NEWS 世界短信 国内記事 香山リカ むかわ町穂別診療所の四季・春 ちょっと心もとない発言がなんともいえない寛容の空気を生み出す 連載記事 原発ウォッチ 政府、パブコメ応募の急増を問題視 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 幼児化に向かう米国 雨宮処凛の活動日誌 「農家を守れ!」令和の百姓一揆でトラクターデモ ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 調味料を使い切れません ☆ ハム・ベーコンとチーズのパニーニ ☆ 都市ごみで砂漠を緑化、生ごみからドライ・コンポスト 飢餓や紛争などの人道危機の解決へ、砂漠にごみを撒いて緑化する活動が西アフリカのニジェールで広がっています。先鞭をつけたのは、アフリカの農村研究を行う大山修一さん(総合地球環境学研究所教授・京都大学大学院教授)。日本でも循環型社会の実現を目指して画期的なドライ・コンポストづくりに取り組む大山さんに、ごみを活用した実践的取り組みを聞きました。 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 米国『ストリート・センス』ニッキー・スミス 『ビッグイシュー日本版』500号記念イベント・ワークショップ 社会を変えるメッセージをステンシルで表現 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋) (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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熱狂と欲望のヘルシーフード
¥400
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,800円+税) ☆店長のひと言 「もっとお米をちょうだい!」 紹介 老若男女、いつの時代も変わらない欲求として存在する「健康でありたい」という願い。 いつまでも元気でいたい、痩せて健康的になりたい……。その「健康欲」が、これまで幾度となく健康食品やダイエットのブームを起こしてきた。 流行食を追い、「ファッションフード」という言葉を生み出した著者が健康をめぐる食文化史、メディア史という観点から、「ヘルシーフード」の流行を振り返る。 ●米、肉、牛乳は体にいいのか悪いのか ●社会の空気を映し出す栄養ドリンクのキャッチコピー ●トクホ、機能性表示食品の流行と定着 ●いくつ試した?朝バナナダイエット、納豆ダイエット…… ●すっかり定着しつつある糖質制限ダイエット ●アルコール飲料にも波及する健康志向 ●はやり病とはやりの食べ物の関係 目次 第1章 繰り返される「体にいい・悪い」論争 オートミール、大豆ミート、植物性ミルクブームと嫌われがちな米、肉、牛乳/ ずっと昔から存在した「体にいい・体に悪い」論争/主食をめぐる論争と牛乳有害説/ どちらが長生き食品? 平成に過熱した菜食・肉食論争/“空前”と呼ばれる肉ブームの到来/ ベジタリアンとヴィーガンはどう違う/よみがえりつつある酸性食品とアルカリ食品/ 「自然=善、人工=悪」の構図が確立した高度経済成長期/「食品は『裏側』を見てから買いましょう」/ 規制される食品添加物の「無添加」「不使用」表示/嫌中感情をエスカレートさせた「中国毒食品」/ 「オイル論争」マーガリンが健康な油から悪い油に 第2章 こんなもの、はやりました。~健康食品流行クロニクル 病的なまでの健康ブームが続いた平成時代/平成不況とはびこるフードファディズム/ 民間療法から出現したドリンクタイプの健康食品たち/藁をもつかむ人をあざむいた「ヨーグルトきのこ」と「野菜スープ」/ テレビから生まれた健康食品たち/死亡事故や捏造事件……信用できない健康食品/ 超高齢社会の縮図、アンチエイジングの一大ブーム/アメリカからやって来た「スーパーフード」/ 「柳の下のドジョウ」がうようよ、医者の教える食事本がまたブームに/アンプル剤にはじまった栄養ドリンクの第1次ブーム/ 栄養ドリンクのキャッチフレーズから見える社会の空気/「癒し」ブームとマクロビオティックの逆輸入/ はやり病とはやりの食べ物の相関関係/コロナでますます人気の「免疫力アップ」と「睡眠の質向上」/ アルコール飲料にまで影響を与える健康志向 第3章 「トクホ」「機能性表示食品」の流行と定着 食品の「第3の機能」発見、「機能性食品」の誕生/最初の機能性ドリンク「ファイブミニ」の衝撃度/ ファイブミニに続け! 新しい機能性食品たち/ついに成立した「特定保健用食品」制度と、厳しかった門出/ アメリカの外圧で解禁されたサプリメント/薬じゃないけど効果抜群? 過熱するサプリメント市場/ 一世を風靡したアンチエイジングのサプリメント/ついに健康が国民の義務に! 「トクホ」の時代がやって来た/ 吹き荒れる「メタボ特需」、トクホ飲料が大ヒット/エコナショックを救った史上初のトクホコーラ/ 健康より経済優先? 「機能性表示食品」制度スタート/だれもが科学的根拠と安全性を検索できる/ やっぱりひざに効かなかったグルコサミン/免疫を向上させ、メンタルも上げる「腸内環境改善」大ブーム 第4章 科学は食と健康にどれだけ役に立ってきたのか 注目集める「フードテック」/「守り」から「攻め」に、健康法の転換/マクロビオティックのルーツ「化学的食養長寿論」/ 血液型・遺伝子・脳科学は三大疑似科学/もう見過ごせない! 声を上げはじめた科学者たち/ 疑似科学がのさばる健康食品の世界/なぜ人はあやしげな理論にたやすくだまされてしまうのか?/ 自分の健康にとって、健康食品が本当に必要か考えてみよう/SGDsから考える食品ロスと食品不足問題/ 「もったいない」を減らすためにできること/遺伝子組換え食品とゲノム編集食品、どう違うのか?/ 「たんぱく質危機」が世界を襲う/1960年代、すでに実用化しつつあった「夢の人工肉」/ 限りなく肉の味と食感に近づいた植物肉/進化する培養肉、昆虫食、完全栄養食 第5章 ダイエット狂騒曲 20代女性の5人に1人は「痩せすぎ」/ファッションの流行と痩身志向の深い関係/高度経済成長の終焉とダイエットの流行/ ステマの元祖、バイブル本とバイブル商法/次々と登場したおかしな笑えるタレントダイエット/ 科学的な注釈がつくようになった単品ダイエット/ついに痩せるクスリ登場! ダイエットサプリ/死を招く危険なダイエット/ まだまだあります、単品ダイエット/体内の見える化を進めた体重計と体脂肪計/社会現象になったタニタのダイエット定食 第6章 新時代のダイエット 厳しすぎる? 日本のメタボ基準/ダイエットのパラダイム転換はじまる/徹底した自己管理「レコーディングダイエット」/ 痩せていないと損する「見た目主義社会」/1日1食ダイエットで20歳若返る!?/お腹がグーと鳴ると活性化する遺伝子/ 世界の最新ダイエットはホルモンコントロールが鍵/「これまでのダイエットは全部間違い!」/ 1日おきに断食する「間欠的ファスティング」/もはや糖尿病は日本男性の国民病/アトキンスダイエット、低GIダイエットとは?/ 糖尿病の治療食としてスタートした糖質制限/主食さえ抜けばなんでも食べられる、前代未聞のダイエット/ 「糖質制限食こそが人類本来の食生活だ」と主張/糖質制限で得られる新しい自分になった達成感/ 糖質制限で得られる新しい自分になった達成感/加工食品と外食メニューにも糖質オフが進出/ドーパミンが人類に穀物を栽培させた?/ 原始人の食生活で痩せる「パレオダイエット」/もはや人体改造の領域?「ケトダイエット」/ 本当に必要な人は少ない「グルテンフリーダイエット」/「日本型食生活は最強の長寿ダイエット食」?/ダイエットはカスタマイズの時代へ ISBN:978-4-86310-267-5 Cコード:0039 四六判272ページ 発行: ウェッジ 発売日: 2023年8月19日
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肉食の哲学
¥1,500
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,200円+税) ☆店長のひと言 「人間が本当に欲しているのは肉じゃなくて血なのではないだろうか。」 紹介 肉食は私たちの〈原罪〉なのか? 過激化するベジタリアン(ビーガン)の論理の危うさを暴き、カニバリズムや人工肉の哲学的意味の議論を通じ、「肉食は我々の義務である」と語る刺激的な哲学エッセイ。動物行動学から哲学へと横断する注目の著者ドミニク・レステルの初邦訳。 著者は語る。 「菜食主義とは、我が身を神になぞらえる人間の思い上がりである。そこには動物への愛など存在しない──。」 肉食は残酷だ、タンパク質は動物から摂らなくても十分だ……。 食肉加工場の襲撃など、テロリズムにまで過激化するビーガンの主張に、 どことなくいかがわしいものを感じるのはなぜだろうか。 人工肉や臓器移植、植物の知性、遺伝子組み換え、動物解放論など、 菜食主義をめぐるさまざまなトピックスに触れながら、 この世界で私たち人間とはいかなる存在なのか、自在に論じる注目の1冊。 目次 アペリティフに代えて アミューズ 倫理的ベジタリアンをどのように捉えるか オードブル ベジタリアン実践小史 一皿目のメインディッシュ 二皿目のメインディッシュ 肉食者の倫理 デザートに代えて 日本語版へのあとがき 訳者あとがき 著者プロフィール ドミニク・レステル (ドミニク レステル) (著/文) 1961年生まれ。哲学者、動物行動学者。動物行動学を起点に人間と動物や機械の関係について論じている。主な著書に『動物性 ヒトという身分に関する試論』(L’Animalité: Essai sur le statut de l’humain, 1996)、『文化の動物的起源』(Les Origines animales de la culture, 2001)、『ヒトは何の役に立つのか』(À quoi sert l’homme?, 2015)などがある。 ISBN:978-4-86528-279-5 Cコード:0010 四六判172ページ 発行: 左右社 初版年月日: 2020年6月30日
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ビッグイシュー501号
¥500
☆店長のひと言 「ものの値段に関心があっても生産者の窮状に関心を持たなかったらそこで日本終了ですよ。」 【内容紹介】 特集 壊れる農業へ“令和の百姓一揆” 去年、全国の米屋やスーパーからコメが消えました。 「私たちは今、世界的な食料危機“クワトロ(4つの)ショック”に直面しています。お金で食べ物が買えない時代になりました」と鈴木宣弘さん(東京大学大学院名誉教授)は言います。「“コロナ禍”による物流停滞、中国による爆買い(国民の1年半分の穀物備蓄)、異常気象、紛争のリスクの4つ。また、インドでは自国民を守るために米や小麦の輸出停止。さらに、日本では酪農畜産の飼料価格、化学肥料の価格も2倍程度に高騰しています」 3月30日、東京都港区「青山公園南」で、生産者によるトラクターデモと生産者と市民の行進「令和の百姓一揆」が行われました。代表の菅野芳秀さんは「22年、23年の水田農業の時間あたりの農業所得は時給10円。そのうえ、4割の減反。プロの農民に“農仕舞い”する人が尋常でなく増えています」と言います。 鈴木さんに「食の安全保障」、菅野さんに「農の現場で起きていること」を聞きました。また、観光地の農業景観を守り安心できるコメ作りを支援する「鳴子の米プロジェクト」(宮城県)に話を聞きました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー ダニエル・クレイグ 15年間にわたって最もシリアスな“ジェームズ・ボンド”を演じつつ、イメージを刷新するような意欲的な役柄に挑戦を続けるダニエル・クレイグ。主演した新作映画『クィア/QUEER』、007シリーズへの思いを語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点漫画家、イラストレーター 寺田克也さん いつまでも”絵”の山に登りきれない。それでも、絵の前でだけは誠実でいたい 国際記事 カナダ、先住民族の若者対象の職業訓練「ブレードランナー」 かつて土地や文化を奪われ、今なお苦しい立場に置かれる先住民族コミュニティの社会的向上を図るべく、ブリティッシュコロンビア州は若い世代向けの職業訓練プログラム「ブレードランナー」を立ち上げました。ジェンダーに左右されない資格取得と手厚いサポートで、女性にとっても経済的自立や社会進出の機会となっています。 WORLD STREET NEWS 世界短信 連載記事 浜矩子の新ストリート・エコノミクス ロマンが悪夢に転化する コミック マムアンちゃん ウィスット・ポンニミット ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 友人との関係を修復したい ☆ 豚とえびのエスニックカレー ☆ 「シェア本屋」。自分との対話や居場所…… 本棚を小さく区切り、その一棚を貸し出す「シェア本屋(シェア型本屋/シェア本棚)」。 一つひとつの棚では「棚主」が誰かに読んでもらいたい本を並べます。 書店を訪れた人は、個性あふれる棚を見て回るのが楽しくて時間を忘れる。そんな「シェア型書店」が全国で100店舗を超えたといいます。 今、独立系の書店とともに「シェア本屋」は本好きの人たちのもう一つの居場所になりつつあり、地域のコミュニティの居場所としても機能し始めています。今回は、7つの「シェア本屋」を取材しました。 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ 10年で輸入量が倍増。アボカドをめぐる光と影 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 『ビッグイシュー台湾版』リウ・チュンシン FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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ブッチャー・ボーイ
¥1,410
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,800円+税) ☆店長のひと言 「親を選べないという当然の事実が最も残酷でもあり。」 紹介 フランシー少年の語りに翻弄されながら、 この悲喜劇を原書で読み終えたときの衝撃は忘れられない。 しかしいま、あらためて翻訳で読み、その恐ろしいほどの現実感に体が震えた。 アイルランドから世界に打ち込まれたこの楔はさらに鋭く深く胸に刺さる。 ーー金原瑞人(翻訳家・法政大学教授) 今まで読んだ本で泣いたのは、新美南吉『ごんぎつね』、 筒井康隆『農協月へ行く』、菅原孝標女『更級日記』、そしてこの『ブッチャー・ボーイ』。 『ごん…』は清さに、『農協…』は哀れさに、『更級日記』は切なさに。 『ブッチャー・ボーイ』この少年の物語は、痛さに泣く。殴られるように泣いた。 1ページ目からラストまで、一字一句すべて読む者を離さない迫力のドライブ感。 ーー姫野カオルコ(小説家) 〈いまから二十年か三十年か四十年くらいまえ、ぼくがまだほんの子供だったときのこと、小さな田舎町に住んでいたぼくはミセス・ニュージェントにやったことが原因で町のやつらに追われていた〉ーーアイルランドの田舎町、飲んだくれの父と精神不安定な母のもとで、フランシー・ブレイディーは親友のジョーと共に愉快な日々を送っていた。そう、ミセス・ニュージェントから「あんたらはブタよ!」という言葉を浴びるまでは……あらゆる不幸に見舞われた少年が、狂気と妄想と絶望の果てに見い出したものとは何か? アイルランド版〈ライ麦畑でつかまえて〉+〈時計じかけのオレンジ〉とも称された、鬼才パトリック・マッケイブが鮮烈で瑞々しい筆致で描く問題作にして感動作、映画化もされた傑作長篇(1992年作)がついに邦訳。 解説=栩木伸明 著者プロフィール 矢口誠 (ヤグチマコト) (翻訳) 1962年生まれ。慶應義塾大学国文科卒。翻訳家。主な訳書にファウアー『数学的にありえない』(文藝春秋)、バリンジャー『煙で描いた肖像画』(創元推理文庫)、ウェストレイク『アルカード城の殺人』(扶桑社ミステリー)、『レイ・ハリーハウゼン大全』(河出書房新社)、バーンスタイン『メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロード』(玄光社)、デイヴィス『虚構の男』(国書刊行会)などがある。 ISBN:978-4-336-07296-2 Cコード:0097 四六変型判352ページ 発行: 国書刊行会 初版年月日: 2022年1月17日
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現代彫刻アンソロジー
¥2,500
【中古 裏表紙に汚れあり(画像参照)】 (参考:定価2,800円+税) ☆店長のひと言 「おおお!写真からでも生命エネルギーを感じるぅぅ!」 内容紹介 密かに凄い! 次代を担う彫刻家がここに集結。実力派の中堅から気鋭の若手まで18名の彫刻家を厳選しました。 ▼掲載作家 稲葉友宏、岩崎永人、大石雪野、大森暁生、小谷元彦、金巻芳俊、須田悦弘、棚田康司、土屋仁応、中里勇太、七搦綾乃、名和晃平、はしもとみお、福田亨、前原冬樹、三沢厚彦、森淳一、吉田泰一郎 ▼Pick UP 死の淵から生還した彫刻家の作品群 小谷元彦 彫刻家が蘇らせる大日如来像 大森暁生 ▼コラム 彫刻、その手がかりを求めて 小田原のどか 彫刻と見世物のあいだ 冨澤治子 超絶技巧はなぜ人気なのか? ?刀知子 (芸術新聞社HPより) ISBN:978-4-87586-579-7 Cコード:0071 B5判132ページ 発行: 芸術新聞社 書店発売日: 2020年4月24日
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ビッグイシュー500号
¥500
☆店長のひと言 「ビッグイシューついに500号!買ってお祝い!!」 【内容紹介】 特集 縁食躍進! 今号は藤原辰史さん(京都大学人文科学研究所准教授)をゲスト編集長にお迎えしました。藤原さんは、ひとりぼっちでもなく、強い関係を求められるのでもなく、「弱目的性」のなかにいられる食のあり方を「縁食」と名付け、縁食の試みは日本中に広まっていると語ります。 藤原さんが敬愛する縁食の実践者のお二人、診療所、商店、カフェ、フットケアサロン、こども食堂などが同居する「おちゃのま」を運営する松嶋大さん(「なないろのとびら診療所」所長)と、箕面市立多文化交流センターで外国人の人々が“ワンデイ(一日)シェフ”となって母国の料理を提供する「コムカフェ」を運営する岩城あすかさんに話を聞きました。また、ノンフィクション作家の中原一歩さんからは、食に染み込んだ人間の悲哀がたっぷり描かれたエッセイが届きました。 今、縁食の試みに注目したいと思います。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー パディントン 全世界3500万部以上の売り上げを誇る児童文学作品『パディントン』。実写映画も大ヒットを記録し、今年5月には待望の最新作が公開されます。「親切と礼義正しさ」を忘れない、クマのパディントンが体現するものとは? リレーインタビュー・私の分岐点アーティスト 丹羽優太さん コロナ禍で中断した北京への留学 帰国後、出合ったお寺で描き続けた襖絵 国際記事 ブラジル。アマゾンに生物多様性の“回廊地帯”をつくる 南米のアマゾン川流域に生息する絶滅危惧種のオオカワウソを専門に研究している、イタリア人生物学者のエマヌエラ・エヴァンジェリスタ。彼女はブラジルを何度も訪れるうちに、アマゾンの森林とそこに住む先住民族の生活が危機に瀕していることを知り、環境保護NGOを立ち上げました。今も現地の住民と暮らしを共にするエマヌエラは、植民地時代から続く西洋諸国による乱開発に、大きな疑問を投げかけます。 WORLD STREET NEWS 世界短信 連載記事 原発ウォッチ ロシアのウクライナ侵攻4 年目 浜矩子の新ストリート・エコノミクス マー・ア・ラーゴ 合意はアコードにあらず 雨宮処凛の活動日誌 「貧乏人は死ね」ということ? 高額療養費見直し 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく ブラジル『トラソス』タメルソン・ジョルダン 表現する人 「調和・交わり」をテーマに、モノクロのペンによって動植物の群像を描く村山大明さん。 小さい生命に目を向け、人と自然をつなぐような作品を作っていきたいと語ります。 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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空と花とメランコリー 榎本マリコ作品集
¥1,900
【中古 帯に傷みあり(画像参照)】 (参考:定価2,700円+税) ☆店長のひと言 「こういうの好きな人は大体友だち少ないですよね。(私です)」 内容紹介 顔を隠された異形の人物像が、『82年生まれ、キム・ジヨン』など話題書の装幀に採用され、 一躍脚光を浴びる画家・榎本マリコの初作品集。 初期作から最新作、クライアントワークまでを厳選し、相反するイメージの組み合わせが想像を掻き立てる榎本作品の全貌に迫る! 斎藤環氏(精神科医)、沓名美和氏(現代美術史家)、小松隆宏氏(ギャラリスト)による跋文も収録 (芸術新聞社HPより) 著者プロフィール 榎本マリコ (エノモトマリコ) (著/文) 画家。1982 年生まれ、東京都在住。ファッションを学んだのち独学で絵を描き始め る。都内で個展やグループ展多数。チョ・ナムジュ著『82 年生まれ、キム・ジヨン』 ( 筑摩書房 )、川上未映子の連載小説「黄色い家」( 読売新聞 ) の挿絵などを手がけた。 ISBN:978-4-87586-682-4 Cコード:0071 B5判139ページ 発行: 芸術新聞社 発売日: 2023年11月28日
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ビッグイシュー499号
¥500
☆店長のひと言 「枝元なほみさんの連載はもうない、けれど。」 【内容紹介】 特集 森林浴は日本発 「森林浴」は日本生まれの言葉。1980年代に誕生し、約40年かけ「SHINRIN‐YOKU」として世界に広まりました。 1982年、当時の林野庁長官が「森林浴」を提唱しましたが、森林が人の健康に寄与することを裏づけるエビデンス(科学的根拠)はありませんでした。その実証実験は90年代初頭に始まり、森林浴に深い関心をもった李けい(りけい※けいの漢字は卿の異体字)さん(日本医科大学付属病院臨床教授)は04年から、20年以上にわたる実験と研究を行い、その科学的根拠を明らかにしてきました。そんな李さんに「世界に広がる森林浴、森林浴の効用と科学的根拠、楽しみ方と可能性」などについて聞きました。 また、東京・練馬区のみどりの森で森林浴体験を行う「Coもれび」代表の上野美知子さん、さらに、“森林浴発祥の地”として知られる長野県上松町の「赤沢自然休養林」で森林セラピーを行う「NPO木曽ひのきの森」理事長の長瀬恵敏(ながせしげとし)さんに、それぞれの実践について話を聞きました。 今日から、誰でも気軽に楽しめる森林浴。あなたも始めてみませんか。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー ヨシタケシンスケ 日本のみならず、今や世界中に読者を増やし続ける、絵本作家のヨシタケシンスケさん。今年3月、大幅にパワーアップして帰ってきた大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ」開催を前に、作品に込めた思いを語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点ドイツ『BODO』編集長 バスチャン・ピュッターさん 困難な時、自分より困った人を思いやる。 コロナ禍で”共感の連鎖”を経験した 国際記事 オーストリア。シングルマザー“母親という役割”への葛藤 “ワンオペ育児”に追われ、精神的な負担だけでなく、貧困などの状況にも追いつめられやすいシングルマザーたち。オーストリアには約25万人のシングルマザーがいるとされ、彼女たちの献身的な働きに対する評価は、社会から十分に得られていません。そんなシングルマザーの一人であるクラウディアが、切実な胸の内を明かしました。 フィンランド “積極的に休む”イベント「Rest as a...」 WORLD STREET NEWS 世界短信 連載記事 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 景気の好調と貿易赤字はセットよ、トランプさん コミック マムアンちゃん ウィスット・ポンニミット 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ 料理の味にも関係する。硬い水と柔らかい水 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 『ビッグイシュー・オーストラリア』ルース 表現する人 内側に息を吹きこんで音を鳴らす陶器 西條茜さん 監督インタビュー 東京でアイヌ料理店「ハルコロ」を営み、アイヌ文化アドバイザーとしても活動する宇佐照代さんを追ったドキュメンタリー映画『そして、アイヌ』が3月15日から順次公開されます。文化の継承やアイデンティティといった問いとともに、ハルコロに集まる人たちの交流やつながりを映し出す大宮浩一監督に、本作に込めた思いを聞きました。 ビッグイシューの現場から 体温管理が命の販売者の日々 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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LISTEN.
¥2,900
【中古 状態きれい】 (参考:価格: 4,000円+税) ☆店長のひと言 「山口智子ぉ?あの女優のぉ??などと舐めた態度をとった人、きっと後悔します。(私です)」 紹介 大地に根づいた音楽から感じる「生」のエネルギー、 心に残った人々との出会い。 旅によって生まれた音と魂との共鳴を 俳優・山口智子が綴る、音の千夜一夜。 山口智子のライフワークである、未来へ伝えたい「地球の音楽」を映像ライブラリーに収めるプロジェクト“LISTEN.”。 10年にわたって26か国を巡り、250曲を越す曲を収録してきたその旅の記憶を、美しい地球の風景や、人々の営みの記録とともに綴ります。 音楽家たちによるオリジナル演奏シーンを捉えた動画二次元バーコードも多数収録! 目次 第1章 馬力 horse power 祝福 マジャルへの旅 融け合うもの 音で世界を感じる旅01-東と西が出会う地で 音で世界を感じる旅02-流浪の旅路 バルカンブラスの聖地 音で世界を感じる旅03-音の力 フラメンコ愛 第2章 哀歌 elegy ゆりかご 天に舞う 港のエレジー 音で世界を感じる旅04-悲しみつくすための歌 アズレージョの青 第3章 結束 unity 歌を贈る 再生のカーニバル 音で世界を感じる旅05-結束のハーモニー 第4章 時の旅 time travel サルデーニャ島 火祭り 音で世界を感じる旅06-時を駆ける島 第5章 風 wind ガウチョへの道 音で世界を感じる旅07ー流離の歌人 縄文再再発見 音で世界を感じる旅08ー新大陸の鼓動 第6章 息 breath 北へ サーミ 音で世界を感じる旅09ー北に生きる知恵 第7章 門 portal 夏至祭 音で世界を感じる旅10ー時の刷新 ポンガロー、ポンガル! ネパール探訪 音で世界を感じる旅11ー回帰 第8章 旅は道連れ 著者プロフィール 山口 智子 (ヤマグチ トモコ) (著/文) 俳優。出演作品は1988年NHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」、「ダブルキッチン」、「スウィート・ホーム」、「29歳のクリスマス」、「王様のレストラン」、「ロングバケーション」、「ハロー張りネズミ」、「なつぞら」、 「監察医 朝顔」など。著書:『手紙の行方』、『反省文ハワイ』(ロッキング・オン)、『名も知らぬ遠き島より』(筑摩書房)、『掛けたくなる軸』(朝日新聞出版)ほか。 ISBN:978-4-910790-06-0 Cコード:0073 A5変型判 636ページ 発行: 生きのびるブックス 初版年月日: 2022年9月28日
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ビッグイシュー498号
¥500
SOLD OUT
☆店長のひと言 「災害の多さに上書きされてしまいそうな心をどうすればよいものだろう。」 【内容紹介】 特集 対タネをまく動物たちの秘密 移動できない植物は、風、水、動物の力を借り、自らのタネをまいています。この25年ほどの間に、動物の力を借りる「動物散布」の研究は、飛躍的に進んだといいます。たとえば哺乳類では、ツキノワグマが日本最大級の種子散布者です。冬眠の前に、サクラの木に登って、時には一晩で5000粒以上の実を食べ、ウンチとしてタネを排泄します。ネズミやリスがあちこちに蓄えて忘れたドングリやオニグルミなどからも発芽することがあります。 鳥類で、日本中にタネをまいているのはヒヨドリ。ヒヨドリの口は14mmで、ほとんどの果実を丸飲みでき、ホバリングできるので枝先に実る果実を空中でも採ります。さらに、全長1cmのワラジムシは世界最小の被食散布動物であることがわかったといいます。 このような動物散布を「生き物同士のかかわりの結果として、自然は絶妙なバランスの上に成り立っている」と言う小池伸介さん(東京農工大学大学院教授)、「生き物同士のつながりを丸ごととらえたい」と話す北村俊平さん(石川県立大学准教授)に、タネまく動物の話を聞きました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー ニコール・キッドマン アカデミー賞主演女優賞をはじめ、数々の賞に輝き、現代屈指の俳優として尊敬を集めるニコール・キッドマン。最新出演作『ベイビーガール』でヴェネチア国際映画祭の最優秀女優賞も獲得した彼女が、#MeToo 以降の性をテーマにした映画について語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点禅僧 藤田慶水さん 「禅とアート」に原点回帰 自分の幸せは、他人の幸せにあると悟った 国際記事 ドイツ、ホームレス経験者の〝 路上の美術アカデミー〞 ドイツのデュッセルドルフを拠点とするストリートペーパー『フィフティ・フィフティ』と美術科教授のカタリーナ・マイヤーは、ホームレス経験者が参加できるワークショップ「路上の美術アカデミー」を設立。貧困や社会的排除といったネガティブな側面だけが強調されがちな印象を覆し、マイヤーは人々の尊厳を確立したいと願っています。 WORLD STREET NEWS 世界短信 国内記事 ふくしまから 津波で行方不明になった娘を探し続ける父 東日本大震災の地震と津波で行方不明になった娘の捜索活動を続ける大熊町の木村紀夫さんと、沖縄から駆けつけた具志堅隆松さんたちによる遺品や遺骨の創作活動に同行しました(藍原寛子さん取材)。 みちのくは、花冷えの遠い春だ。 詩人 齋藤貢さん 当時、南相馬市の県立小高商業高校で校長として勤務していた、詩人の齋藤貢さんが震災と原発事故の詩を書き続けてきた14年間について話を聞きました(大越章子さん取材)。 連載記事 原発ウォッチ 英国、プルトニウムを「ごみ」と認める 浜矩子の新ストリート・エコノミクス ホンモノを目指してニセモノ化する金融政策 雨宮処凛の活動日誌 「推し」が降臨。生誕50年&デビュー25周年 ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 人の目を見て話すのが苦手です ☆ ぽかぽか生姜味噌汁 ☆ 山本美里さん。医療的ケア児の母は「透明人間」? 「医療的ケア児」である次男の小学校入学に伴い、学校側から毎日の付き添いを求められることになった山本美里さん。校内では、「気配を消して」と言われる中、自分を被写体に写真を撮り始め、写真集を出版。それらの写真に込めた思いを聞きました。 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 『リツェウリツェ』ルジツァ・マタシッチ 監督インタビュー 『ケナは韓国が嫌いで』チャン・ゴンジェ監督 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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別れを告げない
¥2,750
☆店長のひと言 「最近思うんですよ、苦労は本当に人を成長させるのだろうか、と…。」 紹介 作家のキョンハは、虐殺に関する小説を執筆中に、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、短編映画の制作を約束した。 済州島出身のインソンは10代の頃、毎晩悪夢にうなされる母の姿に憎しみを募らせたが、済州島4・3事件を生き延びた事実を母から聞き、憎しみは消えていった。後にインソンは島を出て働くが、認知症が進む母の介護のため島に戻り、看病の末に看取った。キョンハと映画制作の約束をしたのは葬儀の時だ。それから4年が過ぎても制作は進まず、私生活では家族や職を失い、遺書も書いていたキョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。病院で激痛に耐えて治療を受けていたインソンはキョンハに、済州島の家に行って鳥を助けてと頼む。大雪の中、辿りついた家に幻のように現れたインソン。キョンハは彼女が4年間ここで何をしていたかを知る。インソンの母が命ある限り追い求めた真実への情熱も…… いま生きる力を取り戻そうとする女性同士が、歴史に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来へつなぐ再生の物語。フランスのメディシス賞、エミール・ギメ アジア文学賞受賞作。 著者プロフィール ハン・ガン (ハン ガン) (著/文) Han Kang 한강 1970年、韓国・光州生まれ。延世大学国文学科卒業。2005年、三つの中篇小説をまとめた『菜食主義者』で韓国最高峰の文学賞である李箱文学賞を受賞、同作で16年にアジア人初の国際ブッカー賞を受賞。17年、『少年が来る』でイタリアのマラパルテ賞を受賞、23年、『別れを告げない』(本書)でフランスのメディシス賞(外国小説部門)を韓国人として初めて受賞し、24年にフランスのエミール・ギメ・アジア文学賞を受賞した。本書は世界22か国で翻訳刊行が決定している。他の邦訳作品に、『ギリシャ語の時間』『すべての、白いものたちの』『回復する人間』『そっと 静かに』『引き出しに夕方をしまっておいた』がある。 斎藤 真理子 (サイトウ マリコ) (翻訳) 翻訳家。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)で第一回日本翻訳大賞、チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で〈韓国文学翻訳院〉翻訳大賞受賞。訳書は他に、ハン・ガン『回復する人間』『すべての白いものたちの』『ギリシャ語の時間』『引き出しに夕方をしまっておいた』(共訳)、パク・ソルメ『もう死んでいる十二人の女たちと』『未来散歩練習』、ペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』、パク・ミンギュ『ピンポン』、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、ファン・ジョンウン『誰でもない』『年年歳歳』『ディディの傘』、チョン・イヒョン『優しい暴力の時代』、チョン・ミョングァン『鯨』、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』『声をあげます』『シソンから、』、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』『サハマンション』、李箱『翼 李箱作品集』など。著書『韓国文学の中心にあるもの』、『本の栞にぶら下がる』、『曇る眼鏡を拭きながら』(共著) ISBN:978-4-560-09091-6 Cコード:0097 四六判304ページ 発行: 白水社 書店発売日: 2024年4月2日
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迷いのない人生なんて
¥1,144
☆店長のひと言 「若い頃の自分に言いたい。迷わない大人はけっこう危ない。」 紹介 共同通信の好評連載「迷い道」を書籍化。家族との葛藤、仕事の失敗、病気の苦悩、親しい人との別れ、挫折……。私たちの身近にいるごく普通の人々が様々な生きづらさと向き合い、回り道の人生を歩んできた姿を描く。迷いを抱えながら生きる人への共感とエールを込めた一冊。 目次 はじめに ◎ あさのあつこさんに聞く 回り道だらけの半生 1 向き合う、問い続ける 1 母さんに何も期待しない 尾﨑瑠南(作業療法士) 2 求め続けた女性の声 工藤理江(ボイストレーナー) 3 生きていてもいいかな 木田塔子(看護師) 4 飼育員であり続けたい 盛田勝寛(水族館飼育員) 5 捨てられそうになった子 福江悦子(彫刻家) 6 許されてここにいる 沼田和也(牧師) 7 熱くて意味ある空間を 柳田尚久(轍学舎塾長) 8 母でも私のままで 栗並えみ(働く母親) 9 あなたのことが怖かった 荻野善弘(カレー店店主) 10 母の病「神なんていない」 坂根真実(宗教2世) 11 沖縄に向き合う「右翼」 中村之菊(右翼活動家) 12 反発と執着、引き合う心 伊東優(建築士) 13 一緒に前を向けなかった 斎藤無冥(僧侶) 2 見つめる、伝える 14 絵に導かれ外の世界へ 三上真穂(大学院生) 15 「あれはドラマですから」 加藤浩美(写真家) 16 もう記者は続けられない 浮田圭一郎(高校教師) 17 あなたの分身じゃない 中嶋悠紀子(演劇家) 18 可能性なんてなかった 松田修(現代美術家) 19 私に何ができるのか 高橋美香(パレスチナ取材の写真家) 20 神の愛、伝え続ける 花田憲彦(牧師) 21 放水指示、指揮官の宿命 新井雄治(元東京消防庁消防総監) 22 すぐ逃げ帰ると思っていた 川村久恵(アイヌ記念館副館長) 23 心の奥、拾ってくれた 千葉広和(国賠償請求訴訟の原告) 24 これは僕の投げ方じゃない 水尾嘉孝(野球部コーチ) 25 贖罪の思い胸に反戦運動 山里節子(反戦運動家) 26 資本主義への挑戦敗れ 田中克治(元印刷会社社長) 27 母の葛藤、寄り添い祈る 菊池文子(語り部の被爆者) 3 踏み出す、歩む 28 やっと自由になれる 野島さえ(鍼灸師、トレーナー) 29 暗闇から、春の日だまり 吉田千寿子(東日本大震災被災者) 30 共に生きる未来が見えない 大内紀彦(特別支援学校教員) 31 わが子の思いに近づきたい 浅井道子(那須雪崩事故遺族) 32 おまえの努力が足りない 白木浩一郎(老舗旅館元経営者) 33 気丈な妻、記憶喪失に 山本秀勝(手品師) 34 確率という言葉が憎かった 大津一貴(元プロサッカー選手) 35 さいころ一から振り直し 奥川拓二(会社社長) 36 苦悩抱きしめ、共に歩む 八尾敬子(就労継続支援施設長) 37 避難の経験、そっと横に 高橋恵子(原発避難住民) 38 生きる意味、取り戻して 山下泰三(元会社員) 4 つながる、つなぐ 39 息苦しさ、乗り越えて 中野民夫(元博報堂社員) 40 つながりながら縛らない 内田加奈(作業療法士) 41 きっと加害者になっていた 中島坊童(不登校、引きこもり支援者) 42 いないよ、ここに 立花泰彦(ミュージシャン) 43 しゃべるのは苦手だけれど 伊神敬人(看護師) 44 この社会が正解なのか 森哲也(書店店主) 45 遺族に悼まれ死者になる 殿平善彦(僧侶) 46 深い孤独と性自認の揺れ 倉田めば(元薬物依存症患者) 47 虐待なんてあり得ない 菅家英昭(会社員) 著者プロフィール 共同通信社 (キョウドウツウシンシャ) (著/文) 一般社団法人共同通信社は、全国各地の新聞社や放送局、海外メディアなどに記事、写真、映像を配信している通信社。1945年に創立。東京に本社を置き、全国に支社局、海外主要都市に総支局がある。 ISBN:978-4-00-500985-5 Cコード:0236 新書判260ページ 発行:岩波書店 初版年月日: 2024年5月17日
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「空気」を読んでも従わない
¥500
【中古 状態きれい】 (参考:定価820円+税) ☆店長のひと言 「そもそも空気を読めるだけですごい能力なわけで、それ以上求めるのは無茶な話なんですよ。」 内容紹介 「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう、他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと……。この社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう。もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえるアナタにとっておきのアドバイス。「空気」を読んでも従わない生き方のすすめ。 目次 はじめに 1 なぜ先輩に従わなければいけないの? 2 どうして,人の頼みを断れないのだろう? 3 「世間」と「社会」 4 「世間」の始まり 5 「世間」を壊そうとする人達 6 根強く残る「世間」 7 「世間」は中途半端に壊れている 8 外国には「世間」はない 9 人の頼みを断るのがつらいヒミツ 10 もし人から頼まれたら 11 敵を知るということ 12 「空気」ということ 13 「世間」のルール1 年上がえらい 14 「世間」のルール2 「同じ時間を生きる」ことが大切 15 「世間」のルール3 贈り物が大切 16「世間」のルール4 仲間外れを作る 17 「世間」のルール5 ミステリアス 18 「世間」はなかなか変わらない 19 5つのルールと戦い方 20 強力な「世間」との戦い方 21 同調圧力 22 自分を大切に思うこと 23 仲間外れを恐れない 24 たったひとつの「世間」ではなく 25 私を支えるもの 26 スマホの時代に おわりに 著者プロフィール 鴻上 尚史 (コウカミ ショウジ) (著/文) 鴻上尚史(こうかみ・しょうじ) 作家・演出家・映画監督。1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。大学在学中の1981年、劇団「第三舞台」を旗揚げする。87年「朝日のような夕日をつれて87」で紀伊國屋演劇賞団体賞、95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2007年に旗揚げした「虚構の劇団」の旗揚げ三部作戯曲集『グローブ・ジャングル』で10年、読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。著書に『「空気」と「世間」』『不死身の特攻兵』(以上、講談社現代新書)、『ベター・ハーフ』(講談社)、『人間ってなんだ』『人生ってなんだ』『世間ってなんだ』(以上、講談社+α新書)、『鴻上尚史のほがらか人生相談』(朝日新聞出版)、『同調圧力のトリセツ』(中野信子との共著、小学館新書)など多数。 ISBN:978-4-00-500893-3 Cコード:0236 新書判 224ページ 発行:岩波書店 発売日: 2019年04月20日
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ビッグイシュー497号
¥500
☆店長のひと言 「対話で回復するならば、言葉で病むこともあるわけで。」 【内容紹介】 特集 対話から回復へ オープンダイアローグの10年 統合失調症や双極症、うつ病、ひきこもり、認知症、発達障害……。こうした生きづらさに苦しむ人たちが、薬物も入院も最低限に、もしくは必要とすらせず、ただ“対話”だけで回復する「オープンダイアローグ(OD)」が少しずつ広がりをみせています。 ODは元々、1980年代からフィンランドで実践が続けられてきた精神科医療の新しいアプローチです。対話を繰り返すことで症状が回復するケースが明らかになり、世界的な注目を集めています。 しかし、なぜ対話だけで回復が起こるのか?日本での普及に取り組んできたOD第一人者の斎藤環さん(精神科医)は、ODの根底には「人間の尊厳、自由や権利を尊重していくことで結果的に回復が起こる」という思想があると語ります。 日本での普及が本格化して今年で10年。茨城県で「つくばダイアローグハウス」を開業したばかりの斎藤さんを訪ね、「ODとは何か。10年にわたる取り組みとこれから」についてお聞きしました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー モニカ・バルバロ ボブ・ディランの若き日を描いた伝記映画『名もなき者/ A COMPLETE UNKNOWN』で、公民権運動や反戦活動家としても知られるシンガーソングライターのジョーン・バエズを 演じたモニカ・バルバロ。俳優としてのキャリアを振り返るとともに、女性に対する蔑視・差別の問題を語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点アーティスト 新城大地郎さん 離れてみて感じた “ 宮古島 ” の魅力。書と自分が一体化した時、生まれる1枚 国際記事 カナダ、世代間で連鎖する“同化政策のトラウマ” 憲法で先住民族の権利を保障し、過去の同化政策についても公式に謝罪したカナダ。しかし現実には、先住民族が置かれた状況は依然として厳しく、改善に向かっているとは言い難いです。社会問題から子どもを守ろうと取り組む児童福祉サービスの陰で引き裂かれる親子の実態について、当事者と里親の証言を伝えます。 WORLD STREET NEWS 世界短信 滝田明日香のケニア便り 1.5トンの雄キリン、6人がかりで地面に倒して治療 連載記事 浜矩子の新ストリート・エコノミクス ジジ抜きとジジ入り コミック マムアンちゃん ウィスット・ポンニミット ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 古い服を捨てられません ☆ 好き勝手チョコ ☆ 連載250回記念、枝元さんインタビュー 食べたいという気持ちは生きる根っこ 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ カルシウムを吸収し定着させる「骨活」のすすめ 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 『アプロポ』イフェアニ・マドゥアコ トミヤマユキコの「マンガを通して社会問題を考える」3 自分向けでない世界で、どっこい生きてる人 トミヤマユキコさんの「マンガを通して社会問題を考える」エッセイ第3弾。トミヤマさんは、「この世界が『ふつうの人』を基準にデザインされていて、そうじゃない人たちがありのままでいられるようにはできていない」と語ります。 そんな自分向けにデザインされていない世界の中にあっても、どっこい生きている人がたくさん出てきて、さまざまなヒントを与えてくれる、トミヤマさんが最近注目する、マンガ5作品を紹介します。 監督インタビュー 『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』山田あかね監督 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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日本遺産神宿る巨樹
¥3,550
【中古 状態きれい】 (参考:定価3,800円+税) ☆店長のひと言 「ページ開けたら巨樹ビームとんできます。」 巨樹の巨匠がとらえた「最後の癒し」156の神々しき雄姿 峯長瀬の大欅/北金ヶ沢の銀杏/大久保の檜/弘前城の松/建長寺の柏槙/志布志の大楠/子安地蔵尊桂/称名寺の椎の木/神代杉/恩徳寺の結び伊吹/合戦場の枝垂れ桜 奇跡の盆栽 知られざる巨樹の郷・最上 千年の命・屋久杉…… 数千年の間、森の列島を守り続けた生命の尊厳 桂(カツラ)/欅(ケヤキ)/樫(カシ)/榧(カヤ)/橅(ブナ)/檜(ヒノキ)/椹(サワラ)/椎(シイ)/栗(クリ)/栃(トチ)/椨(タブ)/伊吹(イブキ)/椋(ムク)/一位(イチイ)/榎(エノキ)/松(マツ)/赤秀(アコウ)/楠(クス)/銀杏(イチョウ)/杉(スギ)/桜(サクラ) 著者プロフィール 撮影:吉田 繁 https://shigeruyoshida.tokyo/index.html 文:蟹江 節子 https://kanie.work/ ISBN 978-4-06-217456-5 判型 A4変型 160ページ 発行 講談社 発売日 2012年01月31日
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校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる
¥2,200
SOLD OUT
☆店長のひと言 「私にも赤ペン入れてください!!」 紹介 言葉のあるところには、すべて校正がある。 世の中には様々な校正・校閲の現場があるはずなのに、現場に関わる人以外にはなかなか中が見えづらい。本書は、校正者の牟田都子さんが11箇所の校正・校閲の現場で働く方々に取材をした対談集です。 マンガ、レシピ、テレビ、辞書、ウェブ、法律書、スクール、地図、新聞、商業印刷物、雑誌、それぞれの現場における特徴や進行の仕方、仕事の醍醐味や難しさを伺い、その現場特有の仕事道具や、どのような経緯で今の仕事に就いたのかなども教えていただきました。 校正・校閲に興味のある方、言葉そのものに関心のある方にぜひ手にしていただきたい内容です。 目次 はじめに 1 マンガ 講談社校閲部 2 レシピ レタスクラブ(KADOKAWA LifeDesign) 3 テレビ タイトルアート 4 辞書 境田稔信 5 ウェブ ヴェリタ 6 法律書 有斐閣法律編集局校閲部 7 スクール 日本エディタースクール 8 地図 平凡社地図出版 9 新聞 毎日新聞社校閲センター 10 商業印刷物 タクトシステム 11 雑誌 BRUTUS(マガジンハウス) 参考文献 より校正・校閲を知るためのブックリスト おわりに 著者プロフィール 牟田都子 (ムタサトコ) (著/文) 1977年、東京都生まれ。図書館員を経て出版社の校閲部に勤務。2018年より個人で書籍・雑誌の校正を行う。著書に『文にあたる』(亜紀書房)、共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、『本を贈る』(三輪舎)。 ISBN:978-4-87758-868-7 Cコード:0095 A5変型判144ページ 発行: KTC中央出版 書店発売日: 2024年12月24日
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せかいいちの いちご
¥1,980
☆店長のひと言 「初恋を忘れた大人たちへ」 紹介 ふえると、へる。 増えると、減る。 いちごが増えて、減ったものとは? 子どもにも大人にも届けたい絵本。 好評の『二番目の悪者』につづく、林木林と庄野ナホコによる絵本、待望の第二弾! 著者プロフィール 林 木林 (ハヤシ キリン) (著/文) 詩人、絵本作家、作詞家。 言葉遊びの分野でも活躍中。創作絵本『おおきなけやき』(鈴木出版)、『あかり』(光村教育図書)、『おちゃわんかぞく』(白泉社)、翻訳絵本『でんごんでーす』(講談社)など作品多数。 庄野 ナホコ (ショウノ ナホコ) (イラスト) イラストレーター、絵本作家。 絵本著書に「ルッキオとフリフリ」シリーズ、『北極サーカス』(講談社)。 挿絵に『二番目の悪者』(作・林木林/小さい書房)など。 BRUTUS の「~好き。」シリーズのカバーをはじめ、書籍装画などを中心に活動。 ISBN:978-4-907474-06-5 Cコード:8793 B5判32ページ 発行: 小さい書房 初版年月日: 2018年6月26日
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ビッグイシュー496号
¥500
SOLD OUT
☆店長のひと言 「中学の時の修学旅行先が広島で、被爆者の話を皆で聞く時間があったのですが、もしかしたらあれは日本被団協の方だったのだろうかと思ったり。」 【内容紹介】 平和への準備をしよう 昨年末、日本原水爆被害者団体協議会はノーベル平和賞を受賞、日本の市民の平和への努力が、世界で認められました。しかし、日本では憲法を変えることもなく、国会審議も尽くされず、戦争のできる国へと変えられつつあります。 政府は、憲法九条による3つの基本政策「専守防衛」「非核三原則」「武器輸出の禁止」をなし崩しにしつつあります。この状態は、2014年の集団的自衛権の行使を解禁する閣議、 年の安全保障関連法制(安保法制)、 年の閣議で決められた安全保障の三文書(安保三文書)によって準備されてきました。年度から5年間で43兆円の防衛費が支出されるといいます。 そこで、2017年のICAN(核兵器廃絶キャンペーン)でノーベル平和賞の受賞にもかかわり、国連での「核兵器禁止条約」採択に尽力した川崎哲さん(ピースボート共同代表)、ジェンダー研究者で平和研究に携わってきた、秋林こずえさん(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授)、布施祐仁さん(ジャーナリスト)の3人に、私たち市民が平和を生み出していくための道を聞きました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー トム・グレナン スペシャルインタビュー <2> 英国で最も輝かしい新星の一人、シンガーソングライターのトム・グレナン。ソウルフルな歌声で世界中にファンを増やすグレナンが、ビッグイシューへのサポートや、昨年起こった「反移民」暴動への懸念、新作にかける思いなどを語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点美大進学をやめ、音楽の道へ 持ち続けていきたい人生冒険する姿勢 ミュージシャン 中村佳穂さん 国際記事 “利他的”な野生動物「ミーアキャット」 アフリカ南部のサバンナ地域や岩場に生息するミーアキャットは、後ろ足で直立してキョロキョロと周囲を見回すような愛らしい姿で知られるマングース科の哺乳類です。群れで行動する野生のミーアキャットですが、彼らはしばしば人間の共同体に近い社会的協調の習性をもつといいます。 米国出身の生態学者で、野生動物フォトグラファーとしての受賞歴もあるジェン・ガイトンの写真とともに、そんなミーアキャットの特徴と魅力を紹介します。 WORLD STREET NEWS 世界短信 連載記事 原発ウォッチ 「土壌の再生利用」と称して拡散される放射性物質 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 企業倒産の激増は「代謝」の現れなのか 雨宮処凛の活動日誌 物価高騰の中で迎えた大晦日の炊き出し 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく ドイツ『ヒンツ&クンツ』ダニエル&ミラベラ 監督インタビュー 『どうすればよかったか?』藤野知明 監督 表現する人 心も身体も感覚も鍛えて、描くことで挑んでいく アートユニットHITOTZUKI 香山リカ むかわ町穂別診療所の四季・冬 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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カフェ・スノードーム
¥1,650
☆店長のひと言 「うちのお店も、ふだんは目に留まらないところにあります。誰か見つけて!」 紹介 ありふれた街の、ありふれた街角にある、「カフェ・スノードーム」。ふだんは目に留まりませんが、この場所を必要とする人には見つけることができます。店主・タマルさんの淹れたスパイシーな香りのするお茶を飲むと、不思議なことが起こって…… https://www.alicekan.com/books/9500/ 著者プロフィール 石井睦美 (イシイムツミ) (著/文) 神奈川県生まれ。『五月のはじめ、日曜日の朝』(岩崎書店)で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞、『皿と紙ひこうき』(講談社)で日本児童文学者協会賞、『わたしちゃん』(小峰書店)でひろすけ童話賞、翻訳絵本『ジャックのあたらしいヨット』(BL 出版)で産経児童出版文化賞大賞を受賞。その他の作品に、「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、『しろうさぎとりんごの木』(文溪堂)、「おようふく絵本」シリーズ(ブロンズ新社)、『王さまのお菓子』(世界文化社)など多数。 杉本さなえ (スギモトサナエ) (イラスト) 鳥取県生まれ。2018 年から福岡を拠点に活動。 主に、墨汁の墨と朱色の2 色のみを使い絵を描く。古い時代の小説、少女や花、動物などをモチーフにした物語性のあるイラストレーションを制作している。 ISBN:978-4-7520-1119-4 Cコード:8093 四六判160ページ 発行: アリス館 発売日: 2024年12月17日
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ビッグイシュー495号
¥500
☆店長のひと言 「マララさんと日本被団協とか、ノーベル平和賞受けた者同士で何かできないものですかね。」 【内容紹介】 世界をつなぐ文学へ-言語を超えて 世界のどこでも、人々は文字が生まれる前から、物語を紡いできたのではないでしょうか。そして、人間の内面を深く描く物語や文学は私たちを救ってくれてきたし、くれるはず。 いま書店や図書館に並ぶ翻訳文学は欧米文学が中心です。けれど、日本ではなじみの薄いその他の言語で書かれた文学を読めば、その地に持っていたイメージが変化し、社会や人々の暮らしや息吹きをリアルに感じることができます。辞書や教材がなく、学べる場も海外だけなど、多くのハードルを乗り越えて活躍する、3人の翻訳者に話を聞きました。 ノルウェーで出合った絵本3冊を自ら企画、出版社に持ち込んだ青木順子さん、メキシコ・ユカタン半島の先住民の言語(ユカタン・マヤ語)で書かれたマヤ文学の翻訳者、吉田栄人さん、タイの文化に惹かれ、タイ語を学ぶ中でタイ文学の翻訳を志した福冨渉さんに取材しました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー マララ・ユスフザイ 母国パキスタンで女子教育禁止に抗議の声を上げ、17歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイ。人権活動家として人道主義をテーマにしたドキュメンタリー映画を製作する彼女が、アフガニスタンで暮らす女性たちの闘いを捉えた新作『ブレッド&ローズ』と、現在の思いを語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点ミュージシャン 高野寛さん YMOと出会って、全身鳥肌が立った 生まれ変わっても、僕はYMOチルドレン 国際記事 ポルトガル。「世界農業遺産」“巨大な力から人々の領土を守る運動” 緑豊かなポルトガルの農村で、自給自足の生活を送る人々。そのサステナブルなライフスタイルは国連の「世界農業遺産」にも指定されます。当地の地下に眠るリチウム資源を対象に、外資企業が採鉱計画を進める中、地元の村民とヨーロッパ各地から集まった活動家が協働し、抗議の輪を広げています。 WORLD STREET NEWS 世界短信 連載記事 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 右傾化する東欧の警告 コミック マムアンちゃん ウィスット・ポンニミット ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 夫は人づき合いが苦手です ☆ ジャンバラヤ風ピラフ ☆ 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ ヨーグルト体内を掃除してくれる健康食品 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく スウェーデン『ファクトゥム』ユスフ 表現する人 絹布に生まれる、ろうけつ染め特有の奥行き感 古屋絵菜さん 監督インタビュー 『港に灯がともる』安達もじり監督 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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見えないスポーツ図鑑
¥1,500
【中古 表紙に汚れあり(画像参照)】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「見た目をコピーしてもうまくいかないのって、こういうことなんでしょうね。」 紹介 研究者たちが考えていることって――実はめちゃくちゃ面白い。 抱腹絶倒&試行錯誤の「本邦初」、研究ドキュメンタリー 視覚障害者の方々にスポーツの臨場感をどう伝えるか、から始まった研究は「スポーツ」を翻訳することに向かった。 研究をスタートさせるも、相次ぐ失敗が壁となって立ちはだかる。 しかし、そんなことでは研究者は諦めない! 思わぬアイディアから方向を転換し、十種目の競技のエキスパートとタッグを組んで「人力VR」の開発に挑むことに!? 【各氏、推薦!】 相馬千秋氏(アートプロデューサー) ゲーム性、緊張感、駆け引き、速度、バランス……スポーツを「翻訳」すると、それはもはやアート!誰かのからだに創造的に憑依するための、身体感覚翻訳マニュアル、決定版。 太田雄貴氏(公益社団法人日本フェンシング協会会長) フェンシングの翻訳なんて……できるんだ! 競技者の間でも話題沸騰。さっそくアルファベットを揃えました。 稲見昌彦氏(東京大学総長補佐・教授/超人スポーツ協会代表理事) 「見ることは信じること(Seeing is Believing)」という諺、実は「感じることこそ真実(but Feeling is the Truth)」と続く。 本書は、スポーツを見ることの背後にある、本質(バーチャリティ)に迫ります。 目次 はじめに――伊藤亜紗 第1章:ラグビーを翻訳する――古川拓生 第2章:アーチェリーを翻訳する――高井秀明 第3章:体操を翻訳する――水島宏一 第4章:卓球を翻訳する――吉田和人 第5章:テニスを翻訳する――遠藤 愛 第6章:セーリングを翻訳する――久保田秀明 第7章:フェンシングを翻訳する――千田健太 第8章:柔道を翻訳する――石井孝法 第9章:サッカーを翻訳する――堀野博幸 第10章:野球を翻訳する――福田岳洋 おうちで翻訳 おわりに――渡邊淳司 あとがき――林阿希子 https://www.parasapo.tokyo/topics/101110 著者プロフィール 伊藤亜紗 (イトウアサ) (著/文) 美学者。東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター/リベラルアーツ研究教育院准教授。MIT客員研究員(2019)。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(2015、光文社)、『どもる体』(2018、医学書院)、『記憶する体』(2019、春秋社)、『手の倫理』(講談社、近日刊行)など。 渡邊淳司 (ワタナベジュンジ) (著/文) NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員(NTTサービスエボリューション研究所2020エポックメイキングプロジェクト 兼任)。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(2014、化学同人、毎日出版文化賞(自然科学部門)受賞)、『情報環世界』(2019、NTT出版、共著)、『表現する認知科学』(2020、新曜社)など。文化庁メディア芸術祭での受賞、Ars Electronica Prixでの受賞や審査員等、表現・体験領域での活動にも関わる。 林阿希子 (ハヤシアキコ) (著/文) NTTサービスエボリューション研究所 2020エポックメイキングプロジェクト 主任研究員。大阪大学大学院生命機能研究科修了。 人間中心設計の研究者として、高齢者向けウェブデザインの研究や、空港での人流誘導サインの実証実験、物体認識技術を用いた展示会アプリの開発等に携わる。ユーザの心理・行動モデルの研究を行う一方で、実サービス化に向けた体験創造を行う 。 共著に『ウェブユニバーサルデザイン』(2014、近代科学社)。 ISBN:978-4-7949-7192-0 Cコード:0095 四六判312ページ 発行: 晶文社 初版年月日: 2020年10月10日
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80歳、まだ走れる
¥2,860
☆店長のひと言 「マスターズには夢がある。誰ですか、自分はマヨネーズでいいなんて言ってるのは。」 内容紹介 老いを甘んじて受け入れる必要はない ランニングに打ち込んできた著者は、人生の半ばで絶望に打ちひしがれていた。怪我に悩まされ、体力とスピードの衰えに意気消沈し、走ることを諦めようと思ったとき、高齢者スポーツの驚くべき世界に出会う。そして、マスターズ世界陸上で人生を変える体験をすることになる。本書は絶望から希望へと向かう一人の男性の非常に個人的な記録であると同時に、ライフスタイルとトレーニングを調整することで生理学的な衰えの進行を遅らせることができること、そして人間の精神力によって高齢になっても楽しく健康的に走り続けられることを証明した画期的なガイドブックでもある。 スポーツの楽しさが年齢によって失われていると感じているすべての人への希望のメッセージ。 著者プロフィール リチャード・アスクウィズ (著/文) 英国の著名なランニング作家・ジャーナリストの一人。受賞歴多数。 栗木 さつき (クリキ サツキ) (翻訳) 翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒。50歳で初めてフルマラソンを完走、マイペースでマラソンを続けている。訳書にブラッチュリー『運を味方にする「偶然」の科学』(東洋経済新報社)、キャロル『パレットジャーナル』(ダイヤモンド社)、シネック『WHYから始めよ!インスパイア型リーダーはここが違う』(日本経済新聞出版)、シュミル『Numbers Don’t Lie』(共訳)、フォックス『SWITCHCRAFT 切り替える力』(以上、NHK出版)など。 ISBN:978-4-7917-7677-1 Cコード:0075 四六判406ページ 発行: 青土社 発売日: 2024年9月27日
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わからない
¥2,530
☆店長のひと言 「この方のわからないは、わかる!です。」 紹介 リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を集大成したものだ。 全三章で構成。第一章は、「前世が見える」という人に教わった著者の前世の物語「わからない」、一度も訪れたことのない場所を精緻な妄想で描写する「ここ行ったことない」等、ヴァラエティ豊かなエッセイを集める。 第二章は、書評の意味を崩壊させてしまった伝説の朝日新聞連載「ベストセラー快読」、子供のころ猿のように繰り返し読んでいた本を今読んだらどうなるのか実験した「もう一度読んでみた」等、本にまつわる文章でまとめた。 さらに第三章として、キシモトワールドのエッセンスを凝縮したようなウェブ日記「実録・気になる部分」等、2000年代の「日記」を収録。いずれの章も、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越す著者の真骨頂が堪能できる。 危険防止のため、電車の中では読むことをお控えください。 目次 I わからない カルピスのモロモロ アシブト、アシボソ わからない イエス脳 猿の眉毛タウンの謎 オカルト こんにちは、わたしがママよ あいや天気予報 肥後守は何のカミ 珍しいキノコの収集 私のこだわり ①人々がなすすべもなく右往左往する映画 ②テロップを見ない ③エンドレス心霊動画 彼ら オバQ、あるいはドラえもん 回廊 スケッチブックの日誌 猫の松葉杖 猫失いの守り札 墓と馬鹿 地獄、やって〼 謎三題 『デン助劇場』 『オー! マイキー』が必見である理由 邪悪すれすれ。 福助エルメス 危険なキノコ 旅ぎらい たぶん死ぬまで忘れない一つの単語 私が信号を赤で渡るわけ ハイク生成装置 これから英語を勉強しなければならないみなさんへ このあいだ行った店 わたしのいえ ここ行ったことない ①回転寿司 ②ブータン ③YRP野比 ④お台場 II 本と人 もう一度読んでみた ①『クマのプーさん プー横丁にたった家』 ②『海のおばけオーリー』 ③『にんじん』 ④『小僧の神様 他十篇』 ⑤『銀の匙』その1 ⑥『銀の匙』その2 ⑦『ムツゴロウの無人島記』 ベストセラー快読 書評 カーリーのニュクニュク リディア・デイヴィスとのこと 『にんじん』と私 漱石嫌い 悪文について ビリビリフレイン かっぱかっぱらった/かっぱらっぱかっぱらった 私の愛する日記本 おでんの大根本 すごいよ!! ヨシオさん お座敷宇宙 三浦しをんさんのこと ミエコさんとワタシ 「坪センパイ」と世田谷 翻訳小説食わず嫌いにとりあえずお勧めしたい何冊か III 日記 二〇〇〇年~二〇〇八年 実録・気になる部分 翻訳グルグル日記 カブトムシ日記 おおむね読書日記 あとがき 著者プロフィール 岸本 佐知子 (キシモト サチコ) (著/文) 上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。訳書にL・ベルリン『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』、L・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』『分解する』『話の終わり』『サミュエル・ジョンソンが怒っている』、A・スミス『五月 その他の短篇』、M・ジュライ『いちばんここに似合う人』、G・ソーンダーズ『十二月の十日』『短くて恐ろしいフィルの時代』、J・ウィンターソン『灯台守の話』、S・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、N・ベイカー『中二階』、T・ジョーンズ『拳闘士の休息』、S・タン『内なる町から来た話』『セミ』など。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』など。著書に『気になる部分』『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)『ひみつのしつもん』『死ぬまでに行きたい海』などがある。 ISBN:978-4-560-09286-6 Cコード:0095 四六判384ページ 発行: 白水社 発売日: 2024年5月24日