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あさいち
¥1,100
☆店長のひと言 「震災後、“出張輪島朝市”として続けられておられます。https://s-wajima-asaichi.com/」 紹介 朝市は、海でとれたもの、畑でとれたものを持ちよる商いの場。そこには潮のかおりと土のにおいがたちこめていて、人びとにとって楽しいおしゃべりと社交の場でもあります。石川県「輪島朝市」の活気ある風景を描いた、1980年刊行の本作品。令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた被災地の、一日も早い復興への願いを込めて復刊します。本作品の利益は、能登半島地震災害義援金として、日本赤十字社に寄付いたします。 https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=7570 著者プロフィール 大石可久也 (オオイシカクヤ) (イラスト) 1924年、兵庫県に生まれる。兵庫師範学校を卒業後、小学校教師をしながら洋画を勉強し、展覧会やコンクールで受賞多数。40歳で退職して作家活動に入り、北国の風物を描いた数々の絵画作品を手がけた。絵本に『ほっけりょう』(「かがくのとも」1982年2月号)など。2018年没。 輪島・朝市の人びと (ワジマアサイチノヒトビト) (著/文) ISBN:978-4-8340-0266-9 Cコード:8763 26cm×24cm 28ページ 発行: 株式会社 福音館書店 初版年月日: 1984年4月2日
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別れを告げない
¥2,750
☆店長のひと言 「最近思うんですよ、苦労は本当に人を成長させるのだろうか、と…。」 紹介 作家のキョンハは、虐殺に関する小説を執筆中に、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、短編映画の制作を約束した。 済州島出身のインソンは10代の頃、毎晩悪夢にうなされる母の姿に憎しみを募らせたが、済州島4・3事件を生き延びた事実を母から聞き、憎しみは消えていった。後にインソンは島を出て働くが、認知症が進む母の介護のため島に戻り、看病の末に看取った。キョンハと映画制作の約束をしたのは葬儀の時だ。それから4年が過ぎても制作は進まず、私生活では家族や職を失い、遺書も書いていたキョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。病院で激痛に耐えて治療を受けていたインソンはキョンハに、済州島の家に行って鳥を助けてと頼む。大雪の中、辿りついた家に幻のように現れたインソン。キョンハは彼女が4年間ここで何をしていたかを知る。インソンの母が命ある限り追い求めた真実への情熱も…… いま生きる力を取り戻そうとする女性同士が、歴史に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来へつなぐ再生の物語。フランスのメディシス賞、エミール・ギメ アジア文学賞受賞作。 著者プロフィール ハン・ガン (ハン ガン) (著/文) Han Kang 한강 1970年、韓国・光州生まれ。延世大学国文学科卒業。2005年、三つの中篇小説をまとめた『菜食主義者』で韓国最高峰の文学賞である李箱文学賞を受賞、同作で16年にアジア人初の国際ブッカー賞を受賞。17年、『少年が来る』でイタリアのマラパルテ賞を受賞、23年、『別れを告げない』(本書)でフランスのメディシス賞(外国小説部門)を韓国人として初めて受賞し、24年にフランスのエミール・ギメ・アジア文学賞を受賞した。本書は世界22か国で翻訳刊行が決定している。他の邦訳作品に、『ギリシャ語の時間』『すべての、白いものたちの』『回復する人間』『そっと 静かに』『引き出しに夕方をしまっておいた』がある。 斎藤 真理子 (サイトウ マリコ) (翻訳) 翻訳家。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)で第一回日本翻訳大賞、チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で〈韓国文学翻訳院〉翻訳大賞受賞。訳書は他に、ハン・ガン『回復する人間』『すべての白いものたちの』『ギリシャ語の時間』『引き出しに夕方をしまっておいた』(共訳)、パク・ソルメ『もう死んでいる十二人の女たちと』『未来散歩練習』、ペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』、パク・ミンギュ『ピンポン』、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、ファン・ジョンウン『誰でもない』『年年歳歳』『ディディの傘』、チョン・イヒョン『優しい暴力の時代』、チョン・ミョングァン『鯨』、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』『声をあげます』『シソンから、』、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』『サハマンション』、李箱『翼 李箱作品集』など。著書『韓国文学の中心にあるもの』、『本の栞にぶら下がる』、『曇る眼鏡を拭きながら』(共著) ISBN:978-4-560-09091-6 Cコード:0097 四六判304ページ 発行: 白水社 書店発売日: 2024年4月2日
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辺境のラッパーたち ~立ち上がる「声の民族誌」~
¥3,520
☆店長のひとラップ HEY YO, 魂抜かれたヒップホップ HEN-KYO de rap survive 他人(ひと)のせいにすんなリスナー 声なき声ひろえ Listen Now! 紹介 ラッパーのことばに耳をすませば、世界のリアルが見えてくる。 戦火が絶えないガザやウクライナで、弾圧が続くチベットやイランで、格差にあえぐモンゴルやインドで、海の端の日本で――。アメリカで生まれたヒップホップ文化、なかでもラップミュージックは世界に広がり、「辺境」に生きる者たちは声なき声をリリックに託す。現代社会の歪みを鮮やかに映し出す、世界各地のラッパーたちの声を幅広い執筆陣が紹介する。ラッパー、ダースレイダー、ハンガー(GAGLE)のインタビューも収録。 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3935 著者 [編者]島村一平(しまむら・いっぺい) 国立民族学博物館人類文明誌研究部教授。文化人類学・モンゴル研究専攻。博士(文学)。早稲田大学法学部卒業後、テレビ番組制作会社に就職。取材で訪れたモンゴルに魅せられ制作会社を退社、モンゴルへ留学する。モンゴル国立大学大学院修士課程修了(民族学専攻)。日本に帰国後、総合研究大学院大学博士後期課程に入学。同大学院を単位取得退学後、国立民族学博物館講師(研究機関研究員)、滋賀県立大学人間文化学部准教授等を経て現職。著書に『憑依と抵抗——現代モンゴルにおける宗教とナショナリズム』(晶文社)、『ヒップホップ・モンゴリア——韻がつむぐ人類学』(青土社)、『増殖するシャーマン——モンゴル・ブリヤートのシャーマニズムとエスニシティ』(春風社)など多数。 (青土社ホームページより) ISBN:978-4-7917-7654-2 Cコード:0039 四六判544ページ 発行: 青土社 発売日: 2024年6月26日
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天路の旅人
¥1,450
【中古 カバーに少し傷みあり(画像参照)】 (参考:定価: 2,400円+税) ☆店長のひと言 「本の厚みが旅の厚み」 紹介 「この稀有な旅人のことを、どうしても書きたい」。「旅」の真髄に迫る、九年ぶりの大型ノンフィクション。第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。 著者プロフィール 沢木 耕太郎 (サワキ コウタロウ) (著/文) さわきこうたろう 作家。 1947年、東京都生まれ。横浜国立大学卒業。79年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、85年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、93年『深夜特急第三便』でJTB紀行文学大賞、2003年それまでの作家活動に対して菊池寛賞、06年 『凍』で講談社ノンフィクション賞を受賞。近著に、短編小説集『あなたがいる場所』、エッセイ集『ポーカー・フェース』、児童書『月の少年』、絵本『わるいことがしたい!』などがある。 ISBN:978-4-10-327523-7 Cコード:0095 四六変型判576ページ 発行: 新潮社 初版年月日: 2022年10月25日
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近衛秀麿 亡命オーケストラの真実
¥1,900
【バーゲンブック※】 (参考:定価: 3,800円+税) ☆店長のひと言 「生き方はプログレですな。」 紹介 「ベルリンフィルをはじめて指揮した日本人」として近年再評価が高まる日本人指揮者であり、2018年に生誕120年を迎える近衛秀麿。第二次世界大戦の戦火の中で、これまで「空白の期間」として知られることのなかった決死の人道活動の軌跡を追ったドキュメンタリーであり、その知られざる活動の謎を、丹念な調査で明らかにした1冊。 目次 プロローグ 第1章 欧州での活躍 第2章 活動の軌跡を追って 第3章 ナチス占領下のポーランド公演 第4章 謎のオーケストラ「コンセール・コノエ」 第5章 亡命オーケストラとユダヤ人音楽家の国外脱出 第6章 「コンセール・コノエ」解散から終戦まで エピローグ 出生から終戦までの活動年表 欧州演奏批評 著者プロフィール 菅野 冬樹 (スガノ フユキ) (著/文) 1955年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。映像、音楽等の企画・制作を手がけるプロデューサー。1993年、全米映画製作者連盟のライセンスを日本人として初めて取得。マルチメディア事業の展開、コンテンツ制作など、数々の分野で活躍。1970年代後半に、作曲家・水谷川忠俊氏(近衛秀麿の三男)と知り合った後、30年以上の間、近衛秀麿についての調査・研究を海外も含め行っている。 ISBN:978-4-490-20976-1 Cコード:0073 A5判384ページ 発行:東京堂出版 書店発売日: 2017年12月8日 ※バーゲンブック(自由価格本)とは、出版社の意思で定価販売ではなく、割引販売できる未使用の本・雑誌のことです。通常本と区別するため裏表紙にシールが貼ってあります。
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旅する小舟
¥2,550
【状態きれい】 (参考:定価2,800円+税) ☆店長のひと言 「あれ…?泣きそう…病んでるのかな。」 紹介 これは小さな紙の舟が大海原を超えていく旅を描いた、文字のない絵本。 鬱蒼と生い茂る森を抜け、葉っぱの影をくぐり、氷山の間を、魚たちの集団を通り抜け、嵐や大波に飲まれそうになりながら、恐ろしい海の怪物たちの間も抜けて進む小舟。 小さな舟はいつも独りぼっち。 でも、独りだからこそ、波の上にも下にも広がる驚異的な自然の美しさ、素晴らしさに気づくことができる。 大人の読者も子どもの読者も、成長することや学ぶこと、そして人生のアップダウンや苦楽についても、この静かで力強い物語から大いなるインスピレーションを得られるだろう。 著者プロフィール ペーター・ヴァン・デン・エンデ (ペーター・ヴァン・デン・エンデ) (著/文) 1985年、ベルギーのアントワープ生まれ。芸術が大好きな子ども時代に様々なデザイン技術を学んだ。高校卒業後は生物学を学び、ケイマン諸島でネイチャーガイドに従事。本書で鮮烈なデビューを果たし、2020年のニューヨーク・タイムズ・ベストブックに選ばれ、大きな話題になった。 ISBN:978-4-7630-2128-1 Cコード:0071 A4変型判 96ページ 発行:求龍堂 書店発売日: 2021年11月10日
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旅する天皇 平成30年間の旅の記録と秘話
¥730
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,750円+税) ☆店長のひと言 「自由がなくても“旅”っていうのかな。」 紹介 天皇陛下の平成30年間の驚異的な旅の記録 本書の核は二つある。一つは、平成30年間(平成30年は8月まで)の天皇皇后両陛下の旅の移動距離や訪問地などを報道資料をもとに集計、「一目でわかるデータ」にしたこと。 もう一つは、30年間の旅先での具体的なエピソードをひもときながら、両陛下の人となり、ひいては平成という時代を浮かび上がらせようという試みである。 天皇・皇后両陛下といえば、被災地で人々を励ましたり、戦没者や災害・公害などによる死没者の碑などを訪ねて祈られたりと、旅先の姿が印象深いのではないだろうか。 両陛下の旅は、被災者と向き合う、社会の片隅におかれた人々の声に耳を傾ける、かつての交戦国を訪ねて過去と向き合い親善を深めるなど、さまざまだ。 天皇陛下にとって、旅こそ「象徴」としてのメッセージを発する機会ではなかったか。『旅する天皇』を本書の書名にした意図である。平成時代の天皇・皇后両陛下の旅の全貌を伝える一冊。 【編集担当からのおすすめ情報】 巻頭に掲載した2色ページの「データで見る天皇の旅」は集計するのに、1年以上かかりました。まず、宮内庁ホームページにある「天皇皇后両陛下のご日程」を30年分チェック。さらに報道資料などを調べ、日別に訪問先や宿泊地、経路などを確認。そして、主にインターネットの検索サービスを用いて移動距離を集計。出てきた移動距離は驚くべきものでした。数字は、本書でご覧ください。 目次 はじめに データで見る天皇陛下の旅 平成元年(1989) 平成スタイルの旅は徳島から 平成2年(1990) 即位の礼と三大行幸啓 平成3年(1991) 避難所の床に膝をつき見舞う 平成4年(1992) 歓迎の拍手を受けた中国訪問 平成5年(1993) 歴代天皇で初めて沖縄へ 平成6年(1994) 戦地慰霊の旅はつづく 平成7年(1995) 被災地の避難所へ励ましの旅 平成8年(1996) 御用邸で静養中も実はお忙しい 平成9年(1997) 「全国豊かな海づくり大会」とは 平成10年(1998) 長野パラリンピックでウエーブ 平成11年(1999) 宮中茶会と天皇陵参拝 平成12年(2000) オランダでの長い黙祷 平成13年(2001) 国賓へのおもてなし 平成14年(2002) 冷戦終結でかなった東欧の旅 平成15年(2003) 13年ぶりに訪れた軽井沢 平成16年(2004) 記憶に残す、母と娘の旅行 平成17年(2005) サイパン断崖から鎮魂の祈り 平成18年(2006) 島民の声に応えて三宅島へ 平成19年(2007) 魚類学者としての顔 平成20年(2008) ブラジル移住100年の重み 平成21年(2009) 結婚50年、こどもの国に集う 平成22年(2010) 皇室が受け継いできた養蚕 平成23年(2011) 東日本大震災の被災地を巡る 平成24年(2012) 東京駅からお召列車で出発 平成25年(2013) 水俣訪問の約束を果たす 平成26年(2014) 対馬丸犠牲者の慰霊で那覇へ 平成27年(2015) パラオと北原尾のつながり 平成28年(2016) ハマギクが復興の支えとなる 平成29年(2017) 「私的旅行」に、にじみ出る思い 平成30年(2018) 最後の年に北と南の島へ イラスト・コラム 天皇陛下の乗り物1、2 イラスト・コラム 天皇陛下の乗り物3、番外編 参考文献 著者プロフィール 竹内 正浩 (タケウチ マサヒロ) (著/文) 文筆家。地図や鉄道、近現代史をライフワークに取材・執筆を行う。著書に『ふしぎな鉄道路線――「戦争」と「地形」で解きほぐす』『写真と地図でめぐる軍都・東京』(NHK出版新書)、『地図と愉しむ東京歴史散歩』シリーズ(中公新書)、『妙な線路大研究』シリーズ(実業之日本社)、『地図で読み解く日本の戦争』『鉄道と日本軍』(筑摩書房)、『地図もウソをつく』『戦争遺産探訪』(文藝春秋)、『江戸・東京の「謎」を歩く』(祥伝社)、『地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編』(JTBパブリッシング)など多数。 ISBN:978-4-09-388630-7 Cコード:0095 四六判272ページ 発行:小学館 初版年月日: 2018年10月22日
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灯台守の話
¥1,470
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,500円+税) ☆店長のひと言 「灯台守、風車守、稲川淳二が出てきたら大体なんかあります。」 内容説明 孤児となった少女シルバーは、不思議な盲目の灯台守ピューにひきとられる。夜毎ピューが語る、ダーク牧師の数奇な人生の物語に導かれ、やがてシルバーは真実の愛を求めて独り旅立つ―― (白水社ホームページより引用) 著者プロフィール ジャネット・ウィンターソン (著/文) 1959年、イギリス生まれ。福音伝道主義クリスチャンの家庭に養女として迎えられたが、女性との恋愛関係を理由に10代で家を出る。1985年に半自伝的小説『オレンジだけが果物じゃない』で作家デビュー。 岸本 佐知子 (キシモト サチコ) (翻訳) 上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。訳書にL・ベルリン『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』、L・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、M・ジュライ『いちばんここに似合う人』、G・ソーンダーズ『十二月の十日』、J・ウィンターソン『灯台守の話』、S・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、N・ベイカー『中二階』『もしもし』、T・ジョーンズ『拳闘士の休息』、S・タン『内なる町から来た話』など。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『楽しい夜』など。著書に『気になる部分』『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)『死ぬまでに行きたい海』などがある。 ISBN:9784560071755 新書 260ページ 発行:白水社 発売日:2011年08月08日
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WILDER MANN (ワイルドマン)
¥4,180
SOLD OUT
☆店長のひと言 「ほら、 GET WILDしたくなってきたでしょう?」 紹介 “野生”をまとい、生命を祝う男たち ヨーロッパ諸国で何世紀も昔から伝わる祭り。そこに登場する獣人たち。 彼らは、さまざまな衣装を身にまとい、生命の輪廻や季節のめぐりを祝う。 動物の毛皮や植物でできた装束、鈴や骨で飾られた姿。 それらの驚くべき多様性と奇怪な美しさをおさめた写真集。 欧州18か国を取材したプロジェクト。約160点を収録。 著者:シャルル・フレジェ 寄稿:「ワイルドマンとヨーロッパにおける仮面の伝統」ほか 解説:「仮装とその種類の解説」 著者プロフィール シャルル・フレジェ (シャルルフレジェ) (著/文) フランスのルーアンを拠点とする写真家。世界中のさまざまなコミュニティに属する個性的な人々のポートレイトを撮影し続けている。主な著書に『WILDER MANN 欧州の獣人 ― 仮装する原始の名残』『YOKAI NO SHIMA日本の祝祭 ― 万物に宿る神々の仮装 』『CIMARRON(シマロン)ブラック・アイデンティティ ― 南北アメリカの仮装祭』(青幻舎)等がある。 ISBN:978-4-86152-405-9 Cコード:0072 B5変型判272ページ 発行:青幻舎 発売日: 2013年12月20日
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ポスト・オーバーツーリズム
¥2,400
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,500円+税) ☆店長のひと言 「まちは誰のためにあるのでしょう。」 紹介 市民生活と訪問客の体験の質に負の影響を及ぼす過度な観光地化=オーバーツーリズム。不満や分断を招く“場所の消費”ではなく、地域社会の居住環境改善につながる持続的なツーリズムを導く方策について、欧州・国内計8都市の状況と住民の動き、政策的対応をルポ的に紹介し、アフターコロナにおける観光政策の可能性を示す 目次 第1章 オーバーツーリズムとは何だったのか 1. パンデミックに揺れる観光 2. 巨大産業化しつつあった観光産業 3. 現代的都市問題としてのオーバーツーリズム 4. オーバーツーリズムの遠因 5. オーバーツーリズムの近因 6. オーバーツーリズムが地域にもたらす弊害の現代的側面 7. 都市社会運動の展開 第2章 日本の観光政策の現段階 1. 近代以降のわが国の地域と観光の関係史 2. 平成の観光史 3. 新型コロナウイルス感染症流行後の観光政策 4. 歴史から見る現代の観光政策とオーバーツーリズム現象 第3章 ヴェネツィア──テーマパーク化からの脱却を目指す古典的観光都市 1. 観光都市ヴェネツィアの輪郭 2. 「ディズニーランド化する」ヴェネツィア 3. 観光に抗議する住民運動の展開 4. 過熱する観光の抑制を目指す政策的対応 5. 観光のプライオリティを下げることのできないジレンマ 第4章 バルセロナ──都市計画を通した観光活動適正化の試み 1. 豊富な観光資源で観光客を魅了し続ける都市 2. 観光都市としての急成長:背景と政策の経緯 3. オーバーツーリズムの状況 4. 「都市への権利」を問う自律的市民運動 5. 界隈の居住環境保全を図る観光戦略 6. 観光の包摂的発展に果敢に挑む 第5章 ベルリン── DMOを軸に観光の質を追求する 1‘Capital of Cool’─刺激的な文化発信の拠点 2. ベルリンの観光のトレンド 3. オーバーツーリズムの状況 4. 市民からの反応 5. 市行政による政策的対応 6. 質の高い観光の成長を前提とした穏健な政策モデル 第6章 アムステルダム──住民生活の優先を明確化した網羅的な政策対応 1. アムステルダムのオーバーツーリズム前夜 2. アムステルダムにおけるオーバーツーリズムの状況 3. 市民からの問題提起 4. オーバーツーリズムに対する政策的対応 5. City in Balanceの評価と課題 第7章 サントリーニ島──歴史的町並み保全制度の奏効と観光インフラ整備の推進 1. サントリーニ島の盛衰と観光発展の背景 2. サントリーニにおけるオーバーツーリズム 3. オーバーツーリズムと地域住民 4. 新行政によるオーバーツーリズムの緩和・回避対策 5. 歴史と伝統の上に描く観光地デザイン 第8章 京都──オーバーホテル問題に直面する世界的観光都市の岐路 1. 日本を代表する伝統的観光都市 2. 京都市におけるオーバーツーリズムの状況 3. 市民からの異議表明と共存を探る試み 4. さらなる成長を促す政策的対応 5. 多用される「地域との調和」とは何か? 第9章 由布院──生活型観光地が模索する暮らしと観光の距離感 1. 定住人口と1日当たりの交流人口がほぼ同じ町 2. 生活と観光の均衡変化と想定外の環境変化 3. 観光計画に基づく地域間の戦略的互恵関係の構築と官民協働体制の再構築 4. 環境変化への対応と地域の意思の明示 5. 交流を通じた持続可能な地域づくり 第10章 倶知安── 外国化した地域の主権を取り戻す地域住民の模索と努力 1. 国際的なスキーのまち 2. ニセコひらふ地区が国際観光地に至るまで 3. 過度な観光開発がもたらした地域の変化と取り組み 4. 外国人による土地・建物所有や事業がもたらした地域の変化と取り組み 5. 中心市街地への影響波及 6. 倶知安町一体となった観光マネジメント 第11章 オーバーツーリズムから包摂的な観光へ 1. オーバーツーリズムの教訓 2. 先行報告におけるオーバーツーリズム改善の方向性 3. COVID-19は観光にどのような影響を及ぼしているか 4. オーバーツーリズムからパンデミックへ 5. 界隈を再生する観光戦略 6. 観光の脱成長へ 著者プロフィール 阿部 大輔 (アベ ダイスケ) (著/文 | 編集) 龍谷大学政策学部教授。博士(工学)。1975年ホノルル生まれ。早稲田大学理工学部土木工学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程・博士課程修了。カタルーニャ工科大学バルセロナ建築高等院博士課程DEA取得。政策研究大学院大学、東京大学都市持続再生研究センターを経て、現職。バルセロナ自治大学客員研究員(2018~ 19年)。著書に『バルセロナ旧市街の再生戦略』(2009年、学芸出版社)、共編著に『アーバンデザイン講座』(2018年、彰国社)、『小さな空間から都市をプランニングする』(2019年、学芸出版社)など。 石本 東生 (イシモト トウセイ) (著/文) 静岡文化芸術大学文化・芸術研究センター教授。博士(Doctor of Philosophy)。1961年長崎県生まれ。ギリシャ国立アテネ大学大学院歴史考古学研究科博士後期課程修了。ギリシャ観光省ギリシャ政府観光局日本・韓国支局、奈良県立大学地域創造学部、追手門学院大学地域創造学部を経て、2018年4月より現職。専門分野は国際観光政策、EUの観光政策、初期ビザンティン史。著書(監修)に『世界遺産検定公式テキストブック第2巻・第3巻』(2008年、世界遺産アカデミー)、『すべてがわかる世界遺産大事典(下)』(2020年、世界遺産アカデミー/世界遺産検定事務局刊)など。 江口 久美 (エグチ クミ) (著/文) 九州大学持続可能な社会のための決断科学センター(助教)。博士(工学)。東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了後、フランス国立科学研究センターフランス政府給費研修生などを経て現職。専門分野は都市工学。著書に『パリの歴史的建造物保全』(単著)(2015年、中央公論美術出版)、『Vocabulaire de la spatialité japonaise(日本の生活空間)』(共著)(2014年、CNRS)など。 岡村 祐 (オカムラ ユウ) (著/文) 東京都立大学都市環境学部観光科学科准教授。博士(工学)。1978年生まれ。東京大学大学院博士課程修了後、首都大学東京特任助教・助教を経て、2016年4月より現職。この間、2013年にウェストミンスター大学(英国ロンドン)に客員研究員として在籍。専門分野は都市計画、観光まちづくり。共著書に『観光まちづくり』(2009年、学芸出版社)、『まちをひらく技術』(2017年、学芸出版社)ほか。 西川 亮 (ニシカワ リョウ) (著/文) 立教大学観光学部助教。博士(工学)。1985年東京都生まれ。2008年東京大学工学部都市工学科卒業、2010年同大学院修士課程修了。(公財)日本交通公社研究員を経て、2018年同大学院博士課程修了後、現職。専門分野は観光政策・計画史。著書(共著)に『観光地経営の視点と実践』(2013年、丸善出版)、『観光学全集第8巻』(2019年、原書房)など。 沼田 壮人 (ヌマタ ソウト) (著/文) 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社政策研究事業本部主任研究員。博士(地球環境学 京都大学)。1977年大阪府生まれ。2003年京都大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。専門分野は自治体計画、地域政策。著書に『いま、都市をつくる仕事』(2011年、学芸出版社(共著))など。 後藤 健太郎 (ゴトウ ケンタロウ) (著/文) 公益財団法人日本交通公社観光地域研究部主任研究員。1981年岐阜県生まれ。2005年京都大学工学部建築学科卒業。2008年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修了。同年、財団法人日本交通公社入社、現在に至る。専門分野は観光まちづくり、観光政策・観光計画。共著書に『観光地経営の視点と実践』(2013年、丸善出版)、『観光学全集 第7巻 観光計画―理論と実践』(2018年、原書房)、『観光学全集 第8巻―事例に学ぶ』(2019年、原書房)、『観光文化 240号 特集 観光客急増で問われる地域の“意思”』(2019年、(公財)日本交通公社編)。 ISBN 978-4-7615-2760-0 A5判 240頁 発行 学芸出版社 発売日 2020年12月19日
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移民の宴
¥700
【中古 状態きれい】 (参考:定価800円+税) ☆店長のひと言 「“食”って人そのもの。ちなみに私は薄味です。」 紹介 日本に住む二百万を超える外国人たちは、日頃いったい何を食べているのか? 「誰も行かない所に行き、誰も書かない事を書く」がモットーの著者は、伝手をたどり食卓に潜入していく。ベリーダンサーのイラン人、南三陸町のフィリピン女性、盲目のスーダン人一家……。国内の「秘境」で著者が見たものとは? 目次 はじめに 第1章 成田のタイ寺院 第2章 イラン人のベリーダンサー 第3章 震災下の在日外国人 第4章 南三陸町のフィリピン女性 第5章 神楽坂のフランス人 第6章 中華学校のお弁当 第7章 群馬県館林市のモスク 第8章 鶴見の沖縄系ブラジル人 第9章 西葛西のインド人 第10章 ロシアン・クリスマスの誘惑 第11章 朝鮮族中国人の手作りキムチ 第12章 震災直後に生まれたスーダン人の女の子、満一歳のお誕生日会 おわりに 文庫版へのあとがき 漫画解説 グレゴリ青山 著者プロフィール 高野 秀行 (タカノ ヒデユキ) (解説) ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)で、文筆活動をはじめる。『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書多数。 ISBN:978-4-06-293183-0 Cコード:0195 文庫判 416ページ 発行:講談社 発売日: 2015年09月15日
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夜は短し歩けよ乙女
¥300
【中古 状態きれい】 (参考:定価560円+税) ☆店長のひと言 「オタサーの恋も京都が舞台だと文学味が増します。」 紹介 黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位、恋愛ファンタジーの大傑作! 著者プロフィール 森見 登美彦 (モリミ トミヒコ) (著/文) 1979年、奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。他の著書に『四畳半神話大系』『きつねのはなし』『有頂天家族』などがある。 ISBN:978-4-04-387802-4 Cコード:0193 文庫判336ページ 発行:KADOKAWA 発売日: 2008年12月25日
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ももこの世界あっちこっちめぐり
¥430
【中古 ページに汚れ箇所あり】 (参考:定価500円+税) ☆店長のひと言 「結局、旅はハプニングが一番のお土産。」 紹介 ももこが帰ってきた! バルセロナ、バリ、サンフランシスコ、パリ。世界中を股にかけた珍道中の数々。抱腹絶倒の旅エッセイ! 著者プロフィール 1965年5月8日静岡県生まれ。84年「教えてやるんだありがたく思え!」でデビュー。86年「りぼん」で『ちびまる子ちゃん』連載開始。89年同作品で第13回講談社漫画賞受賞。90年作詞をした「おどるポンポコリン」が日本レコード大賞ポップス・ロック部門受賞。91年初エッセイ『もものかんづめ』がベストセラーに。『さるのこしかけ』(92年)で第27回新風賞受賞。『スヌーピーブックス』シリーズでは翻訳を手がけるなど幅広く活躍した。2018年8月永眠。 (『さくらももこ展』ホームページより引用) ISBN:978-4-08-744217-5 Cコード:0195 文庫判192ページ 発行:集英社 発売日: 2021年03月19日
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深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと
¥580
SOLD OUT
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,720円+税) ☆店長のひと言 「ヨッ!好奇心の無駄遣い!!」 紹介 若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、スズキナオ、待望の初単著! 人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ! 岸政彦(社会学者)、林雄司(「デイリーポータルZ」編集長)推薦!! 目次 まえがき 第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人 東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた あなたの知らない「昼スナック」の世界 銭湯の鏡に広告を出した話 第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店 芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く 71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位 本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい 東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く 廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた 第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅 “たこせんべい”の楽園 明石~淡路島たこせんの旅 六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる 三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう 瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記 ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ 第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査 スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー 「お鍋キュー」のひそかな楽しみ カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物”を検証 「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか 第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒 大阪の瓶ビールはどこまで安い? 大人の休日、動物園飲み 見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ 野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く 店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒 第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策 誰も知らないマイ史跡めぐり チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる としまえんに行ったけど入れなかった人のために ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために 終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる 名前のないラーメンを探して あとがき 著者プロフィール スズキ ナオ (スズキ ナオ) (著) 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。本書が初の単著書となる。 ISBN:978-4-909048-06-6 Cコード:0095 四六変型判 324ページ 発行:スタンド・ブックススタンド・ブックス 初版年月日: 2019年11月22日
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謎のアジア納豆
¥600
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,800円+税) ☆店長のひと言 「粘りすぎや。」 紹介 見て、嗅いで、作って、食べる。壮大すぎる「納豆をめぐる冒険」! 辺境作家が目指した未知の大陸、それは納豆だった。タイやミャンマーの山中をさまよううちに「納豆とは何か」という謎にとりつかれ、研究所で菌の勉強にはげみ、中国に納豆の源流を求め、日本では東北から九州を駆けめぐる。縦横無尽な取材と試食の先に見えてきた、本来の姿とは? 知的好奇心あふれるノンフィクション。 著者プロフィール 高野 秀行 (タカノ ヒデユキ) ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)で、文筆活動をはじめる。『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書多数。 ISBN:978-4-10-340071-4 Cコード:0095 四六変型判 360ページ 発行:新潮社 書店発売日: 2016年04月27日
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ロシア点描 ーまちかどから見るプーチン帝国の素顔ー
¥1,350
【中古 帯に小さな損傷あり(画像参照) 】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「私たちは兵力よりもまず国民を知るべきではないだろうか。」 内容紹介 「ロシアとロシア人の魅力を、衣食住の面から伝えたい」という本書の内容は、プーチン大統領の蛮行によってその色合いを変えた。新型コロナウイルスの蔓延下、ロシアを観光で訪れることはかなわない。何より頭をよぎるのは突然、ロシア軍の攻撃によって同胞を失い、住む家、町、国を離れざるをえなくなったウクライナ人の悲しみだ。日本人のロシアやロシア人に対するイメージも、好ましくないものに転じたかもしれない。 しかし、だからこそこの本を手に取っていただきたい。もちろん「ロシア政府とロシア人は別」と簡単に割り切ることはできない。では両者の関係がどうなっているのかということを、なるべく柔らかく、わかりやすく説き、「ロシアという国は何か」について、理解を深める必要がある。 著者は執筆にあたり、次のように語った。「自分のロシアへの『愛』を伝える作品にしたい」。その真意を、一人でも多くの読者に感じていただければ幸いである。 著者プロフィール 小泉 悠 (コイズミ ユウ) 1982年千葉県生まれ。早稲田大学社会科学部、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了(政治学修士)。民間企業、外務省専門分析員、未来工学研究所研究員、国立国会図書館非常勤調査員などを経て2019年から東京大学先端科学技術研究センター特任助教、現在は専任講師。専門はロシアの軍事・安全保障。主著に『軍事大国ロシア』(作品社)、『「帝国」ロシアの地政学──「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版、2019年サントリー学芸賞受賞)、『現代ロシアの軍事戦略』(ちくま新書)、『ロシア点描』(PHP研究所)、『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)等。 ISBN 978-4-569-85185-3 四六判 192頁 発行 PHP研究所 発売日 2022年4月20日
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日本百名山
¥730
【中古 状態きれい】 (参考:定価750円+税) ☆店長のひと言 「ガイドブックかと思いきや、一歩一歩大切に山を登っていくかのような文体に敬服です。」 紹介 それぞれに旧い歴史をもち、文学に謳われ、独白の風格をそなえてそびえたつ日本の名峰百座。――著者は、長い年月をかけて、北は北海道の利尻岳から南は屋久島の宮ノ浦岳にいたるまで、それらすべての山頂を極めつくして、本書を綴った。日本人の生活に深く結ばれ、私たちの精神的風土の形成に大きな影響を与えてきた山々の個性を、短い文章のうちに、見事に際立たせた名著。 受賞 第16回 読売文学賞 評論・伝記賞 深田久弥(フカダ・キュウヤ) 石川県生れ。東京帝大哲学科入学。在学中に「新思潮」同人、改造社の編集部員となり、大学は中退。1930(昭和5)年『オロッコの娘』で認められ、文筆生活に入る。1933年小林秀雄らと「文学界」を創刊。1935年『津軽の野づら』を刊行。戦後は、小説から遠ざかり、ヒマラヤ研究や山岳紀行に活躍。1964年『日本百名山』で読売文学賞受賞。『山の文学全集』(全12巻)がある。 (新潮社HPより引用) ISBN 978-4-10-122002-4 文庫判 548頁 発行 新潮社 改版発行年月 2003年04月
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踏切の世界
¥1,800
SOLD OUT
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,800円+税) ☆店長のひと言 「私は列車の窓から眺める踏切が好きです!ドップラー効果もイイぞ!」 商品説明 鉄道の安全対策の中で唯一減っているもの、それが踏切です。一般に踏切というと、道路を遮断する邪魔なものですが、全国には形状、音、立地など特徴的なものが多々ありま す。 本書では、全国にある特徴的な踏切を紹介し、奥深い魅力を見せていきます。また、音や動作に特徴があるものは著者のYoutubeのQRコードを載せることで、動画で実態をより 把握しやすくします。 さらに踏切の警報灯などを開発・製造している東邦電機株式会社を取材。最新の踏切技術をお見せします。 目次 ●第1章 踏切の基礎知識 踏切の種類/踏切の各部の名称/踏切警標(クロスマーク)/踏切警報機柱/遮断機と遮断桿/警報灯(せん光灯)/列車進行方向指示器/警報音/踏切の安全を守る装置類/踏切動作反応灯 ●第2章 最新の踏切を学ぶ 全方向踏切警報灯の聖地、東邦電機工業へ ●第3章 踏切ディープエリア 伊予鉄道/北陸鉄道/福井鉄道/えちぜん鉄道/富士急行/天竜浜名湖鉄道/生駒鋼索線/四日市港周辺 ●第4章 おもしろ踏切アラカルト 稚内構内大通り踏切/北浜構内踏切/第2天都山線踏切/途別街道踏切/北海道ソーダ裏通り踏切/コマチップ踏切/上村松踏切/新石巻街道踏切/大前踏切/上毛線101号踏切/上毛線104号踏切/松山街道踏切/検見川駅構内/品川第一踏切/学校踏切/新井宿踏切/八幡踏切/九品仏1号踏切/昭和電工踏切/相模大塚2号踏切/朝陽駅東踏切/第3甲州街道踏切/飯田踏切/伊豆箱根鉄道の踏切/岳南電車の踏切/地名駅構内/油通踏切/江南18号踏切/益生第4号踏切 ほか/山城6号踏切/南富山駅周辺/妙泰寺踏切/大阪駅JR高速バスターミナル/恋山形駅構内踏切/宇部興産専用道路踏切/下関漁港閘門/監量踏切/熊本電鉄の踏切 著者プロフィール 1986年静岡県生まれ。鉄道おもしろ設備・鉄道模型遊びを中心とするYouTubeチャンネルを運営。チャンネル登録者数約1万人。人気動画「変な踏切大集合」シリーズでは累計再生数190万回を更新中。 (天夢人HPより引用) ISBN 978-4-635-82338-8 発行 山と溪谷社 書店発売日 2021年12月18日
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京都の「違和感」
¥1,050
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,500円+税) ☆店長のひと言 「ま、観光客が一番違和感ありますけどねっ!」 内容紹介 〈京都ってなんかヘン!? 不動産鑑定士の視点から紐解く京都の不思議〉 〈観光客が感じた京都の「違和感」、たっぷりご紹介します!〉 東京在住の不動産鑑定士でもある著者が、京都を度々おとずれるなかで感じた素朴な疑問をあきらかにした謎解き読本。不動産鑑定士という独自の視点から、地図や図版・イラストを用いて京都の地理や街の特徴を分析し、祇園祭や花街などの文化を歴史から紐解いたり、日常的な京都の風景を地勢から読み解きます。京都に行ったことがない人から京都好きな人まで楽しく読める、観光客しか感じない京都の不思議な当たり前がわかる一書です。 著者プロフィール 杉本幸雄 (スギモトユキオ) (著/文) 不動産鑑定士 ISBN 978-4-473-04262-0 四六判 256頁 発行 淡交社 発売日 2018年8月31日
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グレートトラバース日本百名山ひと筆書き
¥500
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,700円+税) ☆店長のひと言 「書籍化前から番組(1~3)を観ていた者としては、彼の成長記ですね。」 紹介 国土の約7割を山岳地帯が占める日本。山の数は一万を超えるともいわれるなかで、文筆家であり登山家でもあった深田久弥(1903‐71)が日本各地の山を実際に登頂し、山の品格、歴史、個性から選んだ百の山があった。これを「日本百名山」という。その百の山を南北に屋久島から利尻島まで一本の線で繋ぎあわせ、海はシーカヤック、陸は徒歩だけで移動するという壮大な冒険にプロアドベンチャーレーサーの田中陽希が挑んだ。本書は、日本百名山連続踏破を目指して約7800kmに及んだ、前人未到の旅の記録である。 目次 第1章 気の向くままに風の吹くままに(九州編) 第2章 一座のために一つの目的のために、走れ!歩み続けろ!(中国・四国編) 第3章 緊張が高まる毎日(近畿・東海編) 第4章 不安と緊張、そして感動と涙(日本アルプス編) 第5章 反響の変化(関東・甲信越編) 第6章 旅という名の挑戦 みんなの思いを背負って(東北編) 第7章 ラストスパート1700キロ(北海道編) 田中 陽希 (タナカ ヨウキ) (著/文) プロアドベンチャーレーサー。1983年、埼玉県生まれ、北海道富良野市麓郷育ち。小中高校、明治大学卒業までクロスカントリースキー競技に取り組み全日本学生スキー選手権大会などで入賞。2007年より、田中正人率いるアドベンチャーレースチーム「チームイーストウインド」に所属する。2014年、陸上と海上を人力のみで進む「日本百名山ひと筆書き」を発案し、達成。翌年には「日本2百名山ひと筆書き」を成し遂げる。2018年より、自らの旅の集大成として「日本3百名山ひと筆書き」に挑戦中。旅の様子はNHKBS番組『グレートトラバース3 ~日本三百名山全山人力踏破~』として放送されている。著書に『グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き』『グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き』(いずれもNHK出版)、田中正人との共著『アドベンチャーレースに生きる!』(山と溪谷社)がある。 ISBN 978-4-14-081672-1 252頁 発行 NHK 初版発行年月 2015年4月
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花の百名山 新装版
¥780
【中古 カバーに薄い日焼けあり】 (参考:定価840円+税) ☆店長のひと言 「あなたはどうしてこんなところで咲いているの?」 紹介 春の御前山で思いがけず出会った、薄紅に咲きさかるカタクリの大群落。 あまりの小ささに草地に身を伏せて、ようやく所在を確かめた早池峰のチシマコザクラ。 レブンソウとの新しい出会いに、自分の命がその花に添って伸びひろがってゆくのを感じる―― 山と花をこよなく愛し、日本中の山々を踏破した著者が、その豊富な山行の中から、四季折々の山と花の結びつきを100選び、歴史や自身の思い出とともに綴った珠玉のエッセイ。第32回読売文学賞〈随筆・紀行賞〉受賞作。 1980年に刊行以来、多くの山好き・花好きの間で読み継がれてきたロングセラー。NHK衛星第2TVで放映された「NHK 花の百名山」、山と溪谷社刊行「花の百名山 登山ガイド」などを生み出すことになった、元祖である。 「あれらの山々にはどんな木が茂り、どんな水が流れ、どんな花々が咲いているのか」という思いで、生涯山に登り、花を愛しつづけた著者のひたむきさ、純粋さ、喜びが、文章の端々から伝わってくる名作が、活字を大きくして待望の復刊。 表紙画・熊谷守一 「松虫草」(1961年) 解説・平尾隆弘(初代担当者・神戸外国語大学客員教授) 著者プロフィール 田中澄江 (タナカスミエ) (著/文) 1908年東京生まれ。東京女高師(現お茶の水女子大学)卒業後、聖心女子学院教師、新聞記者を経て文筆活動に入る。劇作家として新劇・新派の他、映画、NHKテレビ小説等の脚本を執筆。また、小説家、評論家としても活躍。主な著書に『カキツバタ群落』(文部大臣賞)、『花の百名山』(読売文学賞)、『叱り方の上手い親 下手な親』(小社刊)、『夫の始末』(女流文学賞、紫式部文学賞)、『田中澄江戯曲全集』(白水社)、『花と歴史の武蔵野』(ぎょうせい)、オペラ台本『26人の殉教』など。 ISBN 978-4-16-790875-1 文庫判 480頁 発行 文藝春秋 発売日 2017年6月8日
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孤独の俳句 「山頭火と放哉」名句110選
¥950
【中古 ページ端折れ1ヶ所ある以外は状態きれい】 (参考:定価950円+税) ☆店長のひと言 「或る人はそれを孤独と呼び、また或る人は自由と呼ぶ。」 紹介 こんな時代だからこそ心に沁みる名句がある 「孤独」や「孤立」を感じる時代だからこそ、深く心に沁みる名句がある。 漂泊・独居しながら句作を続けた“放浪の俳人”種田山頭火と尾崎放哉の自由律俳句が今、再び脚光を浴びているという。その厖大な作品の中から、現代俳句の泰斗・金子兜太が生前選んだ山頭火55句と、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹が選んだ放哉55句を合わせて110句を厳選・解説した“奇跡の共著”。 労れて戻る夜の角のいつものポストよ 山頭火 ……東京暮らしには多少の余裕が出てきたものの、妻と別れて一人身になった孤独感は、やはり深かったのだろう。そんな折だから、町角のポストに友だちのような親しみを感じるのである。(金子) こんなよい月を一人で見て寝る 放哉 一人で月を眺めていて、「よい月だな」と感慨にふけることがある。……だが、どこかでこの喜びを誰とも分かち合うことができない淋しさも感じてしまう。……一人だからこそ感じることのできた喜びと淋しさが句の内部で循環している。(又吉) うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火 ……感傷も牧歌も消え、生々しい自省と自己嫌悪も遠のいて、宿命をただ噛みしめているだけの男のように、くたびれた身体をゆっくりと運んでいる姿が見えてくる。(金子) 咳をしても一人 放哉 ……誰もいない孤独が満ちた部屋で咳をする。その咳は誰にも届かず、部屋の壁に淋しく響く。一つの咳によって部屋に充満していた孤独や寂寥が浮き彫りになる。(又吉) 「孤独」を磨き続けた2人の自由律の名句を“再発見”する一冊。 【編集担当からのおすすめ情報】 戦後の俳句界を牽引し続けてきた金子兜太氏が亡くなったのは、2018年のことでした。生前、山頭火の名句55句を厳選して解説した雑誌(ムック)がありましたが、長らく入手困難になっていました。その選句とインタビューをあらためて書籍の形で甦らせたいというのが、本書の企画の出発点でした。 放哉について55句を選び、解説する大役を引き受けてくれたのが、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹氏です。又吉氏は芸能活動の一方で、小説『火花』で芥川賞を受賞。さらに、自由律俳句の句集(共著)や俳句に関する著書もあり、今も句作を続けていることから、放哉の選句と解説を依頼したのでした。 そうした経緯のため、金子氏と又吉氏は直接相見えることはなかったものの、山頭火と放哉の自由律俳句を介することで、今回の“奇跡の共著”が誕生することになりました。 選句された110句は大きめの活字を使い、コンパクトな新書判ながら1句1句をじっくり鑑賞しやすくなっています。本書を手に旅に出る――そんな読み方もおすすめです。 目次 はじめに――今なぜ山頭火・放哉なのか 左古文男 第1部●人生即遍路 種田山頭火 「うしろ姿のしぐれてゆくか」――金子兜太・選 放浪の軌跡――略年譜と行脚地図 金子兜太選「山頭火」名句55選 選句にあたって 「感覚で射止めた山頭火の句には、従来の俳句にはない新鮮な感銘がある」 キーワード解説――母への思い/流転・変転/酒癖と自戒/山林独居の日々/放浪行乞/「其中庵」と「風来居」/終焉の地・松山/ころり往生 第2部● 独居無言 尾崎放哉 「咳をしても一人」――又吉直樹・選 放浪の軌跡――略年譜と流浪地図 又吉直樹選「放哉」名句55選 選句にあたって 「放哉の句を読んで最初に感じたのは、言葉の強さですね」 キーワード解説――名門士族の跡取り/一高俳句会/東大入学と恋の挫折/就職浪人/「腰弁」への失望/無一物の身/奉仕と托鉢/「死に場所」を求めて/終焉の地「南郷庵」 ゆかりの地を訪ねる ブックガイド あとがきにかえて 又吉直樹 著者プロフィール 金子 兜太 (カネコ トウタ) (著/文) 1919年埼玉県生まれ。東京大学経済学部卒業。1943年日本銀行に入行。加藤楸邨に師事。1962年、同人誌「海程」を創刊、主宰。1978年埼玉県文化賞受賞、1983年、現代俳句協会会長、1987年より朝日俳壇選者、1988年、紫綬褒章受章、1996年、句集「両神」で詩歌文学館賞受賞。1997年、NHK放送文化賞。2005年日本芸術院会員、2008年、文化功労者。 主な著書「種田山頭火 漂泊の俳人」「小林一茶」「感性時代の俳句塾」「放浪行乞」「わが戦後俳句史」「一茶句集」ほか。句集「少年」「蜿蜿」「暗緑地誌」「遊牧集」「金子兜太全句集」「黄金子兜太句集」「皆之」「詩経国風」「金子兜太集」第1巻~第4巻ほか。 又吉 直樹 (マタヨシ ナオキ) (著/文) 1980年大阪府寝屋川市生まれ。芸人。99年に上京し吉本興業の養成所に入り、2000年デビュー。03年に綾部祐二と「ピース」を結成。現在、執筆活動にくわえ、テレビやラジオ出演、YouTubeチャンネル『渦』での動画配信など多岐にわたって活躍中。またオフィシャルコミュニティ『月と散文』では書き下ろしの作品を週3回配信している。著書に、小説作品として『火花』『劇場』『人間』が、エッセイ集として『第2図書係補佐』『東京百景』などがある。 ISBN 978-4-09-825431-6 新書判 256頁 発行 小学館 発売日 2022年11月24日
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近江 湖西の山を歩く
¥1,300
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,900円+税) ☆店長のひと言 「地元の山が丁寧に紹介されていたので絶対良い本です。」 内容紹介 近江と若狭を結ぶ歴史ある峠道、残雪期をふくめて、爽快な気分で歩ける高原状の山々、スギやブナの巨木が残る深い山々。玄人好みのする関西の奥座敷的な山域をカラー写真と紀行文で案内。 目次 湖西の山から 野坂岳 ――滋賀県北西部に連なる山塊の盟主 芦谷岳 ――静かな山、芦谷岳 庄部谷山 ――登山道のない山 岩籠山 口無谷 ――草原の山稜と深く明るい谷 乗鞍岳 菩提谷 ――琵琶湖の眺望が素晴らしい山 乗鞍岳 南東尾根 ――残雪の頃に歩きたい尾根 赤坂山 三国山 ――湖西の北部で華のある山 三国山 ウツロ谷 ――花だけでなく地形の変化も魅力 粟柄越 ――若狭と近江を結ぶ情報・文化の通路 大谷山 南尾根 ――懐の深い多くの魅力を秘めた山 近江坂 ――若狭越への興味を誘う峠道 大御影山 ノロ尾 ――耳川上流に立ち塞がる山 大日 ――穏やかに広がる天増川源頭の小さな山 三十三間山 ――三十三間堂の建築用材を伐りだした山 百瀬川 ――河川争奪のドラマチックな歴史 滝谷山 ――ブナ林が残る静かな山 三重岳 南尾根 ――かつては近寄りがたい孤高の山 三重岳 南東尾根 ――積雪期はまだまだ遠く深い山 武奈ヶ岳 ――水坂峠から間近に見上げる美しい山 二の谷山 ――日本海と太平洋の分水嶺上にある小さな山 小原峠~・六九三m~横谷峠 ――椋川からの二つの峠道をつなぐ稜線 駒ケ岳 明神谷道 ――ブナ林が素晴らしい県境尾根 駒ケ岳 池原山 ――ブナの山旅が楽しめるコース 木地山~八二五m・七六五m ――尾根や谷に残る多くの窯跡 木地山峠 ――近江の木地山と若狭の上根来を結ぶ峠 百里ヶ岳 ――山名にひかれる山 根来坂 ――若狭と近江、京をつなぐ交易の峠道 クチクボ峠・三国峠・野田畑峠 ――江若丹を分ける三つの峠をつなげて歩く 三国峠 ――由良川を遡って最後に登り着く山 八一八m ――冬の演習林に近づく尾根 三国岳 ――近江、丹波、山城の接点となる山 経ヶ岳 イチゴ谷山 ――昔も今も変わらない静かな山 地蔵谷峰 ――朽木の奥山、自然林が残る地味な山 正座峰 ――小さな山には小さな山なりの良さがある 東山 雲洞谷山 ――朽木市場の背後にある峠と山 白倉岳 ――三つのピークが並ぶ存在感のある山 深坂越 ――北国と京、大坂との交易路 東ヶ谷山 ――日本海と琵琶湖を結ぶ山域 大峰 ――琵琶湖の最北端、かくれ里、菅浦の上の山 東山 ――琵琶湖に突き出した湖上の山 仲仙寺山 ――山上にお堂のある泰澄ゆかりの山 あとがき 【著者紹介】 草川 啓三(くさがわ・けいぞう)1948年京都市に生まれる。20歳の時、鈴鹿霊仙山に登ったのがきっかけで登山を始める。以後、滋賀・京都の山を中心に歩き続けている。京都山の会所属。著書:『近江の山』(京都山の会出版局)、『近江の山を歩く』(ナカニシヤ出版)、『鈴鹿の山を歩く』(ナカニシヤ出版)、『芦生の森を歩く』(青山舎)、『芦生の森案内』(青山舎)、他多数。 ( ナカニシヤ出版HPより引用) ISBN 9784888488839 A5 ・176頁 発行 ナカニシヤ出版 発売日 2004年6月10日
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寅さんの「日本」を歩く
¥1,500
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,800円+税) ☆店長のひと言 「BSテレ東 シリーズ再放送のお供にどうぞ。https://www.bs-tvtokyo.co.jp/cinema/tora-san4k.html」 商品説明 1969年にスタートした「男はつらいよ」シリーズが今年で誕生50年。本書は「寅さんが愛した日本」をキーワードに、ファンの間で「寅さんの聖地」となっている50カ所を中心に、全 300カ所を“寅さん目線”で紹介しながら「男はつらいよ」シリーズの全貌に迫る新しい切り口の寅さん本である。寅さんの日本行脚を誌上で追体験できるように編集し、日本文化 の宝箱のような「寅さんの聖地」にどっぷりと浸れる“寅さんの聖地大事典”となる。 著者プロフィール 1948(昭和 23)年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。旅行作家。文学、音楽、映画、歴史、絵画、鉄道などを切り口に文化諸相を掘り下げ、とりわけ江戸文化、川文化などに造詣が深い。フィールドワークを通して、『川の歳時記』『切り絵利根川の旅』『川にきく―水辺の防人たちの物語 』『とっておきの里祭り』『「清張」を乗る』『江戸「仕事人」案内』などを上梓。自他共に認める寅さんファンとしても知られ、関連著書に『寅さん 人生の伝言』『寅さんの「日本」を歩く』『知識ゼロからの寅さん入門』がある。“川フリーク”としては、全国109の一級水系のすべてを踏破。現在は二級水系を取材している。 (天夢人HPより引用) ISBN 9784635820929 A5判/256頁 発行 天夢人 発売日 2019年8月2日