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障害者の傷、介助者の痛み
¥1,150
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,200円+税) ☆店長のひと言 「地域っていうか、みんな好きなところで生きていきたいよね。」 紹介 相模原障害者殺傷事件以前/以後をつなぐ、現場から組み上げたケア論の到達点。 介助するとはそもそもどういった経験か。「介助で食べていく」とはどういうことか。介助する人/される人が培ってきた〈つながり〉の技法とはいかなるものか。介助者として長年暮らしてきた著者が誘う、障害者と健常者がともに地域で暮らし続けるための必読書。 著者プロフィール 渡邉 琢 (ワタナベ タク) 1975年名古屋生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了(西洋哲学史専修)。2000年、日本自立生活センター(JCIL・京都)に介助者登録。2004年、JCILに就職。京都市における24時間介護保障の実現に尽力。2006年、仲間とともに「かりん燈~万人の所得保障を目指す介助者の会」を結成。現在、自立生活運動の事務局員、介助派遣部門のコーディネーター、ピープルファースト京都の支援者として活動中。著書に『介助者たちは、どう生きていくのか』(生活書院、2011年)。 ISBN:978-4-7917-7122-6 Cコード:0030 四六判350ページ 発行:青土社 発売日: 2018年12月11日
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わたしが誰かわからない : ヤングケアラーを探す旅
¥2,200
☆店長のひと言 「ヤングケアラー…、突然そう呼ばれた人の戸惑いを想像できないあなたへ。」 紹介 「ヤングケアラー」について取材をはじめた著者は、度重なる困難の果てに中断を余儀なくされた。一体ヤングケアラーとは誰なのか。世界をどのように感受していて、具体的に何に困っていているのか。取材はいつの間にか、自らの記憶をたぐり寄せる旅に変わっていた。ケアを成就できる主体とは、あらかじめ固まることを禁じられ、自他の境界を横断してしまう人ではないか――。著者はふたたび祈るように書きはじめた。 目次 はじめに 1 薄氷のような連帯 2 いちばん憎くて、いちばん愛している人 3 わたしが誰かわからない 4 わたしはなぜ書けないか 5 抱えきれない言葉の花束 6 固まることを禁じられた身体──ケア的主体とは何か 7 自己消滅と自己保存──水滴のように 8 犠牲と献身と生まれ変わり──自由へ おわりに 【著者略歴】 中村佑子(なかむら・ゆうこ) 1977年東京都生まれ。映像作家。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。哲学書房にて編集者を経たのち、2005年よりテレビマンユニオンに参加。映画作品に『はじまりの記憶 杉本博司』(2012年)、『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』(2015年)がある。主なテレビ演出作に、「幻の東京計画 ~首都にありえた3つの夢~」(NHK BSプレミアム、2014年)、「地球タクシー レイキャビク編」(NHK BS1、2018年)など。本書が初の著書となる。 ISBN:978-4-260-05441-6 Cコード:3347 A5判232ページ 発行:医学書院 発売日: 2023年11月20日
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障害があり女性であること : 生活史からみる生きづらさ
¥2,750
☆店長のひと言 「“弱者”のステレオタイプ化や専門と言う名の縦割りから脱するには。」 紹介 障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。 目次 第Ⅰ部 障害とジェンダーをめぐる困難 第Ⅱ部 ライフコースと性役割 第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点 著者プロフィール 土屋 葉 (ツチヤヨウ) (著/文 | 編集) 1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。著書『障害者家族を生きる』(勁草書房)、共著『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援』(生活書院)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに、『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(現代書館)がある。 ISBN:978-4-7684-3598-4 Cコード:0036 四六判320ページ 発行:現代書館 書店発売日: 2023年10月4日
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病と障害と、傍らにあった本。
¥2,200
☆店長のひと言 「本のいいところは、自分のペースで向き合えるところ。」 紹介 病名や障害の名前ではひとくくりにできない、その実情。それゆえにその只中にいる人は、心身のつらさのみならず、誰とも分かち合えない想いに孤独に陥りがちになる。そんな時、外の世界と自分の内とを繋ぐ「窓」となる本は、あったのか。12人12様の病や障害の体験と本との関わりについて綴る本書は、固有な体験としての病や障害の実情と、生きることの「意志」の現れでもある「読む」ことの力を伝える一冊です。 目次 【本を知る】 齋藤陽道 母の絵日記 頭木弘樹 本嫌いが病気をして本好きになるまで 岩崎航 病をふくめた姿で 【本が導く】 三角みづ紀 物語に導かれて 田代一倫 写真と生活 和島香太郎 てんかんと、ありきたりな日常 【本が読めない】 坂口恭平 ごめん、ベケット 鈴木大介 本が読めない。 【本と病と暮らしと】 與那覇潤 リワークと私―ブックトークがあった日々 森まゆみ 体の中で内戦が起こった。―原田病と足るを知る暮らし― 【本と、傍らに】 丸山正樹 常にそこにあるもの 川口有美子 それは、ただ生きて在ること 前書きなど 病名や障害の名でひと括りにできない 固有の症状や想い。 誰かと分かち合うこともできなくて、ひとり。 そんなとき、傍らには どんな本があったのか。 版元から一言 病や障害といった、重いテーマを扱いながら、本書に収録したエッセイにはどれも不思議と、一筋の光が指しているように思える。それは「読む」という行為に生きるという意志が含まれているからなのか。読後感は希望を見出す一冊です。 著者プロフィール 齋藤 陽道 (サイトウ ハルミチ) (著/文) 一九八三年東京都生まれ。写真家。生まれつき聞こえに障害がある感音性難聴と診断を受ける。中学生まで「聴文化」で育ったのち、都立石神井ろう学校入学を機に「日本手話」と出会う。またその頃から写真を始める。二〇一〇年に写真新世紀優秀賞受賞。二〇一一年、写真集『感動』、二〇一九年『感動、』(いずれも赤々舎)刊行。二〇一三年、ワタリウム美術館にて個展「宝物」開催。私生活では同じく感音性難聴である写真家、盛山麻奈美と結婚。二人の間に生まれた子供は二人とも聴者だった。二〇二〇年、息子へ歌う子守唄をきっかけに「うた」を探る日々を追ったドキュメンタリー映画『うたのはじまり』(河合宏樹監督)が公開。エッセイ集に二〇一八年刊行『声めぐり』(晶文社)、『異なり記念日』(医学書院)他多数。 頭木 弘樹 (カシラギ ヒロキ) (著/文) 文学紹介者。大学三年の二十歳のときに潰瘍性大腸炎を患い、十三年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から二〇一一年、『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社、のちに新潮文庫)、二〇一六年『絶望読書―苦悩の時期、私を救った本』(飛鳥新社、のちに河出文庫)、二〇一九年などの著書を刊行。また、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をミステリーとして再構成した『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(春秋社)、落語にも造詣が深く、『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)他著書多数。同年、潰瘍性大腸炎の闘病の日々を詳細に綴った『食べること出すこと』(医学書院)を刊行。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』コーナーに出演中。 岩崎 航 (イワサキ ワタル) (著/文) 一九七六年宮城県生まれ。詩人。本名は、岩崎稔。三歳の頃に筋ジストロフィーを発症。十七歳の頃、未来に絶望し死を考えたが、「病をふくめたありのままの姿」で自分の人生を生きようと思いを定める。現在は胃ろうからの経管栄養と人工呼吸器を使い、在宅医療や介護のサポートを得て自宅で暮らす。二十五歳から詩作、二〇〇四年から五行歌を詠む。二〇一三年、詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』(写真・齋藤陽道、ナナロク社)が大きな話題を呼ぶ。二〇一五年、エッセイ集『日付の大きいカレンダー』、二〇一八年、兄の岩崎健一が絵を、航が詩を綴った共著の画詩集『いのちの花、希望のうた』(以上、いずれもナナロク社)刊行。二〇二〇年、第二詩集『震えたのは』刊行予定。 三角 みづ紀 (ミスミ ミヅキ) (著/文) 一九八一年鹿児島県生まれ。東京造形大学に進学。一年生の冬に膠原病の全身性エリテマトーデスとの診断を受ける。その頃から詩の投稿をはじめ、二〇〇四年、第四十二回現代詩手帖賞受賞。同年、第一詩集『オウバアキル』にて第十回中原中也賞受賞。第二詩集『カナシヤル』で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。二〇一四年、第五詩集『隣人のいない部屋』で第二十二回萩原朔太郎賞を史上最年少で受賞。書評やエッセイの執筆も多く、二〇一七年、エッセイ集『とりとめなく庭が』(ナナロク社)刊行。ワークショップや詩のコピーライティングなど活動は多岐に渡り、中でも朗読活動を精力的に行う。スロヴェニア、リトアニア、イタリア、ベルギーなど多くの国際詩祭に招聘される。二〇二〇年、詩集『どこにでもあるケーキ』(ナナロク社)刊行。 田代 一倫 (タシロ カズトモ) (著/文) 一九八〇年福岡県生まれ。写真家。二〇〇〇年、大学在学中にうつ病と診断を受ける。九州産業大学大学院在学中の二〇〇六年、福岡市でアジア フォトグラファーズ ギャラリーの設立、運営に参加。同年、三木淳賞奨励賞受賞。韓国、九州で肖像写真を中心に撮影、発表。二〇一〇年に東京、新宿の photographers ‘galleryに拠点を移す。二〇一三年、東日本大震災の被災地の人々を撮影した『はまゆりの頃に 三陸、福島 2011~2013年』(里山社)刊行。同年さがみはら写真新人奨励賞を受賞。二〇一四年より東京の人々の撮影を開始、東京都写真美術館他で発表。二〇一七年に韓国・鬱陵島の人々を撮影した『ウルルンド』(KULA)刊行。二〇一七年秋より双極性障害を発症。二〇二〇年九月に新潟、砂丘館にて個展開催。 和島 香太郎 (ワジマ コウタロウ) (著/文) 一九八三年山形県生まれ。中学三年生の時に、てんかんと診断される。映像の世界を志して進学した京都造形芸術大学で、ドキュメンタリー映画監督、佐藤真に師事。二〇〇八年、文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、『第三の肌』を監督。二〇一二年、監督作品『小さなユリと 第一章・夕方の三十分』が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭短編部門にて奨励賞受賞。二〇一七年より、これまで知られることの少なかったてんかん患者の日々を素朴に語り合うポッドキャストラジオ「ぽつラジオ」を開始。二〇一九年、坪田義史監督のドキュメンタリー映画『だってしょうがないじゃない』で編集を担当。 坂口 恭平 (サカグチ キョウヘイ) (著/文) 一九七八年熊本県生まれ。二〇〇四年、路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(リトルモア)刊行。以降、ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、音楽、絵などを発表している。二〇一一年五月、福島第一原発事故後の政府の対応に疑問を抱き、自ら新政府初代内閣総理大臣を名乗り、新政府を樹立。希死念慮に苦しむ人々との対話を「いのっちの電話」として、自らの携帯電話(〇九〇-八一〇六-四六六六)の番号を公開。近年は投薬なしの生活を送るようになり、二〇二〇年、その経験と「いのっちの電話」をもとに行ったワークショップを誌上で再現した『自分の薬をつくる』(晶文社)、また「いのっちの電話」を十年続けてわかったことを記した『苦しい時は電話して』(講談社新書)を刊行。また、自らの「薬」として描いた風景画集『Pastel』(左右社)刊行。 鈴木 大介 (スズキ ダイスケ) (著/文) 一九七三年千葉県生まれ。文筆業。貧困からセックスワークに就く女性や子ども、詐欺集団など、社会の斥力の外にある人々をおもな取材対象とするルポライターとして執筆活動を行い、主な著書に『最貧困女子』(幻冬舎新書)など。しかし二〇一五年、四十一歳の時に突然、脳梗塞を発症。身体の麻痺は軽度だったが、その後遺症として記憶障害、認知障害などの高次機能障害が残る。その体験を綴ることを自らのリハビリとし、二〇一六年『脳が壊れた』、二〇一八年『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』(いずれも新潮新書)を刊行。また、二〇一八年、高次機能障害と発達障害などの類次点を探った『されど愛しきお妻様 -「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』(講談社)、二〇二〇年『「脳コワさん」支援ガイド』(医学書院)、『不自由な脳』(金剛出版)など。小説に『里奈の物語』(文藝春秋)がある。 與那覇 潤 (ヨナハ ジュン) (著/文) 一九七九年神奈川県生まれ。歴史学者。地方公立大学に勤務していた二〇一四年に双極性障害を発症し、休職を経て離職。二〇一八年、自身の体験を踏まえた『知性は死なない』(文藝春秋)、二〇二〇年、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環と共著、新潮選書)などの著作で、精神病理を切り口に現代社会の諸問題を考察している。本書では挙げきれなかったリハビリ中に影響された書物についても、後者のブックガイドで紹介した。その他、二〇〇九年、博士論文をまとめた『翻訳の政治学』(岩波書店)、二〇一一年、大学在職時の講義録をまとめた『中国化する日本』(文藝春秋、後に文庫化)、二〇一三年、『日本人はなぜ存在するか』(集英社、後に文庫化)などを刊行、著書その他多数。 森 まゆみ (モリ マユミ) (著/文) 一九五四年東京都生まれ。作家。一九八四年、季刊の地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊し、地元の人々の聞き書きをベースにした雑誌づくりで地域コミュニティの活性化に貢献。一九九二年、サントリー地域文化賞受賞。一九九八年『鷗外の坂』(新潮社)で芸術選奨文部大臣新人賞、二〇一四年『『青踏』の冒険:女が集まって雑誌をつくるということ』(平凡社)で紫式部文学賞受賞。他著書多数。二〇〇七年、自己免疫疾患である原田病に罹患。二〇一〇年、病後の日々を綴った『明るい原田病日記―私の体の中で内戦が起こった』(亜紀書房)を刊行。みずからの病の体験と東日本大震災を経て、「足る事を知る」ことの重要性を今一度再確認すべく、二〇一七年、縮小社会研究会の松久寛氏との共著『楽しい縮小社会』(筑摩書房)を刊行。近著に『本とあるく旅』(産業編集センター)など。 丸山 正樹 (マルヤマ マサキ) (著/文) 一九六一年東京都生まれ。シナリオライターとして活動。頸椎損傷という重い障害を持つ妻と生活をともにするうち、さまざまな障害を持つ人たちと交流するようになる。次第に、何らかの障害を持った人の物語を書くことを模索するようになり、二〇一一年、ろう者の両親のもと育った聴者の主人公が手話通訳士となって事件解決に一役買うミステリー小説『デフ・ヴォイス』(文藝春秋)でデビュー。同作が『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』として文庫化(文春文庫)されたのに続き、『龍の耳を君に』(創元推理文庫)、『慟哭は聴こえない』(東京創元社)として人気シリーズとなり、二〇二〇年、スピンオフとして『刑事何森 孤高の相貌』(東京創元社)も刊行。他、居所不明児童をテーマにした『漂う子』(文春文庫)など。 川口 有美子 (カワグチ ユミコ) (著/文) 一九六二年東京都生まれ。都立西高卒(三三期生)。夫の海外赴任のためロンドンで暮らしていた最中の一九九五年、母がALSに罹患。その介護体験を記した『逝かない身体――ALS的日常を生きる』(医学書院)で二〇一〇年、第四十一回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他に『末期を越えて』(青土社)、共編著に『在宅人工呼吸器ケア実践ガイド―ALS生活支援のための技術・制度・倫理』(医歯薬出版)など。副理事長を務めるNPO法人さくら会ではヘルパー養成研修会を毎月開催。当面の目標は日本の難病呼吸器ユーザーの豊かな生を世界に知らしめること。都内マンションで猫3匹と理学療法士を目指す息子と同居中。
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ヤングでは終わらないヤングケアラー
¥1,910
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「ある日大人たちがやってきて、あなたは“ヤングケアラー”ですよと言って帰って行きました、、、にさせないために。」 内容紹介 閉じられそうな未来を拓く ヤングケアラー経験者で作業療法士、看護師になった立場から作業療法や環境調整、メンタルヘルスの視点、看護や精神分析、家族支援の視点を踏まえつつ、ヤングケアラーの現状とこれからについて分析・支援方策を提言。 CONTENTS Part1 ヤングケアラーの多様性を理解してほしい 幼少期・思春期・成人期から障がいがある当事者のきょうだい 他 Part2 ライフステージから考えるヤングケアラー 1)きょうだいケアラーの物理的、精神的苦労 2)きょうだいの人格の礎となる心理社会的成長と発達 3)きょうだいの進学・就労の選択肢 4)きょうだいの主体的な選択が認められ、新しい家庭を営む 5)きょうだいの人生の振り返りと親亡き後 Part3 ヤングケアラーへの調査動向と支援の取り組み 1)厚生労働省などの調査・研究・通知 2)ヤングケアラーに関する先進的な地方自治体の取り組み Part4 きょうだいヤングケアラー支援をすすめるために 1)ピアサポート(きょうだい会)の存在 2)親との関係性を再構築すること 3)きょうだい自身が自分を大切にするために 4)きょうだいが頼れる⁉ 既存の公的機関・相談機関 Part5 〈提言〉きょうだいヤングケアラーへの支援のために 1)地域に応じたヤングケアラーへの調査と啓発・支援体制の構築を 2)ピアサポート体制のあり方について 3)支援者がキーパーソンを限定せず、当事者の自立支援という視点をもつこと 4)福祉制度をよりわかりやすく使いやすく 5)きょうだいヤングケアラーの近くにいる大人への提言 (クリエイツかもがわホームページより引用) 著者プロフィール 木村諭志 看護師 参考)https://www.spu.ac.jp/academics/db/tabid334.html?pdid=333kimu 仲田海人 作業療法士 参考)https://kodomoshien.cfa.go.jp/young-carer/interview/ ISBN 978-4-86342-315-2 C0036 A5判・215ページ 発行 クリエイツかもがわ 発売年月 2021年10月
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リハビリの夜 (シリ−ズケアをひらく)
¥1,720
【中古 表紙に小さな傷あり】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「障害や病気には、自分の感覚を相手に伝えられない(共有できない)壁があるが、筆者はそれを星野源もヤバがる言語化で超えていく。」 内容紹介 現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを全身全霊で語り尽くし、リハビリテーションを根底から定義しなおす驚愕の書。 はじめに 序章 リハビリキャンプ 第一章 脳性まひという体験 1 脳内バーチャルリアリティ 2 緊張しやすい体 3 折りたたみナイフ現象の快楽 4 動きを取り込み、人をあやつる 第二章 トレイナーとトレイニー 1 ほどかれる体 2 まなざされる体 3 見捨てられる体 4 心への介入が体をこわばらせる 5 体への介入が暴力へと転じるとき 6 女子大生トレイナーとの「ランバダ」 第三章 リハビリの夜 1 夕暮れ 2 歩かない子の部屋 3 歩く子の部屋 4 女風呂 5 自慰にふける少年 第四章 耽り 1 対比に萌える 2 取り込めないセックス 3 規範・緊張・官能 4 打たれる少女 第五章 動きの誕生 1 モノと作り上げる動き 2 人と作り上げる動き 3 「大枠の目標設定」が重要な理由 4 世界に注ぐまなざしの共有 5 助け合いから暴力へ 第六章 隙間に「自由」が宿る-もうひとつの発達論 1 両生類と爬虫類の中間くらい? 2 便意という他者 3 身体に救われる 4 むすんでひらいてつながって 5 衰えに向けて 注 文献 あとがき (医学書院ホームページより引用) ISBN:978-4-260-01004-7 A5判 264ページ 発行:医学書院 初版年月日: 2009年12月1日
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死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者
¥880
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,400円+税) ☆店長のひと言 「どう死にたいかハッキリしている人は、生きたい人だと思う。」 紹介 355人の看取りに関わった往診医が語るさまざまな死の記録。延命のみに長けた現代社会で、患者たちが望み、模索し続けた最期とは。 現代日本では、患者の望む最期を実現することは非常に難しい。多くの患者が、ひたすら延命しようとする医者や、目前の死期を認識しない親族と患者自身、病院外の死を「例外」とみなす社会によって、望まない最期に導かれていくためだ。しかし著者の患者たちは、著者と語り合ううちにそれぞれの望む死を見いだしていく。その結果、7割の患者が自宅での死を選んでいる。鮮烈なエピソードを通じ読者に「どう死にたいか」を問う一冊。 目次 はじめに 第1章 在宅医療の世界へ 第2章 在宅死のリアリティ――死者三五五名からのメッセージ 1 在宅医療と在宅死 2 在宅医療・在宅死の経済的側面 3 患者と家族にとっての在宅死 4 医師は在宅医療を知らない 5 介護関係者・行政・社会にとっての在宅死 6 常に慰める 第3章 在宅死のアポリア ――情報社会が提供するさまざまなニュースから 1 「老い」は戦うべき相手か 2 希望なき生――「先生、死ねる薬はないのですか」 3 看取るのは医師だけか 4 医者にかからないで死ぬということ 5 在宅死なき在宅医療――ビジネス化の行き着くところ 6 在宅死は理想的な死か 7 最期を選べない患者たち 8 未来におけるアポリア 1 医師は足りるか / 2 訪問看護師は足りるか 3 介護職員は足りるか / 4 介護施設は足りるか 5 病床数は足りるか / 6 二〇二五年問題への対応策 第4章 見果てぬ夢 1 世界の悲惨/日本の悲惨 2 オーダーメイド医療/オートメーション医療 3 ある老医師の手紙 あとがき 著者プロフィール 小堀鷗一郎 (コボリオウイチロウ) (著/文) 1938年、東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業。医学博士。東京大学医学部付属病院第一外科、国立国際医療研究センターに外科医として約40年間勤務。定年退職後、埼玉県新座市の堀ノ内病院に赴任、在宅診療に携わり、355人の看取りにかかわる。うち271人が在宅看取り。現在 訪問診療医。母は小堀杏奴。祖父は森鴎外。 ISBN:978-4-622-08690-1 Cコード:0036 四六判216ページ 発行:みすず書房 発売日: 2018年5月2日
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しにたい気持ちが消えるまで
¥1,570
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「死にたいも生きたいも自然なこと。でもそれだけでは終わらない。」 紹介 16歳のとき、死のうと思った。すごく天気の良い日で、こんな日に死ねるなんて幸せだと思った。自宅のベランダから飛び降り、頸髄を損傷するが一命をとりとめる。 「死ななくて良かった」、「何もできなくても生きていていい」 現在を生きる筆者による、自死を止めたい、やさしくなりたい、お守りのような言葉。書き下ろし自伝エッセイ。 著者プロフィール 豆塚エリ (マメツカエリ) (著/文) 1993年、愛媛県生まれ。16歳のとき、飛び降り自殺を図り頸髄を損傷、現在は車椅子で生活する。大分県別府市で、こんぺき出版を拠点に、詩や短歌、短編小説などを発表。NHK Eテレ『ハートネットTV』に出演するなど、幅広く活動中。 ISBN:978-4-7796-4671-3 Cコード:0095 四六判304ページ 発行:三栄 発売日: 2022年9月16日
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アルツハイマー病になった母がみた世界
¥2,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,200円+税) ☆店長のひと言 「自分のためだけの日記やメモがSNSよりも助けになることがあると思う。」 紹介 認知症と診断された高齢者は、徐々に起こる認知機能の低下とそれにより生じる生活の困難を、どのように感じ、それにどう対応するのか。死の2年前まで綴っていた日記から、母が外界をどのように眺め感じていたかを専門医である息子が探る。精神医学の常識を覆そうと始めた試み。果たして、その先にみえたものとは? 目次 まえがき 母の生涯 母の両親 母の出生、五歳にして生母を亡くす 一二歳、父を失う 二二歳、次兄のシベリア抑留死 二四歳、結婚、二八歳、長女の夭逝 三人の子の母として、妻として 六四歳、夫との死別、モンゴル墓参、それからの生活 母の日記と生活 第一期 六七~七五歳――遅れてきた母の青春、忍び寄る老いの足音 六七歳(一九九一年) 「バックを落とさないように、じっと抱えていた」 六八~七五歳(一九九二~九九年) 人生の集大成とエンディングノート 六八歳(一九九二年) 「一時二八分男児誕生、五二・五cm三、六九四g」 六九歳(一九九三年) 「かすかにも藤の花ぶさそよがする」 七〇歳(一九九四年) モンゴル墓参 七一歳(一九九五年) 「老人とはこういうものか」 七二歳(一九九六年) 「どら焼きショックか?」 七三歳(一九九七年) エルサレムへ 七四歳(一九九八年) 「私の葬儀に関するノート、例の紙挟みに入れる」 七五歳(一九九九年) イタリア旅行、「今年も無事に暮れていく」 第二期 七六~七九歳――ほころび始める生活、認知機能低下に抗う 七六歳(二〇〇〇年) 結城屋騒動、「決してボケないように心身を大切にしよう」 七七歳(二〇〇一年) 「面倒なので雑炊にした」 七八歳(二〇〇二年) 「東京の老人ホームに入りたい」 七九歳(二〇〇三年) 「情けない、恥ずかしい、早く消えたい」 第三期八〇~八四歳――老いに翻弄される日々、崩れていく自我の恐怖 八〇歳(二〇〇四年) 「このまま呆けてしまうと思うと……」 八一歳(二〇〇五年) 「いよいよ来たかな?」 八二歳(二〇〇六年) このまま呆けてしまうのだろうか、「張れ!レイコ!」 八三歳(二〇〇七年) 「呆けてしまったみたい……呆けてしまった!!」 八四歳(二〇〇八年) 「一日一日呆けが進んでゆくようで恐ろしくて仕方がない」 第四期 八五~八七歳――それからの母のこと 八五歳(二〇〇九年) 「TELかけすぎて叱られる」 八六~八七歳(二〇一〇~一一年) 「長い間、ありがとうございました」 八六歳(二〇一〇年) 「苦しいって言ってるじゃないの!!」 八六歳(二〇一一年一~四月) 「早くなんとかしてちょうだい」 八六~八七歳(二〇一一年五月) 「ごきげんよう」 認知症とは何か アルツハイマー型認知症とは何か アルツハイマー型認知症急増という現象の意味 アルツハイマー病根治薬の開発は可能か 母の診断を考える 母の旅路 あとがき 著者プロフィール 齋藤正彦(さいとう まさひこ) 1952年生まれ.東京大学医学部卒業.都立松沢病院精神科医員,東京大学医学部精神医学教室講師,慶成会青梅慶友病院副院長,慶成会よみうりランド慶友病院副院長,翠会和光病院院長などを経て,2012年都立松沢病院院長,21年から同病院名誉院長.医学博士,精神保健指定医.主な研究テーマは老年期認知症の医療・介護,高齢者の意思能力,行為能力に関する司法判断. 著書に『都立松沢病院の挑戦』(岩波書店),『親の「ぼけ」に気づいたら』(文春新書),監修に『家族の認知症に気づいて支える本』(小学館),編著書に「講座精神疾患の臨床」『第7巻地域精神医療リエゾン精神医療精神科救急医療』(中山書店),『松沢病院発! 精神科病院のCOVID-19感染症対策』(新興医学出版社),『認知症医療・ケアのフロンティア』(日本評論社),『私たちの医療倫理が試されるとき』(ワールドプランニング)などがある. (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-061565-5 Cコード:0036 四六判254ページ 発行:岩波書店 発売日: 2022年11月10日
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患者の話は医師にどう聞こえるのか ~診察室のすれちがいを科学する~
¥3,180
【中古 帯にやや傷みあり】 (参考:定価3,200円+税) ☆店長のひと言 「検査データで診断、治療方針は患者に決めてもらう医師が増えたような気がします。」 紹介 現代医学はMRI、PETスキャンなどのハイテク機器に夢中だが、最大にして最良の診断ツールは医師と患者の会話だ。有史以来、会話がもっとも病気を発見してきたのだ。 だが、患者が「しゃべった」ことと医師が「聞いた」ことは、どんなときも、いともたやすく別のストーリーになる可能性を秘めている。 症状を伝えたい一心の患者は、一刻も早く医師に言い分を主張したい。一方、つねに数多くのタスクを抱えながら、効率を上げろという圧力にさらされている医師は、一刻も早く診察を結論に導こうとする。さらには医師と患者双方の固定観念や無意識の偏見、共有していない問題なども加わり、コミュニケーションのミスはすぐに医療ミスへとつながっていくこともありうるのだ。 患者は、きちんと自分の症状を伝える努力をしているだろうか? 医師は、患者がほんとうに伝えたいことを受けとる努力をしているだろうか? アメリカの内科医が心を揺さぶるヒューマンストーリーを通して、避けては通れぬ医師と患者のコミュニケーションの問題を徹底分析する。 目次 第1章 コミュニケーションはとれていたか 第2章 それぞれの言い分 第3章 相手がいてこそ 第4章 聞いてほしい 第5章 よかれと思って 第6章 なにが効くのか 第7章 チーフ・リスニング・オフィサー 第8章 きちんと伝わらない 第9章 単なる事実と言うなかれ 第10章 害をなすなかれ――それでもミスをしたときは 第11章 本当に言いたいこと 第12章 専門用語を使うということ 第13章 その判断、本当に妥当ですか? 第14章 きちんと学ぶ 第15章 ふたりの物語が終わる 第16章 「ほんとうの」会話を 謝辞 訳者あとがき 出典と註 索引 著者プロフィール ダニエル・オーフリ (ダニエルオーフリ) (著/文) 1965-。ニューヨーク在住の内科医。アメリカ最古の公立病院・ベルビュー病院勤務。ニューヨーク大学医学部准教授。著書にMedicine in Translation: Journeys with My Patients (2010)、Intensive Care: A Doctor's Journey (2013)、 When Doctors Feel: How Emotions Affect the Practice of Medicine (2013 ; 『医師の感情』医学書院 2016)、What Patients Say, What Doctors Hear (2017 ; 『患者の話は医師にどう聞こえるのか』みすず書房 2020)、When We Do Harm: A Doctor Confronts Medical Error (2020) がある。New York Times紙やSlate Magazine誌で医療や医師と患者の関係について執筆を行うほか、医療機関初の文芸誌Bellevue Literary Reviewの編集長も務める。 原井宏明 (ハライヒロアキ) (翻訳) 原井クリニック院長、株式会社原井コンサルティング&トレーニング代表取締役。精神保健指定医。日本認知・行動療法学会専門行動療法士。MINTメンバー。日本動機づけ面接協会代表理事。1984年岐阜大学医学部卒業、ミシガン大学文学部に留学。国立肥前療養所精神科、国立菊池病院精神科、医療法人和楽会なごやメンタルクリニックを経て現職。著書『対人援助職のための認知・行動療法』(金剛出版 2010)『方法としての動機づけ面接』(岩崎学術出版社 2012)『図解 やさしくわかる強迫性障害』(共著 ナツメ社 2012)『「不安症」に気づいて治すノート』(すばる舎 2016)ほか多数。訳書 ガワンデ『医師は最善を尽くしているか』『死すべき定め』(いずれもみすず書房 2013、2016)オーフリ『患者の話は医師にどう聞こえるのか』(共訳、みすず書房 2020)ほか多数。 勝田さよ (カツダサヨ) (翻訳) 翻訳者。長年、医学・医療機器分野の実務翻訳に携わり、滞米時にはコミュニティカレッジで医学の基礎を学ぶ。翻訳者ネットワーク「アメリア」メディカルクラウン会員。訳書 オーフリ『患者の話は医師にどう聞こえるのか』(共訳、みすず書房 2020)。 ISBN:978-4-622-08951-3 Cコード:0036 四六判 304ページ 発行:みすず書房 書店発売日: 2020年11月12日
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福祉は性とどう向き合うか
¥1,540
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,200円+税) ☆店長のひと言 「障害者や高齢者と“フツー”の人では別もののように思われがちですよね。」 内容紹介 「私、知的障害者だから恋愛できないね」は、日本社会の現実なのか。老いらくの性は、年甲斐もないことなのか。障害者・高齢者の性・恋愛・結婚は、自己責任なのか。本書は、当事者とその家族・支援者(福祉職員・街コン関係者等)へのインタビュー等を基に、「機会平等」の観点から支援の是非・あり方について考えたものである。「自己決定の尊重」と「社会規範」の狭間にある、誰もが持つ「性的ニーズ」への支援について真正面から捉えた一冊。 [ここがポイント] ◎ 誰もが持つ「性的ニーズ」への支援を真正面から捉えた一冊。 ◎ 支援者、当事者、当事者の家族の三者への聞き取り調査を通し、福祉現場で生じているジレンマを明示。 ◎ 「自己決定の尊重」と「社会規範」の狭間にあるニーズに対する福祉のあり方を考察。 目次 まえがき 序 章 福祉専門職の悩み——現場からの報告(結城康博) 1 タブー視される「性」の問題 2 レイプ未遂?——判断の困難な認知症高齢者のケース 3 福祉専門職へのセクシュアルハラスメント 4 現場が抱える問題①——高齢者福祉施設の場合 5 現場が抱える問題②——障害者福祉施設の場合 6 超高齢化社会の到来 第Ⅰ部 高齢者・障害者の性 第1章 高齢者の性・恋愛・結婚(後藤宰人) 1 性生活を続ける高齢者夫婦たち 2 恋をする高齢者たち 3 恐怖を覚える女性——求める夫と避ける妻 第2章 高齢者と性風俗(後藤宰人) 1 性風俗に通う男性高齢者たち 2 「上客」として扱われる男性高齢者 3 人は死ぬまで性欲を持ち続ける 4 男性高齢者が性風俗に求めるもの 5 性風俗を利用する女性高齢者 第3章 障害者の性・恋愛・結婚①——肢体不自由者の場合(武子愛) 1 切実な欲求としての「性」 2 肢体不自由者の周囲を取り巻く問題 3 本人を取り巻く問題 4 障害者の権利に関する条約 5 「性的ニーズ」を要求できるかどうかは運次第——支援者の姿勢が鍵 第4章 障害者の性・恋愛・結婚②——知的障害者の場合(武子愛) 1 知的障害者であるがゆえに生じる困難 2 施設を利用する知的障害者の問題——「性的ニーズ」を満たすことができない人々 3 性風俗産業に利用される女性 4 「搾取」による「寂しさ」の解消——軽度の知的障害者が抱えるジレンマ 第5章 障害者と性風俗(後藤宰人) 1 健常者も障害者も同じ 2 障害者対応性風俗と障害者専用性風俗 3 障害者が「専門店」に求めるもの 4 性風俗から見える社会のひずみ 第Ⅱ部 利用者の「性的ニーズ」と福祉専門職 第6章 「性的ニーズ」と向き合うことになった福祉専門職(武子愛) 1 介護とセクシュアルハラスメントは分けられない? 2 「性的ニーズ」の対象となることはどのように捉えられてきたのか——先行研究の知見から 3 施設(組織)で対応したケース 4 一職員のみでの対応を求められたケース 5 自分に向けられた「性的ニーズ」の表明をどう捉えるか——虐待防止法をめぐって 第7章 「性的ニーズ」をどのように捉えるのか(武子愛) 1 「性」に立ち入りたくない福祉現場 2 支援する側はどう思ったのか——支援者たちの証言から 3 「性的ニーズ」への支援の障害——社会規範・利用者の判断能力・支援の根拠 4 福祉の理念および人権に関する宣言から 5 「性的ニーズ」への支援は可能か 第Ⅲ部 公共政策・社会環境から見た「性的ニーズ」 第8章 「性的ニーズ」への支援と公共政策(結城康博) 1 社会保障費の増加の中で 2 介護保険外サービスを利用した支援 3 現行の法令に規定されている余暇活動への支援 4 公共財と私的財 5 ボランティアによる支援 6 厳しい社会保障費問題の壁 7 「性的ニーズ」に関するケア・支援に悩む従事者 第9章 「性的ニーズ」を取り巻く社会環境——社会福祉の視点から(米村美奈) 1 社会福祉における性の捉え方 2 利用者の「性的ニーズ」を取り巻く障壁 3 障壁を作り出したのは誰か 終 章 自己決定を尊重した支援は可能か(米村美奈) 1 嘘をついた男性利用者——行きたかったのはレストランではなく性風俗 2 自己決定とは 3 自己決定への支援 4 支援者の自己開示——「性的ニーズ」への対応に求められるもの 5 利用者の「真」のニーズの追求 6 対話による潜在的ニーズの把握 7 支援者が自己決定に「No」ということ——婦人保護施設のケースを踏まえて 8 利用者のニーズだけがすべてではない——婦人保護施設に保護された女性たち 9 専門職の責務 あとがき 索 引 (ミネルヴァ書房HPより転載) 結城 康博(著/文), 米村 美奈(著/文), 武子 愛(著/文), 後藤 宰人(著/文) ISBN 978-4-623-08169-1 四六判 244頁 発行 ミネルヴァ書房 書店発売日 2018年2月25日
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ウイルスも認知症も生きづらいのも、すべて歯のせい?
¥1,210
☆店長のひと言 「お口は健康の入口です。」 紹介 健康寿命にふかくかかわるお口ケアの教科書 「歯の調子が悪ければ、歯医者さんにいけばいい。自分でできるのは歯磨きくらい」 というあなた。その考え方、時代遅れです!! 歯のケアを怠るとなる病気は、むし歯と歯周病だけ? 大間違い! アメリカでは、Floss or Die?(フロスしますか、それとも死にますか)というスローガンもあるほど、 歯と全身の健康はふかく結びついているのです。 なんと、ウイルスによる感染症・心臓病・肺炎・がん・認知症の原因にも! しかもコロナ禍で、私たちは一年中マスクを装着。 口腔ケアのプロである歯科医は警告します、 「今が人類史上、最悪な状態」! 口の中がネバネバしていませんか? 口臭がすると家族に言われていませんか? 歯と歯の間にすき間ができたなあと感じていませんか? そういや歯が長くなったような……口を開けると舌がいつも白っぽい……… このなかのひとつでも当てはまったら、この本を読むべきです! 自分でできるホームケア法と、だれしも苦手な歯医者さんとの付き合い方を、ギュッと一冊に。 さらに、舌の位置を正し、だ液を増やす「お口の筋トレ」法を初公開。 今こそ健康寿命も人生も、好転させましょう。 (小学館HPより転載) 著者 堀 滋(ほり しげる) 歯科医師。サウラデンタルクリニック院長。 1959 年生まれ。日本大学松戸歯学部卒業。昭和大学歯学部付属歯科病院口腔外科にて臨床を学びながら同医局にて白血球の活性酸素産生に関する研究を行い日本炎症学会等で学会発表も行う。 退局後は 日本橋中央歯科診療所勤務を経て、1990年中野区にて堀歯科診療所を開設。 診療の傍ら、スウェーデンのイエテ ボリ大学で実践されている歯周病治療を学ぶ、歯周病臨床実践コース、同アドバンスコース、ペン シルバニア大学 アドバンスインプラントコース受講など、海外の最新治療を学び続け積極的に治療に 取り入れている。 2017年保険診療を終了し、自由診療専門のサウラデンタルクリニックに名称変更。 2021年、開業30周年を期に港区青山に移転し、院内換気システムや低濃度オゾンガスによる院内環境 殺菌システムなどコロナウィルス感染予防対策を徹底的に強化した新たなクリニックを開設。 院内には、顔まわりから全身の筋肉ケアのためのリラクゼーションサロンも併設。 (サウラデンタルクリニックHPより抜粋) ISBN 978-4-09-310686-3 C2077 A5判 128頁 発行 小学館 発売日 2021年8月5日
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作家の老い方
¥1,250
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「人気作家が年をとって政治家になると大体おかしくなっちゃうの何なんでしょうね。」 内容紹介 作家たちに学ぶ、年の取り方! 「老い」を描いたエッセイ、小説、詩歌三十三篇を選りすぐって収録。 【目次】 めでたき人のかずにも入む老のくれ 芭蕉 いい人生? あさのあつこ 加齢とイケメン 角田光代 若々しい女について 向田邦子 少年老いやすし――教科書の中の時限爆弾―― 井上靖 せっかく逝くのだから少し珍しい最期を 河野多惠子 老いの寒さは唇に乗するな 山田太一 人も年寄れ 古井由吉 年も老いもっと愚かに 佐伯一麦 老人とジム 島田雅彦 老いのくりこと 抄 谷崎潤一郎 いくつになっても色気を 筒井康隆 若さとは 金子光晴 老年と人生 萩原朔太郎 酒 堀口大學 和楽のつどい 杉本秀太郎 夕陽無限好 富士川英郎 早く年取ることが出来ればと…… 吉田健一 孤蓬浮雲 松浦寿輝 明日が 谷川俊太郎 老いたるえびのうた 室生犀星 辛抱 木山捷平 葛飾 吉行淳之介 老いて、思うこと 遠藤周作 不条理と秩序 吉田秀和 存命のよろこび 河野裕子 虚空の遊び――「私の履歴書」 森澄雄 老いについて 中村稔 人生後半の壁 穂村弘 まどろむ 倉本聰 「忘れ」の不思議 鷲田清一 老年期認知症への対応と生活支援 中井久夫 病床夢幻(二) 抄 太田水穂 著者略歴・出典 ISBN:978-4-7942-2605-1 Cコード:0095 四六判 232ページ 発行:草思社 発売日: 2022年09月28日
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なぜ人と人は支え合うのか
¥600
【中古 裏カバーにシール痕あり※画像参照】 (参考:定価880円+税) ☆店長のひと言 「根本的な問いほど真剣に考えなくては、ですね。」 紹介 『こんな夜更けにバナナかよ』から15年、渡辺一史最新刊 ほんとうに障害者はいなくなった方がいいですか? 今日、インターネット上に渦巻く次のような「問い」にあなたならどう答えますか? 「障害者って、生きてる価値はあるんでしょうか?」 「なんで税金を重くしてまで、障害者や老人を助けなくてはいけないのですか?」 「自然界は弱肉強食なのに、なぜ人間社会では弱者を救おうとするのですか?」 気鋭のノンフィクションライターが、豊富な取材経験をもとにキレイゴトではない「答え」を真摯に探究! あらためて障害や福祉の意味を問い直す 障害者について考えることは、健常者について考えることであり、同時に、自分自身について考えることでもある。2016年に相模原市で起きた障害者殺傷事件などを通して、人と社会、人と人のあり方を根底から見つめ直す。 著者プロフィール 渡辺 一史 (ワタナベカズフミ) (著/文) ノンフィクションライター。1968年、名古屋市生まれ。中学・高校、浪人時代を大阪府豊中市で過ごす。北海道大学文学部を中退後、北海道を拠点に活動するフリーライターとなる。2003年、札幌で自立生活を送る重度身体障害者とボランティアの交流を描いた『こんな夜更けにバナナかよ』(北海道新聞社、後に文春文庫)を刊行し、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞を受賞。2011年、2冊目の著書『北の無人駅から』(北海道新聞社)を刊行し、サントリー学芸賞、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、地方出版文化功労賞などを受賞。札幌市在住。 ISBN 978-4-480-68343-4 新書判 256頁 発行 筑摩書房 書店発売日 2018年12月5日
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聞く技術 聞いてもらう技術
¥946
☆店長のひと言 「野菜作りは土作り。」 紹介 「聞かれることで、ひとは変わる」 カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。読んですぐに実践できる、革新的な一冊。 第19回大佛次郎論壇賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020 W受賞 『居るのはつらいよ』の東畑開人、待望の新書第一作! 聞かれることで、ひとは変わる――。 カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。 「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること――。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。 「「聞いてもらう技術」? ふしぎな言葉に聞こえるかもしれません。その感覚をぜひ覚えておいてください。このふしぎさこそが、「聞く」のふしぎさであり、そして「聞く」に宿る深い力であって、この本でこれから解き明かしていく謎であるからです。」(本文より) 世の中にはたくさんの素晴らしい「聞く技術」本があるわけですが、心理士としてひとつだけ不満がありました。「聞く技術」を必要としているときほど、実は技術なんか使っている余裕がないことです。 たとえば、パートナーや家族、同僚などの身近な人間関係で揉めているとき、あるいは政治や社会課題をめぐって敵と味方が二分されるとき、本当は対話が必要なときこそ、僕らの「聞く」は不全に陥ります。相手の話を聞いていられなくなる。 そういうとき、必要なのは、「聞く技術」ではなく「聞いてもらう技術」です。僕らが話を聞けなくなるのは、僕ら自身の話を聞いてもらえていないときだと思うからです。 「聞く」はふしぎです。聞くための小手先の技術から、聞いてもらうことに備わる深いちからまで、20年近い臨床経験から学んだことを、すべて書いてみました。 ――東畑開人 目次 【目次】 まえがき この本の問い/対話が難しい時代に/「聞く」を回復する/聞いてもらう技術?/いざ、「聞く」の世界へ 聞く技術 小手先編 1 時間と場所を決めてもらおう/2 眉毛にしゃべらせよう/3 正直でいよう/4 沈黙に強くなろう/5 返事は遅く/6 7色の相槌/7 奥義オウム返し/8 気持ちと事実をセットに/9 「わからない」を使う/10 傷つけない言葉を考えよう/11 なにも思い浮かばないときは質問しよう/12 また会おう/小手先の向こうへ 第1章 なぜ聞けなくなるのか 届かなかった言葉/社会に欠けているもの/聞くは神秘ではない/「対象としての母親」と「環境としての母親」/ほどよい母親/「対象としての聞く」と「環境としての聞く」/失敗とは何か/痛みを聞く/聞くのが難しい/首相に友達を/聞くはグルグル回る 第2章 孤立から孤独へ 連鎖する孤独/孤独と孤立のちがい/孤立とはどういう状態か/手厚い守り/個室のちから/メンタルヘルスの本質/他者の声が心に満ちる/安心とはなにか/孤立したひとの矛盾/一瞬で解決しない/心は複数ある/第三者は有利/個人と個室の関係/象牙とビニール/「聞いてもらう技術」へ 聞いてもらう技術 小手先編 日常編/1 隣の席に座ろう/2 トイレは一緒に/3 一緒に帰ろう/4 ZOOMで最後まで残ろう/5 たき火を囲もう/6 単純作業を一緒にしよう/7 悪口を言ってみよう/体にしゃべらせる ― 日常編まとめ/緊急事態編/8 早めにまわりに言っておこう/9 ワケありげな顔をしよう/10 トイレに頻繁に行こう/11 薬を飲み、健康診断の話をしよう/12 黒いマスクをしてみよう/13 遅刻をして、締切を破ろう/未完のテクニック――緊急事態編まとめ 第3章 聞くことのちから、心配のちから 心に毛を生やそう/素人と専門家のちがい/初めてのカウンセリング/2種類の「わかる」/年をとってわかること/それ、つらいよね/世間知の没落/シェアのつながり/世間のちから/世間知と専門知の関係/心配できるようになること/カウンセラーの仕事は通訳/診断名のちから/バカになる/世間知の正体/理解がエイリアンを人間に変える/時間のちから 第4章 誰が聞くのか 対話を担う第三者/食卓を分断する話題/「話せばわかる」が通用しないとき/幽霊の話/聞いてもらおう/第三者には3種類ある/聞かれることで、人は変わる/当事者であり、第三者でもある/聞く技術と聞いてもらう技術 あとがき――聞く技術 聞いてもらう技術 本質編 著者プロフィール 東畑 開人 (トウハタ カイト) (著/文) 1983年東京生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)・臨床心理士。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。白金高輪カウンセリングルーム主宰。著書に『野の医者は笑う―心の治療とは何か?』(誠信書房)『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』(医学書院)『心はどこへ消えた?』(文藝春秋 2021)『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社)など。『居るのはつらいよ』で第19回(2019年)大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞。 ISBN 978-4-480-07509-3 新書判 256頁 発行 筑摩書房 書店発売日 2022年10月11日
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利用者の思いにこたえる 介護のことばづかい
¥600
【中古 状態とてもきれい】 (参考:定価1,400円+税) ☆店長のひと言 「介護だけではなく、人と接する方全般に役立つ一冊です。読んでいて、思い当たることがたくさんでした。」 内容紹介 介護現場で心地よくすごすために 「『です・ます』で話してください」「行き過ぎたていねいさは不愉快」「幼児語で話さないで」「略語は意味がわかりません」……アンケートとインタビューで明らかになった〈介護される側〉の声を多数紹介し、望ましいコミュニケーションのありかたを考察する。 目次 はじめに 第1章 敬意を表すことば 1-1 「鈴木さん」「鈴木さま」「誠さん」…どう呼ばれたいですか 呼び方に求められる配慮とは?/ていねいなほどいいわけではない 1-2 「てもらっていいですか」「させていただきます」は、ていねいな言い方ですか 違和感を持つ人も/大事なのは使い方 1-3 ていねいなことばってどういうものでしょう 敬語は難しい/敬語回避作戦/思いやりのあることばが一番/家族の方に考えてもらいたいこと 第2章 傷つくことばづかい、伝わらないことば 2-1 「です」「ます」をつけて話してください 「タメ語」は原則として避ける/例外として許される場合 2-2 体は弱っても、子ども扱いはされたくない 幼児扱いは不快という声/普通の大人扱いを 2-3 「トイレ」より「便所」に行きたい 使うことばが違う/時代差のあることば 第3章 オノマトペを上手に使う 3-1 「ごっくんしてください」というタイミングを心得ています オノマトペとは/ベテラン介護士のオノマトペの使い方/「暗黙の了解」で伝わるか/だれもがベテラン介護士になれる? 3-2 「ズキズキ痛む」と「チクチク痛い」の違いが大事です 痛みの表現に有効なオノマトペ/病気と痛みのオノマトペ/介護のオノマトペを生かした精神的なケア 3-3 「ちゃちゃっとやっちゃって」と言われても…… 内輪でしか通じないオノマトペに注意!/オノマトペは外国人にとっては未知の世界/介護現場の国際化とオノマトペ 第4章 わかりやすく話し、わかりやすく書く 4-1 専門用語を使われても…… 家族が違和感を持つ難しいことば/必要なのは相手による使い分け 4-2 略語はわかりません 利用者・家族にはわからない略語/こんな略語は要注意! 4-3 記録に敬語が必要ですか 記録の敬語/記録の中の人を指すことば 4-4 気になる記録のことば 読んだら傷つくことば/冷たいことば 第5章 利用者の気持ちに寄り添うには 5-1 自然な話し方が何よりです 話し方を工夫する/感じのいい声とは/反応のない人には 5-2 たとえその人が認知症であっても 認知症の人にも感情はある/ひとりの人間として 5-3 きちんとしたことばづかいは心が休まります ことばによって理解が生まれる/自分の身に置き換えて 【コラム】現場から 介護と方言 少し古風なことばづかい 良きご近所さんとして 【付録】 介護版 ミニ敬語講座 言い換えたい難しいことば 参考文献 索引 (大修館書店HPより転載) 著者プロフィール 遠藤 織枝 (エンドウ オリエ) 元 文教大学教授。 三枝 令子 (サエグサ レイコ) 元 一橋大学法学研究科教授 神村 初美 (カミムラ ハツミ) ハノイ工業大学外国語学部日本語学科学科長、南富士株式会社ベトナム人材育成特別顧問、国立国語研究所日本語教育研究領域非常勤研究員、首都大学東京人文科学研究科非常勤講師、上智大学言語教育研究センター非常勤講師、「看護と介護の日本語教育研究会」副代表幹事 ISBN 978-4-469-21374-4 四六判 発行 大修館書店 発売日 2019年2月14日
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いざという時の対応がわかる!早引き 介護のための急変時対応
¥1,760
☆店長のひと言 「焦って全て飛んでしまわないために。」 紹介 介護スキルアップ手帳シリーズの続刊です。高齢者の転倒によるケガや症状の急変など、介護現場では予期せず遭遇することがあります。いざというときに落ち着いて対応できるように、急変時の対応をフローチャートやイラストを交えて解説しました。新型コロナウイルスなどの感染症対策も掲載! 目次 Part1 呼吸停止、意識障害……こんなときどうする!? 命を救う急変時対応 Part2 判断のしかた、対応の流れがひと目でわかる! 症状別の急変時対応 Part3 転倒や転落で、後遺症を残さないために 高齢者に多い事故対応 Part4 いざというときに、利用者と職員を守る! 感染症発症時の対策とケア Part5 高齢者に多い持病と病態悪化のサインを知る 基礎疾患別・よくある急変対応 家 研也(監修) ISBN 978-4-8163-6932-2 B6変型判 288頁 発行 ナツメ社 発売日 2020年12月15日
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改訂新版 腎臓病の基本の食事
¥1,430
☆店長のひと言 「腎臓病は特に制限が多いので、少しでもラクに作れたらと思います。」 紹介 めんどうな栄養計算いらずで、安心しておいしく食べられるレシピ130品と、「減塩・低たんぱく質・低カリウム」調理のコツ69を紹介。各レシピには、エネルギー、塩分、たんぱく質、カリウム、リンの数値のほか、調理時間の目安とおすすめの献立例も掲載。 著者プロフィール 富野康日己 (トミノヤスヒコ) (監修) 順天堂大学名誉教授/医療法人社団松和会理事長。専門は腎臓内科学。日本腎臓学会、日本糖尿病学会、アジア太平洋腎臓学会などに所属。著書・監修書・編纂書多数。 牧野直子 (マキノナオコ) (著/文) スタジオ食代表。管理栄養士、料理研究家。テレビなどのメディア出演、著書の執筆、料理教室や食品メーカーの商品開発など、幅広く活躍中。 ISBN 978-4-05-801169-0 B5変型判 160頁 発行 学研プラス 発売日 2020年5月28日
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世界一やさしい依存症入門
¥1,562
☆店長のひと言 「依存症がいかに身近なことかがわかります。」 内容紹介 「スマホもゲームもやめられない」「市販薬を飲む量が増えてきた」「本当はリスカをやめたい」…誰もがなりうる「依存症」について、最前線で治療にあたる精神科医がやさしくひも解く。 《もくじ》 はじめに 第1章 気づいたらハマってた──モノへの依存 ① 事例:きっかけは、試験前のエナジードリンク:エミさん(中学2年)の場合 カフェインがくれるのは「元気の前借り」 市販薬は謎の薬!? 「周囲が求める自分」になりたくて 疲れたときは、休もうよ 第2章 居場所がほしかっただけなのに──モノへの依存 ② 事例:大麻をくれたのは、憧れの人でした:ソウタくん(中学3年)の場合 やめるのは簡単でも、やめつづけるのは難しい クスリをやるのは、意志が弱いから? アルコールは立派な薬物 ゲートウェイ・ドラッグとしてのタバコ 薬物の先にあるもの 第3章 依存症のしくみと歴史 脳がハイジャックされる! 快感の正体、ドーパミン 依存症になりやすい人、なりにくい人 世界最古の薬物 アルコホリック・アノニマスの誕生 日本の薬物対策史 規制するだけでは解決しない 命を守る、ハーム・リダクション それでも薬物をやらないほうがいい理由 第4章 僕が僕であるために──行為への依存 ① 事例:気晴らしが止まらない:カイトくん(中学1年)の場合 手の中の小さな部屋、スマホ 今、このときを乗り切るために ゲームと心中するほどバカじゃない SNSにとらわれて インターネットが悪いのか? 誰にだって起こりうる 第5章 傷つけることで生きている──行為への依存 ② 事例:切った瞬間、すーっとしました:メイさん(中学3年)の場合 拒食と過食のスパイラル 心のストレスと食欲の関係 切っているのは、皮膚だけじゃない 死にたいくらいつらい今を、生き延びる トリガーはどこにある? 心の蓋の奥にひそむもの ただ、そこにいてくれるだけで 第6章 依存症の根っこにあるもの ある少年の物語 友が求めていたものは 依存症は、人に依存できない病 困った子は、困っている子 楽園ネズミと植民地ネズミ 自立って何だ? 第7章 社会と依存のいい関係 見せしめの逆効果 当たり前を疑う 依存症はなくならない 失敗しても、終わりじゃない ありのままの自分を許す [きみとあなたへのメッセージ] 依存症かもしれないきみへ 友達が依存症かもしれないきみへ 子どもが依存症かもしれない親御さんへ 生徒が依存症かもしれない先生へ [ヒコ先生の相談室] ・「あの子、依存症かも?」と思ったら ・信頼できる大人の見分け方 ・依存症の友達に、どう接したらいい? ・家族がゲームにハマったら ・友達の腕にリスカの痕を見つけたら ・逃げ場のつくり方 ・心の専門家になるには [困ったときの相談先リスト] おわりに 著者 松本 俊彦 (マツモト トシヒコ) 1967年生。精神科医。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長。佐賀医科大学卒。横浜市立大学医学部附属病院精神科等を経て現職。主著に『薬物依存症』『誰がために医師はいる』がある。 (河出書房新社HPより転載) ISBN 978-4-309-61734-3 C0347 四六判 234頁 発行 河出書房新社 発売日 2021年8月25日
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いくつになってもこのコといっしょ
¥1,540
☆店長のひと言 「私もこういうことを知っておくべきだったと反省しております。」 紹介 あなたはいくつまでペットと暮らしますか? ペットを飼うことで、生活が潤う、ストレスの軽減などのほかに、幸せホルモン(オキシトシン)が増加する、通院回数や薬の使用頻度が減る、血圧の値が下がるなど、科学的な効用が実証されています。 さらにペットと長年暮らしている人こそ、互いに深い信頼関係が結ばれ、生活の質が保てるなど、高齢者の心と体の健康にもよい効果が出ています。 一方で、「人生100年時代」といわれるように、ペットも飼育者も高齢になります。 ペットの世話、費用、ペットと自分の体調管理、万が一のときの預け先、ペットの看とりなどが困りごととなり、社会問題にまで発展しています。 歳をとったらペットを飼うことができなくなるのでしょうか? 対策を講じていれば、そんな心配はありません。 監修は、「ペットも社会の一員に」と提唱する熊本県の獣医師・徳田竜之介先生(竜之介動物病院院長)。 竜之介動物病院には、人と動物の高齢に伴う悩みが多く寄せられています。 世話が難しくなった際の対策、自分とペットの健康を保つためにしておくことなど、徳田先生がその悩みに答える形式で、一生ペットと暮らすことができる対策を提案します。 高齢の方だけではなく、若い世代の方にも役立つ1冊です。 徳田竜之介(監修) ISBN 978-4-7780-3548-8 A5判 128頁 発行 小学館クリエイティブ 発売日 2019年11月15日
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イヌの老いじたく
¥550
【中古 状態きれい】 ☆店長のひと言 「見た目は変わらなくても、犬はいつの間にか飼い主の年齢を追い越しています。」 紹介 イヌを飼いはじめたばかりの元気なとき、飼い主のみなさんがイヌの「老い」を考えることはあまりありないでしょう。イヌがシニア期に入れば、ふと「いつかこの子ともお別れするときがくるんだな……」と思うときがあることでしょう。でも、そんな思いはすぐに振り払い、「まだ先の話さ……」と考えてしまうことでしょう。しかし、老いは確実にやってきます。なんの準備もしないまま、時間にまかせて年をとらせてしまうのは、決して上策とはいえません。本書ではイヌの老いから目をそらさず、飼い主が後悔しないように、自分でできる最善の「老いじたく」を解説します。 目次 第1章 イヌの老いの基礎知識 第2章 老犬がかかりやすい病気と治療 第3章 「老い」がもたらす衰えと対策 第4章 老犬に最適な食餌を考える 第5章 老いに対応させた生活パターン 第6章 衰えが進んだイヌを介護する 第7章 別れのとき 著者プロフィール 臼杵 新 (ウスキ アラタ) (著/文) 獣医師。1974年、埼玉県出身。麻布大学獣医学部獣医学科卒。神奈川県横浜市港北区の野田動物病院、埼玉県さいたま市大宮区内の動物病院を経て、現在、さいたま市桜区のウスキ動物病院院長。主な著書は『イヌを長生きさせる50の秘訣』(サイエンス・アイ新書)。「動物と飼い主の両方を幸せにする治療」がモットーだが、飼い主がペットのためにならない選択をしようとしたときには、はっきり「ノー」ということを心がけている。 臼杵 新(著/文), 伊藤 和人(イラスト) ISBN 978-4-7973-6900-7 新書判 192頁 発行 SBクリエイティブ 発売日 2018年2月17日
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イラストでわかる子どもの場面緘黙サポートガイド
¥2,640
☆店長のひと言 「話してくれないと、周りがどうしても焦ってしまうんですよね。」 紹介 しゃべれないことの背景には不安が隠れています。 放っておかず、状況と本人の意志を把握してサポートにつなげましょう。 目次 第1章 【事例】1 少し話せるために、かえってわかってもらえなかった中学校1年生のAちゃん 【事例】2 だれかと話すのが怖くて硬直してしまう小学校2年生のBくん 【事例】3 話せないだけではなくトイレにも行けない、給食も食べられなかった小学校2年生のCちゃん 【事例】4 特定の友だちとは話せるが、発表ができないDちゃん 【事例】5 いじめがきっかけで小学校入学後、場面緘黙になったEさん 【事例】6 教師の不適切な介入や対応から不登校になったFちゃん 【事例】7 自閉症の特性を持ち場面緘黙もあるGちゃん 第2章 アセスメントと支援計画の作成 ●最初にするべき2つのこと ●してはいけない4つのこと ●人×場所×活動で「次の一歩」を作る ●子どもをまるごと理解する「生態学的アセスメント」 ●場面緘黙を理解する上で欠かせない「環境因子」ほか 第3章 クラス・学校の環境調整や関わり方の工夫、合理的配慮 ●環境を整える ●コミュニケーションを取るための工夫 ●声を出すための工夫 ●授業や学習活動への参加 ●合理的配慮 【実践例】行きすぎた「配慮」 【実践例】成績がつけられない 【実践例】「話せなければ合格できない」 ●「話せる」ようになる準備を【環境の変化を活かす①】 ●移行支援会議のポイント環境の変化を活かす② ●就学時健診から入学までの準備環境の変化を活かす③ ●入学式―新年度環境の変化を活かして「話せる子」に④ ●中学校や高校への進学環境の変化を活かして「話せる子」に⑤ ●進級やクラス替え環境の変化を活かして「話せる子」に⑥ ●転校は有効?【環境の変化を活かして「話せる子」に⑦】 第4章 特別支援教育制度の活用と関係機関との連携 【実践例】① 特別支援学級での指導 【実践例】② 通級での指導 【実践例】③ スクールカウンセラーとの連携 【実践例】④ スクールソーシャルワーカーとの連携 著者プロフィール 金原 洋治 (カネハラ ヨウジ) (著/文) 山口県下関市小児科医。「子育て支援」と「心身障害者の地域生活支援」の2つのコンセプトを大切にした診療をおこなう。 著書に『なっちゃんの声ー学校で話せない子どもたちの理解のために』『どうして声が出ないの?:マンガでわかる場面緘黙』(ともに学苑社)などがある。 高木 潤野 (タカギ ジュンヤ) (著/文) 長野大学社会福祉学部准教授 東京学芸大学大学院連合学校教育研究科学校教育学専攻博士課程修了。東京都立あきる野学園養護学校自立活動専任教諭(言語指導担当)、八王子市立第四小学校きこえとことばの教室などを経て現職。 著書に『学校における場面緘黙への対応?合理的配慮から支援計画作成まで』(学苑社)がある。 にしださとこ (ニシダサトコ) (イラスト) イラストレーター 大阪在住。 ゲーム会社にて2D・3Dデザイナーとしての勤務を経てフリーのイラストレーター。 金原 洋治(著/文), 高木 潤野(著/文), にしださとこ(イラスト) ISBN 978-4-7726-1374-3 B5判 160頁 発行 合同出版 発売日 2018年12月19日
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認知症の介護に役立つハンドセラピー 改訂版
¥1,430
☆店長のひと言 「認知症に限らず、役立つと思います。」 紹介 背中・手・足をなでるように触れるだけで、認知症をもつ人に笑顔が生まれ、心が通じ合うようになります。 イライラがおさまる、眠りにつきやすくなる、コミュニケーションがとりやすくなる、ひとりで歩き回ったりすることがなくなるなどの効果も現れます。 認知症ケアだけでなく、せん妄や身体拘束の予防にも役立つと言われています。 本書では、介護や看護の現場での声とともに触れることの大切さを解説し、背中、手、足のハンドセラピーの方法を写真でわかりやすく紹介。 このハンドセラピーは、福祉の先進国ともいわれるスウェーデンで開発された認知症ケア「タクティールケア」の考え方と手法を参考にしています。 本に綴じ込んでいる手順一覧表は、切り取って、ハンドセラピーをするときに近くに置いておくと、パッと手順を確認できて、とても便利です。 認知症をもつ人の心を理解したいと思ったときには、ぜひハンドセラピーを取り入れてみてください。 目次 巻頭 認知症をもつ人の心と「触れること」 Part1 触れること 触れていますか? 触れた相手は、どうなるの? 病院の現場から 介護の現場から Part2 ハンドセラピーの基本 ハンドセラピーとは? ハンドセラピーで期待できること ハンドセラピーをするうえで大事なこと6つ 病院の現場から 介護の現場から Part3 ハンドセラピーの実践 ハンドセラピーのために準備するもの 背中のハンドセラピー 手のハンドセラピー 足のハンドセラピー Part4 認知症の基礎知識 認知症による物忘れについて 認知症の種類 認知症の症状 認知症かもしれないと持ったら 病院の現場から Part5 認知症をもつ人と一緒に楽しめることと予防について 認知症の予防とは アロマセラピー 運動 タクティールケア体験談 著者プロフィール 鈴木 みずえ (スズキ ミズエ) (監修) 浜松医科大学地域看護学講座教授。医科学修士。医学博士。筑波大学大学院医学研究科環境生態系専攻博士課程修了。大学院生のころから高齢者の転倒予防の研究を始め、その後も認知症高齢者の研究を続ける。とくに、認知症高齢者と介護者の生活をよりよいものにするための研究に力を注ぎ、病院や介護施設などの協力を得ながら、音楽・動物・ロボット療法、タクティールケア、パーソン・センタード・ケアを取り入れたケアの質の向上のための研究を進めている。 著書に『パーソン・センタードな視点から進める 急性期病院で治療を受ける認知症高齢者のケア』(日本看護協会出版会)、監修書に『認知症の看護・介護に役立つよくわかるパーソン・センタード・ケア』『3ステップ式パーソン・センタード・ケアでよくわかる認知症看護のきほん』『認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方』(池田書店)などがある。 ISBN 978-4-262-14598-3 A5判 128頁 発行 池田書店 書店発売日 2021年11月12日
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オープンダイアローグ 私たちはこうしている
¥2,200
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「1つでもいいから取り入れると現場がうまく回るかも知れません。」 内容紹介 はじめの一歩を踏み出すために。 オープンダイアローグは面白そう、でもどこから始めたらいいのか分からない――そんな疑問にまっすぐに答えたのが本書です。具体的な声のかけ方・応答例から、対話セッションの進め方や臨場感あふれる実事例まで、著者と仲間たちがいま実際に日本の臨床現場で行っていることを包み隠さず紹介しました。対話を開く「工夫」や「アイデア」に満ちた本書を頼りに、オープンダイアローグの「はじめの一歩」を踏み出しましょう! 目次 はじめに 序章 オープンダイアローグはこうして生まれた 診断と治療だけでは助けにならなかった オープンダイアローグの根源 ケロプダスがオープンダイアローグを知らなかった頃 オープンダイアローグが生まれた日 Need-Adapted Treatmentと何が違うのか ビルギッタの一言 ゴールは「対話そのもの」 医学から対話へ まずは病棟で話を聞くことから 話したい場所で聞く 最初の調査 オープンダイアローグは1日で誕生する Column 「私たちのやり方を真似しないでください」 第1章 ふたつの土台 実際の「対話セッション」の様子 1 1 その人のいないところでその人の話をしない 申し送りも相談も「その人のいるところで」 「支援する/される」という力関係が対話を阻害する 困っているそのスタッフが「本人」 子どものことで相談している家族が「本人」 2 1対1で話さない―専門スタッフは2名以上 専門職の意見が一致しないことが大切 ひとりで対話をする工夫―私のやり方 Column 7つの原則をどう考えるか 第2章 つねに意識しておきたいこと 1 一人ひとりが特別 「接遇」以前のこととして 話す機会を公平にする 優劣のない関係性を守る 「現場で決めていけないこと」だけを決める 垂直の関係性を意識する 相手の考えはつねに自分の理解を超えている 「理解しようとする」態度そのものが助けになる 2 ポリフォニーを意識する 不安が声を押さえ込んでしまう 自分の楽器を持ってジャズのセッションに参加する スタッフもまたひとりの奏者として 3 不確かさの中に留まる すぐに答えに飛びつかない こう言って不確かさに留まる―私のやり方 プロセスを信頼する 4 透明性を保つ 自分がどう思ったか話す「責任」が専門職にはある 質問さえ脅威になる リフレクティングと透明性 専門職がひとりのときにはどうするか Column 話すスペースをつくる 第3章 対話の場を設定する 1 いつ行うか 即時に応答する 電話を受けることに集中できる体制をつくる 電話口にはシフト表―その場で決める 2 誰を招くか 招待するという感覚 4つの質問をしてみる―ソーシャルネットワークが見えてくる 最初から参加も、途中から参加も 対話の場に医師が参加することは少ない 担当スタッフはずっと同じ 3 準備はしない 事前の打ち合わせ、事後のカンファレンスはしない すべては「その場」で考える 「いないところで話す」必要があったらどうするか 対話中はメモをとらない 4 どこに座るか 本人が話したいと思う場所にする 輪になって話す 座る席を選んでもらう 5 時間はどうする 60分でさえ難しい…… 対話のあとに対話が続くことが大事 必要があれば連日開く 時間差で対話する Column 精神科訪問看護を利用してみよう 第4章 セッションを始めよう! 1 オープニング チェックインを確認する 自己紹介を2回するくらいのていねいさ 対話の場を温めるための準備運動 最初に経緯と期待を聞く 2回目以降はどう聞くか―私のやり方 2 全員の声を聞く なぜ全員に聞くのか それぞれの必然性に従った「公平」 ひとりで話したいと言われたら―私のやり方 3 リフレクティング 4 クロージング 細心の注意が必要 最初に終わりの時間を確認する 残り15分でどうするか 最後は本人たちの声で終える むずかしい対話場面の終え方 次を決めることでチェックアウト Column 統合失調症の患者数はさらに減る 第5章 対話を促進させる工夫 1 話すことと聞くことを分ける たとえばこんな言い方をする 話す順番の決め方 誰が話者なのかを明確に示す 2 話したいことを話せるように 臨床でよくある場面 ジャッジされたら二度と話さなくなる 話したいことと話したことは違うかもしれない 話を聞くことで精神状態が不安定になるとは? 3 話し手が自分の声を聞くのを助ける 話していることをいちばん聞いている人は誰か? 間(マ)にはさまざまなものが生まれる 沈黙に戸惑ったら聞けばいい 聞いたことを繰り返してみる 4 精神医学的問題をどう扱うか 診断名はいったん脇に置く 妄想は結果 最初の3回は抗精神病薬を処方しない ケロプダス病院での薬の位置づけ 抗精神病薬をやめるときは慎重に 睡眠薬は最初から数日間処方することがある 「そのように感じたのはいつからですか?」 Column 暮らす場所によって薬の量は変わる 第6章 リフレクティングを身につける 実際の「対話セッション」の様子 2 1 リフレクティングはなぜ必要なのか 専門職の意見は聞きたいが…… リフレクティングという工夫 2 リフレクティングの基本的な考え方 内的会話と外的会話 「話す」と「聞く」を構造的に分ける 3 リフレクティングに役立つ小さな工夫 やってはいけないこと アバウトネスではなくウィズネスで 話された言葉をそのまま使う 話されなかったことは話さない ちょうどよい差異を意識する リフレクティングチームの話は短めに 参加者は聞いていなくてもいい 2回目の中断があったらリフレクティングはやめる 視線は合わせない 4 リフレクティングの始め方と終え方 始めるタイミングは? ていねいな言葉で始める 本人たちの声で終わる Column あるリフレクティング 第7章 対話的な組織になるために 1 対等に対話をする試み 先生と呼ぶのをやめてもらった スタッフ間での会議を対話的にした 私自身が対話のトレーニングを行った 2 組織としてのチャレンジ 仲間づくり 対話トレーニングプログラムをつくった 話し合い続ける Tolerance of Uncertainty(あきらめない) Column 1回目は意思決定をしない会議 おわりに 著者紹介 著者プロフィール 森川 すいめい (モリカワ スイメイ) (著/文) 精神科医 ISBN 978-4-260-04803-3 A5判 196頁 発行 医学書院 発売日 2021年9月6日