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わたしが誰かわからない : ヤングケアラーを探す旅
¥2,200
☆店長のひと言 「ヤングケアラー…、突然そう呼ばれた人の戸惑いを想像できないあなたへ。」 紹介 「ヤングケアラー」について取材をはじめた著者は、度重なる困難の果てに中断を余儀なくされた。一体ヤングケアラーとは誰なのか。世界をどのように感受していて、具体的に何に困っていているのか。取材はいつの間にか、自らの記憶をたぐり寄せる旅に変わっていた。ケアを成就できる主体とは、あらかじめ固まることを禁じられ、自他の境界を横断してしまう人ではないか――。著者はふたたび祈るように書きはじめた。 目次 はじめに 1 薄氷のような連帯 2 いちばん憎くて、いちばん愛している人 3 わたしが誰かわからない 4 わたしはなぜ書けないか 5 抱えきれない言葉の花束 6 固まることを禁じられた身体──ケア的主体とは何か 7 自己消滅と自己保存──水滴のように 8 犠牲と献身と生まれ変わり──自由へ おわりに 【著者略歴】 中村佑子(なかむら・ゆうこ) 1977年東京都生まれ。映像作家。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。哲学書房にて編集者を経たのち、2005年よりテレビマンユニオンに参加。映画作品に『はじまりの記憶 杉本博司』(2012年)、『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』(2015年)がある。主なテレビ演出作に、「幻の東京計画 ~首都にありえた3つの夢~」(NHK BSプレミアム、2014年)、「地球タクシー レイキャビク編」(NHK BS1、2018年)など。本書が初の著書となる。 ISBN:978-4-260-05441-6 Cコード:3347 A5判232ページ 発行:医学書院 発売日: 2023年11月20日
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支える,支えられる,支え合う
¥1,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,450円+税) ☆店長のひと言 「支える人もまた誰かに支えられているわけで。若者よ、遠慮はいらぬぞ。」 紹介 あなたの周りに誰かの助けを必要としている人はいますか? あなたは困ったことがあったら周りにSOSを出すことはできますか? サヘル・ローズさんが自らの体験をたどりながら、他者を思いやり、寄り添うことの大切さを伝えます。森山誉恵さん、慎泰俊さん、三好祐也さん、ブローハン聡さんなど、10代の居場所づくり、病気の子どもの教育など様々な支援に携わる方々の活動も紹介します。 目次 この本の内容 サヘル・ローズ 自分を大切にして、そしてまわりの人に目を向けて はじめに イランから日本へ 「違うこと」を否定しないで ランドセルの思い出 SOSを出せない これから出会うべき人がたくさんいる 気がついたら声をかけてあげて 自分の「色」を大切に 人と比べる必要はない いまの経験は、いつかだれかを助ける力になる 森山誉恵子 こどもたちの安心・安全な育ちを保障する 安心して過ごせる場所はどこ? 親の経済状況で環境が変わる? 学習ボランティアで感じたことは 支援の仕組みからこぼれ落ちる子どもたち 10代のための相談サイトMex(ミークス) 自分の好きなことをして過ごせる居場所「3(さん)」 一人で抱え込まないでいいんだよ 【コラム1】 あなたに居場所はありますか? 慎泰俊 だれにでも平等にチャンスのある世の中にしたい お金のサービスの支援活動 200万人以上の子どもたちにサービスを届ける なぜこういう活動をはじめたの? だれもが同じようにチャレンジできる社会 小さなことから変えられる 日々の積み重ね 【コラム2】 開発途上国の子どもたち 三好祐也 病気を抱えていても自分らしくいられるように 何で自分だけ? 入院している子どもたちが勉強できるように みんなと一緒に勉強したい 退院してからも支援が必要 友達が車いすを押してくれた 友達とのつながりが大切 「伝える努力」と「休む勇気」 【コラム3】 病気を抱える子ども達はどうやって勉強している? ブローハン聡 自分で生き方を選べることの大切さ 継父の暴力におびえる日々 小学校時代 はじめて安心して眠ることができた 母が誇れるような生き方をしよう 親友に打ち明けた時の反応 〈自分という「資格」〉を取ろう 当事者としての活動 閉じた世界から抜け出して広い世界を知った 【コラム4】 虐待について 支え合うための本棚 著者プロフィール サヘル・ローズ (サヘル・ローズ) (著/文) 俳優・タレント 1985年イラン生まれ。幼少時代はイランの孤児院で生活し、7歳のときにフローラ・ジャスミンの養女として引き取られる。8歳で養母とともに来日。高校時代に受けたラジオ局J-WAVEのオーディションに合格して芸能活動を始める。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し舞台にも立つ。 また芸能活動以外で、国際人権NGOの「すべての子どもに家庭を」の活動では親善大使を務めていた。私的にも援助活動を続け、公私にわたる福祉活動が評価され、アメリカで人権活動家賞を受賞。著書には『戦場から女優へ』(文藝春秋)、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏との共著で写真詩集『あなたと、わたし』(日本写真企画)がある。 ISBN:978-4-00-027242-1 Cコード:0336 B6判126ページ 発行:岩波書店 初版年月日: 2021年11月26日
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奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか
¥1,980
☆店長のひと言 「実際消されたかどうかは置いといてだけど、特に初めの頃にはさんざん世話になっておいてさ、みんなちゃんとお礼くらい言った??」 紹介 「嫌われたって、やるしかないんだ」 尾身茂、押谷仁、西浦博ー感染症専門家たちは、コロナ渦3年間、国家の命運を託された。彼らは何と闘い、なぜ放逐されたのか?政権と世論に翻弄されながら危機と戦った感染症専門家の悲劇! 小学館ノンフィクション賞大賞受賞の気鋭ライターの弩級ノンフィクション 著者プロフィール 広野 真嗣 (ヒロノ シンジ) (著/文) 1975年、東京都生まれ。慶応義塾大法学部卒。神戸新聞記者を経て、猪瀬直樹事務所のスタッフとなり、2015年10月よりフリーに。17年に『消された信仰』(小学館)で第24回小学館ノンフィクション大賞受賞。 ISBN:978-4-06-534465-1 Cコード:0036 四六判304ページ 発行:講談社 発売日: 2024年1月17日
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絵はがきにされた少年 新版
¥730
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,700円+税) ☆店長のひと言 「今じゃアフリカを次の金脈としか見ていない人の多さよ。」 紹介 内戦中のスーダンで撮影した「ハゲワシと少女」でピュリッツァー賞を受賞、 その直後に自殺したカメラマン。ルワンダ大虐殺を生き延びた老人の孤独。 アパルトヘイトの終わりを告げる暴動。紛争の資金源となるダイヤモンド取引の闇商人……。 新聞社の特派員として取材をつづける中で、著者は先入観をくずされ、 アフリカに生きる人々、賢者たちに魅せられていく。 アフリカ―遠い地平の人々が語る11の物語。 第三回開高健ノンフィクション賞受賞作品 目次 第一部 奇妙な国へようこそ 1 あるカメラマンの死 2 どうして僕たち歩いてるの 3 噓と謝罪と、たったひとりの物語 4 何かを所有するリスク 第二部 語られない言葉 1 絵はがきにされた少年 2 老鉱夫の勲章 3 混血とダイヤモンド 4 語らない人、語られない歴史 第三部 砂のよう、風のように 1 ゲバラが植えつけた種 2 「お前は自分のことしか考えていない」 3 ガブリエル老の孤独 文庫版(二〇一〇年)あとがき あとがきにかえて 引用文献 ISBN:978-4-434-28068-9 Cコード:0095 四六判276ページ 発行:柏艪舎 発売:株式会社星雲社 初版年月日: 2020年10月30日
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しにたい気持ちが消えるまで
¥1,570
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「死にたいも生きたいも自然なこと。でもそれだけでは終わらない。」 紹介 16歳のとき、死のうと思った。すごく天気の良い日で、こんな日に死ねるなんて幸せだと思った。自宅のベランダから飛び降り、頸髄を損傷するが一命をとりとめる。 「死ななくて良かった」、「何もできなくても生きていていい」 現在を生きる筆者による、自死を止めたい、やさしくなりたい、お守りのような言葉。書き下ろし自伝エッセイ。 著者プロフィール 豆塚エリ (マメツカエリ) (著/文) 1993年、愛媛県生まれ。16歳のとき、飛び降り自殺を図り頸髄を損傷、現在は車椅子で生活する。大分県別府市で、こんぺき出版を拠点に、詩や短歌、短編小説などを発表。NHK Eテレ『ハートネットTV』に出演するなど、幅広く活動中。 ISBN:978-4-7796-4671-3 Cコード:0095 四六判304ページ 発行:三栄 発売日: 2022年9月16日
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オタクを武器に生きていく (14歳の世渡り術)
¥990
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,420円+税) ☆店長のひと言 「オタクっていうのは専門家の卵なんすよ。(あとは殻を破れるかどうか)」 内容紹介 好きを活かして活躍できる人・できない人って具体的に何が違うの? 日本一のオタクアナウンサーである著者が、アニメ業界・動画配信等で活躍する方々と徹底討論し、その要件をまとめました。 〈目次〉 まえがき 「がんばれ」って書いてある攻略本ってムカつきませんか? 第1章 オタクの時代! ■オタクの時代、到来 ■クラスにはオタクとギャルしかいない説 ■ジャンルは何だっていい! ■ネガティブイメージからの変遷 ■オタクが必要とされる時代へ ■ワクワクする人生を送るために、オタクであれ ■好きを仕事にできる人は一握り問題 ■「オタクを武器に生きていく」の定義と4つの仮説 【定義】「オタクを武器に生きていく」とは? 【仮説1】「そんなことどうでもいいでしょ」……は無視したほうがいい? 【仮説2】「この道一筋!」……じゃないほうがいい? 【仮説3】「労働=つらいことのガマン代」……ではない? 【仮説4】「将来、何になりたい?」……は考えないほうがいい? ■ひとつだけ、ほぼ確実なのは「アテンプト」 第2章 オタク人生相談! 先輩たちに聞いてみた ■「感情を考えること」を武器にする ―夢を叶えたオタク・竹達彩奈さん(声優) ■「アマチュア感覚」を武器にする ―会社員でオタク・高橋祐馬さん(アニメプロデューサー) ■「掛け合わせ」を武器にする ―意外性のありすぎるオタク・けいたんさん(ダンサー・配信者・経営者) ■友だちがいなくても、好きが仕事にならなくても、オタクは最強 ―次世代オタク・尾原和啓さん(IT批評家) 第3章 オタクを武器に生きていくための攻略法 ■仮説検証タイム ■「オタクの魂」とは、あなたの才能である 【見つけ方①】「自分だけが気にしていること」が才能 【見つけ方②】「世の中を変えたい」と思ったら才能 【見つけ方③】「なりたい」「やりたい」と思ったら、それはもう才能 オタクの魂が武器になる瞬間 ■「大人の技術」を4つに分類する 【技術①】まず決断、そして行動 【技術②】柔軟さを保つ 【技術③】掛け算を待つ 【技術④】仲間を増やす ■それでも自信がない人へ あとがき (河出書房新社ホームページより引用) 著者プロフィール 吉田 尚記 (ヨシダ ヒサノリ) (著/文) ニッポン放送アナウンサー。2012年第四九回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞。「マンガ大賞」発起人。マンガ、アニメ、アイドル関係等に精通。著書に『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)等 ISBN:978-4-309-61744-2 Cコード:0395 四六判208ページ 発行:河出書房新社
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「空気」を読んでも従わない
¥500
【中古 状態きれい】 (参考:定価820円+税) ☆店長のひと言 「そもそも空気を読めるだけですごい能力なわけで、それ以上求めるのは無茶な話なんですよ。」 内容紹介 「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう、他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと……。この社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう。もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえるアナタにとっておきのアドバイス。「空気」を読んでも従わない生き方のすすめ。 目次 はじめに 1 なぜ先輩に従わなければいけないの? 2 どうして,人の頼みを断れないのだろう? 3 「世間」と「社会」 4 「世間」の始まり 5 「世間」を壊そうとする人達 6 根強く残る「世間」 7 「世間」は中途半端に壊れている 8 外国には「世間」はない 9 人の頼みを断るのがつらいヒミツ 10 もし人から頼まれたら 11 敵を知るということ 12 「空気」ということ 13 「世間」のルール1 年上がえらい 14 「世間」のルール2 「同じ時間を生きる」ことが大切 15 「世間」のルール3 贈り物が大切 16「世間」のルール4 仲間外れを作る 17 「世間」のルール5 ミステリアス 18 「世間」はなかなか変わらない 19 5つのルールと戦い方 20 強力な「世間」との戦い方 21 同調圧力 22 自分を大切に思うこと 23 仲間外れを恐れない 24 たったひとつの「世間」ではなく 25 私を支えるもの 26 スマホの時代に おわりに 著者プロフィール 鴻上 尚史 (コウカミ ショウジ) (著/文) 鴻上尚史(こうかみ・しょうじ) 作家・演出家・映画監督。1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。大学在学中の1981年、劇団「第三舞台」を旗揚げする。87年「朝日のような夕日をつれて87」で紀伊國屋演劇賞団体賞、95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2007年に旗揚げした「虚構の劇団」の旗揚げ三部作戯曲集『グローブ・ジャングル』で10年、読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。著書に『「空気」と「世間」』『不死身の特攻兵』(以上、講談社現代新書)、『ベター・ハーフ』(講談社)、『人間ってなんだ』『人生ってなんだ』『世間ってなんだ』(以上、講談社+α新書)、『鴻上尚史のほがらか人生相談』(朝日新聞出版)、『同調圧力のトリセツ』(中野信子との共著、小学館新書)など多数。 ISBN:978-4-00-500893-3 Cコード:0236 新書判 224ページ 発行:岩波書店 発売日: 2019年04月20日
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脱・筋トレ思考
¥1,980
☆店長のひと言 「おい俺の筋肉、これでいいのかい!?」 ★紹介記事 https://ikiruba.hateblo.jp/entry/2022/06/24/172815 紹介 ハイパフォーマンスを生む「しなやかさ」 筋トレ思考(=勝利至上主義、過度な競争主義…)は、 心身の感覚をバラバラにする― 元ラグビー日本代表の著者が、 自身の実感と科学的知見をもとに「学び・スポーツ」の未来を拓く、救いの書。 指導者必読! 教育関係者にオススメ! 現代スポーツには勝利至上主義や商業主義、過度な競争主義がはびこっている。勝利、カネ、ランキング上位といった、目に見えてわかりやすい目的を掲げ、それに向けてシンプルな方法で解決を図る考え方を、本書では「筋トレ主義」と呼ぶ。筋肉さえつければパフォーマンスは高まるという単純思考が、スポーツ界でまことしやかに広がりつつあることに、私は一抹の不安を感じている。(略)本書は、スポーツ界のみならずいつしか社会全体にまで広がり、知らず識らずのうちに内面化しつつある、この「筋トレ主義」を乗り越えるための思索である。??まえがきより 目次 第1章 脱・筋トレ宣言 第2章 筋トレを警戒する人たち 第3章 豊かな感覚世界をめざして 第4章 「引退後」を言葉にする 第5章 感覚世界の見取り図??始原身体知 第6章 感覚世界の見取り図??形態化身体知・洗練化身体知 終章 脱・筋トレ思考 著者プロフィール 平尾 剛 (ヒラオ ツヨシ) (著/文) 1975年大阪府出身。神戸親和女子大学発達教育学部ジュニアスポーツ教育学科教授。同志社大学、三菱自動車工業京都、神戸製鋼コベルコスティーラーズに所属し、1999年第4回ラグビーW杯日本代表に選出。2007年に現役を引退。度重なる怪我がきっかけとなって研究を始める。専門はスポーツ教育学、身体論。著書に『近くて遠いこの身体』(ミシマ社)、『ぼくらの身体修行論』(内田樹氏との共著、朝日文庫)、監修に『たのしいうんどう』(朝日新聞出版)がある。 ISBN 978-4-909394-25-5 四六判 200頁 発行 ミシマ社 書店発売日 2019年8月29日
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もの食う人びと
¥300
【中古 状態きれい】 (参考:定価720円+税) ☆店長のひと言 「新聞に連載していたとき読んでいました。過酷な状況と食事の描写の対比が衝撃でした。 紹介 バングラデシュで、旧ユーゴで、ソマリアで、チェルノブイリで…人びとはいま、なにを食べ、考えているか。熟達の記者・芥川賞作家の著者が、世界の飢餓線上を彷徨い、ともに食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、驚愕と感動のドラマ。現代報道の壁を突破し抜いた、世紀末の食の黙示録。文庫化に際し、新たに書き下ろし独白とカラー写真を収録。 目次 旅立つ前に 残飯を食らう 食いものの恨み ピナトゥボの失われた味 塀の中の食事 食とネオナチ 黒を食う モガディシオ炎熱日誌 麗しのコーヒー・ロード バナナ畑に星が降る 兵士はなぜ死んだのか 禁断の森 チェロ弾きの少女 儒者に食事作法を学ぶ 背番号27の孤独な戦い ある日あの記憶を殺しに〔ほか〕 著者プロフィール 辺見 庸 (ヘンミ ヨウ) (著) 小説家、ジャーナリスト、詩人。元共同通信記者。宮城県石巻市出身。宮城県石巻高等学校を卒業後、早稲田大学第二文学部社会専修へ進学。同学を卒業後、共同通信社に入社し、北京、ハノイなどで特派員を務めた。北京特派員として派遣されていた1979年には『近代化を進める中国に関する報道』で新聞協会賞を受賞。1991年、外信部次長を務めながら書き上げた『自動起床装置』を発表し第105回芥川賞を受賞。 ISBN:978-4-04-341701-8 Cコード:0195 文庫判 368ページ 発行:KADOKAWA 発売日: 1997年06月20日
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就職と体育会系神話
¥2,640
☆店長のひと言 「就職が人生のゴールかどうか、それはまた別のお話。」 ★ブログ記事 https://iki-blo.blogspot.com/2022/04/blog-post_20.html 内容紹介 体育会系の学生は就職活動で本当に有利なのか――。歴史と統計、そして当事者の語りを読み解きながら、「体育会系神話」の実態とそれを成立させる構造のダイナミズムを描き出し、大学スポーツのゆくえと学生アスリートのキャリアの未来を構想する。 目次 プロローグ 第1章 問題化する「体育会系」のキャリア形成 1 対象としての「体育会系神話」 2 先行研究の検討と本書の研究課題 3 本書の構成 第2章 体育会系就職の現在 1 誰が勝ち、誰が負けているのか 2 体育会系のなかでの勝者は誰か 3 なぜそのような勝敗がみられるのか――諸説の検討 4 体育会系の分化とジェンダー格差 第3章 体育会系神話の起源 1 本章の目的――近代企業が求めた身体とは 2 研究の手続き・進め方――どうすれば有用な身体のイメージを描けるか 3 体育会系神話の起源 4 「体育会系」と「教養系」 5 スーパーエリートとしての体育会系 第4章 体育会系就職の最盛期――一九九〇年代の体育会系就職と企業スポーツ 1 本章の対象と目的 2 事例――インタビュー調査から 3 社会文脈に埋め込まれた企業スポーツと体育会系就職/採用 第5章 日本社会のしくみと体育会系神話 1 本章の目的 2 「体育会系神話」成立の社会学的前提 3 日本社会のしくみを反映する体育会系就職 第6章 体育会系神話のゆくえ 1 大学スポーツのオルタナティブ 2 国際比較から学ぶ 3 日本は体育会系の「自立/自律」をめざす!? エピローグ 参考文献 謝辞 版元から一言 大学新卒就職市場で、まことしやかに語られる「体育会系は就活で有利」という神話。それはいつから成立し、どう変容して現在にいたるのか。そもそも、大学新卒就職市場で体育会系が本当に有利なのか。 まず、現在の体育会系学生のなかで、神話どおりの恩恵に浴しているのは誰なのかを明らかにする。体育会系学生への就職支援を展開する企業の協力のもとに調査をおこない、所属大学やスポーツによる差異、ジェンダー格差について統計的に検証する。 そのうえで、戦前・戦間期に最も売れたビジネス雑誌「実業之日本」の記事をたどりながら、明治末期から昭和初期までの間に大学スポーツへの社会的な評価が高まり、就職に有利にはたらくようになった起源と変容を掘り起こす。 さらに、1990年代に情報系躍進企業に就職し、営業として活躍した元企業アスリートの語りをもとに、揺るがない新卒採用の日本の特殊的慣行と凋落する企業スポーツとの関係のなかで現象していた体育会系就活や採用のリアルを克明に描写する。 企業の雇用実態、企業スポーツの盛衰、大学数の増加とスポーツ推薦枠、社会的・経済的な動向――。「体育会系神話」の実態とそれを成立させる構造のダイナミズムを明らかにして、大学スポーツのゆくえを提示する。 著者プロフィール 束原 文郎 (ツカハラ フミオ) (著) 1977年、東京都生まれ。横浜国立大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科単位取得満期退学。博士(スポーツ科学、早稲田大学)。京都先端科学大学健康医療学部准教授。専攻はスポーツを対象にした人文社会科学(スポーツマネジメント、スポーツ産業論、スポーツ文化論、スポーツ社会学など)。共著に『スポーツまちづくりの教科書』(青弓社)、『近代日本を創った身体』(大修館書店)など。 ISBN 978-4-7872-3491-9 C0036 四六判 282頁 発行 青弓社 発売日 2021年7月27日
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水を縫う
¥1,180
【中古 状態とてもきれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「ゆく河の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず。世間の“当たり前”も。」 内容紹介 松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。 学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが――「みなも」 いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とは――「愛の泉」ほか全六章。 世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。 著者プロフィール 寺地はるな(てらち・はるな) 1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。会社勤めと主婦業のかたわら小説を書き始め、2014年『ビオレタ』でポプラ社新人賞を受賞しデビュー。『大人は泣かないと思っていた』『正しい愛と理想の息子』『夜が暗いとはかぎらない』『わたしの良い子』『希望のゆくえ』など著書多数。 ISBN 978-4-08-771712-9 四六判 248頁 発行 集英社 書店発売日 2020年5月26日
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さかなのなみだ
¥950
SOLD OUT
【中古 カバーに破れあり。中身はきれい。】 (参考:定価定価 1,200円+税) ☆店長のひと言 「ギョギョッ…(涙)。」 内容紹介 さかなの世界にもいじめがある。 小さな学校のなかにも。せまい社会のなかにも──。 朝日新聞連載「いじめられている君へ」で紹介され、大反響! 子どもから大人の心までひびく、さかなクンの感動メッセージが絵本になりました。お魚好きの変わり者の少年が、人気者の「さかなクン」になるまでの道のりも紹介。教育の現場で、親子で、みんなで読んで考えたい必読書です。 著者プロフィール さかなクン (サカナクン) (著/文) 東京都出身、千葉県館山市在住。国立大学法人 東京海洋大学名誉博士/客員教授 2010年には絶滅したと思われていたクニマスの生息確認に貢献。 さらに海洋に関する普及・啓発活動の功績が認められ、「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞。 2011年農水省「お魚大使」、2012年文科省「日本ユネスコ国内委員会広報大使」に任命 2014年からは環境省国連生物多様性の10年委員会(UNDB-J)「地球いきもの応援団」生物多様性リーダーを務めています。 映画の原作にもなった単行本「一魚一会」(講談社)、講談社の動く図鑑 MOVE さかな新訂版のコラムの執筆や、 『朝日小学生新聞』にて毎週(土)「おしえてさかなクン」イラストコラムを連載中。 ISBN 978-4-576-07071-1 四六判 32頁 発行 二見書房 書店発売日 2007年5月11日
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ぼのぼの名言集(上) 今日は風となかよくしてみよう
¥230
【中古 状態きれい】 (参考:定価838円+税) ☆店長のひと言 「かわいい顔してときどきドキッとするをこと言うので困ります。」 紹介 「ぼのぼの」は発表当初より、4コマ漫画でありながら哲学的であると評価され、多くのファンを掴みました。「いぢめる?」「しゅりんくっ」「それはヒミツです」「楽しいことが終わるのは、悲しいことが終わるため」「生き物はこまらない生き方なんか絶対ないんだよ」「さァ~どんどんしまっちゃうからね」などの名言が誕生しました。上巻はタレント東野幸治さんが、作者のいがらしみきおに笑いの視点から特別インタビューをしました。生きることが楽になる珠玉の言葉が本書には、たくさん収録されています。あなたの心にも、ちゃんと届きますように。 目次 第1章 最初にニオイがする次に感じる 第2章 こういう天気だと悩みがない 第3章 あぁ夏なんだなぁ 第4章 欲しいものがあるのはいい 第5章 キミはなにかつまらないの? 特別インタビュー 漫画家いがらしみきお、笑いの世界(インタビュアー・東野幸治) SBN 978-4-8124-9302-1 新書判 256頁 発行 竹書房 初版発行年月 2012年12月
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ぼのぼの名言集(下) 理由はないけどすごくさびしくなる時がある
¥260
【中古 状態きれい】 (参考:定価838円+税) ☆店長のひと言 「ほのぼのしているようでしていないからぼのぼの説」 紹介 「ぼのぼの」は発表当初より、4コマ漫画でありながら哲学的であると評価され、多くのファンを掴みました。「いぢめる?」「しゅりんくっ」「それはヒミツです」「楽しいことが終わるのは、悲しいことが終わるため」「生き物はこまらない生き方なんか絶対ないんだよ」「さァ~どんどんしまっちゃうからね」などの名言が誕生しました。下巻は哲学者の内山節さんが解説をしました。生きることが楽になる珠玉の言葉が本書にはたくさん収録されています。あなたの心にも、ちゃんと届きますように。 目次 第1章 ボクが気がつくのはもう少し先だ 第2章 なつかしくなる言葉があるんだ 第3章 水はいつもボクにさわっている 第4章 そういう気がするんだね 第5章 ボクはちょっと行くところがある 解説 ぼのぼのの森の哲学について(哲学者・内山節) 著者プロフィール いがらしみきお (イガラシミキオ) (著/文) 1955年生まれ。宮城県出身。漫画家。主な作品に『I』『羊の木』『ぼのぼの』など多数。 ISBN 978-4-8124-9303-8 新書判 256頁 発行 竹書房 初版発行年月 2012年12月
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ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください
¥1,760
☆店長のひと言 「選挙で一票入れる前に、この1冊をカートに入れてください!!」 ★ブログ記事 https://ikiruba.hateblo.jp/entry/2022/06/22/124203 内容紹介 「よくわからないけどダメそう」な日本の政治について、気鋭の若き社会学者と考える。生まれたときから当たり前のようにあるけれど、正体はよくわからない「民主主義」や「自由」の価値と意味。 目次 はじめに 講義1 ところで、国は誰が動かしているんですか? 講義2 自由民主主義は誰が選んだんですか? 講義3 ちなみに、自由ってなんですか? 講義4 メディアと政治の本当のはなし 講義5 私たちは政治にどうコミットしていくのか 政治や自由、メディアについて学びたい人のためのブックガイド おわりに 著者プロフィール 西田亮介(にしだ りょうすけ) 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。1983年京都生まれ。専門は社会学。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。同助教(有期・研究奨励II)、独立行政法人中小企業基盤整備機構リサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授などを経て現職。 著書に『コロナ危機の社会学 感染したのはウイルスか、不安か』(朝日新聞出版)、『不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか』(経済界)、『メディアと自民党』(角川新書、2016年度社会情報学会優秀文献賞)、『なぜ政治はわかりにくいのか:社会と民主主義をとらえなおす』(春秋社)などがある。 ISBN 978-4-534-05916-1 四六判 発行 日本実業出版社 発売日 2022年3月25日
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「隔離」という病い : 近代日本の医療空間
¥680
【中古 カバーに少し傷みあり 帯無し】 (参考:定価1,456円+税) ☆店長のひと言 「私はこの文庫版を生涯の一冊として持っています。人が本当に恐れるのは病か、それとも。」 内容紹介 強制収容、恐怖の宣伝、終身隔離。なぜ、ハンセン病患者への過酷な差別は、現代まで続いたのか?なぜ、近代の医療空間は、これほど歪められたのか?O‐157、エイズを含め、日本社会の「病い」観を問いなおす。 目次 序章 終わりからはじめること 第1章 近代国家であるために 第2章 隔離という病いをめぐって 第3章 「奇妙な国」の論理 第4章 「牧人」の系譜学 第5章 生きがい論の陥穽 第6章 ユートピアの枠 終章 そして、都市へ 著者プロフィール 武田 徹 (タケダトオル) (著/文) 1958年生まれ。ジャーナリスト、評論家、専修大学文学部教授。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士課程修了。著書に『流行人類学クロニクル』(サントリー学芸賞受賞)、『「隔離」という病い』『偽満州国論』『「核」論』『戦争報道』『原発報道とメディア』『暴力的風景論』『日本語とジャーナリズム』『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか』『日本ノンフィクション史』など。 ISBN 978-4-06-258109-7 254頁 発行 講談社 初版発行年月 1997年7月
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自分で始めた人たち
¥1,870
☆店長のひと言 「批判や批評に終わらない、一歩前に進むために。」 内容紹介 民主主義は私たち一人ひとりの暮らしの中にある。元・クローズアップ現代の国谷裕子を含め、9人との対話で政治学を学び直す本。 はじめに 1章 ボランティアから始めたひと 2章 データで社会を変える人たち 3章 自治体と一緒に始めた人たち 4章 温故知新で地元をアップデートする人たち 5章 目の前の一人を幸せにして社会を変える人 6章 女性の視点から社会を変えていく人たち 座談会 これからの民主主義を考える あとがき 著者紹介 東京大学卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。 博士(法学)。千葉大学法経学部助教授、東京大学社会科学研究所助教授、同准教授を経て2011年4月より現職。その間に、フランス社会科学高等研究院、コーネル大学ロースクールで客員研究員を務める。 主な著作に『政治哲学へ 現代フランスとの対話』(渋沢・クローデル賞LV特別賞、東京大学出版会)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(サントリー学芸賞、講談社学術文庫)、『<私>時代のデモクラシー』(岩波新書)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書)、『西洋政治思想史』(有斐閣アルマ)、『保守主義とは何か』(中公新書)、『未来をはじめる「一緒にいること」の政治学』(東京大学出版会)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、近刊)などがある。 (アカデミーヒルズHPより抜粋) ISBN 978-4-479-39382-5 四六判 280頁 発行 大和書房 発売日 2022年2月17日
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ほぐほぐマムアンちゃん
¥1,650
☆店長のひと言 「まじほぐれます」 紹介 こころが沈んでどうしようもないとき。悩みのループから抜け出せないとき。傷ついて立ち直れないとき。気持ちの落ち込みが激しいとき。 14の悩みに、タムくんが答えました。傷ついたあなたによりそい、自分にはなかった視点をもらえる、マムアンちゃんの姿に励まされる。 タイ語でマンゴーはマムアン。髪型がマンゴーの形だからマムアンちゃん。 落ち込んだら、ほぐほぐされよう。 著者プロフィール ウィスット=ポンニミット タムくんという愛称で知られるマンガ家・アーティスト。日本のマンガに熱中した少年時代を経て、神戸の日本語学校に留学。 星野源、くるり、細野晴臣ほか、ミュージシャンとコラボレーションするなど多方面で活躍中。ホームレスの人の社会的自立を応援する雑誌「ビッグイシュー日本版」に長年四コママンガを連載。マムアンちゃんのイラストにメッセージを添えた「ひとこと」が人気を博す。 インスタグラムのフォロワーは約17 万人。タイのバンコク在住。 (岩波書店HPより転載) ISBN 978-4-265-85177-5 B5変型判 64頁 発行 岩崎書店 発売日 2020年11月5日
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娘に語るお父さんの戦記 小さな天国の話(新装版)
¥891
☆店長のひと言 「妖怪だけやあらしません。」 内容紹介 21歳で南方へ出征した著者は、片腕を失い、マラリアに苦しみながらも、自然と共に暮らすラバウルの先住民たちと出会い、過酷な戦場を生き延びる。子どもたちに向けたありのままの戦争の記録。 著者 水木 しげる (ミズキ シゲル) 1922年生まれ、鳥取県境港市出身。21歳で南方出征。『テレビくん』で講談社児童まんが賞受賞。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』など多数。紫綬褒章、旭日小受章受賞。文化功労者。2015年没。 (河出書房新社HPより抜粋) ISBN 978-4-309-41906-0 文庫判 280頁 発行 河出書房新社 発売日 2022年7月21日
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新・失敗学 正解をつくり出す技術
¥1,870
☆店長のひと言 「これ買って失敗もいいのでは?」 ★ブログ記事 https://ikiruba.hateblo.jp/entry/2022/07/03/170532 紹介 「決められた正解を素早く出す」ことが優秀な人とされた時代から「自ら正解をつくる」ことができる人の時代へ。 「自ら正解をつくり出す時代」の思考の技術。 近年の日本の地盤沈下の背景には、すでに世界が「正解がない時代」になってるにもかかわらず、いまだに日本では「決められた正解を素早く出すことが優秀な人の条件」とされていることにある。これらは変わらない偏差値信仰、近年の官僚・みずほ銀行などのエリート組織の躓きを見ても明らか。 「正解がない時代」とは「正解がいくつもある時代」のこと。そのためには自分たちで正解をつくっていく必要がある。そして自分たちで正解をつくるとは、仮説ー実行ー検証を回していくことにほかならない。 この過程で必ず付いてくるのが失敗。いままで避けがちだった失敗とどのように向き合い、どのように糧としてしゃぶりつくすのか、そこがこれからの時代の成否を分ける。 そのためのポイントを丁寧に解説、これから私たちが身につけるべき思考法を明らかにする。 第1章 正解がない時代の人材とは 第2章 すべては仮説から始まる 第3章 失敗を捉えなおす 第4章 仮説の基礎をつくる 第5章 仮説をつくる三つのポイント 第6章 仮説を実行する 著者紹介 畑村 洋太郎(ハタムラ ヨウタロウ) 1941年生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。02年にNPO法人「失敗学会」、07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。日本航空安全アドバイザリーグループ委員、JR西日本安全有識者会議委員、国土交通省リコールの原因調査・分析検討委員会委員長、11年6月より東京電力福島第一原子力発電所における事故調査・検証委員会委員長などを務める。著者に『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』『みる わかる 伝える』『危険不可視社会』(以上講談社)、『直観でわかる数学』『技術の創造と設計』(以上岩波書店)、『数に強くなる』(岩波新書)、『畑村式「わかる」技術』『回復力』『未曾有と想定外』『技術大国幻想の終わり』(以上、講談社現代新書)など多数。 ISBN 978-4-06-528213-7 四六判 248頁 発行 講談社 発売日 2022年5月18日
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親を頼らないで生きるヒント
¥902
☆店長のひと言 「親(家族)のことで自分を失う必要はないんですよね。」 紹介 あなたは今、家族のことで悩んでいませんか? 増え続ける虐待、家事に忙殺されるヤングケアラー……、外からは見えにくい困難を抱えた家族の中で子どもはどのようにSOSを出せばよいのでしょうか。本書では親から離れて社会的養護のもとで育った若者たちの体験を紹介し、子どもが子どもらしく、安心して暮らせる道を考えます。 目次 はじめに 1 「なぜ、家族のことで悩んでしまうのだろう」へのヒント あなたは、どんな家族と暮らしていますか? あなたには、権利があることを知っていますか? この程度は虐待じゃない、と思っていませんか? もしも、あなたが助けてもらえるとしたら、どうなる? 2 「悩んだ先輩たちはどうしたんだろう?」へのヒント 親の言うことがすべてじゃない。世界は広い!………ケンさん これからもサポートを求め続けながら生きていく………アミさん あきらめないで、大人たちに頼る勇気を持ち続けて!………さくらさん 自分がやりたいことは大人たちに声をあげて伝えて!………アオさん 家にいられなくても手段はいくつもあることを知ってほしい………りょうさん 新しい親元で、SOSを出せない子もいる!………カナさん 家を出て初めて体験した、当たり前の日常生活………みさきさん しつけと虐待は違う、あなたは悪くない!………ゆうこさん カミングアウトして訴え続けた「僕は日本にいたい!」………ジジさん 3 「どんな行動を起こせばいいのだろう?」へのヒント・・・・・相談ができる支援先情報 おわりに 《Column》 ヤングケアラーとは? 里親制度とは? 児童養護施設とは? 母子生活支援施設とは? 自立援助ホームとは? 特別養子縁組とは? 奨学金制度とは? 共依存とは? 国籍問題とは? 著者プロフィール コイケジュンコ MotherNessPublishing代表、編集者、ライター。公立中学校の特別支援学級での障がい児指導、(株)リクルートの法人営業などを経て、フリーライターに。3000人以上を取材。2009年より社会的に弱い立場の人たちと共存する社会づくりをライフワークに取り組んでいる。 NPO法人ブリッジフォースマイル 2004年創立(法人設立2005年)。親を頼れないすべての子どもが笑顔で暮らせる社会をめざし、児童養護施設や里親家庭などで生活する子どもたちが巣立ちの際に直面するさまざまな課題を乗り越えるための支援(自立準備セミナー、居場所事業、就労支援プログラムなど)を行っている。 https://www.b4s.jp (岩波書店HPより転載) ISBN 978-4-00-500942-8 新書判 204頁 発行 岩波書店 書店発売日 2021年11月22日
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モヤモヤの正体
¥1,980
☆店長のひと言 「善悪を決めようとせずに物事の源流に遡って考えてみる、、これぞ理性。」 紹介 犯人は、「他者の不可解な行動」や「社会の空気」にあらず…… 共感、個性、協調性、正しさ、「みんなが…」 ―こうした言葉で、現代人が自らハマる罠を見事に解明! 身体に根ざした、本当の自信を取り戻す! 本書では、多くの人がわだかまりを感じている出来事をそのまま受け止めて、「なんだかなぁ」と違和感を共有するにとどまらず、その手前までさかのぼり、起きていることを「ただ起きている出来事」として捉え、その上で何が私とあなたの間にモヤモヤを生じさせてしまうのか。そういうふうに考えてみることにしました。善い悪いを決めるためでも問題を解決するのでもなく、問題を作り出しているのは何か。モヤモヤの正体に迫っていきたいと思います。―「はじめに」より 目次 第1章 子育てをめぐるモヤモヤ 第2章 コミュニケーションをめぐるモヤモヤ 第3章 仕事をめぐるモヤモヤ 第4章 感情をめぐるモヤモヤ 第5章 教育をめぐるモヤモヤ 第6章 笑いをめぐるモヤモヤ 第7章 社会をめぐるモヤモヤ 第8章 他者の視線をめぐるモヤモヤ 著者プロフィール 尹 雄大 (ユン ウンデ) (著/文) 1970年神戸市生まれ。インタビュアー&ライター。政財界人やアスリート、アーティストなど約1000人に取材し、その経験と様々な武術を稽古した体験をもとに身体論を展開している。主な著書に『やわらかな言葉と体のレッスン』(春秋社)、『体の知性を取り戻す』(講談社現代新書)、『増補新版 FLOW 韓氏意拳の哲学』(晶文社)、『脇道にそれる』(春秋社)など。 ISBN 978-4-909394-31-6 四六判 224頁 発行 ミシマ社 発売日 2020年1月30日
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悩んでなんぼの青春よ 頭がいいとはどういうこと?
¥1,210
☆店長のひと言 「悩むって考えるってことなので、実はすごく大事だと思います。※悩み過ぎは注意」 ★ブログ記事 https://iki-blo.blogspot.com/2022/04/blog-post.html 内容 「ほかの人が問題なくできることにつまずくのはなぜ?」「数学ができないのは私が女だから?」「学歴ってそんなに大切なの?」悩みや疑問はつきないものだ。社会と自分自身の間に立って、うろうろと悩む。問いは宝、うろうろすることにこそ意味がある。自分自身の悩みを足がかりに、探究の旅に出てみよう。 目次 第1話 頭がいいとはどういうこと? (頭が不器用?才能とは何? なぜ学歴は重視されるか ほか) 第2話 先が見えないのは当たり前 (女子に数学は向かないか 男子は型にはまりがち? 男子のプレッシャー ほか) 第3話 自分らしく生きるとは? (特技は何か 孤独なのもちょっといい 向き不向きはある ほか) 著者 森 毅 モリ ツヨシ 1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。 (筑摩書房HPより転載) ISBN 978-4-480-25119-0 四六変型判 112頁 発行 筑摩書房 発売日 2021年12月22日