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体育がきらい
¥750
【中古 状態きれい】 (参考:定価880円+税) ☆店長のひと言 「体育や給食が嫌いなことは知っていた。ただ誰も肯定しなかった。」 紹介 ボールが怖い、失敗すると怒られるなどの理由で嫌われがちな体育だが、強さや速さよりも重要なことがある。「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見える。 先生はエラそうだし、ボールは怖い! 体育なんか嫌いだ!という児童生徒が増えています。なぜ、体育嫌いは生まれてしまうのでしょうか。授業、教員、部活動。問題は色々なところに潜んでいます。そんな「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見えてきます。強さや速さよりも重要なこととは? 著者プロフィール 坂本拓弥(さかもと・たくや):1987年東京都生まれ。千葉大学教育学部を卒業。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科を単位取得退学。博士(教育学)。明星大学教育学部助教を経て、現在は筑波大学体育系助教。専門は体育・スポーツ哲学。特に身体論と欲望論。共編著に『探究 保健体育教師の今と未来 20講』(大修館書店)、共著に『スポーツと遺伝子ドーピングを問う:技術の現在から倫理的問題まで』(晃洋書房)、『はじめて学ぶ体育・スポーツ哲学』(みらい)などがある。 ISBN:978-4-480-68461-5 Cコード:0237 新書判224ページ 発行:筑摩書房 発売日: 2023年10月6日
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頭のうえを何かが Ones Passed Over Head
¥2,530
☆店長のひと言 「病床から描かれたものはリハビリというか成長の過程のようでした。」 紹介 「ストローク(脳梗塞)は僕にとって恩寵でした。そして深い教えでした。」 『抽象の力』(第69回芸術選奨文部科学大臣賞)の岡﨑乾二郎さんは、2021年10月に脳梗塞で倒れました。 倒れてから1ヵ月後に麻痺した右手で描いた40作以上の絵と「リハビリ記」(2万7千字)が収録されています。 本書は、カラー部分だけでも約100頁ある画集であり、病をも創造の糧とする示唆に溢れた手記でもあります。 前書きなど 【本書より】 2021年10月30日土曜日の23時でした。知り合いにPCでメッセージを送りはじめたときに指がもつれはじめ、腕から力が抜け、右手も右足も瞬く間に動かなくなりました。椅子からずり落ちるように、なんとか床に横たわりました。脳梗塞だと思いました。(リハビリ記 冒頭) 絵を再び描くなんてことはありえないと思い込んでいた一人の脳梗塞片麻痺患者にとって、目の前で出来上がっていく絵は、自分で描いたものであるにもかかわらず、人ごとのように驚きをもって見えたものである。だからスマホで家族やスタッフにそれを送った。ネコが自分が獲ったエモノ、見つけた事物を家人の手元に持っていって自慢するようなものである。(あとがきより抜粋) 著者プロフィール 岡﨑乾二郎 (オカザキケンジロウ) (著/文) https://kenjirookazaki.com/jpn/ 1955年東京生まれ。造形作家。批評家。セゾン現代美術館、豊田市美術館で大規模な個展を開催するとともに、美術批評を中心として執筆を続ける。主著に『ルネサンス 経験の条件』(文春学藝ライブラリー)、『抽象の力 近代芸術の解析』(亜紀書房/第69回芸術選奨文部科学大臣賞)、『感覚のエデン』(亜紀書房/第76回毎日出版文化賞〈文学・芸術部門〉)、『絵画の素 TOPICA PICTUS』(岩波書店)など。 ISBN:978-4-86732-023-5 Cコード:0071 A5横判144ページ 発行:ナナロク社 発売日: 2023年12月14日
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わたしが誰かわからない : ヤングケアラーを探す旅
¥2,200
☆店長のひと言 「ヤングケアラー…、突然そう呼ばれた人の戸惑いを想像できないあなたへ。」 紹介 「ヤングケアラー」について取材をはじめた著者は、度重なる困難の果てに中断を余儀なくされた。一体ヤングケアラーとは誰なのか。世界をどのように感受していて、具体的に何に困っていているのか。取材はいつの間にか、自らの記憶をたぐり寄せる旅に変わっていた。ケアを成就できる主体とは、あらかじめ固まることを禁じられ、自他の境界を横断してしまう人ではないか――。著者はふたたび祈るように書きはじめた。 目次 はじめに 1 薄氷のような連帯 2 いちばん憎くて、いちばん愛している人 3 わたしが誰かわからない 4 わたしはなぜ書けないか 5 抱えきれない言葉の花束 6 固まることを禁じられた身体──ケア的主体とは何か 7 自己消滅と自己保存──水滴のように 8 犠牲と献身と生まれ変わり──自由へ おわりに 【著者略歴】 中村佑子(なかむら・ゆうこ) 1977年東京都生まれ。映像作家。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。哲学書房にて編集者を経たのち、2005年よりテレビマンユニオンに参加。映画作品に『はじまりの記憶 杉本博司』(2012年)、『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』(2015年)がある。主なテレビ演出作に、「幻の東京計画 ~首都にありえた3つの夢~」(NHK BSプレミアム、2014年)、「地球タクシー レイキャビク編」(NHK BS1、2018年)など。本書が初の著書となる。 ISBN:978-4-260-05441-6 Cコード:3347 A5判232ページ 発行:医学書院 発売日: 2023年11月20日
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障害があり女性であること : 生活史からみる生きづらさ
¥2,750
☆店長のひと言 「“弱者”のステレオタイプ化や専門と言う名の縦割りから脱するには。」 紹介 障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。 目次 第Ⅰ部 障害とジェンダーをめぐる困難 第Ⅱ部 ライフコースと性役割 第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点 著者プロフィール 土屋 葉 (ツチヤヨウ) (著/文 | 編集) 1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。著書『障害者家族を生きる』(勁草書房)、共著『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援』(生活書院)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに、『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(現代書館)がある。 ISBN:978-4-7684-3598-4 Cコード:0036 四六判320ページ 発行:現代書館 書店発売日: 2023年10月4日
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かざらないひと 「私のものさし」で 私らしく生きるヒント
¥2,420
☆店長のひと言 「かざらないようにみえるまでの道のりな。」 紹介 「自分をどう魅せる?」から自由に見える、あのひとが考えていること フリーアナウンサー・赤江珠緒、家政婦&料理人・タサン志麻、産婦人科医・高尾美穂、フリーアナウンサー・堀井美香、「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子。 絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、その時々の「思い」に焦点を当てながら、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。 他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。そんなふうに見える彼女たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのか。 その等身大の言葉の数々のなかに、あなた自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。 <本文より> たぶん私、カツオっぽいんですよね。――赤江珠緒 馬鹿にされても別にいいや、私は楽しいことやってるんだもん、みたいにずっと思っていますね。――タサン志麻 そこに同年代の女子がいれば当たり前に楽しく過ごすでしょ、という感覚で看護師さんたちに接してきました。――高尾美穂 自分そのものをそんなに大した人間じゃないと思っているのがベースにあるんでしょうね。そうすると、他の人の行動とか言葉も受け入れられる。――堀井美香 「かざらないひと」っていうタイトルの本に出ちゃっていいのかな、私、かざってるんで…。――佐藤友子 目次 「面白さ」を大事にするひと…赤江珠緒 モヤモヤを行ったり来たりする/山をぐるっと回って考えたい/「物語」から人間心理を学ぶ/「心がタフ」で続いてきた/女性という意識はなかったけれど/100%をめぐる葛藤/まだまだ自分に飽きてない 「納得」を大事にするひと…タサン志麻 自分の思いをうまく言葉にできなかった/不器用だからこそ誰よりも努力した/心が動く就職先を探し続けた/「なんか違う」をごまかしきれなかった/「家政婦」がいつでも戻れる場所に/私を変えた夫のロマンと田舎の暮らし/思いがあればレシピ以上のものができる 「意志」を大事にするひと…高尾美穂 自分は「凡人」だと感じたから/嫌がらせする人を達観して見ていた/好きなものは高校時代から変わらない/気づけば「人たらし」と言われていた/「あなたのいいところを私は知ってるよ」/すべてのことは自分で選べる/私たちは助け合って生きていく 「普通」を大事にするひと…堀井美香 人に見つからないように全力疾走/「東京の普通」に負い目を感じて/嫉妬しない、口出ししない夫婦関係/人をあまり敵と思わない/メインではない場所が落ち着く/普通の人の本物の言葉を届けたい/自分を身軽にしていくのが心地いい 「気持ち」を大事にするひと…佐藤友子 10代で自分をリセットした/「本当の自分」はノートのなかに/自分を広げていくことが心地いい/私のなかの、うるさい友子/「働く主婦」である私/「ひとりの星」を持っている人が好き/停滞している自分とも向き合いたい 版元から一言 「かざらない」人柄によって多くの人を惹きつけている5人の女性たちの濃厚なインタビューの言葉には、彼女たちが今の状態に至るまでに悩んだこと、頑張ってきたこと、大切にしてきたことがたくさん詰まっています。読んでくださった方が、気持ちがふっとラクになったり、背中を押されたりしながら、「自分のものさし」を育むヒントを得ていただければ嬉しいです。 ISBN:978-4-911191-01-9 Cコード:0095 A5判256ページ 発行:月と文社 初版年月日: 2024年2月15日
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もうやってらんない
¥480
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,500円+税) ☆店長のひと言 「“あのとき、実は傷ついたのよね。”とあとで言われたときの気持ちを思い出しました。」 紹介 ある日、アフリカ系アメリカ人のベビーシッター、エミラは、誘拐犯に間違えられてしまう。黒人差別だと怒る白人の雇い主アリックスは、抗議するようエミラを焚きつけるが、そのいっぽうで名誉黒人気取りの恋人がアリックスの元カレだと知ったエミラは――。 著者プロフィール カイリー・リード(Kiley Reid) 1987年、ロサンゼルス生まれ。アリゾナ大学とメアリーマウント・マンハッタン・カレッジで学ぶ。トルーマン・カポーティ財団のフェローシップを受けながら、数多くのピュリッツァー賞受賞者を輩出してきたアイオワ・ライターズ・ワークショップを修了した。2019年刊行の本書『もうやってらんない』は、デビュー作にしてブッカー賞にノミネートされ、全米での書籍の売れ行きに最も影響力があるとされる女優リース・ウィザースプーンのブッククラブの選定図書になった。現在ペンシルヴェニア州フィラデルフィア在住。 (Hayakawa Books & Magazinesより引用) ISBN:978-4-15-210098-6 Cコード:0097 四六判448ページ 発行:早川書房 発売日: 2022年4月5日
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自閉症は津軽弁を話さない リターンズ 「ひとの気持ちがわかる」のメカニズム
¥1,100
☆店長のひと言 「話さないではなく話せないと思ってしまっていました。」 紹介 「自閉症の子って津軽弁話さないよね」妻の一言から調査は始まった。10年間の研究のすえ妻の正しさは証明され、この変わった研究は全国紙にも載る結果に。それから数年後、方言を話すようになった自閉症児が現れた――。多数者である私たちはどう方言を話すか、相手の意図をどう読み取っているか。そもそも「普通」の発達とは何かを問うことで、ことばの不思議から自閉スペクトラム症を捉えなおそうと試みる画期的ノンフィクション。 第I部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎 第1章 音声の絶対音感者 第2章 自閉症は熊本弁がわからない 第3章 人はどうやってことば遣いを選ぶのか――社会的関係性と心理的関係性 第4章 なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか 第5章 印象としての方言 第6章 意図とミラーニューロン――行為を見ることの意味 第7章 意図とコミュニケーション――目標とプランの読み取り 第8章 意図と協同作業――なぜ、意図を読むことが大切なのか 第9章 ルール間の葛藤――社会的ルールとオリジナルルール 第10章 社会的手がかりへの選好のパラドクス ――わからないから注意を向けないのか、注意を向けていないからわからないのか 第11章 伝わる情報、広がる情報――ミームの概念 第12章 共同注意と情報の共有 第13章 もしも自閉スペクトラム症の子が25人、定型発達の子が5人のクラスがあったら 第14章 おさらい 第II部 新たなる謎 第15章 方言を話すようになった自閉スペクトラム症 第16章 再び調査開始 第17章 ケースの実態 第18章 なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか ――社会的スキルの獲得と関係性の変化 第19章 自閉症は日本語を話さない 目次 第I部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎 第1章 音声の絶対音感者 第2章 自閉症は熊本弁がわからない 第3章 人はどうやってことば遣いを選ぶのか――社会的関係性と心理的関係性 第4章 なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか 第5章 印象としての方言 第6章 意図とミラーニューロン――行為を見ることの意味 第7章 意図とコミュニケーション――目標とプランの読み取り 第8章 意図と協同作業――なぜ、意図を読むことが大切なのか 第9章 ルール間の葛藤――社会的ルールとオリジナルルール 第10章 社会的手がかりへの選好のパラドクス ――わからないから注意を向けないのか、注意を向けていないからわからないのか 第11章 伝わる情報、広がる情報――ミームの概念 第12章 共同注意と情報の共有 第13章 もしも自閉スペクトラム症の子が25人、定型発達の子が5人のクラスがあったら 第14章 おさらい 第II部 新たなる謎 第15章 方言を話すようになった自閉スペクトラム症 第16章 再び調査開始 第17章 ケースの実態 第18章 なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか ――社会的スキルの獲得と関係性の変化 第19章 自閉症は日本語を話さない 著者プロフィール 松本 敏治 (マツモトトシハル) (著/文) 1957年生まれ。博士(教育学)。公認心理師、特別支援教育士スーパーバイザー、臨床発達心理士。1987年、北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1987~89年、稚内北星学園短期大学講師。89~91年、同助教授。91~2000年、室蘭工業大学助教授。00~03年、弘前大学助教授。03~16年9月、弘前大学教授。11~14年、弘前大学教育学部附属特別支援学校長。14~16年9月、弘前大学教育学部附属特別支援教育センター長。16年10月より、教育心理支援教室・研究所『ガジュマルつがる』代表。 ISBN:978-4-04-400781-2 Cコード:0147 文庫判272ページ 発行:KADOKAWA 初版年月日: 2023年8月25日
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正しいパンツのたたみ方
¥350
【中古 状態きれい】 (参考:定価840円+税) ☆店長のひと言 「パンツのたたみ方から人生論が広がります。」 内容紹介 家庭科は,自分の暮らしを自分で整える力だけでなく,この社会の中で他者とともに生きていく力を育ててくれる教科だと実感した著者は,自ら専任教員となる.ご飯の作り方,お金とのつきあい方,時間の使い方など自立にあたってどんな知識や技術が必要か,10代の暮らしに沿って具体的にアドバイスする. 目次 はじめに 序章 家庭科を学ぶ意味 パンツのたたみ方に悩む男性に温かいアドバイスを/お互いの違いを知る教科/あなたは家庭科が好きですか? 1章 いま,生きているワタシ 目指せ! 弁当高校生/さわやかな朝の目覚めのために/朝ご飯が一日を変える/自立ってなんだろう?/勉強ってなんだろう?/副教科は強い味方! 2章 家族の中で生きる 家族って誰のこと?/家族のかたち/わたし的家族のボーダーライン/自分にとっての家族/家族の食卓/食事作りの宿題/家族の条件/「理想の結婚相手」で考える人間関係 3章 社会の中で生きている 働くということ/何のために働きますか/支え合って生きる/いろいろあるぞ,お金の問題/悪徳商法と消費者の問題/「なぜ,騙されたんだろう」/かしこい消費者になろう/働くっていうことは/アルバイトを始めてみると/お金はこわい!/経済的な自立/労働者としての権利/ワークライフバランス/老後のことはまだ早い?/100歳になった自分/もうひとつの感想/老後に備える/実習大好き!!/プロフェッショナルとパーソナル/パーソナルな技術がなぜ必要か 終章 ゆたかに生きるためのスキル あなたの遊びはどのレベル?/DVフリーの恋愛関係/メッセージを送り続ける/「依存でもなく「支配」でもなく/一人でいるのも楽しいけれど,二人でいるともっと楽しい おわりに 著者プロフィール 南野忠晴(みなみの ただはる) 1958年大阪府堺市生まれ.大阪府立高校英語科教員として13年間勤めながら,家庭科で教員採用試験を再受験.大阪府立高校で初の男性家庭科教員のひとりとなる.NHK教育テレビ高校講座「家庭総合」講師,「家庭科教員をめざす男の会」世話人.市民を対象とした「ジェンダー入門講座」や「生き方講座」など,講演会の講師としても活躍している.著書に『はじめて語るメンズリブ批評』(共著,東京書籍),『教育とはなんだ』(共著,筑摩書房)など. (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-500674-8 Cコード:0237 新書判224ページ 発行:岩波書店 発売日: 2011年2月18日
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病と障害と、傍らにあった本。
¥2,200
☆店長のひと言 「本のいいところは、自分のペースで向き合えるところ。」 紹介 病名や障害の名前ではひとくくりにできない、その実情。それゆえにその只中にいる人は、心身のつらさのみならず、誰とも分かち合えない想いに孤独に陥りがちになる。そんな時、外の世界と自分の内とを繋ぐ「窓」となる本は、あったのか。12人12様の病や障害の体験と本との関わりについて綴る本書は、固有な体験としての病や障害の実情と、生きることの「意志」の現れでもある「読む」ことの力を伝える一冊です。 目次 【本を知る】 齋藤陽道 母の絵日記 頭木弘樹 本嫌いが病気をして本好きになるまで 岩崎航 病をふくめた姿で 【本が導く】 三角みづ紀 物語に導かれて 田代一倫 写真と生活 和島香太郎 てんかんと、ありきたりな日常 【本が読めない】 坂口恭平 ごめん、ベケット 鈴木大介 本が読めない。 【本と病と暮らしと】 與那覇潤 リワークと私―ブックトークがあった日々 森まゆみ 体の中で内戦が起こった。―原田病と足るを知る暮らし― 【本と、傍らに】 丸山正樹 常にそこにあるもの 川口有美子 それは、ただ生きて在ること 前書きなど 病名や障害の名でひと括りにできない 固有の症状や想い。 誰かと分かち合うこともできなくて、ひとり。 そんなとき、傍らには どんな本があったのか。 版元から一言 病や障害といった、重いテーマを扱いながら、本書に収録したエッセイにはどれも不思議と、一筋の光が指しているように思える。それは「読む」という行為に生きるという意志が含まれているからなのか。読後感は希望を見出す一冊です。 著者プロフィール 齋藤 陽道 (サイトウ ハルミチ) (著/文) 一九八三年東京都生まれ。写真家。生まれつき聞こえに障害がある感音性難聴と診断を受ける。中学生まで「聴文化」で育ったのち、都立石神井ろう学校入学を機に「日本手話」と出会う。またその頃から写真を始める。二〇一〇年に写真新世紀優秀賞受賞。二〇一一年、写真集『感動』、二〇一九年『感動、』(いずれも赤々舎)刊行。二〇一三年、ワタリウム美術館にて個展「宝物」開催。私生活では同じく感音性難聴である写真家、盛山麻奈美と結婚。二人の間に生まれた子供は二人とも聴者だった。二〇二〇年、息子へ歌う子守唄をきっかけに「うた」を探る日々を追ったドキュメンタリー映画『うたのはじまり』(河合宏樹監督)が公開。エッセイ集に二〇一八年刊行『声めぐり』(晶文社)、『異なり記念日』(医学書院)他多数。 頭木 弘樹 (カシラギ ヒロキ) (著/文) 文学紹介者。大学三年の二十歳のときに潰瘍性大腸炎を患い、十三年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から二〇一一年、『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社、のちに新潮文庫)、二〇一六年『絶望読書―苦悩の時期、私を救った本』(飛鳥新社、のちに河出文庫)、二〇一九年などの著書を刊行。また、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をミステリーとして再構成した『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(春秋社)、落語にも造詣が深く、『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)他著書多数。同年、潰瘍性大腸炎の闘病の日々を詳細に綴った『食べること出すこと』(医学書院)を刊行。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』コーナーに出演中。 岩崎 航 (イワサキ ワタル) (著/文) 一九七六年宮城県生まれ。詩人。本名は、岩崎稔。三歳の頃に筋ジストロフィーを発症。十七歳の頃、未来に絶望し死を考えたが、「病をふくめたありのままの姿」で自分の人生を生きようと思いを定める。現在は胃ろうからの経管栄養と人工呼吸器を使い、在宅医療や介護のサポートを得て自宅で暮らす。二十五歳から詩作、二〇〇四年から五行歌を詠む。二〇一三年、詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』(写真・齋藤陽道、ナナロク社)が大きな話題を呼ぶ。二〇一五年、エッセイ集『日付の大きいカレンダー』、二〇一八年、兄の岩崎健一が絵を、航が詩を綴った共著の画詩集『いのちの花、希望のうた』(以上、いずれもナナロク社)刊行。二〇二〇年、第二詩集『震えたのは』刊行予定。 三角 みづ紀 (ミスミ ミヅキ) (著/文) 一九八一年鹿児島県生まれ。東京造形大学に進学。一年生の冬に膠原病の全身性エリテマトーデスとの診断を受ける。その頃から詩の投稿をはじめ、二〇〇四年、第四十二回現代詩手帖賞受賞。同年、第一詩集『オウバアキル』にて第十回中原中也賞受賞。第二詩集『カナシヤル』で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。二〇一四年、第五詩集『隣人のいない部屋』で第二十二回萩原朔太郎賞を史上最年少で受賞。書評やエッセイの執筆も多く、二〇一七年、エッセイ集『とりとめなく庭が』(ナナロク社)刊行。ワークショップや詩のコピーライティングなど活動は多岐に渡り、中でも朗読活動を精力的に行う。スロヴェニア、リトアニア、イタリア、ベルギーなど多くの国際詩祭に招聘される。二〇二〇年、詩集『どこにでもあるケーキ』(ナナロク社)刊行。 田代 一倫 (タシロ カズトモ) (著/文) 一九八〇年福岡県生まれ。写真家。二〇〇〇年、大学在学中にうつ病と診断を受ける。九州産業大学大学院在学中の二〇〇六年、福岡市でアジア フォトグラファーズ ギャラリーの設立、運営に参加。同年、三木淳賞奨励賞受賞。韓国、九州で肖像写真を中心に撮影、発表。二〇一〇年に東京、新宿の photographers ‘galleryに拠点を移す。二〇一三年、東日本大震災の被災地の人々を撮影した『はまゆりの頃に 三陸、福島 2011~2013年』(里山社)刊行。同年さがみはら写真新人奨励賞を受賞。二〇一四年より東京の人々の撮影を開始、東京都写真美術館他で発表。二〇一七年に韓国・鬱陵島の人々を撮影した『ウルルンド』(KULA)刊行。二〇一七年秋より双極性障害を発症。二〇二〇年九月に新潟、砂丘館にて個展開催。 和島 香太郎 (ワジマ コウタロウ) (著/文) 一九八三年山形県生まれ。中学三年生の時に、てんかんと診断される。映像の世界を志して進学した京都造形芸術大学で、ドキュメンタリー映画監督、佐藤真に師事。二〇〇八年、文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、『第三の肌』を監督。二〇一二年、監督作品『小さなユリと 第一章・夕方の三十分』が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭短編部門にて奨励賞受賞。二〇一七年より、これまで知られることの少なかったてんかん患者の日々を素朴に語り合うポッドキャストラジオ「ぽつラジオ」を開始。二〇一九年、坪田義史監督のドキュメンタリー映画『だってしょうがないじゃない』で編集を担当。 坂口 恭平 (サカグチ キョウヘイ) (著/文) 一九七八年熊本県生まれ。二〇〇四年、路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(リトルモア)刊行。以降、ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、音楽、絵などを発表している。二〇一一年五月、福島第一原発事故後の政府の対応に疑問を抱き、自ら新政府初代内閣総理大臣を名乗り、新政府を樹立。希死念慮に苦しむ人々との対話を「いのっちの電話」として、自らの携帯電話(〇九〇-八一〇六-四六六六)の番号を公開。近年は投薬なしの生活を送るようになり、二〇二〇年、その経験と「いのっちの電話」をもとに行ったワークショップを誌上で再現した『自分の薬をつくる』(晶文社)、また「いのっちの電話」を十年続けてわかったことを記した『苦しい時は電話して』(講談社新書)を刊行。また、自らの「薬」として描いた風景画集『Pastel』(左右社)刊行。 鈴木 大介 (スズキ ダイスケ) (著/文) 一九七三年千葉県生まれ。文筆業。貧困からセックスワークに就く女性や子ども、詐欺集団など、社会の斥力の外にある人々をおもな取材対象とするルポライターとして執筆活動を行い、主な著書に『最貧困女子』(幻冬舎新書)など。しかし二〇一五年、四十一歳の時に突然、脳梗塞を発症。身体の麻痺は軽度だったが、その後遺症として記憶障害、認知障害などの高次機能障害が残る。その体験を綴ることを自らのリハビリとし、二〇一六年『脳が壊れた』、二〇一八年『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』(いずれも新潮新書)を刊行。また、二〇一八年、高次機能障害と発達障害などの類次点を探った『されど愛しきお妻様 -「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』(講談社)、二〇二〇年『「脳コワさん」支援ガイド』(医学書院)、『不自由な脳』(金剛出版)など。小説に『里奈の物語』(文藝春秋)がある。 與那覇 潤 (ヨナハ ジュン) (著/文) 一九七九年神奈川県生まれ。歴史学者。地方公立大学に勤務していた二〇一四年に双極性障害を発症し、休職を経て離職。二〇一八年、自身の体験を踏まえた『知性は死なない』(文藝春秋)、二〇二〇年、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環と共著、新潮選書)などの著作で、精神病理を切り口に現代社会の諸問題を考察している。本書では挙げきれなかったリハビリ中に影響された書物についても、後者のブックガイドで紹介した。その他、二〇〇九年、博士論文をまとめた『翻訳の政治学』(岩波書店)、二〇一一年、大学在職時の講義録をまとめた『中国化する日本』(文藝春秋、後に文庫化)、二〇一三年、『日本人はなぜ存在するか』(集英社、後に文庫化)などを刊行、著書その他多数。 森 まゆみ (モリ マユミ) (著/文) 一九五四年東京都生まれ。作家。一九八四年、季刊の地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊し、地元の人々の聞き書きをベースにした雑誌づくりで地域コミュニティの活性化に貢献。一九九二年、サントリー地域文化賞受賞。一九九八年『鷗外の坂』(新潮社)で芸術選奨文部大臣新人賞、二〇一四年『『青踏』の冒険:女が集まって雑誌をつくるということ』(平凡社)で紫式部文学賞受賞。他著書多数。二〇〇七年、自己免疫疾患である原田病に罹患。二〇一〇年、病後の日々を綴った『明るい原田病日記―私の体の中で内戦が起こった』(亜紀書房)を刊行。みずからの病の体験と東日本大震災を経て、「足る事を知る」ことの重要性を今一度再確認すべく、二〇一七年、縮小社会研究会の松久寛氏との共著『楽しい縮小社会』(筑摩書房)を刊行。近著に『本とあるく旅』(産業編集センター)など。 丸山 正樹 (マルヤマ マサキ) (著/文) 一九六一年東京都生まれ。シナリオライターとして活動。頸椎損傷という重い障害を持つ妻と生活をともにするうち、さまざまな障害を持つ人たちと交流するようになる。次第に、何らかの障害を持った人の物語を書くことを模索するようになり、二〇一一年、ろう者の両親のもと育った聴者の主人公が手話通訳士となって事件解決に一役買うミステリー小説『デフ・ヴォイス』(文藝春秋)でデビュー。同作が『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』として文庫化(文春文庫)されたのに続き、『龍の耳を君に』(創元推理文庫)、『慟哭は聴こえない』(東京創元社)として人気シリーズとなり、二〇二〇年、スピンオフとして『刑事何森 孤高の相貌』(東京創元社)も刊行。他、居所不明児童をテーマにした『漂う子』(文春文庫)など。 川口 有美子 (カワグチ ユミコ) (著/文) 一九六二年東京都生まれ。都立西高卒(三三期生)。夫の海外赴任のためロンドンで暮らしていた最中の一九九五年、母がALSに罹患。その介護体験を記した『逝かない身体――ALS的日常を生きる』(医学書院)で二〇一〇年、第四十一回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他に『末期を越えて』(青土社)、共編著に『在宅人工呼吸器ケア実践ガイド―ALS生活支援のための技術・制度・倫理』(医歯薬出版)など。副理事長を務めるNPO法人さくら会ではヘルパー養成研修会を毎月開催。当面の目標は日本の難病呼吸器ユーザーの豊かな生を世界に知らしめること。都内マンションで猫3匹と理学療法士を目指す息子と同居中。
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ヤングでは終わらないヤングケアラー
¥1,910
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「ある日大人たちがやってきて、あなたは“ヤングケアラー”ですよと言って帰って行きました、、、にさせないために。」 内容紹介 閉じられそうな未来を拓く ヤングケアラー経験者で作業療法士、看護師になった立場から作業療法や環境調整、メンタルヘルスの視点、看護や精神分析、家族支援の視点を踏まえつつ、ヤングケアラーの現状とこれからについて分析・支援方策を提言。 CONTENTS Part1 ヤングケアラーの多様性を理解してほしい 幼少期・思春期・成人期から障がいがある当事者のきょうだい 他 Part2 ライフステージから考えるヤングケアラー 1)きょうだいケアラーの物理的、精神的苦労 2)きょうだいの人格の礎となる心理社会的成長と発達 3)きょうだいの進学・就労の選択肢 4)きょうだいの主体的な選択が認められ、新しい家庭を営む 5)きょうだいの人生の振り返りと親亡き後 Part3 ヤングケアラーへの調査動向と支援の取り組み 1)厚生労働省などの調査・研究・通知 2)ヤングケアラーに関する先進的な地方自治体の取り組み Part4 きょうだいヤングケアラー支援をすすめるために 1)ピアサポート(きょうだい会)の存在 2)親との関係性を再構築すること 3)きょうだい自身が自分を大切にするために 4)きょうだいが頼れる⁉ 既存の公的機関・相談機関 Part5 〈提言〉きょうだいヤングケアラーへの支援のために 1)地域に応じたヤングケアラーへの調査と啓発・支援体制の構築を 2)ピアサポート体制のあり方について 3)支援者がキーパーソンを限定せず、当事者の自立支援という視点をもつこと 4)福祉制度をよりわかりやすく使いやすく 5)きょうだいヤングケアラーの近くにいる大人への提言 (クリエイツかもがわホームページより引用) 著者プロフィール 木村諭志 看護師 参考)https://www.spu.ac.jp/academics/db/tabid334.html?pdid=333kimu 仲田海人 作業療法士 参考)https://kodomoshien.cfa.go.jp/young-carer/interview/ ISBN 978-4-86342-315-2 C0036 A5判・215ページ 発行 クリエイツかもがわ 発売年月 2021年10月
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年月日
¥800
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,700円+税) ☆店長のひと言 「もしもこの世が限界集落は移住しろとか、自然をCO2濃度で語る人ばかりになったらどうなるだろう。」 紹介 受け継がれる命の物語 山深い農村が千年に一度の大日照りに襲われた。村人たちは干ばつから逃れるため、村を捨てて出ていく。73歳の「先じい」は、自分の畑に一本だけ芽を出したトウモロコシを守るため、村に残る決意をする。一緒に残ったのは、目のつぶれた一匹の犬「メナシ」。メナシは雨乞いの生贄として縛り上げられ、太陽の光にさらされ、目が見えなくなってしまったのだ。 わずかなトウモロコシの粒をめぐり、ネズミとの争奪戦の日々が続く。やがて井戸も枯れ果て、水を求めて谷間に赴くと、池でオオカミの群れと出くわし、にらみ合う……。 もはやこれまでか……先じいが最後に選んだ驚くべき手段とは? ネズミやオオカミとの生存競争、先じいとメナシとの心温まるやりとりを中心に、物語は起伏に富む。意外な結末を迎えるが、受け継がれる命に希望が見出され、安らかな余韻を残す。作家は村上春樹に続いてアジアで二人目となる、フランツ・カフカ賞を受賞し、ノーベル文学賞の次期候補と目される中国の巨匠。本書は魯迅文学賞をはじめ、中国国内で多数の栄誉に輝いている。また数多くの外国語に翻訳され、フランスでは学生のための推薦図書に選定されている。 著者プロフィール 閻連科 (エンレンカ) (著/文) 作家、中国人民大学文学院教授。1958年、河南省嵩県・田湖鎮生まれ。1992年、『夏日落』が兵士の暗黒面を描いたとして批判され、発禁処分に。以降、『人民に奉仕する』(文藝春秋、2006年)が発禁処分、『丁庄の夢』(河出書房新社、2007年)が一時販売中止、2011年の『四書』が発禁処分。『愉楽』(河出書房新社、2014年)は「反革命」「反体制」と酷評されたが、権威ある魯迅文学賞、鼎鈞双年文学賞を受賞。ほかに、エッセイ『父を想う』(河出書房新社、2016年)、最新長編小説『炸裂志』がある。2014年、村上春樹に続いてアジアでは二人目となる、フランツ・カフカ賞を受賞。 ISBN:978-4-560-09531-7 Cコード:0097 四六判154ページ 発行:白水社 発売日: 2016年11月11日
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支える,支えられる,支え合う
¥1,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,450円+税) ☆店長のひと言 「支える人もまた誰かに支えられているわけで。若者よ、遠慮はいらぬぞ。」 紹介 あなたの周りに誰かの助けを必要としている人はいますか? あなたは困ったことがあったら周りにSOSを出すことはできますか? サヘル・ローズさんが自らの体験をたどりながら、他者を思いやり、寄り添うことの大切さを伝えます。森山誉恵さん、慎泰俊さん、三好祐也さん、ブローハン聡さんなど、10代の居場所づくり、病気の子どもの教育など様々な支援に携わる方々の活動も紹介します。 目次 この本の内容 サヘル・ローズ 自分を大切にして、そしてまわりの人に目を向けて はじめに イランから日本へ 「違うこと」を否定しないで ランドセルの思い出 SOSを出せない これから出会うべき人がたくさんいる 気がついたら声をかけてあげて 自分の「色」を大切に 人と比べる必要はない いまの経験は、いつかだれかを助ける力になる 森山誉恵子 こどもたちの安心・安全な育ちを保障する 安心して過ごせる場所はどこ? 親の経済状況で環境が変わる? 学習ボランティアで感じたことは 支援の仕組みからこぼれ落ちる子どもたち 10代のための相談サイトMex(ミークス) 自分の好きなことをして過ごせる居場所「3(さん)」 一人で抱え込まないでいいんだよ 【コラム1】 あなたに居場所はありますか? 慎泰俊 だれにでも平等にチャンスのある世の中にしたい お金のサービスの支援活動 200万人以上の子どもたちにサービスを届ける なぜこういう活動をはじめたの? だれもが同じようにチャレンジできる社会 小さなことから変えられる 日々の積み重ね 【コラム2】 開発途上国の子どもたち 三好祐也 病気を抱えていても自分らしくいられるように 何で自分だけ? 入院している子どもたちが勉強できるように みんなと一緒に勉強したい 退院してからも支援が必要 友達が車いすを押してくれた 友達とのつながりが大切 「伝える努力」と「休む勇気」 【コラム3】 病気を抱える子ども達はどうやって勉強している? ブローハン聡 自分で生き方を選べることの大切さ 継父の暴力におびえる日々 小学校時代 はじめて安心して眠ることができた 母が誇れるような生き方をしよう 親友に打ち明けた時の反応 〈自分という「資格」〉を取ろう 当事者としての活動 閉じた世界から抜け出して広い世界を知った 【コラム4】 虐待について 支え合うための本棚 著者プロフィール サヘル・ローズ (サヘル・ローズ) (著/文) 俳優・タレント 1985年イラン生まれ。幼少時代はイランの孤児院で生活し、7歳のときにフローラ・ジャスミンの養女として引き取られる。8歳で養母とともに来日。高校時代に受けたラジオ局J-WAVEのオーディションに合格して芸能活動を始める。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し舞台にも立つ。 また芸能活動以外で、国際人権NGOの「すべての子どもに家庭を」の活動では親善大使を務めていた。私的にも援助活動を続け、公私にわたる福祉活動が評価され、アメリカで人権活動家賞を受賞。著書には『戦場から女優へ』(文藝春秋)、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏との共著で写真詩集『あなたと、わたし』(日本写真企画)がある。 ISBN:978-4-00-027242-1 Cコード:0336 B6判126ページ 発行:岩波書店 初版年月日: 2021年11月26日
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リハビリの夜 (シリ−ズケアをひらく)
¥1,720
【中古 表紙に小さな傷あり】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「障害や病気には、自分の感覚を相手に伝えられない(共有できない)壁があるが、筆者はそれを星野源もヤバがる言語化で超えていく。」 内容紹介 現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを全身全霊で語り尽くし、リハビリテーションを根底から定義しなおす驚愕の書。 はじめに 序章 リハビリキャンプ 第一章 脳性まひという体験 1 脳内バーチャルリアリティ 2 緊張しやすい体 3 折りたたみナイフ現象の快楽 4 動きを取り込み、人をあやつる 第二章 トレイナーとトレイニー 1 ほどかれる体 2 まなざされる体 3 見捨てられる体 4 心への介入が体をこわばらせる 5 体への介入が暴力へと転じるとき 6 女子大生トレイナーとの「ランバダ」 第三章 リハビリの夜 1 夕暮れ 2 歩かない子の部屋 3 歩く子の部屋 4 女風呂 5 自慰にふける少年 第四章 耽り 1 対比に萌える 2 取り込めないセックス 3 規範・緊張・官能 4 打たれる少女 第五章 動きの誕生 1 モノと作り上げる動き 2 人と作り上げる動き 3 「大枠の目標設定」が重要な理由 4 世界に注ぐまなざしの共有 5 助け合いから暴力へ 第六章 隙間に「自由」が宿る-もうひとつの発達論 1 両生類と爬虫類の中間くらい? 2 便意という他者 3 身体に救われる 4 むすんでひらいてつながって 5 衰えに向けて 注 文献 あとがき (医学書院ホームページより引用) ISBN:978-4-260-01004-7 A5判 264ページ 発行:医学書院 初版年月日: 2009年12月1日
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しにたい気持ちが消えるまで
¥1,570
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「死にたいも生きたいも自然なこと。でもそれだけでは終わらない。」 紹介 16歳のとき、死のうと思った。すごく天気の良い日で、こんな日に死ねるなんて幸せだと思った。自宅のベランダから飛び降り、頸髄を損傷するが一命をとりとめる。 「死ななくて良かった」、「何もできなくても生きていていい」 現在を生きる筆者による、自死を止めたい、やさしくなりたい、お守りのような言葉。書き下ろし自伝エッセイ。 著者プロフィール 豆塚エリ (マメツカエリ) (著/文) 1993年、愛媛県生まれ。16歳のとき、飛び降り自殺を図り頸髄を損傷、現在は車椅子で生活する。大分県別府市で、こんぺき出版を拠点に、詩や短歌、短編小説などを発表。NHK Eテレ『ハートネットTV』に出演するなど、幅広く活動中。 ISBN:978-4-7796-4671-3 Cコード:0095 四六判304ページ 発行:三栄 発売日: 2022年9月16日
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〈山田太一セレクション〉 男たちの旅路
¥2,420
☆店長のひと言 「“昭和は遠くなりにけり”なんて言われますが、社会問題はずっとそばにいるよ。」 紹介 折に触れたしかめたいあの「名ゼリフ」。名作シナリオがペーパーバックで復刊! テレビドラマを通じて、高度経済成長期を生きる日本人に警鐘を鳴らし続けた山田 太一。本質を突く「名ゼリフ」の数々は、不安定な現代こそ、改めてたしかめたく なるものばかりです。 いまや入手困難な山田太一の名作ドラマシナリオをシリーズ で復刊 ! 一冊で全話収録。あたらしいスタイル、あたら しい手触りで、山田太一ドラマをじっくりと「読んで」味わうシリーズです。 ●片手に収まるハンディなサイズ。テレビドラマを見る気軽さで読めるペーパーバックスタイル。 ●著者が現在の目線から自作について振り返る書き下ろしエッセイを収録 ●著者自選、単行本初収録となる短編ドラマを収録! ●各巻に各界の山田ファンの著名人、書店員による「わたしの好きな山田ドラマ」コメント集を封入! 著者プロフィール 山田太一 (ヤマダタイチ) (著/文) 1934年、東京浅草生まれ。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所入社。演出部で木下惠介監督の助監督に。65 年、 脚本家として独立。「岸辺のアルバム」「男たちの旅路」「早春スケッチブック」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」など数多くの 名作テレビドラマを手がける。88 年、長編小説「異人たちとの夏」で山本周五郎賞、2014 年、エッセイ集「月日の残像」で小林秀雄賞を 受賞。著書に「飛ぶ夢をしばらく見ない」「終りに見た街」「空也上人がいた」他多数。戯曲に「日本の面影」「黄金色の夕暮」他多数。 2014年、河出書房新社より「山田太一エッセイコレクション」全3巻を刊行。 ISBN:978-4-907497-06-4 Cコード:0074 四六変型判552ページ 発行:里山社 発売日: 2017年1月27日
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ある大学教員の日常と非日常 障害者モード、コロナ禍、ウクライナ侵攻
¥1,400
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,700円+税) ☆店長のひと言 「新しい環境に馴染むのが苦手な人にとっては、旅行も災害もつらいもの。」 紹介 ASD/ADHDの大学教員、コロナ禍を生き、ウクライナ侵攻下のウィーン、アウシュビッツを行く。日常と非日常が交差する、はてなきインナートリップの記録。 10年ぶりにウィーンへ研究旅行に行くべく、羽田空港に赴いた著者を待っていたのは、出国許可がおりないというまさかの措置だった……。発達障害特性を持つ著者が、コロナ禍、ウクライナ侵攻の最中に、数々の苦難を乗り越え日本を出国し、ウィーンの研究者たちと交流し、ダヴォス、ベルリン、そしてアウシュヴィッツを訪問するまでの、めくるめく迷宮めぐりの記録。発達障害者には、日常もまた、非日常的な迷宮である。装丁・川名潤、装画・榎本マリコ。 「障害があるということは、ふだんから被災しながら生きているようなものだ。著名人の誰かがそのような発言をしたと思うのだが、(…)僕はこの言葉に大いに首肯できる。僕たちの日常は、災難だらけなのだから。障害者とは日常的な被災者なのだ。もとから被災していて、それだけでも大変なのに、疫病が流行し、コロナ禍の時代が出現した。(…)精神疾患の当事者がコロナ禍を生き、戦争を身近で感じた日々のちょっとだけ稀有な記録。それが本書の内容だ。」(「はじめに」より) 【目次】 はじめに──大学教員と精神疾患 第一章 コロナ禍時代の日常──京都にて 自助グループを主宰する発達障害者 基本、失敗の人生を生きている 好評を博した『みんな水の中』 「当事者研究」から「当事者批評」へ 研究の快楽 授業について 食べもののこと 「推し」に支えられて生きる 第二章 出国できませんでした──羽田空港での洗礼 いま海外って行けるんだ! 夢見心地の朝 大使館の窓口と格闘する 書類は揃ったぞ! 楽勝コースのはずだった 出国失敗 栗isうまい 第三章 中途半端な時期──ふたたび京都にて 立ちあがれ、オレよ 頭木弘樹讃 続・頭木弘樹讃 まさかの鼻血大出血、出発日前日の不眠 第四章 ウィーンとの合一──かつて帝都だった街で ウィーンを体になじませる 中心街 住居とマスク着用義務 食と障害者モード グリーンパス狂想曲 第五章 学ぶことを通じてのみ──教養体験、研究、外国語 美術とガラクタ 伝統音楽との戯れ 研究生活 「なろう系」としてのオーストリア語学習? 第六章 旅行と戦争──戦時下のアウシュヴィッツ訪問 各地への旅行(一) グラーツ、リンツ、ザルツブルク、インスブルック、クラーゲンフルト、ハルシュタット、メルク 各地への旅行(二) ダヴォスとベルリン 各地への旅行(三) ブラウナウ・アム・イン 各地への旅行(四) アウシュヴィッツ/ビルケナウ 帰国 著者プロフィール 横道誠 (ヨコミチマコト) (著/文) 京都府立大学文学部准教授。1979年生まれ。大阪市出身。文学博士(京都大学)。専門は文学・当事者研究。著書に、『みんな水の中──「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院)、『唯が行く!──当事者研究とオープンダイアローグ奮闘記』(金剛出版)、『イスタンブールで青に溺れる──発達障害者の世界周遊記』(文藝春秋)、『発達界隈通信──ぼくたちは障害と脳の多様性を生きてます』(教育評論社)などがある。 ISBN:978-4-7949-7332-0 Cコード:0095 四六判264ページ 発行:晶文社 発売日: 2022年10月12日
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星を掬う
¥650
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「掬うは、“救う”か“巣食う”か。」 紹介 町田そのこ 2021年本屋大賞受賞後第1作目は、すれ違う母と娘の物語。 小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。 その後、私は、母に捨てられた――。 ラジオ番組の賞金ほしさに、ある夏の思い出を投稿した千鶴。 それを聞いて連絡してきたのは、自分を捨てた母の「娘」だと名乗る恵真だった。 この後、母・聖子と再会し同居することになった千鶴だが、記憶と全く違う母の姿を見ることになって――。 著者プロフィール 町田 そのこ (マチダソノコ) (著/文) 1980年生まれ。福岡県在住。 「カメルーンの青い魚」で、第十五回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2017年に同作を含む『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。他の著作に『ぎょらん』『コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―』(新潮社)、『うつくしが丘の不幸の家』(東京創元社)がある。 ISBN:978-4-12-005473-0 Cコード:0093 四六判328ページ 発行:中央公論新社 発売日: 2021年10月18日
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小田嶋隆の学歴論
¥1,300
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,500円+税) ☆店長のひと言 「病歴なら負けないぞ。」 紹介 日本を支配する階級制度、学歴の謎を解く! 一流大学の学生にオンナがむらがるというのは本当か? 一代限りの身分であるはずの学歴がなぜ世襲されるのか? 学閥とは何か?(早稲田フリーメーソン・稲門会の暗躍と跳梁) 「東大なんかくだらない」と言えるのは東大生だけなのだろうか 2022年6月に他界した著者が、自ら代表作と明言していた小田嶋隆クラシックス3部作、第1弾 <解説> 内田樹 「脱力する知性-私の小田嶋隆論」 「小田嶋さんの思い出」 本橋信宏「早稲田を横に出て物書きになる」 目次 第1章 クラスは階級の卵である 第2章 一流大学の学生にオンナがむらがるというのは本当か? 第3章 最終学歴の違う者同士は、どうして打ち解けることができないのか? 第4章 「学歴にこだわらない」と言いながら受験に狂奔している人々の本音 コラム❶ シブマクのトゥーリオ 第5章 一代限りの身分であるはずの学歴がなぜ世襲されるのか? 第6章 学歴コンプレックスはいかにして相続されるのか 第7章 学閥とは何か?(早稲田フリーメーソン・稲門会の暗躍と跳梁) コラム❷ 寄付金350万円のトリック 第8章 学歴婚制度は隠微なアパルトヘイトなのか? 第9章 学歴無用論をあざ笑うカップリングパーティの条件 第10章 「東大なんかくだらない」と言えるのは東大生だけなのだろうか 第11章 中卒という見えない人々 第12章 田中角栄=低学歴なるがゆえに能力をひけらかさねばならなかった男の生涯 第13章 郷ひろみ=お受験用仮面夫婦を演じ通した元夫妻の幼稚舎物語 第14章 森喜朗=学力の欠如がむしろ﹁実力﹂の証明になる裏口入学の政治的背景 第15章 広末涼子と吉永小百合はどうしてこんなにも扱いが違うのだろうか コラム❸ ヒロスエの「大学生活」 第16章 菊川怜=学歴コンプレックスの解毒剤としての利用法 第17章 野村沙知代=サッチーを許せなかった本当の理由 第18章 わが学歴=ペーパーテスト巧者の社会的不適応傾向について 解説 内田樹「脱力する知性-私の小田嶋隆論」「小田嶋さんの思い出」 解説 本橋信宏「早稲田を横に出て物書きになる」 著者プロフィール 小田嶋隆 (オダジマタカシ) (著/文) 1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学卒業。一年足らずの食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。著書に『我が心はICにあらず』 (BNN、光文社文庫)、『仏の顔もサンドバッグ』 (宝島社)、『人はなぜ学歴にこだわるのか。』(メディアワークス、光文社文庫。解説・内田樹)、『地雷を踏む勇気』(技術評論社)、『小田嶋隆のコラム道』『上を向いてアルコール』 『小田嶋隆のコラムの切り口』(以上、ミシマ社)、『ポエムに万歳!』 (新潮社)、『友だちリクエストの返事が来ない午後』(太田出版)、『ア・ピース・オブ・警句』(日経BP)、『日本語を、取り戻す。』(亜紀書房)、10年分のTwitterを武田砂鉄が編纂、解説した『災間の唄』(サイゾー)、小説『東京四次元紀行』(イースト・プレス)など多数。2022年、65歳で逝去。 ISBN:978-4-7816-2146-3 Cコード:0095 四六判256ページ 発行:イースト・プレス 発売日: 2022年11月26日
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小田嶋隆の友達論
¥1,300
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,500円+税) ☆店長のひと言 「友を論じるな、感じろ!」 紹介 友だちがいるって本当はウソなんじゃないのか。 友だちの友だちは他人。 人と人とがいともたやすくつながってしまう、そんな世の中で、はたして友だちとは何だろう? 稀代のコラムニストが友だちについて考えに考えた! 真の友をもてないのはまったく惨めな孤独である。友人が無ければ世界は荒野に過ぎない。by フランシス・ベーコン 自分の住んでいる荒野をお花畑だと思い込むことができる人間だけが真の友を持つとができる。by 小田嶋隆 2022年6月に他界した著者が、自ら代表作と明言していた小田嶋隆クラシックス3部作、第2弾 <解説> 平川克美「小田嶋隆の常識」 武田砂鉄「チョロいヤツにはなるな」 【目次】 第1章 友だちリクエストの不可思議 第2章 幼年期の王国とギャング・エイジ 第3章 夢の中の自分としての友だち 第4章 ヤンキーとの遭遇と別離 第5章 女の友情のうらやましさ 第6章 ヤクザという生き方 第7章 友情と愚行 第8章 グラスの底に友情はあるのか 第9章 コストとベネフィットとセックスレスと退廃 第10章 異邦人であることの有利さについて 第11章 コミュ力という魔法の杖 第12章 真の仲間を持たない仲間たちの論争 第13章 出発できないジモティーのためのロードサイド 第14章 友だちが死ぬことについて 第15章 友情製造装置としての新入社員研修 第16章 友だちのいない子どもが勉強家になるメカニズムについて 第17章 人気者という専制君主 第18章 恋愛至上主義から友情原理主義への転換と装飾から草食への変化について 第19章 ミソまみれの日常 第20章 チームスピリットという監獄 第21章 一人ひとりが一人である素晴らしい家族の話 第22章 空気を読むな本を読め、ヨメの顔色読んだら負けぞ 第23章 敵を発明する能力 第24章 友だちはナマモノだよ 解説 平川克美「小田嶋隆の常識」 解説 武田砂鉄「チョロいヤツにはなるな」 目次 【目次】 第1章 友だちリクエストの不可思議 第2章 幼年期の王国とギャング・エイジ 第3章 夢の中の自分としての友だち 第4章 ヤンキーとの遭遇と別離 第5章 女の友情のうらやましさ 第6章 ヤクザという生き方 第7章 友情と愚行 第8章 グラスの底に友情はあるのか 第9章 コストとベネフィットとセックスレスと退廃 第10章 異邦人であることの有利さについて 第11章 コミュ力という魔法の杖 第12章 真の仲間を持たない仲間たちの論争 第13章 出発できないジモティーのためのロードサイド 第14章 友だちが死ぬことについて 第15章 友情製造装置としての新入社員研修 第16章 友だちのいない子どもが勉強家になるメカニズムについて 第17章 人気者という専制君主 第18章 恋愛至上主義から友情原理主義への転換と装飾から草食への変化について 第19章 ミソまみれの日常 第20章 チームスピリットという監獄 第21章 一人ひとりが一人である素晴らしい家族の話 第22章 空気を読むな本を読め、ヨメの顔色読んだら負けぞ 第23章 敵を発明する能力 第24章 友だちはナマモノだよ 解説 平川克美「小田嶋隆の常識」 解説 武田砂鉄「チョロいヤツにはなるな」 著者プロフィール 小田嶋隆 (オダジマタカシ) (著/文) 1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学卒業。一年足らずの食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。著書に『我が心はICにあらず』 (BNN、光文社文庫)、『仏の顔もサンドバッグ』 (宝島社)、『人はなぜ学歴にこだわるのか。』(メディアワークス、光文社文庫。解説・内田樹)、『地雷を踏む勇気』(技術評論社)、『小田嶋隆のコラム道』『上を向いてアルコール』 『小田嶋隆のコラムの切り口』(以上、ミシマ社)、『ポエムに万歳!』 (新潮社)、『友だちリクエストの返事が来ない午後』(太田出版)、『ア・ピース・オブ・警句』(日経BP)、『日本語を、取り戻す。』(亜紀書房)、10年分のTwitterを武田砂鉄が編纂、解説した『災間の唄』(サイゾー)、小説『東京四次元紀行』(イースト・プレス)など多数。2022年、65歳で逝去。 ISBN:978-4-7816-2147-0 Cコード:0095 四六判256ページ 発行:イースト・プレス 発売日: 2022年11月26日
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検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?
¥902
☆店長のひと言 「良いこというか餌ですわな。」 内容紹介 「ナチスは良いこともした」という言説は、国内外で定期的に議論の的になり続けている。アウトバーンを建設した、失業率を低下させた、福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ、ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証。歴史修正主義が影響力を持つなか、多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える。 目次 はじめに 第一章 ナチズムとは? 第二章 ヒトラーはいかにして権力を握ったのか? 第三章 ドイツ人は熱狂的にナチ体制を支持していたのか? 第四章 経済回復はナチスのおかげ? 第五章 ナチスは労働者の味方だったのか? 第六章 手厚い家族支援? 第七章 先進的な環境保護政策? 第八章 健康帝国ナチス? おわりに ブックガイド 著者プロフィール 小野寺拓也(オノデラ タクヤ) 1975年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了. 博士(文学).昭和女子大学人間文化学部専任講師を経て,現在,東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授.専門はドイツ現代史. 著書に『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」――第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』(山川出版社),訳書にウルリヒ・ヘルベルト『第三帝国――ある独裁の歴史』(KADOKAWA)などがある. 田野大輔(タノ ダイスケ) 1970年生まれ.京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学.博士(文学).大阪経済大学人間科学部准教授等を経て,現在,甲南大学文学部教授.専門は歴史社会学,ドイツ現代史. 著書に『ファシズムの教室――なぜ集団は暴走するのか』(大月書店),『愛と欲望のナチズム』(講談社),『魅惑する帝国――政治の美学化とナチズム』(名古屋大学出版会)などがある. (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-271080-8 Cコード:0336 A5判120ページ 発行:岩波書店 発売日: 2023年07月07日
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根っからの悪人っているの?
¥1,760
☆店長のひと言 「被害者であり続けた人が加害者になった瞬間に悪のレッテルを貼られる…、改めて考えると恐ろしい話です。」 紹介 シリーズ「あいだで考える」創刊!不確かな時代を共に生きていくために必要な「自ら考える力」「他者と対話する力」「遠い世界を想像する力」を養う多様な視点を提供する、10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。 『根っからの悪人っているの?――被害と加害のあいだ』著者の映画作品『プリズン・サークル』は、日本で1か所だけ、刑務所の中で行われている「TC(回復共同体)」という対話による更生プログラムを、20 代の受刑者4 人を中心に2 年間記録したドキュメンタリー。本書は、この映画を手がかりに、著者と10 代の若者たちが「サークル(円座になって自らを語りあう対話)」を行った記録である。映画に登場する元受刑者の2 人や、犯罪被害の当事者をゲストに迎え、「被害と加害のあいだ」をテーマに語りあう。(装画:丹野杏香) 目次 はじめに 第1回 初めての対話 『プリズン・サークル』を観て 「わかりたい」と思うには 「違い」に出会う 第2回 真人さんとの対話 刑務所のリアル 犯した罪をめぐって 大切なものとサンクチュアリ コラム おすすめの音楽 サンクチュアリが壊れたあと 第3回 翔さんとの対話 感情に気づき、感情を動かす サンクチュアリをつくる 自らの罪を語る コラム 感情をめぐるワーク 聴く・語る・変わる 第4回 山口さんとの対話 事件に遭遇して??山口さんの被害体験 コラム 事件後の子どもとの関係性の変化 少年の居場所 少年と会う 被害者と加害者が直接会うこと??「修復的司法」 コラム 修復的司法の個人的な取り組み 揺れていい 第5回 最後の対話 4回の対話の感想 根っからの悪人っているの? おわりに 被害と加害のあいだをもっと考えるための 作品案内 著者プロフィール 坂上香(さかがみ・かおり) 1965年大阪府生まれ。ドキュメンタリー映画作家。NPO法人out of frame代表。一橋大学大学院社会学研究科客員准教授。映画作品に『Lifers ライファーズ 終身刑を超えて』『トークバック 沈黙を破る女たち』『プリズン・サークル』(文化庁映画賞・文化記録映画大賞受賞)、著書に『プリズン・サークル』(岩波書店)などがある。 (創元社ホームページより引用)) ISBN:978-4-422-36015-7 Cコード:0336 四六判変型 192ページ 発行:創元社 発売日: 2023年10月17日
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歌詞(うた)の本棚 情熱の薔薇 LIMEX特装版
¥1,930
【中古 状態きれい】 (参考:定価 2,700円+税) ☆店長のひと言 「カラオケで熱唱するだけでは情熱の薔薇は咲かないよ?」 紹介 涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方―― ザ・ブルーハーツが残した不滅の名曲が絵本に! こちらは石灰石を主原料とする新素材LIMEXを使用した特装版です (※内容は通常版と同様です) 目次 ザ・ブルーハーツによる1990年の大ヒット曲「情熱の薔薇」が、ハイスタンダードやWANIMAのデザイン/アートワークで知られるダイスケ・ホンゴリアンによって絵本になりました。こちらはLIMEX(ライメックス)を使用した初版限定の特装版です。LIMEXとは石灰石を主原料とし、製造時に必要とされる水使用量を大幅に削減できるなど環境負荷が少なく、紙やプラスチックの代替として注目を集める新素材。耐久性、耐水性にも優れていることから、小さなお子様が触れる絵本に適し、末長くお手元に置いておくことが可能です。 なお、本商品は主材にLIMEXを採用した初の一般流通書籍となります(上製本の製造工程で必要な芯ボールと見返しのみ紙を使用)。 著者プロフィール 甲本 ヒロト (コウモトヒロト) (著/文) 2006年7月の『出現』以来、精力的に活動を続けている「ザ・クロマニヨンズ」のボーカリスト。過去、「ザ・クロマニヨンズ」のギタリスト・真島昌利とともに、「ザ・ブルーハーツ」「ザ・ハイロウズ」としても大活躍。一般のファンだけでなく、多くのミュージシャンからも熱狂的な支持を受けている。 ダイスケ・ホンゴリアン (イラスト) 東京都生まれ。グラフィックデザイナー・イラストレーター。バンド「BBQ CHICKENS」のボーカル。国内外のアーティストのアートワークを手掛ける。著作に『アイスクリームが溶けてしまう前に』(福音館書店)、「プログラムすごろく アベベのぼうけん」シリーズ(小学館)などがある。 ISBN:978-4-8456-3850-5 Cコード:0773 B5変型判32ページ 発行:リットーミュージック 発売日: 2022年12月24日
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青空
¥990
【中古 状態きれい】 (参考:定価: 1,300円+税) ☆店長のひと言 「この絵本、イラストは賛否あるようですが、歌詞は普遍です。」 紹介 生まれた所や皮膚や目の色で いったいこの僕の 何がわかるというのだろう ザ・ブルーハーツの大名曲「青空」の発売から30年、 真島昌利さんの歌詞が、大人向けの絵本になりました。 日本在住のフランス人イラストレーター・Botchy-Botchy(ボチボチ)が、 文学性の高い真島昌利の詞の世界を風刺をきかせたイラストで表現。 時代が変わっても、マーシーの言葉がわたしたちの居場所となる。 巻末に吉本ばななさんからのメッセージ「口ずさむ」を収録! 「青空」はいつの時代に口ずさんでも同じ強い力を持っているのだろう。 この曲は、「それでよかったんだ」と言ってくれる。 吉本ばなな(本書メッセージより) 著者プロフィール 真島昌利 (マシママサトシ) (著/文) 1962年生まれ。 1987年ザ・ブルーハーツ「リンダリンダ」でメジャー・デビュー。 1995年ザ・ハイロウズ、2006年よりザ・クロマニヨンズのギタリストとして活躍。 ソングライターとしても多くのヒット曲を手がける。 Botchy-Botchy (ボチボチ) (イラスト) フランス、ブールジュ生まれ。 2004年より東京在住。 会社員をしながらイラストレーター活動をしていたが、2018年に退職し作家活動に専念。 2019年、JAGDA国際スチューデントポスターアワード入選、日本デザイナー学院奨励賞受賞。 ISBN:978-4-7684-5874-7 Cコード:0071 A5判48ページ 発行:現代書館 発売日: 2019年12月16日
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オタクを武器に生きていく (14歳の世渡り術)
¥990
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,420円+税) ☆店長のひと言 「オタクっていうのは専門家の卵なんすよ。(あとは殻を破れるかどうか)」 内容紹介 好きを活かして活躍できる人・できない人って具体的に何が違うの? 日本一のオタクアナウンサーである著者が、アニメ業界・動画配信等で活躍する方々と徹底討論し、その要件をまとめました。 〈目次〉 まえがき 「がんばれ」って書いてある攻略本ってムカつきませんか? 第1章 オタクの時代! ■オタクの時代、到来 ■クラスにはオタクとギャルしかいない説 ■ジャンルは何だっていい! ■ネガティブイメージからの変遷 ■オタクが必要とされる時代へ ■ワクワクする人生を送るために、オタクであれ ■好きを仕事にできる人は一握り問題 ■「オタクを武器に生きていく」の定義と4つの仮説 【定義】「オタクを武器に生きていく」とは? 【仮説1】「そんなことどうでもいいでしょ」……は無視したほうがいい? 【仮説2】「この道一筋!」……じゃないほうがいい? 【仮説3】「労働=つらいことのガマン代」……ではない? 【仮説4】「将来、何になりたい?」……は考えないほうがいい? ■ひとつだけ、ほぼ確実なのは「アテンプト」 第2章 オタク人生相談! 先輩たちに聞いてみた ■「感情を考えること」を武器にする ―夢を叶えたオタク・竹達彩奈さん(声優) ■「アマチュア感覚」を武器にする ―会社員でオタク・高橋祐馬さん(アニメプロデューサー) ■「掛け合わせ」を武器にする ―意外性のありすぎるオタク・けいたんさん(ダンサー・配信者・経営者) ■友だちがいなくても、好きが仕事にならなくても、オタクは最強 ―次世代オタク・尾原和啓さん(IT批評家) 第3章 オタクを武器に生きていくための攻略法 ■仮説検証タイム ■「オタクの魂」とは、あなたの才能である 【見つけ方①】「自分だけが気にしていること」が才能 【見つけ方②】「世の中を変えたい」と思ったら才能 【見つけ方③】「なりたい」「やりたい」と思ったら、それはもう才能 オタクの魂が武器になる瞬間 ■「大人の技術」を4つに分類する 【技術①】まず決断、そして行動 【技術②】柔軟さを保つ 【技術③】掛け算を待つ 【技術④】仲間を増やす ■それでも自信がない人へ あとがき (河出書房新社ホームページより引用) 著者プロフィール 吉田 尚記 (ヨシダ ヒサノリ) (著/文) ニッポン放送アナウンサー。2012年第四九回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞。「マンガ大賞」発起人。マンガ、アニメ、アイドル関係等に精通。著書に『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)等 ISBN:978-4-309-61744-2 Cコード:0395 四六判208ページ 発行:河出書房新社