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障害者の傷、介助者の痛み
¥1,150
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,200円+税) ☆店長のひと言 「地域っていうか、みんな好きなところで生きていきたいよね。」 紹介 相模原障害者殺傷事件以前/以後をつなぐ、現場から組み上げたケア論の到達点。 介助するとはそもそもどういった経験か。「介助で食べていく」とはどういうことか。介助する人/される人が培ってきた〈つながり〉の技法とはいかなるものか。介助者として長年暮らしてきた著者が誘う、障害者と健常者がともに地域で暮らし続けるための必読書。 著者プロフィール 渡邉 琢 (ワタナベ タク) 1975年名古屋生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了(西洋哲学史専修)。2000年、日本自立生活センター(JCIL・京都)に介助者登録。2004年、JCILに就職。京都市における24時間介護保障の実現に尽力。2006年、仲間とともに「かりん燈~万人の所得保障を目指す介助者の会」を結成。現在、自立生活運動の事務局員、介助派遣部門のコーディネーター、ピープルファースト京都の支援者として活動中。著書に『介助者たちは、どう生きていくのか』(生活書院、2011年)。 ISBN:978-4-7917-7122-6 Cコード:0030 四六判350ページ 発行:青土社 発売日: 2018年12月11日
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頭のうえを何かが Ones Passed Over Head
¥2,530
☆店長のひと言 「病床から描かれたものはリハビリというか成長の過程のようでした。」 紹介 「ストローク(脳梗塞)は僕にとって恩寵でした。そして深い教えでした。」 『抽象の力』(第69回芸術選奨文部科学大臣賞)の岡﨑乾二郎さんは、2021年10月に脳梗塞で倒れました。 倒れてから1ヵ月後に麻痺した右手で描いた40作以上の絵と「リハビリ記」(2万7千字)が収録されています。 本書は、カラー部分だけでも約100頁ある画集であり、病をも創造の糧とする示唆に溢れた手記でもあります。 前書きなど 【本書より】 2021年10月30日土曜日の23時でした。知り合いにPCでメッセージを送りはじめたときに指がもつれはじめ、腕から力が抜け、右手も右足も瞬く間に動かなくなりました。椅子からずり落ちるように、なんとか床に横たわりました。脳梗塞だと思いました。(リハビリ記 冒頭) 絵を再び描くなんてことはありえないと思い込んでいた一人の脳梗塞片麻痺患者にとって、目の前で出来上がっていく絵は、自分で描いたものであるにもかかわらず、人ごとのように驚きをもって見えたものである。だからスマホで家族やスタッフにそれを送った。ネコが自分が獲ったエモノ、見つけた事物を家人の手元に持っていって自慢するようなものである。(あとがきより抜粋) 著者プロフィール 岡﨑乾二郎 (オカザキケンジロウ) (著/文) https://kenjirookazaki.com/jpn/ 1955年東京生まれ。造形作家。批評家。セゾン現代美術館、豊田市美術館で大規模な個展を開催するとともに、美術批評を中心として執筆を続ける。主著に『ルネサンス 経験の条件』(文春学藝ライブラリー)、『抽象の力 近代芸術の解析』(亜紀書房/第69回芸術選奨文部科学大臣賞)、『感覚のエデン』(亜紀書房/第76回毎日出版文化賞〈文学・芸術部門〉)、『絵画の素 TOPICA PICTUS』(岩波書店)など。 ISBN:978-4-86732-023-5 Cコード:0071 A5横判144ページ 発行:ナナロク社 発売日: 2023年12月14日
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わたしが誰かわからない : ヤングケアラーを探す旅
¥2,200
☆店長のひと言 「ヤングケアラー…、突然そう呼ばれた人の戸惑いを想像できないあなたへ。」 紹介 「ヤングケアラー」について取材をはじめた著者は、度重なる困難の果てに中断を余儀なくされた。一体ヤングケアラーとは誰なのか。世界をどのように感受していて、具体的に何に困っていているのか。取材はいつの間にか、自らの記憶をたぐり寄せる旅に変わっていた。ケアを成就できる主体とは、あらかじめ固まることを禁じられ、自他の境界を横断してしまう人ではないか――。著者はふたたび祈るように書きはじめた。 目次 はじめに 1 薄氷のような連帯 2 いちばん憎くて、いちばん愛している人 3 わたしが誰かわからない 4 わたしはなぜ書けないか 5 抱えきれない言葉の花束 6 固まることを禁じられた身体──ケア的主体とは何か 7 自己消滅と自己保存──水滴のように 8 犠牲と献身と生まれ変わり──自由へ おわりに 【著者略歴】 中村佑子(なかむら・ゆうこ) 1977年東京都生まれ。映像作家。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。哲学書房にて編集者を経たのち、2005年よりテレビマンユニオンに参加。映画作品に『はじまりの記憶 杉本博司』(2012年)、『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』(2015年)がある。主なテレビ演出作に、「幻の東京計画 ~首都にありえた3つの夢~」(NHK BSプレミアム、2014年)、「地球タクシー レイキャビク編」(NHK BS1、2018年)など。本書が初の著書となる。 ISBN:978-4-260-05441-6 Cコード:3347 A5判232ページ 発行:医学書院 発売日: 2023年11月20日
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障害があり女性であること : 生活史からみる生きづらさ
¥2,750
☆店長のひと言 「“弱者”のステレオタイプ化や専門と言う名の縦割りから脱するには。」 紹介 障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。 目次 第Ⅰ部 障害とジェンダーをめぐる困難 第Ⅱ部 ライフコースと性役割 第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点 著者プロフィール 土屋 葉 (ツチヤヨウ) (著/文 | 編集) 1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。著書『障害者家族を生きる』(勁草書房)、共著『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援』(生活書院)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに、『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(現代書館)がある。 ISBN:978-4-7684-3598-4 Cコード:0036 四六判320ページ 発行:現代書館 書店発売日: 2023年10月4日
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もうやってらんない
¥480
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,500円+税) ☆店長のひと言 「“あのとき、実は傷ついたのよね。”とあとで言われたときの気持ちを思い出しました。」 紹介 ある日、アフリカ系アメリカ人のベビーシッター、エミラは、誘拐犯に間違えられてしまう。黒人差別だと怒る白人の雇い主アリックスは、抗議するようエミラを焚きつけるが、そのいっぽうで名誉黒人気取りの恋人がアリックスの元カレだと知ったエミラは――。 著者プロフィール カイリー・リード(Kiley Reid) 1987年、ロサンゼルス生まれ。アリゾナ大学とメアリーマウント・マンハッタン・カレッジで学ぶ。トルーマン・カポーティ財団のフェローシップを受けながら、数多くのピュリッツァー賞受賞者を輩出してきたアイオワ・ライターズ・ワークショップを修了した。2019年刊行の本書『もうやってらんない』は、デビュー作にしてブッカー賞にノミネートされ、全米での書籍の売れ行きに最も影響力があるとされる女優リース・ウィザースプーンのブッククラブの選定図書になった。現在ペンシルヴェニア州フィラデルフィア在住。 (Hayakawa Books & Magazinesより引用) ISBN:978-4-15-210098-6 Cコード:0097 四六判448ページ 発行:早川書房 発売日: 2022年4月5日
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自閉症は津軽弁を話さない リターンズ 「ひとの気持ちがわかる」のメカニズム
¥1,100
☆店長のひと言 「話さないではなく話せないと思ってしまっていました。」 紹介 「自閉症の子って津軽弁話さないよね」妻の一言から調査は始まった。10年間の研究のすえ妻の正しさは証明され、この変わった研究は全国紙にも載る結果に。それから数年後、方言を話すようになった自閉症児が現れた――。多数者である私たちはどう方言を話すか、相手の意図をどう読み取っているか。そもそも「普通」の発達とは何かを問うことで、ことばの不思議から自閉スペクトラム症を捉えなおそうと試みる画期的ノンフィクション。 第I部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎 第1章 音声の絶対音感者 第2章 自閉症は熊本弁がわからない 第3章 人はどうやってことば遣いを選ぶのか――社会的関係性と心理的関係性 第4章 なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか 第5章 印象としての方言 第6章 意図とミラーニューロン――行為を見ることの意味 第7章 意図とコミュニケーション――目標とプランの読み取り 第8章 意図と協同作業――なぜ、意図を読むことが大切なのか 第9章 ルール間の葛藤――社会的ルールとオリジナルルール 第10章 社会的手がかりへの選好のパラドクス ――わからないから注意を向けないのか、注意を向けていないからわからないのか 第11章 伝わる情報、広がる情報――ミームの概念 第12章 共同注意と情報の共有 第13章 もしも自閉スペクトラム症の子が25人、定型発達の子が5人のクラスがあったら 第14章 おさらい 第II部 新たなる謎 第15章 方言を話すようになった自閉スペクトラム症 第16章 再び調査開始 第17章 ケースの実態 第18章 なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか ――社会的スキルの獲得と関係性の変化 第19章 自閉症は日本語を話さない 目次 第I部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎 第1章 音声の絶対音感者 第2章 自閉症は熊本弁がわからない 第3章 人はどうやってことば遣いを選ぶのか――社会的関係性と心理的関係性 第4章 なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか 第5章 印象としての方言 第6章 意図とミラーニューロン――行為を見ることの意味 第7章 意図とコミュニケーション――目標とプランの読み取り 第8章 意図と協同作業――なぜ、意図を読むことが大切なのか 第9章 ルール間の葛藤――社会的ルールとオリジナルルール 第10章 社会的手がかりへの選好のパラドクス ――わからないから注意を向けないのか、注意を向けていないからわからないのか 第11章 伝わる情報、広がる情報――ミームの概念 第12章 共同注意と情報の共有 第13章 もしも自閉スペクトラム症の子が25人、定型発達の子が5人のクラスがあったら 第14章 おさらい 第II部 新たなる謎 第15章 方言を話すようになった自閉スペクトラム症 第16章 再び調査開始 第17章 ケースの実態 第18章 なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか ――社会的スキルの獲得と関係性の変化 第19章 自閉症は日本語を話さない 著者プロフィール 松本 敏治 (マツモトトシハル) (著/文) 1957年生まれ。博士(教育学)。公認心理師、特別支援教育士スーパーバイザー、臨床発達心理士。1987年、北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1987~89年、稚内北星学園短期大学講師。89~91年、同助教授。91~2000年、室蘭工業大学助教授。00~03年、弘前大学助教授。03~16年9月、弘前大学教授。11~14年、弘前大学教育学部附属特別支援学校長。14~16年9月、弘前大学教育学部附属特別支援教育センター長。16年10月より、教育心理支援教室・研究所『ガジュマルつがる』代表。 ISBN:978-4-04-400781-2 Cコード:0147 文庫判272ページ 発行:KADOKAWA 初版年月日: 2023年8月25日
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病と障害と、傍らにあった本。
¥2,200
☆店長のひと言 「本のいいところは、自分のペースで向き合えるところ。」 紹介 病名や障害の名前ではひとくくりにできない、その実情。それゆえにその只中にいる人は、心身のつらさのみならず、誰とも分かち合えない想いに孤独に陥りがちになる。そんな時、外の世界と自分の内とを繋ぐ「窓」となる本は、あったのか。12人12様の病や障害の体験と本との関わりについて綴る本書は、固有な体験としての病や障害の実情と、生きることの「意志」の現れでもある「読む」ことの力を伝える一冊です。 目次 【本を知る】 齋藤陽道 母の絵日記 頭木弘樹 本嫌いが病気をして本好きになるまで 岩崎航 病をふくめた姿で 【本が導く】 三角みづ紀 物語に導かれて 田代一倫 写真と生活 和島香太郎 てんかんと、ありきたりな日常 【本が読めない】 坂口恭平 ごめん、ベケット 鈴木大介 本が読めない。 【本と病と暮らしと】 與那覇潤 リワークと私―ブックトークがあった日々 森まゆみ 体の中で内戦が起こった。―原田病と足るを知る暮らし― 【本と、傍らに】 丸山正樹 常にそこにあるもの 川口有美子 それは、ただ生きて在ること 前書きなど 病名や障害の名でひと括りにできない 固有の症状や想い。 誰かと分かち合うこともできなくて、ひとり。 そんなとき、傍らには どんな本があったのか。 版元から一言 病や障害といった、重いテーマを扱いながら、本書に収録したエッセイにはどれも不思議と、一筋の光が指しているように思える。それは「読む」という行為に生きるという意志が含まれているからなのか。読後感は希望を見出す一冊です。 著者プロフィール 齋藤 陽道 (サイトウ ハルミチ) (著/文) 一九八三年東京都生まれ。写真家。生まれつき聞こえに障害がある感音性難聴と診断を受ける。中学生まで「聴文化」で育ったのち、都立石神井ろう学校入学を機に「日本手話」と出会う。またその頃から写真を始める。二〇一〇年に写真新世紀優秀賞受賞。二〇一一年、写真集『感動』、二〇一九年『感動、』(いずれも赤々舎)刊行。二〇一三年、ワタリウム美術館にて個展「宝物」開催。私生活では同じく感音性難聴である写真家、盛山麻奈美と結婚。二人の間に生まれた子供は二人とも聴者だった。二〇二〇年、息子へ歌う子守唄をきっかけに「うた」を探る日々を追ったドキュメンタリー映画『うたのはじまり』(河合宏樹監督)が公開。エッセイ集に二〇一八年刊行『声めぐり』(晶文社)、『異なり記念日』(医学書院)他多数。 頭木 弘樹 (カシラギ ヒロキ) (著/文) 文学紹介者。大学三年の二十歳のときに潰瘍性大腸炎を患い、十三年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から二〇一一年、『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社、のちに新潮文庫)、二〇一六年『絶望読書―苦悩の時期、私を救った本』(飛鳥新社、のちに河出文庫)、二〇一九年などの著書を刊行。また、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をミステリーとして再構成した『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(春秋社)、落語にも造詣が深く、『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)他著書多数。同年、潰瘍性大腸炎の闘病の日々を詳細に綴った『食べること出すこと』(医学書院)を刊行。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』コーナーに出演中。 岩崎 航 (イワサキ ワタル) (著/文) 一九七六年宮城県生まれ。詩人。本名は、岩崎稔。三歳の頃に筋ジストロフィーを発症。十七歳の頃、未来に絶望し死を考えたが、「病をふくめたありのままの姿」で自分の人生を生きようと思いを定める。現在は胃ろうからの経管栄養と人工呼吸器を使い、在宅医療や介護のサポートを得て自宅で暮らす。二十五歳から詩作、二〇〇四年から五行歌を詠む。二〇一三年、詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』(写真・齋藤陽道、ナナロク社)が大きな話題を呼ぶ。二〇一五年、エッセイ集『日付の大きいカレンダー』、二〇一八年、兄の岩崎健一が絵を、航が詩を綴った共著の画詩集『いのちの花、希望のうた』(以上、いずれもナナロク社)刊行。二〇二〇年、第二詩集『震えたのは』刊行予定。 三角 みづ紀 (ミスミ ミヅキ) (著/文) 一九八一年鹿児島県生まれ。東京造形大学に進学。一年生の冬に膠原病の全身性エリテマトーデスとの診断を受ける。その頃から詩の投稿をはじめ、二〇〇四年、第四十二回現代詩手帖賞受賞。同年、第一詩集『オウバアキル』にて第十回中原中也賞受賞。第二詩集『カナシヤル』で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。二〇一四年、第五詩集『隣人のいない部屋』で第二十二回萩原朔太郎賞を史上最年少で受賞。書評やエッセイの執筆も多く、二〇一七年、エッセイ集『とりとめなく庭が』(ナナロク社)刊行。ワークショップや詩のコピーライティングなど活動は多岐に渡り、中でも朗読活動を精力的に行う。スロヴェニア、リトアニア、イタリア、ベルギーなど多くの国際詩祭に招聘される。二〇二〇年、詩集『どこにでもあるケーキ』(ナナロク社)刊行。 田代 一倫 (タシロ カズトモ) (著/文) 一九八〇年福岡県生まれ。写真家。二〇〇〇年、大学在学中にうつ病と診断を受ける。九州産業大学大学院在学中の二〇〇六年、福岡市でアジア フォトグラファーズ ギャラリーの設立、運営に参加。同年、三木淳賞奨励賞受賞。韓国、九州で肖像写真を中心に撮影、発表。二〇一〇年に東京、新宿の photographers ‘galleryに拠点を移す。二〇一三年、東日本大震災の被災地の人々を撮影した『はまゆりの頃に 三陸、福島 2011~2013年』(里山社)刊行。同年さがみはら写真新人奨励賞を受賞。二〇一四年より東京の人々の撮影を開始、東京都写真美術館他で発表。二〇一七年に韓国・鬱陵島の人々を撮影した『ウルルンド』(KULA)刊行。二〇一七年秋より双極性障害を発症。二〇二〇年九月に新潟、砂丘館にて個展開催。 和島 香太郎 (ワジマ コウタロウ) (著/文) 一九八三年山形県生まれ。中学三年生の時に、てんかんと診断される。映像の世界を志して進学した京都造形芸術大学で、ドキュメンタリー映画監督、佐藤真に師事。二〇〇八年、文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、『第三の肌』を監督。二〇一二年、監督作品『小さなユリと 第一章・夕方の三十分』が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭短編部門にて奨励賞受賞。二〇一七年より、これまで知られることの少なかったてんかん患者の日々を素朴に語り合うポッドキャストラジオ「ぽつラジオ」を開始。二〇一九年、坪田義史監督のドキュメンタリー映画『だってしょうがないじゃない』で編集を担当。 坂口 恭平 (サカグチ キョウヘイ) (著/文) 一九七八年熊本県生まれ。二〇〇四年、路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(リトルモア)刊行。以降、ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、音楽、絵などを発表している。二〇一一年五月、福島第一原発事故後の政府の対応に疑問を抱き、自ら新政府初代内閣総理大臣を名乗り、新政府を樹立。希死念慮に苦しむ人々との対話を「いのっちの電話」として、自らの携帯電話(〇九〇-八一〇六-四六六六)の番号を公開。近年は投薬なしの生活を送るようになり、二〇二〇年、その経験と「いのっちの電話」をもとに行ったワークショップを誌上で再現した『自分の薬をつくる』(晶文社)、また「いのっちの電話」を十年続けてわかったことを記した『苦しい時は電話して』(講談社新書)を刊行。また、自らの「薬」として描いた風景画集『Pastel』(左右社)刊行。 鈴木 大介 (スズキ ダイスケ) (著/文) 一九七三年千葉県生まれ。文筆業。貧困からセックスワークに就く女性や子ども、詐欺集団など、社会の斥力の外にある人々をおもな取材対象とするルポライターとして執筆活動を行い、主な著書に『最貧困女子』(幻冬舎新書)など。しかし二〇一五年、四十一歳の時に突然、脳梗塞を発症。身体の麻痺は軽度だったが、その後遺症として記憶障害、認知障害などの高次機能障害が残る。その体験を綴ることを自らのリハビリとし、二〇一六年『脳が壊れた』、二〇一八年『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』(いずれも新潮新書)を刊行。また、二〇一八年、高次機能障害と発達障害などの類次点を探った『されど愛しきお妻様 -「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』(講談社)、二〇二〇年『「脳コワさん」支援ガイド』(医学書院)、『不自由な脳』(金剛出版)など。小説に『里奈の物語』(文藝春秋)がある。 與那覇 潤 (ヨナハ ジュン) (著/文) 一九七九年神奈川県生まれ。歴史学者。地方公立大学に勤務していた二〇一四年に双極性障害を発症し、休職を経て離職。二〇一八年、自身の体験を踏まえた『知性は死なない』(文藝春秋)、二〇二〇年、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環と共著、新潮選書)などの著作で、精神病理を切り口に現代社会の諸問題を考察している。本書では挙げきれなかったリハビリ中に影響された書物についても、後者のブックガイドで紹介した。その他、二〇〇九年、博士論文をまとめた『翻訳の政治学』(岩波書店)、二〇一一年、大学在職時の講義録をまとめた『中国化する日本』(文藝春秋、後に文庫化)、二〇一三年、『日本人はなぜ存在するか』(集英社、後に文庫化)などを刊行、著書その他多数。 森 まゆみ (モリ マユミ) (著/文) 一九五四年東京都生まれ。作家。一九八四年、季刊の地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊し、地元の人々の聞き書きをベースにした雑誌づくりで地域コミュニティの活性化に貢献。一九九二年、サントリー地域文化賞受賞。一九九八年『鷗外の坂』(新潮社)で芸術選奨文部大臣新人賞、二〇一四年『『青踏』の冒険:女が集まって雑誌をつくるということ』(平凡社)で紫式部文学賞受賞。他著書多数。二〇〇七年、自己免疫疾患である原田病に罹患。二〇一〇年、病後の日々を綴った『明るい原田病日記―私の体の中で内戦が起こった』(亜紀書房)を刊行。みずからの病の体験と東日本大震災を経て、「足る事を知る」ことの重要性を今一度再確認すべく、二〇一七年、縮小社会研究会の松久寛氏との共著『楽しい縮小社会』(筑摩書房)を刊行。近著に『本とあるく旅』(産業編集センター)など。 丸山 正樹 (マルヤマ マサキ) (著/文) 一九六一年東京都生まれ。シナリオライターとして活動。頸椎損傷という重い障害を持つ妻と生活をともにするうち、さまざまな障害を持つ人たちと交流するようになる。次第に、何らかの障害を持った人の物語を書くことを模索するようになり、二〇一一年、ろう者の両親のもと育った聴者の主人公が手話通訳士となって事件解決に一役買うミステリー小説『デフ・ヴォイス』(文藝春秋)でデビュー。同作が『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』として文庫化(文春文庫)されたのに続き、『龍の耳を君に』(創元推理文庫)、『慟哭は聴こえない』(東京創元社)として人気シリーズとなり、二〇二〇年、スピンオフとして『刑事何森 孤高の相貌』(東京創元社)も刊行。他、居所不明児童をテーマにした『漂う子』(文春文庫)など。 川口 有美子 (カワグチ ユミコ) (著/文) 一九六二年東京都生まれ。都立西高卒(三三期生)。夫の海外赴任のためロンドンで暮らしていた最中の一九九五年、母がALSに罹患。その介護体験を記した『逝かない身体――ALS的日常を生きる』(医学書院)で二〇一〇年、第四十一回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他に『末期を越えて』(青土社)、共編著に『在宅人工呼吸器ケア実践ガイド―ALS生活支援のための技術・制度・倫理』(医歯薬出版)など。副理事長を務めるNPO法人さくら会ではヘルパー養成研修会を毎月開催。当面の目標は日本の難病呼吸器ユーザーの豊かな生を世界に知らしめること。都内マンションで猫3匹と理学療法士を目指す息子と同居中。
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支える,支えられる,支え合う
¥1,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,450円+税) ☆店長のひと言 「支える人もまた誰かに支えられているわけで。若者よ、遠慮はいらぬぞ。」 紹介 あなたの周りに誰かの助けを必要としている人はいますか? あなたは困ったことがあったら周りにSOSを出すことはできますか? サヘル・ローズさんが自らの体験をたどりながら、他者を思いやり、寄り添うことの大切さを伝えます。森山誉恵さん、慎泰俊さん、三好祐也さん、ブローハン聡さんなど、10代の居場所づくり、病気の子どもの教育など様々な支援に携わる方々の活動も紹介します。 目次 この本の内容 サヘル・ローズ 自分を大切にして、そしてまわりの人に目を向けて はじめに イランから日本へ 「違うこと」を否定しないで ランドセルの思い出 SOSを出せない これから出会うべき人がたくさんいる 気がついたら声をかけてあげて 自分の「色」を大切に 人と比べる必要はない いまの経験は、いつかだれかを助ける力になる 森山誉恵子 こどもたちの安心・安全な育ちを保障する 安心して過ごせる場所はどこ? 親の経済状況で環境が変わる? 学習ボランティアで感じたことは 支援の仕組みからこぼれ落ちる子どもたち 10代のための相談サイトMex(ミークス) 自分の好きなことをして過ごせる居場所「3(さん)」 一人で抱え込まないでいいんだよ 【コラム1】 あなたに居場所はありますか? 慎泰俊 だれにでも平等にチャンスのある世の中にしたい お金のサービスの支援活動 200万人以上の子どもたちにサービスを届ける なぜこういう活動をはじめたの? だれもが同じようにチャレンジできる社会 小さなことから変えられる 日々の積み重ね 【コラム2】 開発途上国の子どもたち 三好祐也 病気を抱えていても自分らしくいられるように 何で自分だけ? 入院している子どもたちが勉強できるように みんなと一緒に勉強したい 退院してからも支援が必要 友達が車いすを押してくれた 友達とのつながりが大切 「伝える努力」と「休む勇気」 【コラム3】 病気を抱える子ども達はどうやって勉強している? ブローハン聡 自分で生き方を選べることの大切さ 継父の暴力におびえる日々 小学校時代 はじめて安心して眠ることができた 母が誇れるような生き方をしよう 親友に打ち明けた時の反応 〈自分という「資格」〉を取ろう 当事者としての活動 閉じた世界から抜け出して広い世界を知った 【コラム4】 虐待について 支え合うための本棚 著者プロフィール サヘル・ローズ (サヘル・ローズ) (著/文) 俳優・タレント 1985年イラン生まれ。幼少時代はイランの孤児院で生活し、7歳のときにフローラ・ジャスミンの養女として引き取られる。8歳で養母とともに来日。高校時代に受けたラジオ局J-WAVEのオーディションに合格して芸能活動を始める。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し舞台にも立つ。 また芸能活動以外で、国際人権NGOの「すべての子どもに家庭を」の活動では親善大使を務めていた。私的にも援助活動を続け、公私にわたる福祉活動が評価され、アメリカで人権活動家賞を受賞。著書には『戦場から女優へ』(文藝春秋)、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏との共著で写真詩集『あなたと、わたし』(日本写真企画)がある。 ISBN:978-4-00-027242-1 Cコード:0336 B6判126ページ 発行:岩波書店 初版年月日: 2021年11月26日
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リハビリの夜 (シリ−ズケアをひらく)
¥1,720
【中古 表紙に小さな傷あり】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「障害や病気には、自分の感覚を相手に伝えられない(共有できない)壁があるが、筆者はそれを星野源もヤバがる言語化で超えていく。」 内容紹介 現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを全身全霊で語り尽くし、リハビリテーションを根底から定義しなおす驚愕の書。 はじめに 序章 リハビリキャンプ 第一章 脳性まひという体験 1 脳内バーチャルリアリティ 2 緊張しやすい体 3 折りたたみナイフ現象の快楽 4 動きを取り込み、人をあやつる 第二章 トレイナーとトレイニー 1 ほどかれる体 2 まなざされる体 3 見捨てられる体 4 心への介入が体をこわばらせる 5 体への介入が暴力へと転じるとき 6 女子大生トレイナーとの「ランバダ」 第三章 リハビリの夜 1 夕暮れ 2 歩かない子の部屋 3 歩く子の部屋 4 女風呂 5 自慰にふける少年 第四章 耽り 1 対比に萌える 2 取り込めないセックス 3 規範・緊張・官能 4 打たれる少女 第五章 動きの誕生 1 モノと作り上げる動き 2 人と作り上げる動き 3 「大枠の目標設定」が重要な理由 4 世界に注ぐまなざしの共有 5 助け合いから暴力へ 第六章 隙間に「自由」が宿る-もうひとつの発達論 1 両生類と爬虫類の中間くらい? 2 便意という他者 3 身体に救われる 4 むすんでひらいてつながって 5 衰えに向けて 注 文献 あとがき (医学書院ホームページより引用) ISBN:978-4-260-01004-7 A5判 264ページ 発行:医学書院 初版年月日: 2009年12月1日
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灯台守の話
¥1,470
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,500円+税) ☆店長のひと言 「灯台守、風車守、稲川淳二が出てきたら大体なんかあります。」 内容説明 孤児となった少女シルバーは、不思議な盲目の灯台守ピューにひきとられる。夜毎ピューが語る、ダーク牧師の数奇な人生の物語に導かれ、やがてシルバーは真実の愛を求めて独り旅立つ―― (白水社ホームページより引用) 著者プロフィール ジャネット・ウィンターソン (著/文) 1959年、イギリス生まれ。福音伝道主義クリスチャンの家庭に養女として迎えられたが、女性との恋愛関係を理由に10代で家を出る。1985年に半自伝的小説『オレンジだけが果物じゃない』で作家デビュー。 岸本 佐知子 (キシモト サチコ) (翻訳) 上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。訳書にL・ベルリン『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』、L・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、M・ジュライ『いちばんここに似合う人』、G・ソーンダーズ『十二月の十日』、J・ウィンターソン『灯台守の話』、S・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、N・ベイカー『中二階』『もしもし』、T・ジョーンズ『拳闘士の休息』、S・タン『内なる町から来た話』など。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『楽しい夜』など。著書に『気になる部分』『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)『死ぬまでに行きたい海』などがある。 ISBN:9784560071755 新書 260ページ 発行:白水社 発売日:2011年08月08日
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小説の恋愛感触
¥1,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,800円+税) ☆店長のひと言 「恋愛のことはよくわかりませんが、恋愛を善悪で語るのは野暮というのはわかります。」 紹介 小説が紋切り型の幸福を脱ぎすてて、物語からの夜逃げを企てたとき、剥き出しの「恋愛感触」が現れる。言葉が紡ぐ行き先のない快楽へと誘う、めくるめく批評体験。 目次 はじめに-切ない背理 性器なき地平で-松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』 裸の固有性-松浦理英子『親指Pの修業時代』 わたしは犬になり、あなたはわたしになる-松浦理英子『犬身』 行き先のない快楽-多和田葉子『変身のためのオピウム』 視力の蜜度-星野智幸『目覚めよと人魚は歌う』 歪んだ文字-星野智幸『溶けた月のためのミロンガ』 恋愛を葬る-水村美苗『本格小説』 ヒロインの死-夏目漱石『虞美人草』 視線と復讐-高木芙羽『フラワービジネス』茂田眞理子『スキンディープ』〔ほか〕 著者プロフィール 内藤千珠子(ないとう ちずこ) 1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、大妻女子大学文学部日本文学科専任講師。専攻は近代日本語文学・文芸批評。著書に『帝国と暗殺——ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』(新曜社、2005、2008年度女性史学賞受賞)。 (みすず書房HPより引用) ISBN:978-4-622-07519-6 四六判217ページ 発行:みすず書房 初版年月日: 2010年7月
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しにたい気持ちが消えるまで
¥1,570
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「死にたいも生きたいも自然なこと。でもそれだけでは終わらない。」 紹介 16歳のとき、死のうと思った。すごく天気の良い日で、こんな日に死ねるなんて幸せだと思った。自宅のベランダから飛び降り、頸髄を損傷するが一命をとりとめる。 「死ななくて良かった」、「何もできなくても生きていていい」 現在を生きる筆者による、自死を止めたい、やさしくなりたい、お守りのような言葉。書き下ろし自伝エッセイ。 著者プロフィール 豆塚エリ (マメツカエリ) (著/文) 1993年、愛媛県生まれ。16歳のとき、飛び降り自殺を図り頸髄を損傷、現在は車椅子で生活する。大分県別府市で、こんぺき出版を拠点に、詩や短歌、短編小説などを発表。NHK Eテレ『ハートネットTV』に出演するなど、幅広く活動中。 ISBN:978-4-7796-4671-3 Cコード:0095 四六判304ページ 発行:三栄 発売日: 2022年9月16日
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ある大学教員の日常と非日常 障害者モード、コロナ禍、ウクライナ侵攻
¥1,400
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,700円+税) ☆店長のひと言 「新しい環境に馴染むのが苦手な人にとっては、旅行も災害もつらいもの。」 紹介 ASD/ADHDの大学教員、コロナ禍を生き、ウクライナ侵攻下のウィーン、アウシュビッツを行く。日常と非日常が交差する、はてなきインナートリップの記録。 10年ぶりにウィーンへ研究旅行に行くべく、羽田空港に赴いた著者を待っていたのは、出国許可がおりないというまさかの措置だった……。発達障害特性を持つ著者が、コロナ禍、ウクライナ侵攻の最中に、数々の苦難を乗り越え日本を出国し、ウィーンの研究者たちと交流し、ダヴォス、ベルリン、そしてアウシュヴィッツを訪問するまでの、めくるめく迷宮めぐりの記録。発達障害者には、日常もまた、非日常的な迷宮である。装丁・川名潤、装画・榎本マリコ。 「障害があるということは、ふだんから被災しながら生きているようなものだ。著名人の誰かがそのような発言をしたと思うのだが、(…)僕はこの言葉に大いに首肯できる。僕たちの日常は、災難だらけなのだから。障害者とは日常的な被災者なのだ。もとから被災していて、それだけでも大変なのに、疫病が流行し、コロナ禍の時代が出現した。(…)精神疾患の当事者がコロナ禍を生き、戦争を身近で感じた日々のちょっとだけ稀有な記録。それが本書の内容だ。」(「はじめに」より) 【目次】 はじめに──大学教員と精神疾患 第一章 コロナ禍時代の日常──京都にて 自助グループを主宰する発達障害者 基本、失敗の人生を生きている 好評を博した『みんな水の中』 「当事者研究」から「当事者批評」へ 研究の快楽 授業について 食べもののこと 「推し」に支えられて生きる 第二章 出国できませんでした──羽田空港での洗礼 いま海外って行けるんだ! 夢見心地の朝 大使館の窓口と格闘する 書類は揃ったぞ! 楽勝コースのはずだった 出国失敗 栗isうまい 第三章 中途半端な時期──ふたたび京都にて 立ちあがれ、オレよ 頭木弘樹讃 続・頭木弘樹讃 まさかの鼻血大出血、出発日前日の不眠 第四章 ウィーンとの合一──かつて帝都だった街で ウィーンを体になじませる 中心街 住居とマスク着用義務 食と障害者モード グリーンパス狂想曲 第五章 学ぶことを通じてのみ──教養体験、研究、外国語 美術とガラクタ 伝統音楽との戯れ 研究生活 「なろう系」としてのオーストリア語学習? 第六章 旅行と戦争──戦時下のアウシュヴィッツ訪問 各地への旅行(一) グラーツ、リンツ、ザルツブルク、インスブルック、クラーゲンフルト、ハルシュタット、メルク 各地への旅行(二) ダヴォスとベルリン 各地への旅行(三) ブラウナウ・アム・イン 各地への旅行(四) アウシュヴィッツ/ビルケナウ 帰国 著者プロフィール 横道誠 (ヨコミチマコト) (著/文) 京都府立大学文学部准教授。1979年生まれ。大阪市出身。文学博士(京都大学)。専門は文学・当事者研究。著書に、『みんな水の中──「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院)、『唯が行く!──当事者研究とオープンダイアローグ奮闘記』(金剛出版)、『イスタンブールで青に溺れる──発達障害者の世界周遊記』(文藝春秋)、『発達界隈通信──ぼくたちは障害と脳の多様性を生きてます』(教育評論社)などがある。 ISBN:978-4-7949-7332-0 Cコード:0095 四六判264ページ 発行:晶文社 発売日: 2022年10月12日
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
¥480
【中古 状態きれい】 (参考:定価680円+税) ☆店長のひと言 「ぬいぐるみは裏切らないから。」 内容紹介 僕もみんなみたいに恋愛を楽しめたらいいのに。大学二年生の七森は“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がれるのかな? ポップで繊細な感性光る小説4篇。 恋愛を楽しめないの、僕だけ? "男らしさ""女らしさ"のノリが苦手な大学二年生の七森。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がりたいのに。 ジェンダー文学の新星! 鋭敏な感性光る小説4篇を収録。 (河出書房新社ホームページより引用) 著者プロフィール 大前 粟生 (オオマエ アオ) (著/文) 1992年兵庫県生まれ。著書に『回転草』『私と鰐と妹の部屋』『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』『おもろい以外いらんねん』『きみだからさびしい』『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』等がある。 ISBN:978-4-309-41935-0 Cコード:0193 文庫判200ページ 発行:河出書房新社 発売日: 2023年1月10日
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算数文章題が解けない子どもたち
¥2,420
☆店長のひと言 「小学生の頃から算数文章題が苦手で苦手で、、、結局今も解けない愛のパズルを抱いています。」 紹介 つまずきの原因を「読解力が足りない」で済ませては支援につながらない。著者らは学習の認知メカニズムにもとづいて、学力の基盤となることばの知識、数・形の概念理解、推論能力を測るテストを開発。その理念と内容、実施結果を紹介し、それで測る力が算数・国語の学力とどのような関係にあるのかを質的・量的に検討する。 目次 はじめに 第1章 「ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」の基本理念――学びの前提を測るテスト 1-1 開発の意図と目的 1-2 学力とは何か 1-3 「生きた知識」とは何か 1-4 「生きた知識」を使うために必要な認知能力 1-5 テストデザインの基本理念 1-6 テストの使い方 第2章 誤答から見える算数学力 2-1 算数文章題テスト 2-2 3, 4 年生用問題の誤答タイプ 2-3 5 年生用問題の誤答タイプ 2-4 誤答分析のまとめ 2-5 個人差 2-6 階層ごとの誤答タイプの分布 第3章 「 ことばのたつじん」による言語力のアセスメント 3-1 テストの概要 3-2 「ことばのたつじん①」――語彙の深さと広さ 3-3 「ことばのたつじん②」――空間・時間のことば 3-4 「ことばのたつじん③」――動作のことば 3-5 言語力の個人差 3-6 「ことばのたつじん」と学力の関係 第4章 「 かんがえるたつじん」による思考力のアセスメント 4-1 テストの概要 4-2 「かんがえるたつじん①」――整数・分数・小数の概念 4-3 「かんがえるたつじん②」――図形イメージの心的操作 4-4 「かんがえるたつじん③」――推論の力 4-5 「かんがえるたつじん」と学力の関係 第5章 「 ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」と学力の関係――統計分析 5-1 算数文章題テストを学力の指標とした重回帰分析 5-2 標準学力テストを学力の指標とした重回帰分析 5-3 重回帰分析からの考察 第6章 学習のつまずきの原因 6-1 知識の問題 6-2 推論と認知処理能力の問題 6-3 相対的視点と認知的柔軟性の問題 6-4 読解力と推論力の問題 6-5 複数要素の統合への手立てが重要 付録1 ほんものの学力を育む家庭環境――保護者アンケート調査から A-1 保護者アンケート調査 A-2 家庭環境が学力に及ぼす影響 A-3 ほんものの学力を生む家庭環境 付録2 「ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」の開発の過程 付録3 「ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」の頒布の対象と入手方法 終わりのことば 注 ISBN:978-4-00-005415-7 Cコード:0037 A5判 224ページ 発行:岩波書店 発売日: 2022年06月16日
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はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで
¥1,760
☆店長のひと言 「もはや一般教養です。」 内容紹介 LGBTにまつわる基礎的な知識を、はじめて学ぶ人にも理解しやすいようにまとめた書籍です。「性自認」「性的指向」といった基本的な用語解説のほか、カミングアウトや学校教育、当事者の健康、法律上の問題、自治体の取り組み、市民生活など、さまざまなアプローチからLGBTについて論じています。 ●マイノリティの気持ちによりそい、理解する ●カミングアウト、同性パートナーシップ、SOGI、セクシュアルマイノリティ?? ●性的マイノリティについての基礎知識から法律、文化、医療までをやさしく解説 目次 プロローグ 「性」は多様 第1章 自分の性をどう伝える? 周りはどう受け止める? 第2章 どうしたら学校は過ごしやすい場所になる? 第3章 性的マイノリティの心と体の健康 第4章 性的マイノリティを取りまく法律上の問題を考える 第5章 性的マイノリティの市民生活と課題 第6章 何のための「LGBTビジネス」か 第7章 性別と科学の関係を深く知ろう 第8章 これまで十分に語られてこなかったセクシュアリティのこと 特別編 LGBTについて調査・研究するとき エピローグ LGBT言説のその先 著者情報 石田仁(いしだ・ひとし) 1975年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。 現在、日工組社会安全研究財団主任研究員、成蹊大学・和光大学非常勤講師。 編著に『性同一性障害──ジェンダー・医療・特例法』(御茶の水書房)、 共著に『ジェンダー』(ナツメ社)、『セクシュアリティの戦後史』(京都大学学術出版会)、 『セクシュアリティと法』(法律文化社)などがある。 (ナツメ社HPより転載) ISBN 978-4-8163-6582-9 四六判 264頁 発行 ナツメ社 発売日 2019年1月7日
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福祉は性とどう向き合うか
¥1,540
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,200円+税) ☆店長のひと言 「障害者や高齢者と“フツー”の人では別もののように思われがちですよね。」 内容紹介 「私、知的障害者だから恋愛できないね」は、日本社会の現実なのか。老いらくの性は、年甲斐もないことなのか。障害者・高齢者の性・恋愛・結婚は、自己責任なのか。本書は、当事者とその家族・支援者(福祉職員・街コン関係者等)へのインタビュー等を基に、「機会平等」の観点から支援の是非・あり方について考えたものである。「自己決定の尊重」と「社会規範」の狭間にある、誰もが持つ「性的ニーズ」への支援について真正面から捉えた一冊。 [ここがポイント] ◎ 誰もが持つ「性的ニーズ」への支援を真正面から捉えた一冊。 ◎ 支援者、当事者、当事者の家族の三者への聞き取り調査を通し、福祉現場で生じているジレンマを明示。 ◎ 「自己決定の尊重」と「社会規範」の狭間にあるニーズに対する福祉のあり方を考察。 目次 まえがき 序 章 福祉専門職の悩み——現場からの報告(結城康博) 1 タブー視される「性」の問題 2 レイプ未遂?——判断の困難な認知症高齢者のケース 3 福祉専門職へのセクシュアルハラスメント 4 現場が抱える問題①——高齢者福祉施設の場合 5 現場が抱える問題②——障害者福祉施設の場合 6 超高齢化社会の到来 第Ⅰ部 高齢者・障害者の性 第1章 高齢者の性・恋愛・結婚(後藤宰人) 1 性生活を続ける高齢者夫婦たち 2 恋をする高齢者たち 3 恐怖を覚える女性——求める夫と避ける妻 第2章 高齢者と性風俗(後藤宰人) 1 性風俗に通う男性高齢者たち 2 「上客」として扱われる男性高齢者 3 人は死ぬまで性欲を持ち続ける 4 男性高齢者が性風俗に求めるもの 5 性風俗を利用する女性高齢者 第3章 障害者の性・恋愛・結婚①——肢体不自由者の場合(武子愛) 1 切実な欲求としての「性」 2 肢体不自由者の周囲を取り巻く問題 3 本人を取り巻く問題 4 障害者の権利に関する条約 5 「性的ニーズ」を要求できるかどうかは運次第——支援者の姿勢が鍵 第4章 障害者の性・恋愛・結婚②——知的障害者の場合(武子愛) 1 知的障害者であるがゆえに生じる困難 2 施設を利用する知的障害者の問題——「性的ニーズ」を満たすことができない人々 3 性風俗産業に利用される女性 4 「搾取」による「寂しさ」の解消——軽度の知的障害者が抱えるジレンマ 第5章 障害者と性風俗(後藤宰人) 1 健常者も障害者も同じ 2 障害者対応性風俗と障害者専用性風俗 3 障害者が「専門店」に求めるもの 4 性風俗から見える社会のひずみ 第Ⅱ部 利用者の「性的ニーズ」と福祉専門職 第6章 「性的ニーズ」と向き合うことになった福祉専門職(武子愛) 1 介護とセクシュアルハラスメントは分けられない? 2 「性的ニーズ」の対象となることはどのように捉えられてきたのか——先行研究の知見から 3 施設(組織)で対応したケース 4 一職員のみでの対応を求められたケース 5 自分に向けられた「性的ニーズ」の表明をどう捉えるか——虐待防止法をめぐって 第7章 「性的ニーズ」をどのように捉えるのか(武子愛) 1 「性」に立ち入りたくない福祉現場 2 支援する側はどう思ったのか——支援者たちの証言から 3 「性的ニーズ」への支援の障害——社会規範・利用者の判断能力・支援の根拠 4 福祉の理念および人権に関する宣言から 5 「性的ニーズ」への支援は可能か 第Ⅲ部 公共政策・社会環境から見た「性的ニーズ」 第8章 「性的ニーズ」への支援と公共政策(結城康博) 1 社会保障費の増加の中で 2 介護保険外サービスを利用した支援 3 現行の法令に規定されている余暇活動への支援 4 公共財と私的財 5 ボランティアによる支援 6 厳しい社会保障費問題の壁 7 「性的ニーズ」に関するケア・支援に悩む従事者 第9章 「性的ニーズ」を取り巻く社会環境——社会福祉の視点から(米村美奈) 1 社会福祉における性の捉え方 2 利用者の「性的ニーズ」を取り巻く障壁 3 障壁を作り出したのは誰か 終 章 自己決定を尊重した支援は可能か(米村美奈) 1 嘘をついた男性利用者——行きたかったのはレストランではなく性風俗 2 自己決定とは 3 自己決定への支援 4 支援者の自己開示——「性的ニーズ」への対応に求められるもの 5 利用者の「真」のニーズの追求 6 対話による潜在的ニーズの把握 7 支援者が自己決定に「No」ということ——婦人保護施設のケースを踏まえて 8 利用者のニーズだけがすべてではない——婦人保護施設に保護された女性たち 9 専門職の責務 あとがき 索 引 (ミネルヴァ書房HPより転載) 結城 康博(著/文), 米村 美奈(著/文), 武子 愛(著/文), 後藤 宰人(著/文) ISBN 978-4-623-08169-1 四六判 244頁 発行 ミネルヴァ書房 書店発売日 2018年2月25日
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目の見えない人は世界をどう見ているのか
¥550
【中古 状態きれい】 (参考:定価760円+税) ☆店長のひと言 「私がもし視覚を失ったら…、今のところ不安しかないのですが。さて。」 紹介 私たちは日々、五感―視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚―からたくさんの情報を得て生きている。なかでも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の八〜九割は視覚に由来すると言われている。では、私たちが最も頼っている視覚という感覚を取り除いてみると、身体は、そして世界の捉え方はどうなるのか??? 美学と現代アートを専門とする著者が、視覚障害者の空間認識、感覚の使い方、体の使い方、コミュニケーションの仕方、生きるための戦略としてのユーモアなどを分析。目の見えない人の「見方」に迫りながら、「見る」ことそのものを問い直す。 目次 【序 章】見えない世界を見る方法 【第1章】空 間 ― 見える人は二次元、見えない人は三次元? 【第2章】感 覚 ― 読む手、眺める耳 【第3章】運 動 ― 見えない人の体の使い方 【第4章】言 葉 ― 他人の目で見る 【第5章】ユーモア ― 生き抜くための武器 著者紹介 伊藤亜紗(いとうあさ) 1979年東京都生まれ。東京工業大学リベラルアーツセンター准教授。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学三年次より文系に転向。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。日本学術振興会特別研究員などを経て2013年より現職。研究のかたわら、アート作品の制作にもたずさわる。主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、参加作品に小林耕平《タ?イ?ム?マ?シ?ン》(国立近代美術館)などがある。 ISBN 978-4-334-03854-0 新書判 発行 光文社 書店発売日 2015年4月16日
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うちの父が運転をやめません
¥660
【中古 裏表紙に折れ痕あり(画像参照)】 (参考:定価720円+税) ☆店長のひと言 「現実は小説のようにいく?いかない?」 紹介 猪狩雅志は高齢ドライバー事故のニュースに目を向けた。78歳といえば親父と同じ歳だ。妻の歩美と話しているうちに心配になってきた。夏に息子の息吹と帰省した際、父親に運転をやめるよう説得を試みるが、あえなく不首尾に。通販の利用や都会暮らしのトライアル、様々な提案をするがいずれも失敗。そのうち、雅志自身も自分の将来が気になり出して……。父は運転をやめるのか。雅志の出した答えとは? 心温まる家族小説! 著者プロフィール 垣谷 美雨 (カキヤ ミウ) (著/文) 1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。 ISBN:978-4-04-112820-6 Cコード:0193 文庫判 336ページ 発行:KADOKAWA 発売日: 2023年02月24日
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ライジング父さん
¥960
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,300円+税) ☆店長のひと言 「病気になっても理想の父親像であり続けられますか?」 内容紹介 ぼくらのことをいつも守ってくれる父さん。だれよりもたよりになる父さん。ぼくがたずねることは、何でも知っている父さん。ぼくの中で、夏の太陽のようにかがやいていた父さんがたおれた。不安におしつぶされそうになりながらも父親の回復を信じて待つ少年の心の成長を描きます。 著者プロフィール くすのき しげのり(著/文) 1961年生まれ。徳島県鳴門市在住。鳴門教育大学大学院修了。 「心豊かに生きる」をテーマに、小学校の教育現場における「徳育」を中心とした教育活動と、自作教材や資料のために大学在学中より始めた創作童話・絵本・詩・童謡など児童文学の創作活動を続ける。 その間、徳島県鳴門市立図書館副館長在職中には、民間との(協働)運営をはじめ、全国に先駆けた公立図書館における数々の改革や読書活動の推進に携わる。 2005年より、「徳育」を中心とした教育活動と児童文学の創作活動に加え、家庭・地域社会さらには企業におけるよりよい社会環境の創造と社会貢献のために、一人一人が一日一日を大切にし、よりよく生きることについて考える『あなたの一日が世界を変える』の理念を、日本をはじめ世界へ普及するための活動を展開中。(『あなたの一日が世界を変える』の詳細については、特設ページをご覧ください。) 2011年3月、50歳を前に退職し、4月に オフィス KUSUNOKI を設立。児童文学作品を中心とする様々なジャンルの作品の創作活動と講演活動を本格的にスタートさせる。 2021年1月より、絵本と絵本に関わるすべての人を応援する『絵本・応援プロジェクト ~ YELL 2021 ~ 』 をスタートさせる。 日本児童文芸家協会評議員 日本童謡協会会員 徳島児童文学会会長 はるかぜ絵本の会代表 四国大学文学部非常勤講師(絵本・児童文学創作) (著者ホームページより引用) 松成 真理子 (マツナリ マリコ) (イラスト) 大阪府出身。イラストレーター、絵本作家。『まいごのどんぐり』(童心社)で児童文芸新人賞、『さくらの谷』(文/富安陽子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。ほかの作品に『ふでばこのなかのキルル』『じいじのさくら山』(白泉社)、『ぼくのくつ』『せいちゃん』(ひさかたチャイルド)、『たなばたまつり』(講談社)、『ころんちゃん』(アリス館)など多数。 ISBN:978-4-577-04062-1 縦220mm 191ページ 発行:フレーベル館 初版年月日: 2012年11月01日
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ビッグイシュー459号
¥450
☆店長のひと言 「イタリアはマネスキン、日本は真似好きン。」 【内容紹介】 特集 20代女性のポリティクス 2022年7月の参議院選挙の投票率は52.05%。中でも10代は35.42%、20代33.99%、30代44.80%ときわめて低い。選挙だけでなく、若い人たちが政治に関心をもち、政治に自分たちの意見を反映しながら、誰もが住みやすい社会にするためには何をどのようにしたらいいのだろうか? そう考え、政治を身近なものにしていく活動を始めたり、自身が政治家になった、4人の20代女性に注目し、取材をした。 岩本菜々さん――若者の住まいや労働、奨学金などの問題に取り組み、「奨学金帳消し」プロジェクトなどを進める。 能條桃子さん――若者の政治参加を促す活動に取り組み、今年春の統一地方選挙では若い女性議員を増やす「FIFTYS PROJECT」を立ち上げ、29人中24人が当選。 酒向萌実さん――クラウドファンディング事業を行う「Good Morning」で活躍後、今年春、武蔵野市の市議会議員に当選した。 藤田香澄さん――ごみリサイクル率日本一を達成した鹿児島県大崎町に移住。今年春、女性初の町議会議員にトップ当選した。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー マネスキン イタリア出身、世界を席巻する新世代のロックバンド「マネスキン」。差別や戦争のない世界を目指し、自由を謳い上げる彼らが、不滅のロックンロールと自らの哲学を語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点李琴峰さん 電車の中で降ってきた「死ぬ」という言葉 文学とははぐれ者のためのもの 国際記事 無料でヘアカットを提供する“天使の散髪屋” WORLD STREET NEWS 世界短信 滝田明日香のケニアだより 麻酔銃で眠る野生動物、リバース剤で起き上がる 連載記事 浜矩子の新ストリート・エコノミクス グリードフレーションの誘惑をはねのけられるか コミック マムアンちゃん ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 3回振られた人に最後の告白を ☆ セミ・ドライ・トマトのパスタサラダ ☆ 池内了の市民科学メガネ 「シマウマ」の縞模様 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 東京・品川駅 販売者 大塚留久男さん 監督インタビュー 『わたしたちの国立西洋美術館』大墻敦監督 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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ビッグイシュー458号
¥450
☆店長のひと言 「大きな病気や辛い体験をして強くなれる人ってそうはいないと思うんですよ。」 【内容紹介】 特集 海をこえて小笠原へ。鳥とカタツムリ 小笠原諸島は、一度も大陸とつながったことのない「海洋島」だ。東京から南南東へ約1000km、「大陸島」の沖縄とは違って、約4800万年前頃に太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込み、火山活動によって生まれた。2013年には西之島で火山噴火が起き溶岩が大地を覆い尽くし、新たな生物相も生まれている。 鳥類研究者の川上和人さん(森林総合研究所鳥獣生態研究室長)は「生き物が皆無になった西之島で、カツオドリなどが営巣を始めた」と言う。進化学者の千葉聡さん(東北大学大学院教授)は「1990年代初めまではカタツムリ121種が棲む楽園だったが、父島では陸生プラナリアによって全滅、今は人工飼育されている」と言う。 川上さんに「小笠原の鳥たち、西之島のゼロからの進化」、千葉さんには「カタツムリの楽園となった進化“適応放散”」についてお聞きした。 “海洋島”小笠原に棲む、鳥とカタツムリの生き方から見えてくるものは何だろう? TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー 西 加奈子 若者の貧困や虐待をテーマにした前作『夜が明ける』から2年。作家の西加奈子さんは今春、初のノンフィクション『くもをさがす』を上梓しました。語学留学先のカナダでがん告知を受け、治療、寛解までの8ヵ月を中心に綴った本書ですが、この間、西さんはどのようなことを見つめ、考えたのでしょうか。西加奈子さんにインタビューしました。 リレーインタビュー・私の分岐点哲学者 三木那由他さん コミュニケーションと言葉について哲学的な研究を続ける三木那由他さん。最初の分岐点は、中学1年生で不登校になったことだといいます。原因不明の体調不良で学校に通えなくなってしまった三木さんが、開き直って名作と言われる古い漫画や本、映画に触れるきっかけとなった医師の一言とは? 国際記事 “ホームレス・ワールドカップ”物語 過去で判断されず、誰もが自分を理解してくれる WORLD STREET NEWS 世界短信 国内記事 表現する人:佐々木 類さん。その土地の記憶をガラスの中に残す 植物を焼成した灰をガラスの中に閉じ込めた、幻想的な作品をつくる佐々木類さん。作品が誕生するきっかけとなったのは、留学中、そして米国から帰国した際、自分はここにいるけどいないという、「なつかしさ」の感情の欠如から幽体離脱のような感覚に襲われた経験だったといいます。植物から生まれるコミュニケーションを大切にし、土地とのつながりや記憶をテーマに作品を制作されています。 連載記事 原発ウォッチ! 国と東電は漁業者との約束を守れ 浜矩子の新ストリート・エコノミクス なぜリスを殺すのか 雨宮処凛の活動日誌 入管法改悪、渋谷のデモに7000人! ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 夫が旅立ち、やる気が出ません ☆ もずくそうめん ☆ 杉並区議選で現職多数落選、女性が半数に 昨年、住民参加型の選挙で新人女性区長を誕生させた東京・杉並区。今年4月に行われた区議会選挙でも、新人議員が15人当選、女性議員が半数になるなど大きな変化がありました。何が起きていたのでしょうか。住民運動の中心で活動するひとり、内田聖子さんに話を聞きました。 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく ハンガリー『フェデル・ネルクル』ハルミ 監督インタビュー “沖縄”伝えるスピンオフ作品を貸し出し中 三上智恵監督 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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ビッグイシュー457号
¥450
☆店長のひと言 「そろそろ“障害”に代わる新しい名称が出てきてもよさそうなものですがどうでしょうか。」 【内容紹介】 特集 ニューロダイバーシティ 発達障害アップデート あらゆる人にとって、社会が生きやすいものであってほしい。そう願う人は多いだろう。 発達障害の子どもらを支援する中で、臨床心理士の村中直人さんは、子どもたちの困難を「障害」や「病理」と位置づけることに違和感が深まっていったという。そんな中で出合った「ニューロダイバーシティ」(脳多様性/神経多様性)という言葉。ニューロダイバーシティとは、自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害などの発達障害を、それぞれの脳・神経系の差異や特性であるとし、生物学的なバリエーションの一つとして位置付ける考え方だ。近年ではすべての人への人間理解の視点としても注目を集めている。 村中さんに、ニューロダイバーシティと支援の現場から見えることなどについて聞いた。ADHD当事者の小島慶子さん(エッセイスト)と、自閉スペクトラム症とADHD当事者の横道誠さん(京都府立大学准教授)には、自身の経験から考えていることなどを聞いた。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー リン=マニュエル・ミランダ 主演・脚本・作詞・作曲を自ら務め、輝かしい受賞歴を誇るブロードウェイ・ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』『ハミルトン』の作者として知られ、現代を代表するエンターテイナーとなったリン=マニュエル・ミランダ。このたび、実写映画化された『リトル・マーメイド』の音楽制作にかかわった思い、創作活動の原点を語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点永井玲衣さん 涙が出るほど、うれしかった。 全身を耳のようにして「もっとください」 国際記事 米国「ローラーダービー」。滑る喜びを分かち合う 1930年代から発展し、今も米国では数多くのアマチュアリーグが存在するチームスポーツ「ローラーダービー」。これまで“白人のスポーツ”と見なされてきましたが、その見方を覆し、すべての人に開かれた差別のないローラーダービーを作ろうと奮闘するプレイターたちがいます。 WORLD STREET NEWS 世界短信 国内記事 ふくしまから 「通い帰還」。暮らしの再建は見通せず 連載記事 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 再びアシモフ先生に学ぶ校正ロボット登場の功罪 コミック マムアンちゃん ウィスット・ポンニミット ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 自分から話しかけるのが苦手です ☆バナナ・ドーナツ ☆ 池内了の市民科学メガネ 時間栄養学のすすめ 薬の効き方も服用時間で違う 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 『リツェウリツェ』ナタシャ・ボヤニッチ 監督インタビュー 『世界が引き裂かれる時』マリナ・エル・ゴルバチ監督 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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みんなふつうで、みんなへん。
¥680
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,200円+税) ☆店長のひと言 「たまにはまじめな話をしますと、我が身を省みてもこの本に出てくるようなエピソードは昔から笑い(場合によってはイジメ)のネタになってきました。こいつはへんで、じぶんはふつうと思っていなかったか?今もそうではないか?大人にこそ考えてみてほしいです。」 紹介 ボウルをボールとまちがえる中田くん、ネコはオスしかウンチしないと思っていた室井さん、「抽選」の意味を知らずに懸賞のおもちゃを待つ藤田くん、電車の数え方が「円」に変わったと思っている村川くん…。それぞれが、へんな思い込みやかんちがいをしているけれど、みんなふつう。小学校3年1組の児童一人一人が出合う、ささやかな出来事を挿絵たっぷりで楽しく描く。エピソードの見出しは、短歌になっています。 著者プロフィール 枡野 浩一 (マスノ コウイチ) (著/文) 1968年9月23日、東京うまれ。歌人。大学中退後、広告会社のコピーライター、フリーの雑誌ライター等を経て1997年9月23日、短歌絵本『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』を2冊同時発売してデビュー。簡単な現代語だけで読者が感嘆してしまうような表現をめざす「かんたん短歌」を提唱。入門書『かんたん短歌の作り方』からは加藤千恵、佐藤真由美、天野慶らがデビューした。笹井宏之、宇都宮敦、仁尾智らの短歌をちりばめた小説『ショートソング』(佐々木あらら企画執筆協力)は約10万部のヒットとなり、若い世代の短歌ブームを牽引。高校国語教科書に《毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである》他掲載。受賞歴は2011年11月22日、明石家さんまが選ぶ「踊る!ヒット賞!!」および2022年3月19日、小沢健二とスチャダラパーが選ぶ「今夜も短歌で賞」。 内田かずひろ (ウチダカズヒロ) (イラスト) 1964年、福岡県生まれ。1989年「クレヨンハウス絵本大賞」にてホームレスを描いた『かえりみち』で入選。1990年、『シロと歩けば』(竹書房)にてマンガ家としてデビュー。代表作に「朝日新聞」に連載した『ロダンのココロ』(朝日新聞出版)がある。絵本や挿絵も手がけ、『はやくちまちしょうてんがい はやくちはやあるきたいかい』(林木林・作/偕成社)など ISBN 978-4-251-04475-4 A5変型判 95頁 発行 あかね書房 発売日 2021年1月5日