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体育がきらい
¥750
【中古 状態きれい】 (参考:定価880円+税) ☆店長のひと言 「体育や給食が嫌いなことは知っていた。ただ誰も肯定しなかった。」 紹介 ボールが怖い、失敗すると怒られるなどの理由で嫌われがちな体育だが、強さや速さよりも重要なことがある。「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見える。 先生はエラそうだし、ボールは怖い! 体育なんか嫌いだ!という児童生徒が増えています。なぜ、体育嫌いは生まれてしまうのでしょうか。授業、教員、部活動。問題は色々なところに潜んでいます。そんな「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見えてきます。強さや速さよりも重要なこととは? 著者プロフィール 坂本拓弥(さかもと・たくや):1987年東京都生まれ。千葉大学教育学部を卒業。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科を単位取得退学。博士(教育学)。明星大学教育学部助教を経て、現在は筑波大学体育系助教。専門は体育・スポーツ哲学。特に身体論と欲望論。共編著に『探究 保健体育教師の今と未来 20講』(大修館書店)、共著に『スポーツと遺伝子ドーピングを問う:技術の現在から倫理的問題まで』(晃洋書房)、『はじめて学ぶ体育・スポーツ哲学』(みらい)などがある。 ISBN:978-4-480-68461-5 Cコード:0237 新書判224ページ 発行:筑摩書房 発売日: 2023年10月6日
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障害があり女性であること : 生活史からみる生きづらさ
¥2,750
☆店長のひと言 「“弱者”のステレオタイプ化や専門と言う名の縦割りから脱するには。」 紹介 障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。 目次 第Ⅰ部 障害とジェンダーをめぐる困難 第Ⅱ部 ライフコースと性役割 第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点 著者プロフィール 土屋 葉 (ツチヤヨウ) (著/文 | 編集) 1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。著書『障害者家族を生きる』(勁草書房)、共著『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援』(生活書院)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに、『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(現代書館)がある。 ISBN:978-4-7684-3598-4 Cコード:0036 四六判320ページ 発行:現代書館 書店発売日: 2023年10月4日
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かざらないひと 「私のものさし」で 私らしく生きるヒント
¥2,420
☆店長のひと言 「かざらないようにみえるまでの道のりな。」 紹介 「自分をどう魅せる?」から自由に見える、あのひとが考えていること フリーアナウンサー・赤江珠緒、家政婦&料理人・タサン志麻、産婦人科医・高尾美穂、フリーアナウンサー・堀井美香、「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子。 絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、その時々の「思い」に焦点を当てながら、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。 他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。そんなふうに見える彼女たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのか。 その等身大の言葉の数々のなかに、あなた自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。 <本文より> たぶん私、カツオっぽいんですよね。――赤江珠緒 馬鹿にされても別にいいや、私は楽しいことやってるんだもん、みたいにずっと思っていますね。――タサン志麻 そこに同年代の女子がいれば当たり前に楽しく過ごすでしょ、という感覚で看護師さんたちに接してきました。――高尾美穂 自分そのものをそんなに大した人間じゃないと思っているのがベースにあるんでしょうね。そうすると、他の人の行動とか言葉も受け入れられる。――堀井美香 「かざらないひと」っていうタイトルの本に出ちゃっていいのかな、私、かざってるんで…。――佐藤友子 目次 「面白さ」を大事にするひと…赤江珠緒 モヤモヤを行ったり来たりする/山をぐるっと回って考えたい/「物語」から人間心理を学ぶ/「心がタフ」で続いてきた/女性という意識はなかったけれど/100%をめぐる葛藤/まだまだ自分に飽きてない 「納得」を大事にするひと…タサン志麻 自分の思いをうまく言葉にできなかった/不器用だからこそ誰よりも努力した/心が動く就職先を探し続けた/「なんか違う」をごまかしきれなかった/「家政婦」がいつでも戻れる場所に/私を変えた夫のロマンと田舎の暮らし/思いがあればレシピ以上のものができる 「意志」を大事にするひと…高尾美穂 自分は「凡人」だと感じたから/嫌がらせする人を達観して見ていた/好きなものは高校時代から変わらない/気づけば「人たらし」と言われていた/「あなたのいいところを私は知ってるよ」/すべてのことは自分で選べる/私たちは助け合って生きていく 「普通」を大事にするひと…堀井美香 人に見つからないように全力疾走/「東京の普通」に負い目を感じて/嫉妬しない、口出ししない夫婦関係/人をあまり敵と思わない/メインではない場所が落ち着く/普通の人の本物の言葉を届けたい/自分を身軽にしていくのが心地いい 「気持ち」を大事にするひと…佐藤友子 10代で自分をリセットした/「本当の自分」はノートのなかに/自分を広げていくことが心地いい/私のなかの、うるさい友子/「働く主婦」である私/「ひとりの星」を持っている人が好き/停滞している自分とも向き合いたい 版元から一言 「かざらない」人柄によって多くの人を惹きつけている5人の女性たちの濃厚なインタビューの言葉には、彼女たちが今の状態に至るまでに悩んだこと、頑張ってきたこと、大切にしてきたことがたくさん詰まっています。読んでくださった方が、気持ちがふっとラクになったり、背中を押されたりしながら、「自分のものさし」を育むヒントを得ていただければ嬉しいです。 ISBN:978-4-911191-01-9 Cコード:0095 A5判256ページ 発行:月と文社 初版年月日: 2024年2月15日
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もうやってらんない
¥480
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,500円+税) ☆店長のひと言 「“あのとき、実は傷ついたのよね。”とあとで言われたときの気持ちを思い出しました。」 紹介 ある日、アフリカ系アメリカ人のベビーシッター、エミラは、誘拐犯に間違えられてしまう。黒人差別だと怒る白人の雇い主アリックスは、抗議するようエミラを焚きつけるが、そのいっぽうで名誉黒人気取りの恋人がアリックスの元カレだと知ったエミラは――。 著者プロフィール カイリー・リード(Kiley Reid) 1987年、ロサンゼルス生まれ。アリゾナ大学とメアリーマウント・マンハッタン・カレッジで学ぶ。トルーマン・カポーティ財団のフェローシップを受けながら、数多くのピュリッツァー賞受賞者を輩出してきたアイオワ・ライターズ・ワークショップを修了した。2019年刊行の本書『もうやってらんない』は、デビュー作にしてブッカー賞にノミネートされ、全米での書籍の売れ行きに最も影響力があるとされる女優リース・ウィザースプーンのブッククラブの選定図書になった。現在ペンシルヴェニア州フィラデルフィア在住。 (Hayakawa Books & Magazinesより引用) ISBN:978-4-15-210098-6 Cコード:0097 四六判448ページ 発行:早川書房 発売日: 2022年4月5日
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自閉症は津軽弁を話さない リターンズ 「ひとの気持ちがわかる」のメカニズム
¥1,100
☆店長のひと言 「話さないではなく話せないと思ってしまっていました。」 紹介 「自閉症の子って津軽弁話さないよね」妻の一言から調査は始まった。10年間の研究のすえ妻の正しさは証明され、この変わった研究は全国紙にも載る結果に。それから数年後、方言を話すようになった自閉症児が現れた――。多数者である私たちはどう方言を話すか、相手の意図をどう読み取っているか。そもそも「普通」の発達とは何かを問うことで、ことばの不思議から自閉スペクトラム症を捉えなおそうと試みる画期的ノンフィクション。 第I部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎 第1章 音声の絶対音感者 第2章 自閉症は熊本弁がわからない 第3章 人はどうやってことば遣いを選ぶのか――社会的関係性と心理的関係性 第4章 なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか 第5章 印象としての方言 第6章 意図とミラーニューロン――行為を見ることの意味 第7章 意図とコミュニケーション――目標とプランの読み取り 第8章 意図と協同作業――なぜ、意図を読むことが大切なのか 第9章 ルール間の葛藤――社会的ルールとオリジナルルール 第10章 社会的手がかりへの選好のパラドクス ――わからないから注意を向けないのか、注意を向けていないからわからないのか 第11章 伝わる情報、広がる情報――ミームの概念 第12章 共同注意と情報の共有 第13章 もしも自閉スペクトラム症の子が25人、定型発達の子が5人のクラスがあったら 第14章 おさらい 第II部 新たなる謎 第15章 方言を話すようになった自閉スペクトラム症 第16章 再び調査開始 第17章 ケースの実態 第18章 なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか ――社会的スキルの獲得と関係性の変化 第19章 自閉症は日本語を話さない 目次 第I部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎 第1章 音声の絶対音感者 第2章 自閉症は熊本弁がわからない 第3章 人はどうやってことば遣いを選ぶのか――社会的関係性と心理的関係性 第4章 なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか 第5章 印象としての方言 第6章 意図とミラーニューロン――行為を見ることの意味 第7章 意図とコミュニケーション――目標とプランの読み取り 第8章 意図と協同作業――なぜ、意図を読むことが大切なのか 第9章 ルール間の葛藤――社会的ルールとオリジナルルール 第10章 社会的手がかりへの選好のパラドクス ――わからないから注意を向けないのか、注意を向けていないからわからないのか 第11章 伝わる情報、広がる情報――ミームの概念 第12章 共同注意と情報の共有 第13章 もしも自閉スペクトラム症の子が25人、定型発達の子が5人のクラスがあったら 第14章 おさらい 第II部 新たなる謎 第15章 方言を話すようになった自閉スペクトラム症 第16章 再び調査開始 第17章 ケースの実態 第18章 なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか ――社会的スキルの獲得と関係性の変化 第19章 自閉症は日本語を話さない 著者プロフィール 松本 敏治 (マツモトトシハル) (著/文) 1957年生まれ。博士(教育学)。公認心理師、特別支援教育士スーパーバイザー、臨床発達心理士。1987年、北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1987~89年、稚内北星学園短期大学講師。89~91年、同助教授。91~2000年、室蘭工業大学助教授。00~03年、弘前大学助教授。03~16年9月、弘前大学教授。11~14年、弘前大学教育学部附属特別支援学校長。14~16年9月、弘前大学教育学部附属特別支援教育センター長。16年10月より、教育心理支援教室・研究所『ガジュマルつがる』代表。 ISBN:978-4-04-400781-2 Cコード:0147 文庫判272ページ 発行:KADOKAWA 初版年月日: 2023年8月25日
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正しいパンツのたたみ方
¥350
【中古 状態きれい】 (参考:定価840円+税) ☆店長のひと言 「パンツのたたみ方から人生論が広がります。」 内容紹介 家庭科は,自分の暮らしを自分で整える力だけでなく,この社会の中で他者とともに生きていく力を育ててくれる教科だと実感した著者は,自ら専任教員となる.ご飯の作り方,お金とのつきあい方,時間の使い方など自立にあたってどんな知識や技術が必要か,10代の暮らしに沿って具体的にアドバイスする. 目次 はじめに 序章 家庭科を学ぶ意味 パンツのたたみ方に悩む男性に温かいアドバイスを/お互いの違いを知る教科/あなたは家庭科が好きですか? 1章 いま,生きているワタシ 目指せ! 弁当高校生/さわやかな朝の目覚めのために/朝ご飯が一日を変える/自立ってなんだろう?/勉強ってなんだろう?/副教科は強い味方! 2章 家族の中で生きる 家族って誰のこと?/家族のかたち/わたし的家族のボーダーライン/自分にとっての家族/家族の食卓/食事作りの宿題/家族の条件/「理想の結婚相手」で考える人間関係 3章 社会の中で生きている 働くということ/何のために働きますか/支え合って生きる/いろいろあるぞ,お金の問題/悪徳商法と消費者の問題/「なぜ,騙されたんだろう」/かしこい消費者になろう/働くっていうことは/アルバイトを始めてみると/お金はこわい!/経済的な自立/労働者としての権利/ワークライフバランス/老後のことはまだ早い?/100歳になった自分/もうひとつの感想/老後に備える/実習大好き!!/プロフェッショナルとパーソナル/パーソナルな技術がなぜ必要か 終章 ゆたかに生きるためのスキル あなたの遊びはどのレベル?/DVフリーの恋愛関係/メッセージを送り続ける/「依存でもなく「支配」でもなく/一人でいるのも楽しいけれど,二人でいるともっと楽しい おわりに 著者プロフィール 南野忠晴(みなみの ただはる) 1958年大阪府堺市生まれ.大阪府立高校英語科教員として13年間勤めながら,家庭科で教員採用試験を再受験.大阪府立高校で初の男性家庭科教員のひとりとなる.NHK教育テレビ高校講座「家庭総合」講師,「家庭科教員をめざす男の会」世話人.市民を対象とした「ジェンダー入門講座」や「生き方講座」など,講演会の講師としても活躍している.著書に『はじめて語るメンズリブ批評』(共著,東京書籍),『教育とはなんだ』(共著,筑摩書房)など. (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-500674-8 Cコード:0237 新書判224ページ 発行:岩波書店 発売日: 2011年2月18日
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病と障害と、傍らにあった本。
¥2,200
☆店長のひと言 「本のいいところは、自分のペースで向き合えるところ。」 紹介 病名や障害の名前ではひとくくりにできない、その実情。それゆえにその只中にいる人は、心身のつらさのみならず、誰とも分かち合えない想いに孤独に陥りがちになる。そんな時、外の世界と自分の内とを繋ぐ「窓」となる本は、あったのか。12人12様の病や障害の体験と本との関わりについて綴る本書は、固有な体験としての病や障害の実情と、生きることの「意志」の現れでもある「読む」ことの力を伝える一冊です。 目次 【本を知る】 齋藤陽道 母の絵日記 頭木弘樹 本嫌いが病気をして本好きになるまで 岩崎航 病をふくめた姿で 【本が導く】 三角みづ紀 物語に導かれて 田代一倫 写真と生活 和島香太郎 てんかんと、ありきたりな日常 【本が読めない】 坂口恭平 ごめん、ベケット 鈴木大介 本が読めない。 【本と病と暮らしと】 與那覇潤 リワークと私―ブックトークがあった日々 森まゆみ 体の中で内戦が起こった。―原田病と足るを知る暮らし― 【本と、傍らに】 丸山正樹 常にそこにあるもの 川口有美子 それは、ただ生きて在ること 前書きなど 病名や障害の名でひと括りにできない 固有の症状や想い。 誰かと分かち合うこともできなくて、ひとり。 そんなとき、傍らには どんな本があったのか。 版元から一言 病や障害といった、重いテーマを扱いながら、本書に収録したエッセイにはどれも不思議と、一筋の光が指しているように思える。それは「読む」という行為に生きるという意志が含まれているからなのか。読後感は希望を見出す一冊です。 著者プロフィール 齋藤 陽道 (サイトウ ハルミチ) (著/文) 一九八三年東京都生まれ。写真家。生まれつき聞こえに障害がある感音性難聴と診断を受ける。中学生まで「聴文化」で育ったのち、都立石神井ろう学校入学を機に「日本手話」と出会う。またその頃から写真を始める。二〇一〇年に写真新世紀優秀賞受賞。二〇一一年、写真集『感動』、二〇一九年『感動、』(いずれも赤々舎)刊行。二〇一三年、ワタリウム美術館にて個展「宝物」開催。私生活では同じく感音性難聴である写真家、盛山麻奈美と結婚。二人の間に生まれた子供は二人とも聴者だった。二〇二〇年、息子へ歌う子守唄をきっかけに「うた」を探る日々を追ったドキュメンタリー映画『うたのはじまり』(河合宏樹監督)が公開。エッセイ集に二〇一八年刊行『声めぐり』(晶文社)、『異なり記念日』(医学書院)他多数。 頭木 弘樹 (カシラギ ヒロキ) (著/文) 文学紹介者。大学三年の二十歳のときに潰瘍性大腸炎を患い、十三年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から二〇一一年、『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社、のちに新潮文庫)、二〇一六年『絶望読書―苦悩の時期、私を救った本』(飛鳥新社、のちに河出文庫)、二〇一九年などの著書を刊行。また、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をミステリーとして再構成した『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(春秋社)、落語にも造詣が深く、『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)他著書多数。同年、潰瘍性大腸炎の闘病の日々を詳細に綴った『食べること出すこと』(医学書院)を刊行。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』コーナーに出演中。 岩崎 航 (イワサキ ワタル) (著/文) 一九七六年宮城県生まれ。詩人。本名は、岩崎稔。三歳の頃に筋ジストロフィーを発症。十七歳の頃、未来に絶望し死を考えたが、「病をふくめたありのままの姿」で自分の人生を生きようと思いを定める。現在は胃ろうからの経管栄養と人工呼吸器を使い、在宅医療や介護のサポートを得て自宅で暮らす。二十五歳から詩作、二〇〇四年から五行歌を詠む。二〇一三年、詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』(写真・齋藤陽道、ナナロク社)が大きな話題を呼ぶ。二〇一五年、エッセイ集『日付の大きいカレンダー』、二〇一八年、兄の岩崎健一が絵を、航が詩を綴った共著の画詩集『いのちの花、希望のうた』(以上、いずれもナナロク社)刊行。二〇二〇年、第二詩集『震えたのは』刊行予定。 三角 みづ紀 (ミスミ ミヅキ) (著/文) 一九八一年鹿児島県生まれ。東京造形大学に進学。一年生の冬に膠原病の全身性エリテマトーデスとの診断を受ける。その頃から詩の投稿をはじめ、二〇〇四年、第四十二回現代詩手帖賞受賞。同年、第一詩集『オウバアキル』にて第十回中原中也賞受賞。第二詩集『カナシヤル』で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。二〇一四年、第五詩集『隣人のいない部屋』で第二十二回萩原朔太郎賞を史上最年少で受賞。書評やエッセイの執筆も多く、二〇一七年、エッセイ集『とりとめなく庭が』(ナナロク社)刊行。ワークショップや詩のコピーライティングなど活動は多岐に渡り、中でも朗読活動を精力的に行う。スロヴェニア、リトアニア、イタリア、ベルギーなど多くの国際詩祭に招聘される。二〇二〇年、詩集『どこにでもあるケーキ』(ナナロク社)刊行。 田代 一倫 (タシロ カズトモ) (著/文) 一九八〇年福岡県生まれ。写真家。二〇〇〇年、大学在学中にうつ病と診断を受ける。九州産業大学大学院在学中の二〇〇六年、福岡市でアジア フォトグラファーズ ギャラリーの設立、運営に参加。同年、三木淳賞奨励賞受賞。韓国、九州で肖像写真を中心に撮影、発表。二〇一〇年に東京、新宿の photographers ‘galleryに拠点を移す。二〇一三年、東日本大震災の被災地の人々を撮影した『はまゆりの頃に 三陸、福島 2011~2013年』(里山社)刊行。同年さがみはら写真新人奨励賞を受賞。二〇一四年より東京の人々の撮影を開始、東京都写真美術館他で発表。二〇一七年に韓国・鬱陵島の人々を撮影した『ウルルンド』(KULA)刊行。二〇一七年秋より双極性障害を発症。二〇二〇年九月に新潟、砂丘館にて個展開催。 和島 香太郎 (ワジマ コウタロウ) (著/文) 一九八三年山形県生まれ。中学三年生の時に、てんかんと診断される。映像の世界を志して進学した京都造形芸術大学で、ドキュメンタリー映画監督、佐藤真に師事。二〇〇八年、文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、『第三の肌』を監督。二〇一二年、監督作品『小さなユリと 第一章・夕方の三十分』が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭短編部門にて奨励賞受賞。二〇一七年より、これまで知られることの少なかったてんかん患者の日々を素朴に語り合うポッドキャストラジオ「ぽつラジオ」を開始。二〇一九年、坪田義史監督のドキュメンタリー映画『だってしょうがないじゃない』で編集を担当。 坂口 恭平 (サカグチ キョウヘイ) (著/文) 一九七八年熊本県生まれ。二〇〇四年、路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(リトルモア)刊行。以降、ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、音楽、絵などを発表している。二〇一一年五月、福島第一原発事故後の政府の対応に疑問を抱き、自ら新政府初代内閣総理大臣を名乗り、新政府を樹立。希死念慮に苦しむ人々との対話を「いのっちの電話」として、自らの携帯電話(〇九〇-八一〇六-四六六六)の番号を公開。近年は投薬なしの生活を送るようになり、二〇二〇年、その経験と「いのっちの電話」をもとに行ったワークショップを誌上で再現した『自分の薬をつくる』(晶文社)、また「いのっちの電話」を十年続けてわかったことを記した『苦しい時は電話して』(講談社新書)を刊行。また、自らの「薬」として描いた風景画集『Pastel』(左右社)刊行。 鈴木 大介 (スズキ ダイスケ) (著/文) 一九七三年千葉県生まれ。文筆業。貧困からセックスワークに就く女性や子ども、詐欺集団など、社会の斥力の外にある人々をおもな取材対象とするルポライターとして執筆活動を行い、主な著書に『最貧困女子』(幻冬舎新書)など。しかし二〇一五年、四十一歳の時に突然、脳梗塞を発症。身体の麻痺は軽度だったが、その後遺症として記憶障害、認知障害などの高次機能障害が残る。その体験を綴ることを自らのリハビリとし、二〇一六年『脳が壊れた』、二〇一八年『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』(いずれも新潮新書)を刊行。また、二〇一八年、高次機能障害と発達障害などの類次点を探った『されど愛しきお妻様 -「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』(講談社)、二〇二〇年『「脳コワさん」支援ガイド』(医学書院)、『不自由な脳』(金剛出版)など。小説に『里奈の物語』(文藝春秋)がある。 與那覇 潤 (ヨナハ ジュン) (著/文) 一九七九年神奈川県生まれ。歴史学者。地方公立大学に勤務していた二〇一四年に双極性障害を発症し、休職を経て離職。二〇一八年、自身の体験を踏まえた『知性は死なない』(文藝春秋)、二〇二〇年、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環と共著、新潮選書)などの著作で、精神病理を切り口に現代社会の諸問題を考察している。本書では挙げきれなかったリハビリ中に影響された書物についても、後者のブックガイドで紹介した。その他、二〇〇九年、博士論文をまとめた『翻訳の政治学』(岩波書店)、二〇一一年、大学在職時の講義録をまとめた『中国化する日本』(文藝春秋、後に文庫化)、二〇一三年、『日本人はなぜ存在するか』(集英社、後に文庫化)などを刊行、著書その他多数。 森 まゆみ (モリ マユミ) (著/文) 一九五四年東京都生まれ。作家。一九八四年、季刊の地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊し、地元の人々の聞き書きをベースにした雑誌づくりで地域コミュニティの活性化に貢献。一九九二年、サントリー地域文化賞受賞。一九九八年『鷗外の坂』(新潮社)で芸術選奨文部大臣新人賞、二〇一四年『『青踏』の冒険:女が集まって雑誌をつくるということ』(平凡社)で紫式部文学賞受賞。他著書多数。二〇〇七年、自己免疫疾患である原田病に罹患。二〇一〇年、病後の日々を綴った『明るい原田病日記―私の体の中で内戦が起こった』(亜紀書房)を刊行。みずからの病の体験と東日本大震災を経て、「足る事を知る」ことの重要性を今一度再確認すべく、二〇一七年、縮小社会研究会の松久寛氏との共著『楽しい縮小社会』(筑摩書房)を刊行。近著に『本とあるく旅』(産業編集センター)など。 丸山 正樹 (マルヤマ マサキ) (著/文) 一九六一年東京都生まれ。シナリオライターとして活動。頸椎損傷という重い障害を持つ妻と生活をともにするうち、さまざまな障害を持つ人たちと交流するようになる。次第に、何らかの障害を持った人の物語を書くことを模索するようになり、二〇一一年、ろう者の両親のもと育った聴者の主人公が手話通訳士となって事件解決に一役買うミステリー小説『デフ・ヴォイス』(文藝春秋)でデビュー。同作が『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』として文庫化(文春文庫)されたのに続き、『龍の耳を君に』(創元推理文庫)、『慟哭は聴こえない』(東京創元社)として人気シリーズとなり、二〇二〇年、スピンオフとして『刑事何森 孤高の相貌』(東京創元社)も刊行。他、居所不明児童をテーマにした『漂う子』(文春文庫)など。 川口 有美子 (カワグチ ユミコ) (著/文) 一九六二年東京都生まれ。都立西高卒(三三期生)。夫の海外赴任のためロンドンで暮らしていた最中の一九九五年、母がALSに罹患。その介護体験を記した『逝かない身体――ALS的日常を生きる』(医学書院)で二〇一〇年、第四十一回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他に『末期を越えて』(青土社)、共編著に『在宅人工呼吸器ケア実践ガイド―ALS生活支援のための技術・制度・倫理』(医歯薬出版)など。副理事長を務めるNPO法人さくら会ではヘルパー養成研修会を毎月開催。当面の目標は日本の難病呼吸器ユーザーの豊かな生を世界に知らしめること。都内マンションで猫3匹と理学療法士を目指す息子と同居中。
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自炊者になるための26週
¥2,178
☆店長のひと言 「読むだけでお腹いっぱい!(作る気ない人の言い訳No.1)」 紹介 さっと買って、さっと作って、この上なく幸福になれる。 「トーストを焼くだけ」からはじまる、日々の小さな創造行為。 おいしさと創造力をめぐる、全くあたらしい理論&実践の書! “面倒”をこえて「料理したくなる」には、どうしたらいいでしょう。 “ほぼ毎日キッチンに立つ”映画研究者が、その手立てを具体的に語ります。 ・大方針は、「風味の魅力」にみちびかれること。 「風味」=味+におい。自由に軽やかに、においを食べて世界と触れ合う。 そのよろこびで料理したくなる。人間のにおい解像度は犬並み? 最新の科学研究だけでなく、哲学、文学、映像論の重要テクストを手がかりに、知られざる風味の秘密に迫ります。 ・目標は、素材から出発して、ささっとおいしいひと皿が作れるようになること。 1週に1章、その週の課題をクリアしていけば、26週=半年で、だれでも、すすんで自炊をする人=自炊者になれる、がコンセプト。 蒸す、煮る、焼く、揚げる「だけ」のシンプル料理から、「混ぜる」「組み合わせる」、さらに魚をおろして様々に活用するまでステップアップしていきます。 日本酒とワインの新しいあり方、買い物や献立てに悩まないコツ、家事分担も考えます。 ・感覚を底上げする、「名曲」のようなレシピを40以上収録しています。 「ヤンソンの誘惑」「鶏肉とパプリカ」「山形のだし」「麦いかのフリット」等々、素朴だけど、素材と出会いなおすような感動のあるものばかり。古今東西の料理書を読みこんだ著者ならではのベストチョイスです。 より先へ進みたくなった人のための懇切丁寧なブックガイドつき! 目次 序 料理したくなる料理 1 においの際立ち おいしいトーストの焼き方/においの語源と「感覚順応」/バゲットを穏やかに加熱する/サワードゥを直火焼きする 2 においを食べる 米を炊く/人間の鼻もじつは犬並みにすごい説/味のちがいはにおいのちがい/ふるさとの米の風味さえも ――米を炊く(炊飯器の場合)/米を炊く(鍋の場合) 3 風味イメージ みそ汁を作る/風味は映像である/風味の分類――①風味インデックス/②風味パターン/③風味シンボル/においはへだたった時間を映す/自炊者=エアベンダー ――だしの取り方/みそ汁 4 セブンにもサイゼリヤにもない風味 ここから自炊するという線引き/セブンイレブンのおいしさ/サイゼリヤのおいしさ/規格品にはない風味の個体差とゆらぎ/青菜のお浸しは海のさざなみのように ――青菜のおひたし/一期一会のトマト・パスタ 5 基礎調味料 感動>面倒/基礎調味料の風味がベースになる/基礎調味料は費用対効果が高い/ノイズキャンセリング力を発揮する/しょうゆ選び/塩選び 6 買い物 何を買うか決められない問題/目利きはするな/専門店の先生たちの見つけ方/あなたが素材を選ぶのではなく、素材があなたを選ぶ 7 蒸す 蒸しものの準備/皮付き野菜を蒸して香りを楽しむ/魚の蒸しもの ――いろいろ野菜の蒸籠蒸し/蒸し野菜のべっこう餡かけ/バーニャカウダ/ひき肉ソース/たちうおの清蒸 8 焼く 肉の焼き目のにおいはどうしてたまらないのか/グラデーションをつけて焼く/ステーキ肉を焼く/フッ素樹脂加工か鉄か/焼き方は人となりを映す/オムレツの焼き方/「ひとり料理の喜び」 ――ステーキ 9 煮る シンプルでおいしい野菜のポタージュ/水に風味とうまみを移す/スープの塩分濃度は0・6%から/野菜のかたちを残すポタージュ/含め煮――調味だしは20:1:1から ――野菜のポタージュ(攪拌する)/野菜のポタージュ(かたちを残す)/調味だし/含め煮/ふきの含め煮/おひたし(アスパラガス、ズッキーニなど)/菊の花のおひたし 10 揚げる、切る 家であえて揚げものをする理由/バットが三つありますか?/春巻き/麦いかのフリット/包丁の使い方にどう慣れるか/作業の進行を直感的にイメージできるようになる ――牡蠣フライ/牡蠣の春巻き/麦いかのフリット 11 動線と片付け 片付けの意義/台所のうつくしさ/プライムスペース/揃えるべきキッチンツール/キッチンは風味の通路 12 カイロモン 風味は誘惑の信号である/カイロモンは他種を誘惑するにおい/変化それ自体がよろこび/F感覚とC感覚 ――おでん 13 日本酒 良質な食中酒は自炊を底上げする/アテ化によってシンプル料理が極上に/酒はパスポート/ベーシックな日本酒とは/先生を見つけ、入門用の酒を選ぶ/燗をつけてみる ――シンプルなアテいろいろ/お燗 14 ワイン 面倒ではないワイン/自炊のためのワイン保存システム/「自然な造りのワイン」とその歴史/インポーターで選ぶ/ワインの先生に学ぶ/ワインを買いにいきましょう 15 青魚 季節の魚の風味に触発されて/風味の喚起力は鮮度に比例する/あじといわしは最上の美味/キッチンに魚の通り道を作る/あじをさばいて食べる/青魚、絶対のふた品 ――あじのさばき方/あじのなめろう/しめさば 16 白身魚など 中型魚をさばく/フライパンでポワレにする/魚を長く多面的に味わい尽くす/生のまま魚を熟成する ――平造り、そぎ造り/白身魚のポワレ、ムニエル/ブールブランソース/焦がしバター(ブールノワゼット)/サルサヴェルデ/こんぶ締め/干物/あらのスープ/あらのだし汁で作るパエリア/白身魚の熟成 17 1+1 魚一種に野菜一種の即興料理を作ってみる/生魚のカルパッチョ+野菜/風味のモンタージュ/焼き魚+野菜/魚と野菜のスープ仕立て ――あじのカルパッチョ、ルッコラ添え/いわしの直火焼き、茹でたじゃがいも添え/フィッシュ・ベジタブル・スープ/牡蠣とぎんなんのスープ 18 混ぜる 百獣ごはん/ワンプレート・ランチ/混ぜる料理の伝統的な型/サラダうどんとそばは格別においしい ――ちらし寿司/サラダうどん、そば 19 春夏の定番レシピ 歌い継がれ愛されてきた民謡のような名レシピ/春/夏/ノー・シーズンの定番 ――あさりと豚肉のアレンテージョ風/生わかめとたけのこ/ふきのとうみそ/ラタトゥイユ/ガスパチョ/山形のだし/ピコデガヨ/生ハムとバターのバゲットサンド/干ししいたけとちりめんじゃこの炊き込みごはん 20 秋冬の定番レシピ 秋/冬/ノー・シーズンの定番 ――きのこの当座煮/きのこのにんにく炒め/ほうとう鍋/バジルペースト/さんまのわたソース/ヤンソンの誘惑/かぶと牡蠣のグラタン/焼きかぶのサラダ、かぶのソース/筑前煮/じゃがいもセロリ/鶏肉とパプリカ 21 乾物 乾物の魅力/家に常備するものリスト/塩して熟成する ――鞍掛豆のサラダ/トルティーヤ/塩もみ、浅漬け、かぶ酢/塩豚 22 発酵 発酵保存食品を自作する意味/日々の献立ての基本 ――白菜漬け/甘酒/かぶら寿司 23 うつわとスタイル なぜスタイリングによって料理はよりおいしくなるのか/練習問題/「ねばならぬ」ではなく/うつわの質感/雑多を許容する 24 ファーム・トゥ・テーブルとギアチェンジ ひとはいつから「素材を活かすべき」といい始めたのか/スローとファストのギアチェンジ/「群島としてある世界の肯定」/続・人間の鼻もじつは犬並みにすごい説/ハンバーガー ――ハンバーガー/クラフト・コーラ 25 索引と徴候 別の時空につながるにおい/索引がひらく過去、徴候が予感させる近未来/微分回路(徴候)と積分回路(索引)/風味の解像度とは/生活史を積分する/食の幸福 26 家事と環境 家事分担の不均衡/ふつうのすばらしさを再発見する/環境問題について ――赤飯 参考文献 ブックガイド 著者プロフィール 三浦哲哉 (ミウラテツヤ) (著/文) 青山学院大学文学部比較芸術学科教授。映画批評・研究、表象文化論。食についての執筆もおこなう。1976年福島県郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)『映画とは何か――フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)『『ハッピーアワー』論』(羽鳥書店、2018年)『食べたくなる本』(みすず書房、2019年)『LAフード・ダイアリー』(講談社、2021年)。共編著に『オーバー・ザ・シネマ――映画「超」討議』(フィルムアート社、2018年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ――映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。 ISBN:978-4-255-01360-2 Cコード:0077 四六判336ページ 発行:朝日出版社 初版年月日: 2023年12月9日
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事務に踊る人々
¥2,090
☆店長のひと言 「これだけは言っておきたい。事務員さんを馬鹿にする奴は大馬鹿。」 紹介 面倒くさい、複雑、抑圧的……時に文豪を苦しめ、戦争を阻止し、巨額の損失を生み、ついには死の世界を垣間見せる。「事務」それは人間を人間たらしめる究極の知恵。事務の営みから人間のあり方を再考する、画期的エッセイ!クソどうでもいいのに倒錯的な愛をかきたてるかくも人間くさい事務の世界への探究。 目次 第1章 漱石と大日本事務帝国 第2章 事務の七つの顔 第3章 事務処理時代の「注意の規範」 第4章 『ガリヴァー旅行記』の情報処理能力 第5章 「失敗」から考える事務処理 第6章 身体儀式と事務の魔宮 第7章 事務を呪うディケンズ 第8章 鉄道的なる事務 第9章 エクセル思考で小説を書く 第10章 事務の「感情」を考える 第11章 事務に敗れた三島由紀夫 第12章 事務と愛とバートルビー 著者プロフィール 阿部公彦 (アベマサヒコ) 英文学者。東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に『文学を〈凝視する〉』『英文学教授が教えたがる名作の英語』など、訳書にマラマッド『魔法の樽 他十二篇』、オコナー『フランク・オコナー短篇集』など。 (講談社ホームページより引用) ISBN:978-4-06-532946-7 Cコード:0095 四六判 392ページ 発行:講談社 発売日: 2023年09月21日
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やんごとなき読者
¥550
【中古 カバーやや使用感あり】 (参考:定価1,300円+税) ☆店長のひと言 「日本の皇室にもワンちゃんにまつわるお話が。https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00453/」 紹介 「本は想像力の起爆装置です」 ある日、愛犬を追って城の裏庭にやってきた女王陛下は、移動図書館の車と、本を借りにきていた厨房の下働きの少年に出くわす。あくまでも礼儀上、1冊借りたことが、人生を変える、本の世界への入り口となった。以来、すっかり読書の面白さにはまってしまい、カンニングする学生のように公務中に本を読みふけるわ、誰彼かまわず「最近どんな本を読んでいますか」と聞いてはお薦め本を押しつけるわで、側近も閣僚も大慌て。 読書によって想像力が豊かになった女王は、他人の気持ちや立場を思いやるようになるものの、周囲には理解されず、逆に読書に対してさまざまな妨害工作をされてしまう……。 エリザベス2世を主人公に、ユーモアと風刺、読書についての鋭い洞察と名言に満ちた物語。世界32か国で発売のベストセラー小説! 著者プロフィール アラン・ベネット (アラン ベネット) (著/文) 1934年、イギリスのリーズに生まれ、オックスフォード大学で学ぶ。劇作家、脚本家、俳優、小説家。数多くの演劇、テレビ、ラジオ、映画の脚本を執筆し、2006年には『ヒストリーボーイズ』でローレンス・オリヴィエ賞、トニー賞受賞、同年のBritish Book AwardsでAuthor of the Yearに選ばれた。他受賞多数。風刺的でありながら温かみもあるコメディを得意とする。小説はこれが本邦初訳。 市川 恵里 (イチカワ エリ) (翻訳) 翻訳者。早稲田大学第一文学部英文学専修卒業。訳書に、A・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』(白水社)、J・マーサー『シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々』、D・ライアン『古代エジプト人の24時間』(以上、河出書房新社)など。 ISBN:978-4-560-07236-3 Cコード:0297 新書判170ページ 発行:白水社 発売日: 2021年8月31日
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話の終わり
¥1,780
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,800円+税) ☆店長のひと言 「これ男女の立場逆だと共感が得られなくて話は終わり、、いや炎上な昨今。」 紹介 書くことをめぐる無二の長編 「翻訳の仕事をしていると、たまに「自分が今までに訳したものの中で一冊だけ自分が書いたことにできるなら何か」と質問されることがある。そんなとき、私はいつだって「『話の終わり』!」と即答してきた。それくらい私にとっては愛着の深い作品だ」(本書「訳者あとがき」より) 語り手の〈私〉は12歳年下の恋人と別れて何年も経ってから、交際していた数か月間の出来事を記憶の中から掘り起こし、かつての恋愛の一部始終を再現しようと試みる。だが記憶はそこここでぼやけ、歪み、欠落し、捏造される。正確に記そうとすればするほど事実は指先からこぼれ落ち、物語に嵌めこまれるのを拒む―― ミランダ・ジュライなど下の世代の作家にもファンの多い「アメリカ文学の静かな巨人」デイヴィスの、代表作との呼び声高い長編が待望の復刊! デイヴィス作品三か月連続刊行第一弾。 著者プロフィール リディア・デイヴィス (リディア デイヴィス) (著/文) 1947年マサチューセッツ州生まれ、ニューヨーク州在住。著書に『ほとんど記憶のない女』『分解する』『サミュエル・ジョンソンが怒っている』(白水Uブックス)、Varieties of Disturbance、Can’t and Won’tなど。プルーストの『失われた時を求めて』第一巻『スワン家の方へ』の新訳が高く評価されるほか、ビュトール、ブランショ、レリス、フロベールなどフランス文学の英訳者としても知られ、フランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを授与されている。2003年にはマッカーサー賞、2013年には国際ブッカー賞を受賞した。 岸本 佐知子 (キシモト サチコ) (翻訳) 上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。訳書にL・ベルリン『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』、L・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、M・ジュライ『いちばんここに似合う人』、G・ソーンダーズ『十二月の十日』、J・ウィンターソン『灯台守の話』、S・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、N・ベイカー『中二階』『もしもし』、T・ジョーンズ『拳闘士の休息』、S・タン『内なる町から来た話』など。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『楽しい夜』など。著書に『気になる部分』『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)『死ぬまでに行きたい海』などがある。 ISBN:978-4-560-07245-5 Cコード:0297 新書判298ページ 発行:白水社 発売日: 2022年12月28日
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小説の恋愛感触
¥1,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,800円+税) ☆店長のひと言 「恋愛のことはよくわかりませんが、恋愛を善悪で語るのは野暮というのはわかります。」 紹介 小説が紋切り型の幸福を脱ぎすてて、物語からの夜逃げを企てたとき、剥き出しの「恋愛感触」が現れる。言葉が紡ぐ行き先のない快楽へと誘う、めくるめく批評体験。 目次 はじめに-切ない背理 性器なき地平で-松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』 裸の固有性-松浦理英子『親指Pの修業時代』 わたしは犬になり、あなたはわたしになる-松浦理英子『犬身』 行き先のない快楽-多和田葉子『変身のためのオピウム』 視力の蜜度-星野智幸『目覚めよと人魚は歌う』 歪んだ文字-星野智幸『溶けた月のためのミロンガ』 恋愛を葬る-水村美苗『本格小説』 ヒロインの死-夏目漱石『虞美人草』 視線と復讐-高木芙羽『フラワービジネス』茂田眞理子『スキンディープ』〔ほか〕 著者プロフィール 内藤千珠子(ないとう ちずこ) 1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、大妻女子大学文学部日本文学科専任講師。専攻は近代日本語文学・文芸批評。著書に『帝国と暗殺——ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』(新曜社、2005、2008年度女性史学賞受賞)。 (みすず書房HPより引用) ISBN:978-4-622-07519-6 四六判217ページ 発行:みすず書房 初版年月日: 2010年7月
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〈山田太一セレクション〉 男たちの旅路
¥2,420
☆店長のひと言 「“昭和は遠くなりにけり”なんて言われますが、社会問題はずっとそばにいるよ。」 紹介 折に触れたしかめたいあの「名ゼリフ」。名作シナリオがペーパーバックで復刊! テレビドラマを通じて、高度経済成長期を生きる日本人に警鐘を鳴らし続けた山田 太一。本質を突く「名ゼリフ」の数々は、不安定な現代こそ、改めてたしかめたく なるものばかりです。 いまや入手困難な山田太一の名作ドラマシナリオをシリーズ で復刊 ! 一冊で全話収録。あたらしいスタイル、あたら しい手触りで、山田太一ドラマをじっくりと「読んで」味わうシリーズです。 ●片手に収まるハンディなサイズ。テレビドラマを見る気軽さで読めるペーパーバックスタイル。 ●著者が現在の目線から自作について振り返る書き下ろしエッセイを収録 ●著者自選、単行本初収録となる短編ドラマを収録! ●各巻に各界の山田ファンの著名人、書店員による「わたしの好きな山田ドラマ」コメント集を封入! 著者プロフィール 山田太一 (ヤマダタイチ) (著/文) 1934年、東京浅草生まれ。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所入社。演出部で木下惠介監督の助監督に。65 年、 脚本家として独立。「岸辺のアルバム」「男たちの旅路」「早春スケッチブック」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」など数多くの 名作テレビドラマを手がける。88 年、長編小説「異人たちとの夏」で山本周五郎賞、2014 年、エッセイ集「月日の残像」で小林秀雄賞を 受賞。著書に「飛ぶ夢をしばらく見ない」「終りに見た街」「空也上人がいた」他多数。戯曲に「日本の面影」「黄金色の夕暮」他多数。 2014年、河出書房新社より「山田太一エッセイコレクション」全3巻を刊行。 ISBN:978-4-907497-06-4 Cコード:0074 四六変型判552ページ 発行:里山社 発売日: 2017年1月27日
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アルツハイマー病になった母がみた世界
¥2,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,200円+税) ☆店長のひと言 「自分のためだけの日記やメモがSNSよりも助けになることがあると思う。」 紹介 認知症と診断された高齢者は、徐々に起こる認知機能の低下とそれにより生じる生活の困難を、どのように感じ、それにどう対応するのか。死の2年前まで綴っていた日記から、母が外界をどのように眺め感じていたかを専門医である息子が探る。精神医学の常識を覆そうと始めた試み。果たして、その先にみえたものとは? 目次 まえがき 母の生涯 母の両親 母の出生、五歳にして生母を亡くす 一二歳、父を失う 二二歳、次兄のシベリア抑留死 二四歳、結婚、二八歳、長女の夭逝 三人の子の母として、妻として 六四歳、夫との死別、モンゴル墓参、それからの生活 母の日記と生活 第一期 六七~七五歳――遅れてきた母の青春、忍び寄る老いの足音 六七歳(一九九一年) 「バックを落とさないように、じっと抱えていた」 六八~七五歳(一九九二~九九年) 人生の集大成とエンディングノート 六八歳(一九九二年) 「一時二八分男児誕生、五二・五cm三、六九四g」 六九歳(一九九三年) 「かすかにも藤の花ぶさそよがする」 七〇歳(一九九四年) モンゴル墓参 七一歳(一九九五年) 「老人とはこういうものか」 七二歳(一九九六年) 「どら焼きショックか?」 七三歳(一九九七年) エルサレムへ 七四歳(一九九八年) 「私の葬儀に関するノート、例の紙挟みに入れる」 七五歳(一九九九年) イタリア旅行、「今年も無事に暮れていく」 第二期 七六~七九歳――ほころび始める生活、認知機能低下に抗う 七六歳(二〇〇〇年) 結城屋騒動、「決してボケないように心身を大切にしよう」 七七歳(二〇〇一年) 「面倒なので雑炊にした」 七八歳(二〇〇二年) 「東京の老人ホームに入りたい」 七九歳(二〇〇三年) 「情けない、恥ずかしい、早く消えたい」 第三期八〇~八四歳――老いに翻弄される日々、崩れていく自我の恐怖 八〇歳(二〇〇四年) 「このまま呆けてしまうと思うと……」 八一歳(二〇〇五年) 「いよいよ来たかな?」 八二歳(二〇〇六年) このまま呆けてしまうのだろうか、「張れ!レイコ!」 八三歳(二〇〇七年) 「呆けてしまったみたい……呆けてしまった!!」 八四歳(二〇〇八年) 「一日一日呆けが進んでゆくようで恐ろしくて仕方がない」 第四期 八五~八七歳――それからの母のこと 八五歳(二〇〇九年) 「TELかけすぎて叱られる」 八六~八七歳(二〇一〇~一一年) 「長い間、ありがとうございました」 八六歳(二〇一〇年) 「苦しいって言ってるじゃないの!!」 八六歳(二〇一一年一~四月) 「早くなんとかしてちょうだい」 八六~八七歳(二〇一一年五月) 「ごきげんよう」 認知症とは何か アルツハイマー型認知症とは何か アルツハイマー型認知症急増という現象の意味 アルツハイマー病根治薬の開発は可能か 母の診断を考える 母の旅路 あとがき 著者プロフィール 齋藤正彦(さいとう まさひこ) 1952年生まれ.東京大学医学部卒業.都立松沢病院精神科医員,東京大学医学部精神医学教室講師,慶成会青梅慶友病院副院長,慶成会よみうりランド慶友病院副院長,翠会和光病院院長などを経て,2012年都立松沢病院院長,21年から同病院名誉院長.医学博士,精神保健指定医.主な研究テーマは老年期認知症の医療・介護,高齢者の意思能力,行為能力に関する司法判断. 著書に『都立松沢病院の挑戦』(岩波書店),『親の「ぼけ」に気づいたら』(文春新書),監修に『家族の認知症に気づいて支える本』(小学館),編著書に「講座精神疾患の臨床」『第7巻地域精神医療リエゾン精神医療精神科救急医療』(中山書店),『松沢病院発! 精神科病院のCOVID-19感染症対策』(新興医学出版社),『認知症医療・ケアのフロンティア』(日本評論社),『私たちの医療倫理が試されるとき』(ワールドプランニング)などがある. (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-061565-5 Cコード:0036 四六判254ページ 発行:岩波書店 発売日: 2022年11月10日
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言葉を失ったあとで
¥1,800
【中古 帯の破損※以外は状態きれい(画像参照)】 (参考:定価1,800円+税) ☆店長のひと言 「被害者を減らすためにも加害者への理解と支援は必要なんだけれど、それを声高に主張すると世間様に叩かれるという…。」 紹介 アディクション・DVの第一人者と、沖縄で若い女性の調査を続ける教育学者。現場に居続ける二人が真剣に、柔らかく、具体的に語る、「聞く」ことの現実。 「聞くの実際」。アディクション・DVの第一人者と、沖縄で社会調査を続ける教育学者。それぞれの来歴から被害/加害をめぐる理解の仕方まで、とことん具体的に語りあった対談集。 【目次】 まえがき 信田さよ子 第一章 言葉を失ったあとで 二〇二〇年一一月二七日 中立の立場とはなにか/加害者の話をどう聞くか/加害を書けるか/加害者が被害を知る/性被害の特殊性/仏壇継承者/暴力の構造を知る/スタイルの違い/学校が話を聞けない場所に/援助が料金に見合うか/質疑応答へ/加害者の普通さ/厳罰化は何も解決しない/言葉をいっしょに探す/ゼロ・トレランスの弊害/まずはいい時間をつくる/三つの責任 読書案内① 第二章 カウンセリングという仕事、社会調査という仕事 二〇二一年二月六日 精神科医にできないこと/教室の実践記録のおもしろさ/原点は児童臨床のグループ/沖縄から離れて/「性の自己決定」の実際/社会調査が示すこと/医者になるか、女性のアルコールやるか/女性の依存症の特異さ/八〇年代の精神病院の経験が一生を決めた/生身の人間の話がおもしろい/ネクタイを褒める/沈黙に強くなる 読書案内② 第三章 話を聞いて書く 二〇二〇年二月二三日 精神疾患の鋳型/解離は手ごわい/医療との関係/加害はパターン化している/精神科の役割/値踏みされている/お金をもらうか払うか/許諾のとりかた/書く責任/モスバーガーの文脈/身体は触らない/身体は自分のもの/聞きとりのあと/トランスクリプトの確認の仕方 読書案内③ 第四章 加害と被害の関係 二〇二一年三月一二日 被害者元年/起源は七〇年代/仲間は当事者/学校現場の変化/公認心理師の国家資格/被害者の両義性/暴力をなくす練習/加害者プログラムの順番/加害者の書きづらさ/映画で描かれる暴力/打越正行さんの調査 読書案内④ 第五章 言葉を禁じて残るもの 二〇二一年三月二七日 性被害をどのように語りはじめるのか/臓器がぶらさがっている感覚/フラッシュバックの意味/被害経験の読み替え/選択肢のすくなさ/家族の性虐待/語りのフォーマット/言葉を禁じる/性加害者の能動性/ユタを買う/一二月の教室/オープンダイアローグの実践 読書案内⑤ 第六章 ケアと言葉 二〇二一年五月一一日 カウンセリングに来るひとたち/男性の語りのパターン/加害者の語り/加害者プログラムの肝/DV被害者支援と警察/家族はもうだめなのか?/使えるものはぜんぶ使う/親との関係を聞く/被害者共感の効果/権力と言葉/「加害者」という言葉の危うさ/ブルーオーシャンへ/被害者は日々生まれている/当事者の納得する言葉 読書案内⑥ あとがき――「聞く」の現場の言葉を聞く 上間陽子 著者プロフィール 信田 さよ子 (ノブタ サヨコ) (著/文) 1946年、岐阜県生まれ。公認心理師・臨床心理士。原宿カウンセリングセンター顧問、NPO法人RRP研究会の代表理事。著作に『家族と国家は共謀する』(角川新書)、『増補新版 ザ・ママの研究』(新曜社)、『カウンセラーは何を見ているか』(医学書院)など多数。 上間 陽子 (ウエマ ヨウコ) (著/文) 1972年、沖縄県生まれ。琉球大学教育学研究科教授。生活指導の観点から主に非行少年少女の問題を研究。著作に『海をあげる』(筑摩書房)、『裸足で逃げる』(太田出版)、共著に『地元を生きる』(ナカニシヤ出版)など。 ISBN:978-4-480-84322-7 Cコード:0095 四六判352ページ 発行:筑摩書房 発売日: 2021年12月2日
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ある大学教員の日常と非日常 障害者モード、コロナ禍、ウクライナ侵攻
¥1,400
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,700円+税) ☆店長のひと言 「新しい環境に馴染むのが苦手な人にとっては、旅行も災害もつらいもの。」 紹介 ASD/ADHDの大学教員、コロナ禍を生き、ウクライナ侵攻下のウィーン、アウシュビッツを行く。日常と非日常が交差する、はてなきインナートリップの記録。 10年ぶりにウィーンへ研究旅行に行くべく、羽田空港に赴いた著者を待っていたのは、出国許可がおりないというまさかの措置だった……。発達障害特性を持つ著者が、コロナ禍、ウクライナ侵攻の最中に、数々の苦難を乗り越え日本を出国し、ウィーンの研究者たちと交流し、ダヴォス、ベルリン、そしてアウシュヴィッツを訪問するまでの、めくるめく迷宮めぐりの記録。発達障害者には、日常もまた、非日常的な迷宮である。装丁・川名潤、装画・榎本マリコ。 「障害があるということは、ふだんから被災しながら生きているようなものだ。著名人の誰かがそのような発言をしたと思うのだが、(…)僕はこの言葉に大いに首肯できる。僕たちの日常は、災難だらけなのだから。障害者とは日常的な被災者なのだ。もとから被災していて、それだけでも大変なのに、疫病が流行し、コロナ禍の時代が出現した。(…)精神疾患の当事者がコロナ禍を生き、戦争を身近で感じた日々のちょっとだけ稀有な記録。それが本書の内容だ。」(「はじめに」より) 【目次】 はじめに──大学教員と精神疾患 第一章 コロナ禍時代の日常──京都にて 自助グループを主宰する発達障害者 基本、失敗の人生を生きている 好評を博した『みんな水の中』 「当事者研究」から「当事者批評」へ 研究の快楽 授業について 食べもののこと 「推し」に支えられて生きる 第二章 出国できませんでした──羽田空港での洗礼 いま海外って行けるんだ! 夢見心地の朝 大使館の窓口と格闘する 書類は揃ったぞ! 楽勝コースのはずだった 出国失敗 栗isうまい 第三章 中途半端な時期──ふたたび京都にて 立ちあがれ、オレよ 頭木弘樹讃 続・頭木弘樹讃 まさかの鼻血大出血、出発日前日の不眠 第四章 ウィーンとの合一──かつて帝都だった街で ウィーンを体になじませる 中心街 住居とマスク着用義務 食と障害者モード グリーンパス狂想曲 第五章 学ぶことを通じてのみ──教養体験、研究、外国語 美術とガラクタ 伝統音楽との戯れ 研究生活 「なろう系」としてのオーストリア語学習? 第六章 旅行と戦争──戦時下のアウシュヴィッツ訪問 各地への旅行(一) グラーツ、リンツ、ザルツブルク、インスブルック、クラーゲンフルト、ハルシュタット、メルク 各地への旅行(二) ダヴォスとベルリン 各地への旅行(三) ブラウナウ・アム・イン 各地への旅行(四) アウシュヴィッツ/ビルケナウ 帰国 著者プロフィール 横道誠 (ヨコミチマコト) (著/文) 京都府立大学文学部准教授。1979年生まれ。大阪市出身。文学博士(京都大学)。専門は文学・当事者研究。著書に、『みんな水の中──「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院)、『唯が行く!──当事者研究とオープンダイアローグ奮闘記』(金剛出版)、『イスタンブールで青に溺れる──発達障害者の世界周遊記』(文藝春秋)、『発達界隈通信──ぼくたちは障害と脳の多様性を生きてます』(教育評論社)などがある。 ISBN:978-4-7949-7332-0 Cコード:0095 四六判264ページ 発行:晶文社 発売日: 2022年10月12日
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91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック
¥1,650
☆店長のひと言 「スーパーでパスコの食パンを見る度にセツさんの作品を思い出します。」 紹介 89歳で夫を亡くし、2019年1月、90歳から始めた新聞ちぎり絵作品と人生の聞き書きを収録した『90 歳セツの新聞ちぎり絵』は5刷に! 旺盛な食欲を感じさせるハンバーガーやお盆のお供物の剣先イカなど、バラエティに富んだモチーフとユーモラスな言葉、精緻な表現力で注目を集める。世界中が閉塞感に包まれた2020年も、変わらず毎日創作を続け、表現力も観察眼も深化。 主に、91歳になった2020年の1年間で作った新作を中心に、32点を収録したコメント付ポストカードブックが出来ました。セツさんの創作の源を探る読み物(ちぎり絵くふう解説/ 1 日のすごし方/セツさんの「昔のしごと」他)も充実。 なかなか会えない遠くのあの人へ、セツさんの明るいパワーをポストカードで送るも良し、作品集として純粋に楽しむも良し、な一冊です。 目次 ひとことコメントつきポストカード32点/【読み物】「セツさんのちぎり絵くふう解説」「セツさんの1日」「孫から見た ばあちゃんというヒト・木村いこ」 前書きなど 誰かを喜ばせることを何よりの喜びとして働き続けてきた。おいしいものができたら、おすそわけ。趣味といえば、食べることくらいだった。 2018 年11 月、89 歳のとき夫を亡くし、気力を落とした。2019 年のお正月、娘に勧められ、90 歳で新聞ちぎり絵を始めた。孫が作品をツイッターに投稿すると、またたく間に話題になった。見知らぬ誰かの喜ぶ声が力になり、腕を上げた。ツイッターのフォロワーはいつしか4万人を越えていた。 2020 年、91 歳。変わらずに生き生きと作品を作り続けた。世界中が呆然と立ち止まったこの年も進化し続けた。91 歳の1年間に生み出された作品を中心に、ポストカードブックを作りました。 なかなか会えない遠くのあの人へ、セツさんの明るいパワーをおすそわけしていただけましたら幸いです。 版元から一言 第1弾『90歳セツの新聞ちぎり絵』は、コロナ以後、なかなか簡単に会うことのできない遠くの家族や知り合いを元気づけるために、プレゼント用としても喜ばれてきました。そこで、91歳になり、ますます旺盛な創作意欲で、表現力もより一層深みを増す木村セツの新聞ちぎり絵を、今回はポストカードブックにしてみました。遠くにいる大事なあの人へ、セツさんの明るいパワーをおすそわけしていただけましたら幸いです。 著者プロフィール 木村 セツ (キムラ セツ) (画) 1929 年(昭和4年)1月7日奈良県桜井市生まれ。戦争中は学徒動員により、紡績工場で働く。戦後、銀行に勤めるが、家庭の事情で退職。3人の子供を育てながら、養鶏、喫茶店、農業などの仕事に励む。2018年末に夫が他界。2019 年元旦から長女の勧めで新聞ちぎり絵を始め、才能が開花。ツイッターアカウントはフォロワー数4 万人以上(2021年1月現在)。90 歳の1 年間につくった作品を集めた作品集『90歳セツの新聞ちぎり絵』(里山社)が好評発売中。 関連リンク http://satoyamasha.com/books/2512 ISBN:978-4-907497-13-2 Cコード:0071 A6変80ページ 発行:里山社 初版年月日: 2021年2月28日
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検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?
¥902
☆店長のひと言 「良いこというか餌ですわな。」 内容紹介 「ナチスは良いこともした」という言説は、国内外で定期的に議論の的になり続けている。アウトバーンを建設した、失業率を低下させた、福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ、ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証。歴史修正主義が影響力を持つなか、多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える。 目次 はじめに 第一章 ナチズムとは? 第二章 ヒトラーはいかにして権力を握ったのか? 第三章 ドイツ人は熱狂的にナチ体制を支持していたのか? 第四章 経済回復はナチスのおかげ? 第五章 ナチスは労働者の味方だったのか? 第六章 手厚い家族支援? 第七章 先進的な環境保護政策? 第八章 健康帝国ナチス? おわりに ブックガイド 著者プロフィール 小野寺拓也(オノデラ タクヤ) 1975年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了. 博士(文学).昭和女子大学人間文化学部専任講師を経て,現在,東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授.専門はドイツ現代史. 著書に『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」――第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』(山川出版社),訳書にウルリヒ・ヘルベルト『第三帝国――ある独裁の歴史』(KADOKAWA)などがある. 田野大輔(タノ ダイスケ) 1970年生まれ.京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学.博士(文学).大阪経済大学人間科学部准教授等を経て,現在,甲南大学文学部教授.専門は歴史社会学,ドイツ現代史. 著書に『ファシズムの教室――なぜ集団は暴走するのか』(大月書店),『愛と欲望のナチズム』(講談社),『魅惑する帝国――政治の美学化とナチズム』(名古屋大学出版会)などがある. (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-271080-8 Cコード:0336 A5判120ページ 発行:岩波書店 発売日: 2023年07月07日
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言葉の風景、哲学のレンズ
¥1,430
☆店長のひと言 「“店長のひと言”も、みなさんにどう伝わっているのやら。」 内容紹介 言葉のコミュニケーションは、希望と切実さと複雑さに満ちている。「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位『言葉の展望台』著者が贈る、最新哲学エッセイ!「痛み」を伝える言葉、webの中の私の「言葉だけの場所」、「どういたしまして」の可愛さ、当事者視点からの語りかた、「からかい」が起きる場面、メタファーが見せてくれるもの、定義することへの懐疑、カミングアウトの意味とその先……。さまざまな哲学の概念や理論はそれぞれが一個のレンズで、このレンズを使って見た風景と、別のレンズを使って見た風景と、その両方を通した風景はすべて違っているかもしれないし、そのどれかが正しいわけではないかもしれない。でもいろいろなレンズを通してみることで、裸眼で見たのとは違う風景の可能性に気づき、新しい仕方で物事を理解したり語ったりしていくきっかけになるかもしれない。(本書「はじめに」より) 【目次】 痛みを伝える 言葉だけの場所 「どういたしまして!」の正体 該当せず からかいの輪のなかで たった一言でこんなにもずるい 給料日だね! 言葉のフィールド カミングアウト ぐねぐねと進む 安全な場所ーー『作りたい女と食べたい女』 命題を背負う 一緒に生きていくために 著者プロフィール 三木 那由他 (ミキ ナユタ) (著/文) 1985年、神奈川県生まれ。2013年、京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。2015年、博士(文学)。現在、大阪大学大学院人文学研究科講師。著書に『話し手の意味の心理性と公共性』『グライス 理性の哲学』、共著に『シリーズ新・心の哲学1 認知篇』、共訳書にブランダム『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』がある。 ISBN:978-4-06-533680-9 Cコード:0095 四六判 160ページ 発行:講談社 発売日: 2023年11月09日
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「空気」を読んでも従わない
¥500
【中古 状態きれい】 (参考:定価820円+税) ☆店長のひと言 「そもそも空気を読めるだけですごい能力なわけで、それ以上求めるのは無茶な話なんですよ。」 内容紹介 「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう、他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと……。この社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう。もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえるアナタにとっておきのアドバイス。「空気」を読んでも従わない生き方のすすめ。 目次 はじめに 1 なぜ先輩に従わなければいけないの? 2 どうして,人の頼みを断れないのだろう? 3 「世間」と「社会」 4 「世間」の始まり 5 「世間」を壊そうとする人達 6 根強く残る「世間」 7 「世間」は中途半端に壊れている 8 外国には「世間」はない 9 人の頼みを断るのがつらいヒミツ 10 もし人から頼まれたら 11 敵を知るということ 12 「空気」ということ 13 「世間」のルール1 年上がえらい 14 「世間」のルール2 「同じ時間を生きる」ことが大切 15 「世間」のルール3 贈り物が大切 16「世間」のルール4 仲間外れを作る 17 「世間」のルール5 ミステリアス 18 「世間」はなかなか変わらない 19 5つのルールと戦い方 20 強力な「世間」との戦い方 21 同調圧力 22 自分を大切に思うこと 23 仲間外れを恐れない 24 たったひとつの「世間」ではなく 25 私を支えるもの 26 スマホの時代に おわりに 著者プロフィール 鴻上 尚史 (コウカミ ショウジ) (著/文) 鴻上尚史(こうかみ・しょうじ) 作家・演出家・映画監督。1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。大学在学中の1981年、劇団「第三舞台」を旗揚げする。87年「朝日のような夕日をつれて87」で紀伊國屋演劇賞団体賞、95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2007年に旗揚げした「虚構の劇団」の旗揚げ三部作戯曲集『グローブ・ジャングル』で10年、読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。著書に『「空気」と「世間」』『不死身の特攻兵』(以上、講談社現代新書)、『ベター・ハーフ』(講談社)、『人間ってなんだ』『人生ってなんだ』『世間ってなんだ』(以上、講談社+α新書)、『鴻上尚史のほがらか人生相談』(朝日新聞出版)、『同調圧力のトリセツ』(中野信子との共著、小学館新書)など多数。 ISBN:978-4-00-500893-3 Cコード:0236 新書判 224ページ 発行:岩波書店 発売日: 2019年04月20日
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わたしはあかねこ
¥1,430
☆店長のひと言 「周りに悪気はないだけに、そこを越えていくには強さが必要なのかも。」 内容紹介 みんなとおなじがいいのかな?でも、わたしは、わたし。 家族中、白、黒、ぶち等、ネコらしい色・模様なのに1匹だけ赤い色をしたあかねこ。あかねこ自身は自分の色が好きなのに、みんなは同情ばかりする。自分を認めてもらえないあかねこはある日家を出て、そして、出会ったのは…。 (文溪堂ホームページより引用) 著者プロフィール サトシン (サトシン) (著/文) 1962 年新潟県生まれ。絵本作家。作家活動の傍ら、新しいコミュニケーション遊び「おてて絵本」を発案、普及活動に力を入れている。『うんこ! 』(西村敏雄・絵 文溪堂)で第1 回リブロ絵本大賞、第3 回MOE 絵本屋さん大賞ほか受賞。主な著書に『うんこ! 』『わたしはあかねこ』(西村敏雄・絵 文溪堂)、『でんせつのきょだいあんまんをはこべ』(よしながこうたく・絵 講談社)、『ながいでしょりっぱでしょ』(山村浩二・絵 PHP 研究所)、『ま、いっか! 』(ドーリー・絵 えほんの杜)、『おすしがすきすぎて』(田中六大・絵 学研プラス)、『おとなからきみへ』(羽尻利門・絵 主婦の友社)、『あかちゃんがきた!』(松本春野・絵 アリス館)などがある。大垣女子短期大学客員教授。 西村 敏雄 (ニシムラ トシオ) (絵) 愛知県生まれ。東京造形大学デザイン科卒。インテリアとテキスタイルのデザイナーとして活動後、絵本の創作を始める。第1回日本童画大賞優秀賞受賞。絵本に『バルバルさん』『もりのおふろ』『どうぶつサーカスはじまるよ』(福音館書店)、『どろぼうだっそうだいさくせん!』『もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻』(偕成社)、『そこにいますか―日常の短歌』(岩崎書店)、『うんこ!』(文溪堂)、『どうぶつぴったんことば』(くもん出版)、『わらしべちょうじゃ』『いもいもほりほり』『パックン バーガーくん』「アントンせんせい」シリーズ(講談社)他多数。 ISBN:978-4-89423-730-8 263×212mm32頁 発行年月:2011年07月
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カキワリの劇場
¥1,980
☆店長のひと言 「こどもはなりたい。おとなは変わりたい。」 紹介 「自分のことがきらいだ。変わりたい」と考えている男が、まよいこんだ劇場。そこでは、舞台美術の大道具、「カキワリ」だけで展開するショーが行われていた。第一幕は月面、第二幕はニワトリ、第三幕はシーラカンス……。登場するものたちはバラバラ。しかし、別の何かに変わろうとしていることが共通していた。男が見たのは変身願望からの夢なのか、それとも……。劇作家の小林賢太郎が、絵と文を手掛けた絵本。 著者プロフィール 小林賢太郎 (コバヤシケンタロウ) (著/文 | イラスト) 1973年4月17日生まれ。神奈川県横浜市出身。多摩美術大学卒。舞台、映像など、エンターテインメント作品の企画、脚本、演出をてがける。また、小説、絵本、漫画などの執筆もおこなう。絵本作品には、『うるうのもり』(講談社)、翻訳を担当した「オレ、カエルやめるや」シリーズ(マイクロマガジン社)がある。 ISBN:978-4-251-05104-2 Cコード:8793 A4変型判 31×21㎝ 50ページ 定価: 1,800円+税 発行:あかね書房 発売日: 2023年01月26日
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りんごかもしれない
¥1,540
☆店長のひと言 「子どもの頃に想像したこと、今どうなってます?」 紹介 ひとつのりんごをめぐって、次から次へと繰り広げられる、不思議でユニークな世界。 見方を変えれば、りんごひとつで無限に遊べる。発想力で楽しく豊かに過ごす方法がぎっしりつまった絵本です。 著者プロフィール ヨシタケシンスケ (ヨシタケシンスケ) (著/文) 1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、書籍の挿絵など、多岐に渡って活躍。主な著書に、「トリセツ・カラダ」(文・海堂尊/理論社)、「せまいぞドキドキ」(講談社)などがある。2児の父。本書が初の絵本作品となる。 ISBN:978-4-89309-562-6 Cコード:8771 32ページ 発行:ブロンズ新社 発売日: 2013年04月17日
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WILDER MANN (ワイルドマン)
¥4,180
☆店長のひと言 「ほら、 GET WILDしたくなってきたでしょう?」 紹介 “野生”をまとい、生命を祝う男たち ヨーロッパ諸国で何世紀も昔から伝わる祭り。そこに登場する獣人たち。 彼らは、さまざまな衣装を身にまとい、生命の輪廻や季節のめぐりを祝う。 動物の毛皮や植物でできた装束、鈴や骨で飾られた姿。 それらの驚くべき多様性と奇怪な美しさをおさめた写真集。 欧州18か国を取材したプロジェクト。約160点を収録。 著者:シャルル・フレジェ 寄稿:「ワイルドマンとヨーロッパにおける仮面の伝統」ほか 解説:「仮装とその種類の解説」 著者プロフィール シャルル・フレジェ (シャルルフレジェ) (著/文) フランスのルーアンを拠点とする写真家。世界中のさまざまなコミュニティに属する個性的な人々のポートレイトを撮影し続けている。主な著書に『WILDER MANN 欧州の獣人 ― 仮装する原始の名残』『YOKAI NO SHIMA日本の祝祭 ― 万物に宿る神々の仮装 』『CIMARRON(シマロン)ブラック・アイデンティティ ― 南北アメリカの仮装祭』(青幻舎)等がある。 ISBN:978-4-86152-405-9 Cコード:0072 B5変型判272ページ 発行:青幻舎 発売日: 2013年12月20日