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わたしが誰かわからない : ヤングケアラーを探す旅
¥2,200
☆店長のひと言 「ヤングケアラー…、突然そう呼ばれた人の戸惑いを想像できないあなたへ。」 紹介 「ヤングケアラー」について取材をはじめた著者は、度重なる困難の果てに中断を余儀なくされた。一体ヤングケアラーとは誰なのか。世界をどのように感受していて、具体的に何に困っていているのか。取材はいつの間にか、自らの記憶をたぐり寄せる旅に変わっていた。ケアを成就できる主体とは、あらかじめ固まることを禁じられ、自他の境界を横断してしまう人ではないか――。著者はふたたび祈るように書きはじめた。 目次 はじめに 1 薄氷のような連帯 2 いちばん憎くて、いちばん愛している人 3 わたしが誰かわからない 4 わたしはなぜ書けないか 5 抱えきれない言葉の花束 6 固まることを禁じられた身体──ケア的主体とは何か 7 自己消滅と自己保存──水滴のように 8 犠牲と献身と生まれ変わり──自由へ おわりに 【著者略歴】 中村佑子(なかむら・ゆうこ) 1977年東京都生まれ。映像作家。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。哲学書房にて編集者を経たのち、2005年よりテレビマンユニオンに参加。映画作品に『はじまりの記憶 杉本博司』(2012年)、『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』(2015年)がある。主なテレビ演出作に、「幻の東京計画 ~首都にありえた3つの夢~」(NHK BSプレミアム、2014年)、「地球タクシー レイキャビク編」(NHK BS1、2018年)など。本書が初の著書となる。 ISBN:978-4-260-05441-6 Cコード:3347 A5判232ページ 発行:医学書院 発売日: 2023年11月20日
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障害があり女性であること : 生活史からみる生きづらさ
¥2,750
☆店長のひと言 「“弱者”のステレオタイプ化や専門と言う名の縦割りから脱するには。」 紹介 障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。 目次 第Ⅰ部 障害とジェンダーをめぐる困難 第Ⅱ部 ライフコースと性役割 第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点 著者プロフィール 土屋 葉 (ツチヤヨウ) (著/文 | 編集) 1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。著書『障害者家族を生きる』(勁草書房)、共著『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援』(生活書院)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに、『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(現代書館)がある。 ISBN:978-4-7684-3598-4 Cコード:0036 四六判320ページ 発行:現代書館 書店発売日: 2023年10月4日
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奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか
¥1,980
☆店長のひと言 「実際消されたかどうかは置いといてだけど、特に初めの頃にはさんざん世話になっておいてさ、みんなちゃんとお礼くらい言った??」 紹介 「嫌われたって、やるしかないんだ」 尾身茂、押谷仁、西浦博ー感染症専門家たちは、コロナ渦3年間、国家の命運を託された。彼らは何と闘い、なぜ放逐されたのか?政権と世論に翻弄されながら危機と戦った感染症専門家の悲劇! 小学館ノンフィクション賞大賞受賞の気鋭ライターの弩級ノンフィクション 著者プロフィール 広野 真嗣 (ヒロノ シンジ) (著/文) 1975年、東京都生まれ。慶応義塾大法学部卒。神戸新聞記者を経て、猪瀬直樹事務所のスタッフとなり、2015年10月よりフリーに。17年に『消された信仰』(小学館)で第24回小学館ノンフィクション大賞受賞。 ISBN:978-4-06-534465-1 Cコード:0036 四六判304ページ 発行:講談社 発売日: 2024年1月17日
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希望の一滴
¥1,480
【中古 表紙にややヨレあり】 (参考:定価1,500円+税) ☆店長のひと言 「中の写真見ると、本当に美しい国なんですよ。なのになぜ…。」 紹介 全国学校図書館協議会 2021年 第54回「夏休みの本(緑陰図書)」選定 ※中学校向け (公社)読書推進運動協議会 2021年「敬老の日読書のすすめ」選定 (公社)読書推進運動協議会 2022年「若い人に贈る読書のすすめ」選定 中村哲 一周忌追悼。 飽食・不寛容・気候変動。 この世を生きる日本人が読むべき1冊。 アフガンの暮らし・自然を感じる写真をふんだんに掲載。オールカラー。 アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の絶筆を収録。 沙漠化した大地に緑をよみがえらせた記録と、豊かな日本の 私たちに生き方を問 う 言葉が綴られる。 干ばつと戦乱で荒廃したアフガニスタンの復興支援に力を尽くしていた 中村哲医師が、現地で凶弾に倒れたのは 2019 年 12 月 4 日。 本著は、死の2日前の西日本新聞朝刊に掲載された原稿を含め、 2009 年から続く寄稿連載「アフガンの地で」を再編集したものです。 銃撃事件2日前の掲載原稿を収録! 「見捨てられた小世界で心温まる絆を見いだす意味を問い、近代化のさらに彼方を見つめる」 -2019年12月2日朝刊より- 目次 1P 口絵 27P 第一部 最期の言葉 71P 第二部 73年の歩み 85P 第三部 農村復興への道のり 157P 第四部 水のよもやま話 186P 中村哲医師が歩んだ道を私たちも歩む ペシャワール会会長 村上優 前書きなど アフガニスタン・ジャララバードで2019年12月4日、中村哲医師(当時73歳)が乗った車が武装集団に襲撃され、中村医師を含め6人が死亡した。中村医師は、干ばつや戦乱で荒廃したアフガニスタンで、医療や灌漑事業による復興支援に力を尽くしていた。 著者プロフィール 中村哲 (ナカムラテツ) (著/文) 1964年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。国内の病院勤務を経て、1984年パキスタン北西辺境州の州都ペシャワールのミッション病院ハンセン病棟に赴任し、パキスタン人やアフガン難民のハンセン病治療を始める。その傍ら難民キャンプでアフガン難民の一般診療に携わる。1989年よりアフガニスタン国内へ活動を拡げ、山岳部医療過疎地でハンセン病や結核など貧困層に多い疾患の診療を開始。2000年から、干ばつが厳しくなったアフガニスタンで飲料水・灌漑用井戸事業を始め、2003年から農村復興のため大がかりな灌漑事業に携わる。同年、「アジアのノーベル賞」と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞。2019年にはアフガン政府から名誉市民権を授与された。同年12月4日、アフガニスタン・ジャララバードで武装集団に銃撃され、73歳で命を落とす。 ISBN:978-4-8167-0988-3 Cコード:0036 A5判192ページ 発行:西日本新聞社 初版年月: 2020年12月
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しにたい気持ちが消えるまで
¥1,570
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「死にたいも生きたいも自然なこと。でもそれだけでは終わらない。」 紹介 16歳のとき、死のうと思った。すごく天気の良い日で、こんな日に死ねるなんて幸せだと思った。自宅のベランダから飛び降り、頸髄を損傷するが一命をとりとめる。 「死ななくて良かった」、「何もできなくても生きていていい」 現在を生きる筆者による、自死を止めたい、やさしくなりたい、お守りのような言葉。書き下ろし自伝エッセイ。 著者プロフィール 豆塚エリ (マメツカエリ) (著/文) 1993年、愛媛県生まれ。16歳のとき、飛び降り自殺を図り頸髄を損傷、現在は車椅子で生活する。大分県別府市で、こんぺき出版を拠点に、詩や短歌、短編小説などを発表。NHK Eテレ『ハートネットTV』に出演するなど、幅広く活動中。 ISBN:978-4-7796-4671-3 Cコード:0095 四六判304ページ 発行:三栄 発売日: 2022年9月16日
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検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?
¥902
☆店長のひと言 「良いこというか餌ですわな。」 内容紹介 「ナチスは良いこともした」という言説は、国内外で定期的に議論の的になり続けている。アウトバーンを建設した、失業率を低下させた、福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ、ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証。歴史修正主義が影響力を持つなか、多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える。 目次 はじめに 第一章 ナチズムとは? 第二章 ヒトラーはいかにして権力を握ったのか? 第三章 ドイツ人は熱狂的にナチ体制を支持していたのか? 第四章 経済回復はナチスのおかげ? 第五章 ナチスは労働者の味方だったのか? 第六章 手厚い家族支援? 第七章 先進的な環境保護政策? 第八章 健康帝国ナチス? おわりに ブックガイド 著者プロフィール 小野寺拓也(オノデラ タクヤ) 1975年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了. 博士(文学).昭和女子大学人間文化学部専任講師を経て,現在,東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授.専門はドイツ現代史. 著書に『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」――第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』(山川出版社),訳書にウルリヒ・ヘルベルト『第三帝国――ある独裁の歴史』(KADOKAWA)などがある. 田野大輔(タノ ダイスケ) 1970年生まれ.京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学.博士(文学).大阪経済大学人間科学部准教授等を経て,現在,甲南大学文学部教授.専門は歴史社会学,ドイツ現代史. 著書に『ファシズムの教室――なぜ集団は暴走するのか』(大月書店),『愛と欲望のナチズム』(講談社),『魅惑する帝国――政治の美学化とナチズム』(名古屋大学出版会)などがある. (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-271080-8 Cコード:0336 A5判120ページ 発行:岩波書店 発売日: 2023年07月07日
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「空気」を読んでも従わない
¥500
【中古 状態きれい】 (参考:定価820円+税) ☆店長のひと言 「そもそも空気を読めるだけですごい能力なわけで、それ以上求めるのは無茶な話なんですよ。」 内容紹介 「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう、他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと……。この社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう。もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえるアナタにとっておきのアドバイス。「空気」を読んでも従わない生き方のすすめ。 目次 はじめに 1 なぜ先輩に従わなければいけないの? 2 どうして,人の頼みを断れないのだろう? 3 「世間」と「社会」 4 「世間」の始まり 5 「世間」を壊そうとする人達 6 根強く残る「世間」 7 「世間」は中途半端に壊れている 8 外国には「世間」はない 9 人の頼みを断るのがつらいヒミツ 10 もし人から頼まれたら 11 敵を知るということ 12 「空気」ということ 13 「世間」のルール1 年上がえらい 14 「世間」のルール2 「同じ時間を生きる」ことが大切 15 「世間」のルール3 贈り物が大切 16「世間」のルール4 仲間外れを作る 17 「世間」のルール5 ミステリアス 18 「世間」はなかなか変わらない 19 5つのルールと戦い方 20 強力な「世間」との戦い方 21 同調圧力 22 自分を大切に思うこと 23 仲間外れを恐れない 24 たったひとつの「世間」ではなく 25 私を支えるもの 26 スマホの時代に おわりに 著者プロフィール 鴻上 尚史 (コウカミ ショウジ) (著/文) 鴻上尚史(こうかみ・しょうじ) 作家・演出家・映画監督。1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。大学在学中の1981年、劇団「第三舞台」を旗揚げする。87年「朝日のような夕日をつれて87」で紀伊國屋演劇賞団体賞、95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2007年に旗揚げした「虚構の劇団」の旗揚げ三部作戯曲集『グローブ・ジャングル』で10年、読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。著書に『「空気」と「世間」』『不死身の特攻兵』(以上、講談社現代新書)、『ベター・ハーフ』(講談社)、『人間ってなんだ』『人生ってなんだ』『世間ってなんだ』(以上、講談社+α新書)、『鴻上尚史のほがらか人生相談』(朝日新聞出版)、『同調圧力のトリセツ』(中野信子との共著、小学館新書)など多数。 ISBN:978-4-00-500893-3 Cコード:0236 新書判 224ページ 発行:岩波書店 発売日: 2019年04月20日
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こやたちのひとりごと
¥1,760
☆店長のひと言 「(こどもには言えませんが)小屋は何も話さないですよ。話しかけて欲しいのは人間のほう。小屋を愛する全おとなにも読んで欲しいです。」 紹介 山里や海岸にひっそりとたっている小屋たちが、一人一人語り出します。「からっぽじゃないよ」「ぼくをたてたひとは えらくない えらくないから すきなんだ」など、ユーモアのある言葉で、ものを見るのが楽しくなる絵本。 2007年に出版されていた本をもとに、8ページ増やし、写真を選び直して、文の一部を改訂しました。 中里さんは、年を重ねた人々の肖像写真を撮るかのように、日本全国の小屋を撮影してきました。 谷川さんの、小屋たちが語っているかのような文で、読んだ人が世界に引き込まれます。 この本を読んだ後には、街を歩くときにも小さな家が気になり、お気に入りの小屋を見つけたくなりました。 すべてのものに命が宿っている、という感覚を子どもたちに楽しんで欲しいと思っています。 著者プロフィール 谷川俊太郎 (タニカワシュンタロウ) (著/文) 詩人。1931年東京都生まれ。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詩賞、1975年『マザー・グースのうた』(草思社)で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』(集英社)で第三十四回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』(思潮社)で第一回萩原朔太郎賞など受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表している。 絵本作品に『あな』『わたし』(以上、福音館書店)、『もこもこもこ』(文研出版)、『へいわとせんそう』(ブロンズ新社)、『ぼくとがっこう』(アリス館)など多数。写真絵本に『こっぷ』(福音館書店)、『あさ/朝』『ゆう/夕』『きらきら』(以上アリス館)があり、読者に参加をうながす企画本『すき好きノート』(アリス館)などもある。 中里和人 (ナカザトカツヒト) (著/文) 写真家。1956年三重県多気町生まれ。日本各地の社会的景観や夜景などのランドスケープ作品を数多く発表。2000年からは、国内外で、写真インスタレーション展、写真ワークショップを開催している。 写真集に『湾岸原野』(六興出版)、『小屋たちの肖像』(メディアファクトリー)、『キリコの街』(ワイズ出版)、『路地』(清流出版)、『東京』(木土水)、『R』(冬青社)、『ULTRA』(日本カメラ社)、『Night in Earth』『URASHIMA』(以上、蒼穹社)。共著に『夜旅』(文・中野純 河出書房新社)、『SELF BUILD』(文・石山修武 交通新聞社)などがある。 2003年第十五回写真の会賞、2006年さがみはら写真新人奨励賞授賞。東京造形大学名誉教授。 ISBN:978-4-7520-1067-8 Cコード:8793 29×22cm 40ページ 発行:アリス館 書店発売日: 2023年06月14日
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一年一組せんせいあのね
¥1,650
SOLD OUT
☆店長のひと言 「笑ってる場合じゃないですよ、ちゃんと答えないと。」 紹介 鹿島和夫と担任した小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」からセレクト。笑いをさそうもの、胸をうつもの…こどもたちから生まれた生のことばがヨシタケシンスケの絵とタッグを組み、新たに心をゆさぶる。 “ ぼくはがっこうがきらいなのに おんがくかいのよびかけのとき 「がっこうはたのしいね」 っていうかかりになりました ” 著者プロフィール 鹿島和夫 (カシマカズオ) (著/文) 1935年大阪府に生まれる。神戸大学教育学部卒業後、神戸市小学校の教員として勤務し、主に一年生を担任。日記ノート《あのね帳》をとおして、表現活動の実践に取り組む。学級ドキュメンタリー「一年一組」は芸術祭優秀賞を「さよならダックス先生ー大震災をくぐりぬけてー」は芸術作品賞・民間放送連盟賞最優秀賞を受賞し、ユニークな学級づくりが反響をよぶ。第14回北原白秋賞、第44回読売教育賞最優秀賞を受賞。著書に「一年一組せんせいあのね」全4巻「1ねん1くみ子どもの詩の本」全10巻(理論社)など。2023 年没。 ヨシタケシンスケ (ヨシタケシンスケ) (イラスト) 1973年神奈川県に生まれる。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』で産経児童出版文化賞美術賞などを『もうぬげない』でボローニャ・ラガッツィ賞特別賞などを『つまんない つまんない』の英語版『The Boring Book』でニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞。ほか作品に『思わず考えちゃう』『あんなに あんなに』『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』『日々臆測』『ぼくはいったい どこにいるんだ』など多数。2022年には巡回展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」がスタート。 ISBN:978-4-652-20548-8 Cコード:8092 B5変型判111ページ 発行:理論社 発売日: 2023年05月23日
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はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで
¥1,760
☆店長のひと言 「もはや一般教養です。」 内容紹介 LGBTにまつわる基礎的な知識を、はじめて学ぶ人にも理解しやすいようにまとめた書籍です。「性自認」「性的指向」といった基本的な用語解説のほか、カミングアウトや学校教育、当事者の健康、法律上の問題、自治体の取り組み、市民生活など、さまざまなアプローチからLGBTについて論じています。 ●マイノリティの気持ちによりそい、理解する ●カミングアウト、同性パートナーシップ、SOGI、セクシュアルマイノリティ?? ●性的マイノリティについての基礎知識から法律、文化、医療までをやさしく解説 目次 プロローグ 「性」は多様 第1章 自分の性をどう伝える? 周りはどう受け止める? 第2章 どうしたら学校は過ごしやすい場所になる? 第3章 性的マイノリティの心と体の健康 第4章 性的マイノリティを取りまく法律上の問題を考える 第5章 性的マイノリティの市民生活と課題 第6章 何のための「LGBTビジネス」か 第7章 性別と科学の関係を深く知ろう 第8章 これまで十分に語られてこなかったセクシュアリティのこと 特別編 LGBTについて調査・研究するとき エピローグ LGBT言説のその先 著者情報 石田仁(いしだ・ひとし) 1975年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。 現在、日工組社会安全研究財団主任研究員、成蹊大学・和光大学非常勤講師。 編著に『性同一性障害──ジェンダー・医療・特例法』(御茶の水書房)、 共著に『ジェンダー』(ナツメ社)、『セクシュアリティの戦後史』(京都大学学術出版会)、 『セクシュアリティと法』(法律文化社)などがある。 (ナツメ社HPより転載) ISBN 978-4-8163-6582-9 四六判 264頁 発行 ナツメ社 発売日 2019年1月7日
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目の見えない人は世界をどう見ているのか
¥550
【中古 状態きれい】 (参考:定価760円+税) ☆店長のひと言 「私がもし視覚を失ったら…、今のところ不安しかないのですが。さて。」 紹介 私たちは日々、五感―視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚―からたくさんの情報を得て生きている。なかでも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の八〜九割は視覚に由来すると言われている。では、私たちが最も頼っている視覚という感覚を取り除いてみると、身体は、そして世界の捉え方はどうなるのか??? 美学と現代アートを専門とする著者が、視覚障害者の空間認識、感覚の使い方、体の使い方、コミュニケーションの仕方、生きるための戦略としてのユーモアなどを分析。目の見えない人の「見方」に迫りながら、「見る」ことそのものを問い直す。 目次 【序 章】見えない世界を見る方法 【第1章】空 間 ― 見える人は二次元、見えない人は三次元? 【第2章】感 覚 ― 読む手、眺める耳 【第3章】運 動 ― 見えない人の体の使い方 【第4章】言 葉 ― 他人の目で見る 【第5章】ユーモア ― 生き抜くための武器 著者紹介 伊藤亜紗(いとうあさ) 1979年東京都生まれ。東京工業大学リベラルアーツセンター准教授。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学三年次より文系に転向。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。日本学術振興会特別研究員などを経て2013年より現職。研究のかたわら、アート作品の制作にもたずさわる。主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、参加作品に小林耕平《タ?イ?ム?マ?シ?ン》(国立近代美術館)などがある。 ISBN 978-4-334-03854-0 新書判 発行 光文社 書店発売日 2015年4月16日
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水を縫う
¥1,180
【中古 状態とてもきれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「ゆく河の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず。世間の“当たり前”も。」 内容紹介 松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。 学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが――「みなも」 いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とは――「愛の泉」ほか全六章。 世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。 著者プロフィール 寺地はるな(てらち・はるな) 1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。会社勤めと主婦業のかたわら小説を書き始め、2014年『ビオレタ』でポプラ社新人賞を受賞しデビュー。『大人は泣かないと思っていた』『正しい愛と理想の息子』『夜が暗いとはかぎらない』『わたしの良い子』『希望のゆくえ』など著書多数。 ISBN 978-4-08-771712-9 四六判 248頁 発行 集英社 書店発売日 2020年5月26日
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橋の上で
¥1,650
☆店長のひと言 「おじさんは、ぼくの世界に色をつけてくれたでしょうか。」 内容紹介 学校帰り、ひとりぼっちで川の水を見ていたぼく。そこでぼくは雪柄のセーターのおじさんに、ふしぎなことをおしえてもらう。名作『くまとやまねこ』の夢のコンビで贈る、いのちの物語。 著者 湯本 香樹実 (ユモト カズミ) 1959年東京都生まれ。作家。著書に、小説『夏の庭 ――The Friends――』『岸辺の旅』、絵本『くまとやまねこ』(絵:酒井駒子)『あなたがおとなになったとき』(絵:はたこうしろう)など。 酒井 駒子 (サカイ コマコ) 1966年兵庫県生まれ。絵本作家。著書に『よるくま』『ぼく おかあさんのこと…』『ロンパーちゃんとふうせん』『金曜日の砂糖ちゃん』『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実)、画文集『森のノート』 など。 (河出書房新社HPより転載) ISBN 978-4-309-29208-3 A4変型判 48頁 発行 河出書房新社 発売日 2022年9月15日
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みんなふつうで、みんなへん。
¥680
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,200円+税) ☆店長のひと言 「たまにはまじめな話をしますと、我が身を省みてもこの本に出てくるようなエピソードは昔から笑い(場合によってはイジメ)のネタになってきました。こいつはへんで、じぶんはふつうと思っていなかったか?今もそうではないか?大人にこそ考えてみてほしいです。」 紹介 ボウルをボールとまちがえる中田くん、ネコはオスしかウンチしないと思っていた室井さん、「抽選」の意味を知らずに懸賞のおもちゃを待つ藤田くん、電車の数え方が「円」に変わったと思っている村川くん…。それぞれが、へんな思い込みやかんちがいをしているけれど、みんなふつう。小学校3年1組の児童一人一人が出合う、ささやかな出来事を挿絵たっぷりで楽しく描く。エピソードの見出しは、短歌になっています。 著者プロフィール 枡野 浩一 (マスノ コウイチ) (著/文) 1968年9月23日、東京うまれ。歌人。大学中退後、広告会社のコピーライター、フリーの雑誌ライター等を経て1997年9月23日、短歌絵本『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』を2冊同時発売してデビュー。簡単な現代語だけで読者が感嘆してしまうような表現をめざす「かんたん短歌」を提唱。入門書『かんたん短歌の作り方』からは加藤千恵、佐藤真由美、天野慶らがデビューした。笹井宏之、宇都宮敦、仁尾智らの短歌をちりばめた小説『ショートソング』(佐々木あらら企画執筆協力)は約10万部のヒットとなり、若い世代の短歌ブームを牽引。高校国語教科書に《毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである》他掲載。受賞歴は2011年11月22日、明石家さんまが選ぶ「踊る!ヒット賞!!」および2022年3月19日、小沢健二とスチャダラパーが選ぶ「今夜も短歌で賞」。 内田かずひろ (ウチダカズヒロ) (イラスト) 1964年、福岡県生まれ。1989年「クレヨンハウス絵本大賞」にてホームレスを描いた『かえりみち』で入選。1990年、『シロと歩けば』(竹書房)にてマンガ家としてデビュー。代表作に「朝日新聞」に連載した『ロダンのココロ』(朝日新聞出版)がある。絵本や挿絵も手がけ、『はやくちまちしょうてんがい はやくちはやあるきたいかい』(林木林・作/偕成社)など ISBN 978-4-251-04475-4 A5変型判 95頁 発行 あかね書房 発売日 2021年1月5日
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ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください
¥1,760
☆店長のひと言 「選挙で一票入れる前に、この1冊をカートに入れてください!!」 ★ブログ記事 https://ikiruba.hateblo.jp/entry/2022/06/22/124203 内容紹介 「よくわからないけどダメそう」な日本の政治について、気鋭の若き社会学者と考える。生まれたときから当たり前のようにあるけれど、正体はよくわからない「民主主義」や「自由」の価値と意味。 目次 はじめに 講義1 ところで、国は誰が動かしているんですか? 講義2 自由民主主義は誰が選んだんですか? 講義3 ちなみに、自由ってなんですか? 講義4 メディアと政治の本当のはなし 講義5 私たちは政治にどうコミットしていくのか 政治や自由、メディアについて学びたい人のためのブックガイド おわりに 著者プロフィール 西田亮介(にしだ りょうすけ) 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。1983年京都生まれ。専門は社会学。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。同助教(有期・研究奨励II)、独立行政法人中小企業基盤整備機構リサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授などを経て現職。 著書に『コロナ危機の社会学 感染したのはウイルスか、不安か』(朝日新聞出版)、『不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか』(経済界)、『メディアと自民党』(角川新書、2016年度社会情報学会優秀文献賞)、『なぜ政治はわかりにくいのか:社会と民主主義をとらえなおす』(春秋社)などがある。 ISBN 978-4-534-05916-1 四六判 発行 日本実業出版社 発売日 2022年3月25日
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「隔離」という病い : 近代日本の医療空間
¥680
【中古 カバーに少し傷みあり 帯無し】 (参考:定価1,456円+税) ☆店長のひと言 「私はこの文庫版を生涯の一冊として持っています。人が本当に恐れるのは病か、それとも。」 内容紹介 強制収容、恐怖の宣伝、終身隔離。なぜ、ハンセン病患者への過酷な差別は、現代まで続いたのか?なぜ、近代の医療空間は、これほど歪められたのか?O‐157、エイズを含め、日本社会の「病い」観を問いなおす。 目次 序章 終わりからはじめること 第1章 近代国家であるために 第2章 隔離という病いをめぐって 第3章 「奇妙な国」の論理 第4章 「牧人」の系譜学 第5章 生きがい論の陥穽 第6章 ユートピアの枠 終章 そして、都市へ 著者プロフィール 武田 徹 (タケダトオル) (著/文) 1958年生まれ。ジャーナリスト、評論家、専修大学文学部教授。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士課程修了。著書に『流行人類学クロニクル』(サントリー学芸賞受賞)、『「隔離」という病い』『偽満州国論』『「核」論』『戦争報道』『原発報道とメディア』『暴力的風景論』『日本語とジャーナリズム』『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか』『日本ノンフィクション史』など。 ISBN 978-4-06-258109-7 254頁 発行 講談社 初版発行年月 1997年7月
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見た目が気になる 「からだ」の悩みを解きほぐす26のヒント
¥1,562
☆店長のひと言 「私自身、“見た目”から抜け出せないでいます。」 内容紹介 どうして人は見た目が気になるんだろう、どう付き合っていくのがいいんだろう。社会の価値観にとらわれずに「自分らしさ」を見出すために26人が考える「見た目」との向き合い方。 【もくじ】 Ⅰ. 見た目は武器になる? ・外見と内面の関係って? 澤田知子〔現代美術作家〕 ・「普通」とたたかう私の戦闘服 青木美沙子〔ロリータモデル/看護師〕 ・私が私であることがSSR 長井短〔演劇モデル〕 ・世界は理不尽、綺麗事は受け入れない 整形アイドル轟ちゃん〔YouTuber〕 ・見た目で遊んでみよう 磯野真穂〔文化人類学者〕 Q&A:どうして「顔」が気になるのか? 山口真美〔中央大学教授〕 Ⅱ. 見た目がすべてじゃない? ・私の「見た目」も私ですか? 森山至貴〔社会学者〕 ・なぜ「見た目いじり」はなくならないのか カレー沢薫〔漫画家〕 ・初めてのあだ名の話 川村エミコ〔芸人〕 ・自分だけの小さなポジティブ hara〔イラストレーター〕 ・少女マンガは美醜のサンプル保管庫 トミヤマユキコ〔ライター/少女マンガ研究者〕 ・ルッキズムからの解脱をあきらめない 犬山紙子〔コラムニスト〕 ・人を好きになる。すると顔も好きになる。 山崎ナオコーラ〔作家〕 ・マジョリティ男子とルッキズム 清田隆之〔文筆業/「桃山商事」代表〕 ・真の美しさとは 天真みちる〔脚本家/舞台人〕 Q&A:なぜ「見た目」に自信がもてないのか? 石田かおり〔駒沢女子大学教授〕 Ⅲ. 「見た目問題」と向き合う人たち ・「普通の顔」ってなんだ? 石井政之〔ライター/ユニークフェイス研究所代表〕 ・現役アイドルなのに髪の毛がなくなった! つるつる伝説 pippi(エレクトリックリボン)〔アイドル〕 ・アルビノを悲劇にしない。世界は変えていける 粕谷幸司〔アルビノ・エンターテイナー〕 ・捉え方一つで景色は変わる 石田祐貴〔トリーチャーコリンズ症候群当事者〕 ・どんな自分になりたい? 鈴木望〔漫画家〕 Ⅳ. 見た目のその先へ ・バB肉 牧村朝子〔文筆家〕 ・目が見えなくなって人生がカラフルに、なった!? 大平啓朗〔全盲の旅カメラマン〕 ・いつでもパッションの赴くままに miyako〔異色肌ギャルプロデューサー〕 ・わかりやすいラベルで「何者か」は決まらない サリー楓〔建築家/トランスジェンダー〕 ・鳥は見た目で恋をする 川上和人〔鳥類学者〕 (河出書房新社HPより抜粋) ISBN 978-4-309-61733-6 四六判 224頁 発行 河出書房新社 発売日 2021年8月19日 登録日 2021年6月9日
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銀河鉄道の夜
¥550
【中古 カバーに少しヨレありますが、状態きれいです。】 (参考:定価1,900円+税) ☆店長のひと言 「藤城清治さんの影絵を見ていると、ジョバンニとカンパネルラ気はまた会える気がするんです…。」 紹介 あの名作『銀河鉄道の夜』が、影絵に! 少年ジョバンニは、親友カンパネルラに誘われて《銀河のお祭り》へ。偶然、銀河鉄道に乗ることになった少年たちの行方は、運命は? 名作が美しい影絵に! 著者プロフィール 宮沢 賢治 (ミヤザワ ケンジ) (原著) 1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。10代の頃から短歌を書き始め、 多くの詩や童話の作品を残した。 生前に、詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を刊行。 また、羅須地人協会設立し、農民の生活の向上のために尽くしたが、1933年急性肺炎のため37歳で永眠。 藤城 清治 (フジシロセイジ) (著/文) 1924年 東京生まれ。慶応義塾大学経済学部を卒業後、「暮しの手帖」に影絵を連載。影絵劇、人形劇の舞台公演など多方面で活躍。 1983年 影絵本『銀河鉄道の夜』がBIB国際絵本原画展で金のリンゴ賞を受賞。 1989年 紫綬褒章を受賞。2016年、21年の歳月をかけた『アッシジの聖フランシスコ』完成 1995年 勲四等旭日小綬章を綬章。 著書に『藤原清治影絵画集』『イエス』『天地創造』『ヨーロッパの教会』『アッシジの聖フランシスコ』などがある。 ISBN 978-4-06-200395-7 A4判 43頁 発行 講談社 初版発行年月 1982年12月
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ととのはたけと、うたれちゃったしか
¥2,200
☆店長のひと言 「やさしさと芯の強さを感じる『おかえりモネ※』の世界。もうね、買うしかないね!」 ※NHK朝ドラ『おかえりモネ』のおじいちゃん役のモデルになった方が、[文 はたけやまなぎ ]さんの祖父である畠山重篤さんとのことです。 ★紹介記事https://ikiruba.hateblo.jp/entry/2022/06/21/174354 紹介 “森は海の恋人“のふるさと・舞根(もうね)から 夏休み、8月8日のできごと。 小学1年生、はじめての作文が絵本になりました。 舞根の漁師であり、エッセイスト・クラブ賞受賞の祖父・畠山重篤が自身の少年時代を描いたエッセイ『“生きもの好き”少年記』を同時収録。 舞根に暮らし、舞根の自然を“はんこ”で表現するイラストレーター、叔母・白幡美晴のイラストが寄り添います。 牡蠣いかだがうかぶ海。生命ゆたかな汽水湖・湿地。落葉広葉樹がひろがる森。 “凪(なぎ)”という名前の少年と祖父、生きものと自然へのまなざしが、宮城・舞根の「小さな世界」で交差します。 世界じゅうが凪ぎますようにーー祈りをこめて上梓する「小さな絵本」です。 こども(だけで)も、おとな(だけで)も、いっしょにも。 多くの方にお読みいただけますように。 「小さな出版社」ヒマールとこぶな書店の共同出版レーベル・ヒマッコブックス第2弾! 目次 左開き はたけやまなぎ「ととのはたけと、うたれちゃったしか」 右開き 畠山重篤「“生きもの好き”少年記」 著者プロフィール はたけやまなぎ (ハタケヤマナギ) (著/文) 2014年宮城県気仙沼市唐桑町・舞根に生まれる。2021年、小学1年生の夏休みの宿題で初めて書いた作文が本書となった。 好きなもの 釣り、魚、カマキリ、絵、そろばん、書くこと。 畠山重篤 (ハタケヤマシゲアツ) (著/文) 畠山凪の祖父。1943年中国・上海生まれ。漁師。気仙沼市舞根湾で牡蠣・帆立貝の養殖業(水山養殖場)を営む。1989年、「森は海の恋人」を合言葉に漁民による植林活動を始める。2005年より京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。2012年に国連「フォレストヒーローズ」を受賞。著書に『日本〈汽水〉紀行』(文藝春秋/日本エッセイスト・クラブ賞)、『漁師さんの森づくり』(講談社/小学館児童出版文化賞及び産経児童出版文化賞)他多数。 白幡美晴 (シラハタミハル) (イラスト) 畠山凪の叔母。はんこイラストレーター。気仙沼市生まれ。故郷の自然をモチーフにした消しゴムはんこをパーツにイラストを作成している。NPO法人森は海の恋人の事務局としてその運営も担う。 ISBN 978-4-9910842-3-2 A5判 48頁 発行 こぶな書店 刊行日 2022年7月16日
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モモ
¥880
☆店長のひと言 「時間は誰のものなのか」 内容紹介 時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。 目次 第一部 モモとその友だち 1章 大きな都会と小さな少女 2章 めずらしい性質とめずらしくもないけんか 3章 暴風雨ごっこと、ほんものの夕立 4章 無口なおじいさんとおしゃべりな若もの 5章 おおぜいのための物語と、ひとりだけのための物語 第二部 灰色の男たち 6章 インチキで人をまるめこむ計算 7章 友だちの訪問と敵の訪問 8章 ふくれあがった夢と、すこしのためらい 9章 ひらかれなかったよい集会と、ひらかれたわるい集会 10章 はげしい追跡と、のんびりした逃亡 11章 わるものが危機の打開に頭をしぼるとき…… 12章 モモ、時間の国につく 第三部 〈時間の花〉 13章 むこうでは一日、ここでは一年 14章 食べものはたっぷり、話はちょっぴり 15章 再会、そしてほんとうの別れ 16章 ゆたかさのなかの苦しみ 17章 大きな不安と、もっと大きな勇気 18章 まえばかり見て、うしろをふりかえらないと…… 19章 包囲のなかでの決意 20章 追手を追う 21章 おわり、そして新しいはじまり 作者のみじかいあとがき 訳者のあとがき エンデの人柄にふれた日々 佐々木田鶴子 著者プロフィール 作者 ミヒャエル・エンデ 1929-1995 南ドイツのガルミッシュに生まれる。父は、画家のエトガー・エンデ。高等学校で演劇を学んだのち、ミュンヘンの劇場で舞台監督をつとめ、映画評論なども執筆する。1960年に『ジム・ボタンの機関車大旅行』を出版、翌年、ドイツ児童図書賞を受賞。1970年にイタリアへ移住し、『モモ』『はてしない物語』などの作品を発表。1985年にドイツにもどり、1995年8月、シュトゥットガルトの病院で逝去。 訳者 大島かおり(オオシマ・カオリ) 1931年東京生まれ。翻訳家.訳書に、シュタイナー文/ミュラー絵『ぼくはくまのままでいたかったのに…』(ほるぷ出版)、アドリエンヌ・リッチ『噓,秘密,沈黙』(晶文社)、ノーマ・フィールド『天皇の逝く国で』、ハンナ・アーレント『ラーエル・ファルンハーゲン』、『アーレント=ヤスパース往復書簡』(いずれも,みすず書房)ほか。 ISBN 978-4-00-114127-6 B6変型判 432頁 発行 岩波書店 初版発行年月 2005年6月
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二平方メートルの世界で
¥1,650
☆店長のひと言 「えほんなのにリアリティがすごいです。」 紹介 小学生と人気絵本作家の感動作 札幌に暮らす小学3年生の主人公は、生まれたときから脳神経の病気で入退院を繰り返している。入院するとしばらくベッドの上での生活となる。お母さんは一緒にいてくれるが、放射線を使った治療のときは、ガラスを隔てて別々になる。家ではお兄ちゃんが鍵っ子になる。申し訳ない気持ちだ。どうして自分だけが病気なんだろう・・・。そんなある日、海音ちゃんは、病室で大発見をする。わたしはひとりぼっちじゃなかった! 実在の小学3年生が書いた 「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市主催)の大賞受賞作品に、当代一の人気絵本作家はたこうしろうが絵をつけた奇跡のコラボレーション。誰も予想できない30ー31ページ目の見開きと、ハートウオーミングなラスト。涙なしには読めない感動作。 【編集担当からのおすすめ情報】 子どもノンフィクション文学賞を、満場一致で受賞した小学3年生の女の子の作文を読んだ人気絵本作家はたこうしろうさんが、その作者・前田海音ちゃんを訪ねて札幌へ。海音ちゃんが見ている札幌の街の風景や、小学校、そして病院を描いた。なにより、海音ちゃんの心を描いた絵本です。 前田 海音(著/文), はた こうしろう(イラスト) ISBN 978-4-09-725104-0 C8771 AB判 40頁 発行 小学館 発売日 2021年4月20日
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世界一やさしい依存症入門
¥1,562
☆店長のひと言 「依存症がいかに身近なことかがわかります。」 内容紹介 「スマホもゲームもやめられない」「市販薬を飲む量が増えてきた」「本当はリスカをやめたい」…誰もがなりうる「依存症」について、最前線で治療にあたる精神科医がやさしくひも解く。 《もくじ》 はじめに 第1章 気づいたらハマってた──モノへの依存 ① 事例:きっかけは、試験前のエナジードリンク:エミさん(中学2年)の場合 カフェインがくれるのは「元気の前借り」 市販薬は謎の薬!? 「周囲が求める自分」になりたくて 疲れたときは、休もうよ 第2章 居場所がほしかっただけなのに──モノへの依存 ② 事例:大麻をくれたのは、憧れの人でした:ソウタくん(中学3年)の場合 やめるのは簡単でも、やめつづけるのは難しい クスリをやるのは、意志が弱いから? アルコールは立派な薬物 ゲートウェイ・ドラッグとしてのタバコ 薬物の先にあるもの 第3章 依存症のしくみと歴史 脳がハイジャックされる! 快感の正体、ドーパミン 依存症になりやすい人、なりにくい人 世界最古の薬物 アルコホリック・アノニマスの誕生 日本の薬物対策史 規制するだけでは解決しない 命を守る、ハーム・リダクション それでも薬物をやらないほうがいい理由 第4章 僕が僕であるために──行為への依存 ① 事例:気晴らしが止まらない:カイトくん(中学1年)の場合 手の中の小さな部屋、スマホ 今、このときを乗り切るために ゲームと心中するほどバカじゃない SNSにとらわれて インターネットが悪いのか? 誰にだって起こりうる 第5章 傷つけることで生きている──行為への依存 ② 事例:切った瞬間、すーっとしました:メイさん(中学3年)の場合 拒食と過食のスパイラル 心のストレスと食欲の関係 切っているのは、皮膚だけじゃない 死にたいくらいつらい今を、生き延びる トリガーはどこにある? 心の蓋の奥にひそむもの ただ、そこにいてくれるだけで 第6章 依存症の根っこにあるもの ある少年の物語 友が求めていたものは 依存症は、人に依存できない病 困った子は、困っている子 楽園ネズミと植民地ネズミ 自立って何だ? 第7章 社会と依存のいい関係 見せしめの逆効果 当たり前を疑う 依存症はなくならない 失敗しても、終わりじゃない ありのままの自分を許す [きみとあなたへのメッセージ] 依存症かもしれないきみへ 友達が依存症かもしれないきみへ 子どもが依存症かもしれない親御さんへ 生徒が依存症かもしれない先生へ [ヒコ先生の相談室] ・「あの子、依存症かも?」と思ったら ・信頼できる大人の見分け方 ・依存症の友達に、どう接したらいい? ・家族がゲームにハマったら ・友達の腕にリスカの痕を見つけたら ・逃げ場のつくり方 ・心の専門家になるには [困ったときの相談先リスト] おわりに 著者 松本 俊彦 (マツモト トシヒコ) 1967年生。精神科医。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長。佐賀医科大学卒。横浜市立大学医学部附属病院精神科等を経て現職。主著に『薬物依存症』『誰がために医師はいる』がある。 (河出書房新社HPより転載) ISBN 978-4-309-61734-3 C0347 四六判 234頁 発行 河出書房新社 発売日 2021年8月25日
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おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス
¥1,650
☆店長のひと言 「いい人ほどビジネスが苦手なんですよね…。」 紹介 問題山積だからこそ、 日本にはチャンスがいっぱい! さらば悲観論。 20年後に明るい未来を迎えるための必読書。 ロングセラー『投資家が「お金」より大切にしていること』の著者であり、 「ひふみ投信」で有名なカリスマ投資家が説く、 2040年のメガトレンドと成長ビジネス。 ドローンで農作物の生育状況を把握、 障害者手帳の電子化、 水田に囲まれたホテル、 空き家を使った多拠点生活サービス…… すごいアイデア・技術・実装力が生まれている。 投資戦略と人生戦略を見直すなら今! チャンスを活かしておいしいニッポンを味わおう。 巻末には、DRONE FUNDで著名な エンジェル起業家・千葉功太郞氏との対談を掲載。 投資に興味がある人はもちろん、 アフターコロナの働き方・生き方を模索する人、 マーケター、新ビジネスを考える人にもおすすめ。 目次 ●第1章:ここがおいしい!①テクノロジーを社会実装できる企業 ●第2章:ここがおいしい!②さらに進化するアフターコロナの「暮らし方×働き方」 ●第3章:ここがおいしい!③ダイバーシティは成長の必須要件になる ●第4章:ここがおいしい!④独自の魅力が光る「地方」が増える ●終章:「穴を見つけて穴を埋める」。成長企業は絶えず生まれ続ける ●特別対談:千葉功太郎×藤野英人「思考も行動も変えて新たな時代に向けた準備をしよう」 著者プロフィール 藤野 英人 (フジノ ヒデト) (著/文) レオス・キャピタルワークス代表取締役会長兼社長/CIO(最高投資責任者) JPXアカデミーフェロー、東京理科大学上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師。一般社団法人投資信託協会理事。 1966年生まれ。早稲田大学卒業後、国内外の運用会社で活躍。特に中小型株及び成長株の運用経験が長く、25年間で延べ6500人以上の社長に取材し抜群の成績をあげる。2003年、現会社を創業。「ひふみ投信」を運用し、ファンドマネジャーとして高パフォーマンスをあげ続けている。2020年には6度目となる「R&Iファンド大賞」最優秀賞を受賞。 ISBN 978-4-532-35907-2 四六判 224頁 発行 日経BP 日本経済新聞出版本部 発売日 2021年11月10日
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ほんのちょっと当事者
¥1,760
☆店長のひと言 「“ほんのちょっと”がポイントですね。」 紹介 ローン地獄、児童虐待、性暴力、障害者差別、看取り、親との葛藤…「大文字の困りごと」を「自分事」として考えてみた。 「ここまで曝すか!」と連載時より大反響の明るい(?)社会派エッセイ わたしたちが「生きる」ということは、「なにかの当事者となる」ことなのではないだろうか。…みんなが隣にいる誰かへの想像力をもつようになれば、まわりまわって思いもかけない方向から、誰かがわたしの小さな困りごとを助けてくれる気がする。そういうのってなんだか素敵で、とてもふくよかな社会に思えるのだ。―「まえがき」より。 目次 まえがき 第1章 暗い夜道と銀行カードローンにご用心 第2章 「聞こえる」と「聞こえない」のあいだ 第3章 奪われた言葉 第4章 あなたの家族が経験したかもしれない性暴力について 第5章 父の介護と母の看取り。「終末期鎮静」という選択 第6章 哀しき「おねしょ」の思い込み 第7章 わたしは「変わる」ことができるのか 第8章 わたしのトホホな「働き方改革」 第9章 父のすててこ いささか長いあとがきのようなもの 著者プロフィール 青山ゆみこ (アオヤマ ユミコ) (著/文) フリーランスのエディター/ライター。1971年神戸市生まれ。月刊誌副編集長などを経て独立。単行本の編集・構成、雑誌の対談やインタビューなどを中心に活動し、市井の人から、芸人や研究者、作家など幅広い層で1000人超の言葉に耳を傾けてきた。著書に、ホスピスの「食のケア」を取材した『人生最後のご馳走』(幻冬舎文庫)。 ISBN 978-4-909394-29-3 四六判 248頁 発行 ミシマ社 発売日 2019年11月23日