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ビッグイシュー491号
¥450
☆店長のひと言 「大人になるって、アンパンマンや恐竜を突然卒業することなのでしょうか。」 【内容紹介】 特集 恐竜関心大国 日本と恐竜 世界中の子どもたちに人気がある恐竜。加えて日本は大人も恐竜好きが多い恐竜関心大国です。いま、鳥類は恐竜の子孫であるなど、大人たちが知っていた恐竜についての常識は大きく変わりました。 かつて、アジアとつながる大陸の縁の海岸線の一部だった日本。その大地を闊歩していた恐竜たち。恐竜研究のパイオニアである真鍋真さん(古生物学者・国立科学博物館副館長)は「1980年代以降、日本各地から恐竜の化石が出始め、日本での恐竜についての研究は加速度的に進んでいる」と言います。そして、日本の地層の重要性と、それを世界に向けて発信することをいつも意識してきました。 現在、学名が認められている恐竜は1 1 0 0 種程度。三畳紀から白亜紀の1億6000万年ぐらいの期間に恐竜が繫栄していたことを考えると、おそらく何十万種といたはず。今知られている恐竜は氷山の一角と語る真鍋さんに、「恐竜関心大国・日本、日本の恐竜、恐竜研究の歴史と最前線、恐竜から学ぶこと」などについて聞きました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー ニック・ケイヴ オーストラリア出身、世界中のファンから絶大な支持を得る、シンガーソングライターのニック・ケイヴ。新作アルバム『WILD GOD』を発表し、愛する家族を喪った悲しみと、AI、リアルな音楽への思いを語ります。 リレーインタビュー・私の分岐点モデル Amoさん いじめで不登校に。ブログで仲間と出会う かわいいのアイコンであり続けたい 国際記事 EU・チュニジアの国策に翻弄される移民・難民 2023年、サハラ以南のアフリカ諸国からチュニジアを経由して地中海を越え、ヨーロッパをめざす移民・難民が急増しました。EUは人々の流入を食い止めるため、チュニジアへ10億ユーロ(約1560億円)を援助。その結果、同国内で今なお何万人もの移民・難民が襲撃や強制送還の危険にさらされています。写真家のヨハン・パーションが、各国からチュニジアに逃れてきた人々の惨状を伝えます。 WORLD STREET NEWS 世界短信 国内記事 大阪・梅田、都会の中に生きる木々に出合う 三浦豊さん 森の案内人・三浦豊さんとの森歩きも7回目(前回は472号)。今回はこれまでと少し趣を変え、ビルが立ち並ぶ大阪・梅田エリアを一緒に歩きました。自然の芽吹きと人の手による植栽、そのどちらの魅力にも触れられるまち歩きのハイライトを紹介します。 連載記事 浜矩子の新ストリート・エコノミクス Back in the USSR? コミック マムアンちゃん ウィスット・ポンニミット ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 毎日のニュースに疲れてしまいます ☆ 鮭ときのこの炊き込みご飯 ☆ 長さ80m「52 間の縁側」に、誰でもどうぞ! 石井英寿さん宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ 芭蕉は越後で天の川を見たのか? 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく セルビア『リツェウリツェ』ラジッチ 地球温暖化と海面上昇、太平洋の島々から 清水靖子さん FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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幻肢痛日記
¥2,090
☆店長のひと言 「大切なものほど失ってから気付くのと似ていると言えないでしょうか。」 内容紹介 切断した筈なのに、足のあった場所が痛む。「ない」のに「痛い」とはどういうことだろう? 右足を失った「僕」が経験した不思議な現象、幻肢痛から考えた、わからないものについての記録。 (河出書房新社ホームページより引用) https://bookandbeer.com/event/bb241118a/ 著者プロフィール 青木 彬 (アオキ アキラ) (著/文) 1989年生。キュレーター。首都大学東京インダストリアルアートコース卒。アートを「よりよく生きるための術」と捉えアーティストや企業等と協同しアートプロジェクトを企画。著書に『素が出るワークショップ』。 ISBN:978-4-309-23162-4 Cコード:0036 四六判200ページ 発行: 河出書房新社 初版年月日: 2024年10月25日
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80歳、まだ走れる
¥2,860
☆店長のひと言 「マスターズには夢がある。誰ですか、自分はマヨネーズでいいなんて言ってるのは。」 内容紹介 老いを甘んじて受け入れる必要はない ランニングに打ち込んできた著者は、人生の半ばで絶望に打ちひしがれていた。怪我に悩まされ、体力とスピードの衰えに意気消沈し、走ることを諦めようと思ったとき、高齢者スポーツの驚くべき世界に出会う。そして、マスターズ世界陸上で人生を変える体験をすることになる。本書は絶望から希望へと向かう一人の男性の非常に個人的な記録であると同時に、ライフスタイルとトレーニングを調整することで生理学的な衰えの進行を遅らせることができること、そして人間の精神力によって高齢になっても楽しく健康的に走り続けられることを証明した画期的なガイドブックでもある。 スポーツの楽しさが年齢によって失われていると感じているすべての人への希望のメッセージ。 著者プロフィール リチャード・アスクウィズ (著/文) 英国の著名なランニング作家・ジャーナリストの一人。受賞歴多数。 栗木 さつき (クリキ サツキ) (翻訳) 翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒。50歳で初めてフルマラソンを完走、マイペースでマラソンを続けている。訳書にブラッチュリー『運を味方にする「偶然」の科学』(東洋経済新報社)、キャロル『パレットジャーナル』(ダイヤモンド社)、シネック『WHYから始めよ!インスパイア型リーダーはここが違う』(日本経済新聞出版)、シュミル『Numbers Don’t Lie』(共訳)、フォックス『SWITCHCRAFT 切り替える力』(以上、NHK出版)など。 ISBN:978-4-7917-7677-1 Cコード:0075 四六判406ページ 発行: 青土社 発売日: 2024年9月27日
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別れを告げない
¥2,750
☆店長のひと言 「最近思うんですよ、苦労は本当に人を成長させるのだろうか、と…。」 紹介 作家のキョンハは、虐殺に関する小説を執筆中に、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、短編映画の制作を約束した。 済州島出身のインソンは10代の頃、毎晩悪夢にうなされる母の姿に憎しみを募らせたが、済州島4・3事件を生き延びた事実を母から聞き、憎しみは消えていった。後にインソンは島を出て働くが、認知症が進む母の介護のため島に戻り、看病の末に看取った。キョンハと映画制作の約束をしたのは葬儀の時だ。それから4年が過ぎても制作は進まず、私生活では家族や職を失い、遺書も書いていたキョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。病院で激痛に耐えて治療を受けていたインソンはキョンハに、済州島の家に行って鳥を助けてと頼む。大雪の中、辿りついた家に幻のように現れたインソン。キョンハは彼女が4年間ここで何をしていたかを知る。インソンの母が命ある限り追い求めた真実への情熱も…… いま生きる力を取り戻そうとする女性同士が、歴史に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来へつなぐ再生の物語。フランスのメディシス賞、エミール・ギメ アジア文学賞受賞作。 著者プロフィール ハン・ガン (ハン ガン) (著/文) Han Kang 한강 1970年、韓国・光州生まれ。延世大学国文学科卒業。2005年、三つの中篇小説をまとめた『菜食主義者』で韓国最高峰の文学賞である李箱文学賞を受賞、同作で16年にアジア人初の国際ブッカー賞を受賞。17年、『少年が来る』でイタリアのマラパルテ賞を受賞、23年、『別れを告げない』(本書)でフランスのメディシス賞(外国小説部門)を韓国人として初めて受賞し、24年にフランスのエミール・ギメ・アジア文学賞を受賞した。本書は世界22か国で翻訳刊行が決定している。他の邦訳作品に、『ギリシャ語の時間』『すべての、白いものたちの』『回復する人間』『そっと 静かに』『引き出しに夕方をしまっておいた』がある。 斎藤 真理子 (サイトウ マリコ) (翻訳) 翻訳家。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)で第一回日本翻訳大賞、チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で〈韓国文学翻訳院〉翻訳大賞受賞。訳書は他に、ハン・ガン『回復する人間』『すべての白いものたちの』『ギリシャ語の時間』『引き出しに夕方をしまっておいた』(共訳)、パク・ソルメ『もう死んでいる十二人の女たちと』『未来散歩練習』、ペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』、パク・ミンギュ『ピンポン』、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、ファン・ジョンウン『誰でもない』『年年歳歳』『ディディの傘』、チョン・イヒョン『優しい暴力の時代』、チョン・ミョングァン『鯨』、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』『声をあげます』『シソンから、』、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』『サハマンション』、李箱『翼 李箱作品集』など。著書『韓国文学の中心にあるもの』、『本の栞にぶら下がる』、『曇る眼鏡を拭きながら』(共著) ISBN:978-4-560-09091-6 Cコード:0097 四六判304ページ 発行: 白水社 書店発売日: 2024年4月2日
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武士の介護休暇
¥1,078
☆店長のひと言 「大ヒット作『武士の家計簿』をパクったようなタイトルに惹かれてページを開いたら最後です。」 紹介 はじめに 第一章 江戸時代の介護事情──介護休暇を取った武士── 日記に残された「武士の介護」/武士が利用した「看病断」という介護休業制度/武士の「近距離介護」/「看病断」の申請手順/当時の要介護状態となる原因とは──『孝義録』から読み解く──/なぜ幕府は「孝行」を重視したのか?/江戸期の日本人に多かった眼病・盲目の人/中風で半身麻痺に/江戸時代の認知症/庶民層の介護の実態/オランダ人医師ポンペが見た貧困の中の介護/非血縁者による介護 第二章 江戸時代の「老い」の捉え方 時代によって変わる高齢者区分/江戸時代の高齢者人口は?/江戸時代では何歳から「高齢者」?/生前相続としての隠居/高齢でも働かされた武士/庶民の隠居事情/早期リタイアを夢見た人々/『養生訓』『鶉衣』にみる老い 第三章 江戸時代以前の「老い」──古代~中世期の高齢者観── 古代~中世期では何歳から高齢者?/高齢世代まで生きられた人はどのくらいいた?/尊敬の対象・強者としての高齢者/高齢者は神に近い存在/『万葉集』における老いの見方/『枕草子』『方丈記』『徒然草』における高齢者観/変化する理想の老後/若く見られたがる愚かさについて/江戸時代とは異なる古代~中世期における高齢者観 第四章 江戸時代以前の介護事情──古代~中世期の介護── 当時の要介護状態となる原因とは/老いた親が鬼になる/中世期の脳卒中/白内障で失明/身内が介護しないと批判の対象に/見捨てられた老人を介護した女性の正体/身内がいない貧しい要介護者の末路/古代にも存在した驚きの介護制度/律令制度の要介護区分/ケアをすれば功徳を積める/名も知らぬ老僧を介護して家を得る/身寄りのない高齢者の介護・看取りの実情 第五章 古代~中世期の「姥捨て」 親を捨てた人々の物語/「運搬用具型」の姥捨て物語/「老親の知恵型」の姥捨て物語/「老親福運型」の姥捨て物語/「枝折り型」の姥捨て物語/救われる老親と棄老の実情/当時の人々が介護をした理由とは ①愛情や感謝──「情」の論理──/②中国からの影響──「儒」の論理──/③仏教からの影響──「仏」の論理──/④ギブアンドテイク──「互酬」の論理──/四つの論理の弱点と介護放棄 第六章 江戸時代の「介護に向かわせる」価値観 江戸時代に身寄りのない高齢者はどう介護された?/「地域社会で高齢の要介護者を支えるべし」/幕藩 著者プロフィール 﨑井 将之 (サキイ マサユキ) (著/文) 1976年生まれ。首都大学東京大学院社会科学研究科後期博士課程単位取得退学。哲学、国際市民社会論で修士号を取得。大手老人ホーム検索サイトで高齢者福祉関連ニュース記事を執筆。著書に『哲学のおさらい』。 ISBN:978-4-309-63179-0 Cコード:0221 新書判264ページ 発行: 河出書房新社 初版年月日: 2024年10月22日
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体験格差
¥990
☆店長のひと言 「“苦労は買ってでもしろ”の意味が、今は根本的に違うんですよね。」 紹介 習い事や家族旅行は贅沢? 子どもたちから何が奪われているのか? この社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態とは? 日本初の全国調査が明かす「体験ゼロ」の衝撃! 【本書のおもな内容】 ●低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」 ●小4までは「学習」より「体験」 ●体験は贅沢品か? 必需品か? ●「サッカーがしたい」「うちは無理だよね」 ●なぜ体験をあきらめなければいけないのか ●人気の水泳と音楽で生じる格差 ●近所のお祭りにすら格差がある ●障害児や外国ルーツを持つ家庭が直面する壁 ●子どもは親の苦しみを想像する ●体験は想像力と選択肢の幅を広げる 「昨年の夏、あるシングルマザーの方から、こんなお話を聞いた。 息子が突然正座になって、泣きながら「サッカーがしたいです」と言ったんです。 それは、まだ小学生の一人息子が、幼いなりに自分の家庭の状況を理解し、ようやく口にできた願いだった。たった一人で悩んだ末、正座をして、涙を流しながら。私が本書で考えたい「体験格差」というテーマが、この場面に凝縮しているように思える。 (中略) 私たちが暮らす日本社会には、様々なスポーツや文化的な活動、休日の旅行や楽しいアクティビティなど、子どもの成長に大きな影響を与え得る多種多様な「体験」を、「したいと思えば自由にできる(させてもらえる)子どもたち」と、「したいと思ってもできない(させてもらえない)子どもたち」がいる。そこには明らかに大きな「格差」がある。 その格差は、直接的には「生まれ」に、特に親の経済的な状況に関係している。年齢を重ねるにつれ、大人に近づくにつれ、低所得家庭の子どもたちは、してみたいと思ったこと、やってみたいと思ったことを、そのまままっすぐには言えなくなっていく。 私たちは、数多くの子どもたちが直面してきたこうした「体験」の格差について、どれほど真剣に考えてきただろうか。「サッカーがしたいです」と声をしぼり出す子どもたちの姿を、どれくらい想像し、理解し、対策を考え、実行してきただろうか。」――「はじめに」より 目次 ■はじめに 子どもの必需品とは何か/見過ごされてきた「体験格差」/本書の構成 ■第一部 体験格差の実態 「体験」がなぜ重要なのか/小4までは「学習」より「体験」/初の「体験格差」全国調査/体験は贅沢品か 1.「お金」と体験格差 「体験ゼロ」の子どもたち/体験にかかる値段/体験の「提供者」ごとの違い/体験をあきらめさせるもの 2.「放課後」の体験格差 スポーツ系でも文化系でも/人気の水泳と音楽で生じる格差/子ども目線で「放課後」を考える 3.「休日」の体験格差 自然体験も居住地よりお金/旅行の格差/近所のお祭りにすらある格差/「楽しい思い出」があることの意味 4.「地域」と体験格差 都市部と地方の体験格差/より細かく「地域」を見ていくと 5.「親」の体験格差 「親の体験」と「子どもの体験」/「あきらめさせた」と感じる背景 6.体験格差の「現在地」から 「無理をする」か「あきらめる」か「求めない」か/「現在地」の先へ ■第二部 それぞれの体験格差 事例1:サッカーがしたいです/子どもは親の苦しみを想像する 1.ひとり親家庭の子ども 事例2:体験は後回しに/事例3:最低賃金で働く/事例4:自転車も買えない/貧困と孤立の中を生きる親子 2.私が子どもだった頃 事例5:泣きながらやったピアノ/事例6:アウトドア系は行ったことがない/過去と現在、未来 3.マイノリティの子ども 事例7:障害のある子を育てる/事例8:ほかの子にできることができない/事例9:5人の子と海や山には行けない/選択肢が狭まっていく要因/体験の場をより包摂的に 4.体験の少ない子ども時代の意味 事例10:子どもの頃は買えなかったピアノ/子どもたちから何が奪われているのか ■第三部 体験格差に抗う 1.社会で体験を支える 体験の優先されづらさ/5つの提案/子どもへの経済支援/体験と子どもをつなぐ/体験の場を支える 2.誰が体験を担うのか 小さな担い手たち/自分の暮らす地域で ■おわりに ■参考文献 著者プロフィール 今井 悠介 (イマイ ユウスケ) (著/文) 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事。1986年生まれ。兵庫県出身。小学生のときに阪神・淡路大震災を経験。学生時代、NPO法人ブレーンヒューマニティーで不登校の子どもの支援や体験活動に携わる。公文教育研究会を経て、東日本大震災を契機に2011年チャンス・フォー・チルドレン設立。6000人以上の生活困窮家庭の子どもの学びを支援。2021年より体験格差解消を目指し「子どもの体験奨学金事業」を立ち上げ、全国展開。本書が初の単著となる。 ISBN:978-4-06-535363-9 Cコード:0236 新書判 208ページ 発行: 講談社 発売日: 2024年4月18日
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恋と誤解された夕焼け
¥1,430
☆店長のロマンスなひと言 「恋に捕捉された流れ星」 紹介 コトバの最尖端を疾走し続けてきた詩人が新たな沃野に向かう第12詩集! 《だから空がとても赤く燃えている。ぼくは愛されたい。》――今、ここにいる私たちの魂の秘密は、詩のコトバによってしか解き明かすことができない。《どこからなら、きみを連れ去る神様の手のひらがやってきても平気か、教えて。水平線か、地平線?》生命と世界の光と影をあますところなく照らし出す決定的な43篇。 著者プロフィール 最果タヒ (サイハテタヒ) (著/文) 詩人。1986年生まれ。2006年、現代詩手帖賞受賞。07年、第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞受賞。14年『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞受賞。主な詩集に『空が分裂する』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『夜景座生まれ』『不死身のつもりの流れ星』『落雷はすべてキス』など。小説に『星か獣になる季節』『パパララレレルル』など。エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』『「好き」の因数分解』『恋できみが死なない理由』『無人島には水と漫画とアイスクリーム』など、そのほかの著作に『千年後の百人一首』(共著・清川あさみ)、対談集『ことばの恐竜』、翻訳『わたしの全てのわたしたち』(サラ・クロッサン/共訳・金原瑞人)、絵本『うつくしいってなに?』(絵・荒井良二)などがある。 ISBN:978-4-10-353813-4 Cコード:0092 四六変型判96ページ 発行: 新潮社 初版年月日: 2024年5月30日
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ビッグイシュー490号
¥450
☆店長のひと言 「能登半島地震~豪雨災害の状況から、避難所の充実だけでは足りないことも明らかに。」 【内容紹介】 特集 変えよう!避難所生活 いま奥能登では1月の地震に続き、遅れている復旧の中、9月には再び豪雨災害が。20を超える河川氾濫などが被災住民を打ちのめし、ようやく入居できた仮設住宅でも被害が発生しました。 日本は世界有数の「災害大国」。2011年の東日本大震災以降、マグニチュード6以上の地震の約2割は日本で起きています。 災害に見舞われたら真っ先に行く場所は避難所ですが、現状の避難所はおよそ居心地のよい場所とは言えません。 「日本の避難所の状態は、世界標準からかけ離れている」と言う榛沢(はんざわ)和彦さん(新潟大学医歯学総合研究科特任教授)に、避難所のトイレ(T)・キッチン(K)・ベッド(B)の具体的な改善の提案などについて聞きました。 また、起居を共にする避難所でのジェンダーの視点は不可欠です。性別、年齢、障害の有無、国籍を問わず、一人ひとりの被災者を大切にしていくために、若年層を対象にジェンダーの視点を取り入れた防災教育を行う小山内世喜子(おさないせきこ)さん(一般社団法人「男女共同参画地域みらいねっと」代表理事)に話を聞きました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー 内田也哉子 今年6月1日、長野県上田市にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」の共同館主に就任した文筆家の内田也哉子さん。無言館との出合いや、就任への背中を押した母の言葉、そして、ご自身の思いを聞きました。 リレーインタビュー・私の分岐点ファッションディレクター 勝田里奈さん 高校時代、真剣に考えた将来のキャリア アイドルを卒業し、ファッションの道へ 国際記事 ドイツ 生態系に好影響を及ぼす「ヨーロッパバイソン」 かつて欧州広域に生息しましたが、開発や乱獲などにより、20世紀初頭には野生個体が絶滅したとされるヨーロッパバイソン(ヨーロッパ野牛)。しかし現在、動物園をはじめとする保護・繁殖・野生化のプロジェクトが功を奏し、個体数は着実に増えています。近年では、ヨーロッパバイソンの摂食行動が生物多様化や環境保護にも役立つことから、欧州各地で再導入が始まっていますが、今回はドイツが置かれている現状をお伝えします。 ホームレス・ワールドカップ ソウル大会 楽しみ、世界と交流した!13年ぶり参加の日本チーム 地球市民 砲撃で娘3人と姪を失ったパレスチナ人医師 イゼルディン・アブラエーシュ博士 「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」と、パレスチナ人として初めてイスラエルの病院で働く医師となったイゼルディン・アブラエーシュ博士が来日。その半生を追ったドキュメンタリー映画『私は憎まない』が公開中です。今、世界に伝えたいメッセージを聞きました。 WORLD STREET NEWS 世界短信 国内記事 香山リカ むかわ町穂別診療所の四季・秋 連載記事 原発ウォッチ 東電、電気料金の値下げは困難 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 目的と結果は違う 雨宮処凛の活動日誌 袴田さん無罪判決と、「飯塚事件」の久間三千年さん 「ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理」 愛想がよくないと言われます ☆ いちじくのフレンチトースト ☆ 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 『ビッグイシュー台湾版』販売者 宋美鴻 FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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パンどろぼうとりんごかめん
¥1,540
☆店長のひと言 「りんごすきすきー。」 紹介 にわとり一家がいとなむコッコ農園へ、パンをとどけにやってきたパンどろぼう。 なにものかに農園があらされていることを知り、みまわりにでかけます。 「あ! のうえんを あらしているのは おまえたちだな!」 「うまそうなパンが あらわれたブヒ」「たべてやるブホ」 ピンチにおちいったパンどろぼう。そこに登場したのは―――? 最強にして最弱! たよれる(?)ニューヒロイン、参上! https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000015422.000007006.html 著者プロフィール 柴田 ケイコ (シバタ ケイコ) (著/文) 高知県生まれ。絵本作品に、「めがねこ」シリーズ(手紙社)、「しろくま」シリーズ(PHP研究所)、「パンどろぼう」シリーズ(KADOKAWA)などがある。 好きなパンはチーズパンと、チョコのついたツイストパン。 ISBN:978-4-04-115302-4 Cコード:8793 A4変型判32ページ 発行: KADOKAWA 初版年月日: 2024年9月11日
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折り紙キャッツ&ドッグス プレミアム
¥2,420
☆店長のひと言 「誰か折ったやつください。(犬で)」 内容紹介 世界中の折り紙作家が生み出したプレミアム折り紙シリーズ第2弾! 見た目は可愛いけど手順は可愛くない!? 簡単そうなのにめちゃ時間かかる!? 「つままれにゃんこ」「脱力猫」「ダルメシアン」「芝犬」など、 個性的で愛らしい、プレミアムな折り紙作品が集結。 従来の古典的な折り技法だけではおそらく生まれなかった、 新しい発想や構造、デザインの作品を集めた1冊です。 現代折り紙の真骨頂をぜひお楽しみください! https://www.socym.co.jp/book/1419 目次 ◆CONTENTS◆ 1 おすわりネコ Joisel Cat 2 のびをする猫 Stretching Cat 3 おねむなにゃんこ Sleepy Cat 4 魚をくわえた猫 Cat Catching Fish 5 ジョワゼルネコ Joisel Cat 6 白黒ねこ Black and White Cat 7 ペルシャ猫 Persian Cat 8 脱力猫 Lazy Cat 9 にゃんこ Purring Cat 10 つままれにゃんこ Naughty Cat 11 コーギー Corgi 12 アメリカンコッカースパニエル American Cocker Spaniel 13 チャウチャウ Chow Chow 14 ミニチュアシュナウザー Miniature Schnauzer 15 ヨークシャー Yorkshire Terrier 16 パピヨン Papillon 17 ボーダーコリー Border Collie 18 柴犬 Shiba-inu 19 日本犬 Japanese Dog 20 ゴールデンレトリバー Golden Retriever 21 フレンチブルドッグ French Bulldog 22 ダルメシアン Dalmatian 著者プロフィール 山口 真 (ヤマグチ マコト) (著/文) 1944 年、東京生まれ。日本折紙協会事務局員を経て折り紙作家として活躍中。1989 年設立した折り紙専門のギャラリー「おりがみはうす」を拠点に若手作家の育成、海外の折り紙団体や作家との精力的な交流を行っている。 日本折紙学会事務局長。OrigamiUSA 永久会員、British Origami Society 会員、韓国折紙協会名誉会員。日本折紙学会顧問、機関誌『折紙探偵団マガジン』元編集長。 著書は『決定版! 日本のおりがみ12 か月』(ナツメ社)、『1 年中楽しめる 花の折り紙』(日本ヴォーグ社)、『写真でわかる 決定版 おりがみ大百科』(西東社)、『たのしい折り紙全集』(主婦と生活社)、『1 年中飾れるかわいい折り紙オーナメント』『折り紙ドラゴンズ プレミアム』(ソシム)など、150 冊を超える。 ISBN:978-4-8026-1419-1 Cコード:0076 B5判224ページ 発行: ソシム 発売日: 2023年6月22日
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夜明けを待つ
¥1,980
紹介 生と死を見つめ続けてきたノンフィクション作家の原点がここに! 私たちは10年という長い年月を、とことん「死」に向き合って生きてきた。 しかし、その果てにつかみとったのは、「死」の実相ではない。 そこに見えたのは、ただ「生きていくこと」の意味だ。 親は死してまで、子に大切なことを教えてくれる。 (第1章「『死』が教えてくれること」より) 家族、病、看取り、移民、宗教……。 小さき声に寄り添うことで、大きなものが見えてくる。 『エンジェルフライト』『紙つなげ!』『エンド・オブ・ライフ』『ボーダー』……。 読む者の心を揺さぶる数々のノンフィクションの原点は、 佐々涼子の人生そのものにあった。 ここ10年に書き溜めてきたエッセイとルポルタージュから厳選! 著者初の作品集。 (目次より抜粋) 第1章 エッセイ 「死」が教えてくれること 夜明けのタクシー 体はぜんぶ知っている 今宵は空の旅を 命は形を変えて この世の通路 幸福への意思 もう待たなくていい ダイエット ハノイの女たち 未来は未定 夜明けを待つ 痛みの戒め 柿の色 ひろちゃん 和製フォレスト・ガンプ 誰にもわからない トンネルの中 スーツケース 梅酒 ばあばの手作り餃子 縁は異なもの 第2章 ルポルタージュ ダブルリミテッド1 サバイバル・ジャパニーズ ダブルリミテッド2 看取りのことば ダブルリミテッド3 移動する子どもたち ダブルリミテッド4 言葉は単なる道具ではない 会えない旅 禅はひとつ先の未来を予言するか 悟らない オウム以外の人々 遅効性のくすり 佐々涼子(ささ りょうこ) ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。日本語教師を経てフリーライターに。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス!第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞などに、2020年の『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)は、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020年 ノンフィクション本大賞に輝いた。他の著書に『ボーダー 移民と難民』(集英社インターナショナル)など。 2024年9月、悪性脳腫瘍のため横浜市戸塚区の自宅で死去。56歳没 ISBN:978-4-7976-7438-5 Cコード:0095 四六判 272ページ 発行: 集英社インターナショナル 発売日: 2023年11月24日
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辺境のラッパーたち ~立ち上がる「声の民族誌」~
¥3,520
☆店長のひとラップ HEY YO, 魂抜かれたヒップホップ HEN-KYO de rap survive 他人(ひと)のせいにすんなリスナー 声なき声ひろえ Listen Now! 紹介 ラッパーのことばに耳をすませば、世界のリアルが見えてくる。 戦火が絶えないガザやウクライナで、弾圧が続くチベットやイランで、格差にあえぐモンゴルやインドで、海の端の日本で――。アメリカで生まれたヒップホップ文化、なかでもラップミュージックは世界に広がり、「辺境」に生きる者たちは声なき声をリリックに託す。現代社会の歪みを鮮やかに映し出す、世界各地のラッパーたちの声を幅広い執筆陣が紹介する。ラッパー、ダースレイダー、ハンガー(GAGLE)のインタビューも収録。 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3935 著者 [編者]島村一平(しまむら・いっぺい) 国立民族学博物館人類文明誌研究部教授。文化人類学・モンゴル研究専攻。博士(文学)。早稲田大学法学部卒業後、テレビ番組制作会社に就職。取材で訪れたモンゴルに魅せられ制作会社を退社、モンゴルへ留学する。モンゴル国立大学大学院修士課程修了(民族学専攻)。日本に帰国後、総合研究大学院大学博士後期課程に入学。同大学院を単位取得退学後、国立民族学博物館講師(研究機関研究員)、滋賀県立大学人間文化学部准教授等を経て現職。著書に『憑依と抵抗——現代モンゴルにおける宗教とナショナリズム』(晶文社)、『ヒップホップ・モンゴリア——韻がつむぐ人類学』(青土社)、『増殖するシャーマン——モンゴル・ブリヤートのシャーマニズムとエスニシティ』(春風社)など多数。 (青土社ホームページより) ISBN:978-4-7917-7654-2 Cコード:0039 四六判544ページ 発行: 青土社 発売日: 2024年6月26日
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ビッグイシュー489号
¥450
☆店長のひと言 「農村が荒廃しているのに都会のビルの屋上を畑にしてもねぇ…、なんて思ってしまってすみません!」 【内容紹介】 特集 幸せのアーバンファーミング 駅前に、ビルの屋上に畑が生まれています。街で農的なライフスタイルを楽しむ「アーバンファーミング」の風景です。 世界を見渡せば、ドイツのクラインガルテン(小さな庭)では約500万人が野菜を育て、2020年、パリでサッカー場2つの広さを持つ屋上農園「ナチュール・ユーベンヌ」が誕生。 日本では20 年4月、緊急事態宣言の発令後、庭やベランダ、市民農園で野菜を育てる人が急増したといいます。 コロナ禍の中、東京を食べられる森にしよう!と「Tokyo Urban Farming」(近藤ヒデノリさん・博報堂UNIVERSITY of CREATIVITYフィールドディレクター)が発足。小田急線・下北沢駅の南西口付近の「シモキタのはら広場」などを一般社団法人「シモキタ園藝部」(関橋知己さん・代表理事)が運営。神戸市兵庫区・平野展望公園の一角には、誰でも収穫できる果樹や野菜などを育てる「平野コープ農園」(井上磨子さん・代表)。川沿いの遊歩道に「渋谷リバーストリートファーム」など、渋谷で3ヵ所のコミュニティファームを運営するNPO法人「URBAN FARMERS CLUB」(小倉崇さん・代表理事)。アーバンファーミングの実践者、4人の方に話を聞きました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー ピーター・バラカン ブロードキャスターとして、良質の音楽を紹介するDJや、ドキュメンタリー番組の司会などを務めてきたピーター・バラカンさん。来日して50年の今年、自身がキュレーターを務める音楽フェス「LIVE MAGIC!」にかける思いや世界の情勢などを語ります。同じくラジオDJの浅井博章さんがインタビュー。 リレーインタビュー・私の分岐点アイドル 和田彩花さん “ 妹たち” を苦しめないため、何ができるか アイドルの労働環境、真剣に考え始めた 国際記事 スーダン 避難民1090万人を生み出した“最悪の危機” WORLD STREET NEWS 世界短信 連載記事 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 鮒侍男から平目男へ コミック マムアンちゃん ウィスット・ポンニミット ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理 目標に向けて時間を作るには? ☆ ギョニ・ボー & チクワ・ボー ☆ 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ 歌うザトウクジラ 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく スウェーデン『ファクトゥム』 ラッセ 監督インタビュー 『拳と祈り — 袴田巖の生涯—』笠井千晶 監督 表現する人 費やした時間が糸の厚みとして見える 「刺繍」 宮田彩加さん FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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なぜ少年は聖剣を手にし、死神は歌い踊るのか
¥2,090
☆店長のひと言 「私、こんな本ばかり読んで遊んで暮らしたいんです、ホントは。」 内容紹介 映画、マンガ、アニメ、音楽、ゲーム、ラノベを学問する方法! ありとあらゆる場面で私たちは漫画を読み、ゲームをし、アニメや映画を鑑賞しています。この本は、それらを「学問」としてより深く知りたい、考えたいとあなたが思ったときに――ポップカルチャーと神話をめぐる学びの旅に出たいとあなたが思ったそのときに――携えるアイテム、手に取る一冊として作りました。 扱うのは、米津玄師「死神」、『BLEACH』、東方Project、『サマータイムレンダ』、『呪術廻戦』、『鬼滅の刃』、怪奇漫画、『美少女戦士セーラームーン』、蜷川幸雄の舞台演出、『葬送のフリーレン』、『坂道のアポロン』、『君の名は。』、『ゴジラ』、神話と宗教リテラシー、「美しい国」のポップカルチャー、『進撃の巨人』、『ジャガーノート』他多数。 各章の冒頭には、「アプローチ方法」と「作品概要」を記し、どのような学問的な立場から、どのような分析視点から、それぞれの論者が作品にアプローチするかを示し、読解していく方法を丁寧に記しました。 物語は、読まれると同時に私たちの見る世界を形作り、息づきはじめたイメージは、あらたな枠組みを作りはじめる――。そんな物語とそこに現れる神話は、現代を生きる私たちにとって何なのでしょうか。 ポップカルチャーや神話について関心がある人はもちろん、レポートや卒論のような少し「真面目」な目的でポップカルチャーや神話、あるいはその両方の関係を考えたいという人に。 執筆は、植朗子、清川祥恵、南郷晃子、川村悠人、渡勇輝、木下資一、斎藤英喜、横道誠、木村武史、勝又泰洋、三村尚央、上月翔太、鈴村裕輔、庄子大亮、平藤喜久子、藤巻和宏、河野真太郎。 装画:いそにん(@isonin7777) 目次 はじめに [米津玄師「死神」×死神] 米津玄師「死神」考(南郷晃子) 一 はじめに/二 落語「死神」と米津玄師「死神」/三 落語「死神」のルーツ/四 日本における死神/五 死神の喜悦/六 終わりに [BLEACH×言葉] 死神たちは言葉を振るう――『BLEACH』と古代インドにおける言葉と詠唱 (川村悠人) 一 はじめに/二 『BLEACH』と古代インドにおける言葉/三 言葉の詠唱/四 おわりに― 古代と現代を繋ぐ「言葉」 [東方 Project×幻想] トポスとしての別世界――「東方 Project」の世界観と想像力(渡勇輝) 一 はじめに/二 データベースとしての東方/三 底流にある「神道」的世界/四 トポスとしての別世界/五 おわりに [コラム] 『サマータイムレンダ』の蛭子神――異形神の孤独と悲しみ(木下資一) [コラム] 「魔術師」として生きること(斎藤英喜) [鬼滅の刃×聖剣] 『鬼滅の刃』炭治郎に継承される「聖剣」――日輪刀と刀鍛冶の物語(植朗子) 一 はじめに/二 日輪刀と鬼殺隊の超自然的な力/三 竈門家と「日の呼吸」をつなぐ縁/四 継承される「聖剣」縁壱の日輪刀/五 「聖剣」と「英雄」のモティーフ/六 「聖剣」継承の助力者となる刀鍛冶たち/七 おわりに [怪奇マンガ×終末] 神話の原初的断片としての怪奇マンガ――ジャンル論的考察(横道誠) 一 聖俗×生理的な嫌悪感×狂気=戦慄+拙劣/二 日本怪奇マンガ小史/三 五つの作品に焦点を当てて/四 おわりに [美少女戦士セーラームーン×ブリコラージュ] 美少女戦士セーラームーン――ブリコラージュと神話・宗教・スピリチュアリティ・科学技術(木村武史) 一 はじめに/二 伝統的な神話素とモチーフの採用と転換/三 セーラー戦士の身体表象/四 コズミックな戦い/五 科学 /技術と神話・宗教の融合/六 結び [コラム] ローマ神話の「母と息子」――『コリオレイナス』にみる蜷川幸雄の階段の利用法(勝又泰洋) [葬送のフリーレン×記憶] 「英雄神話」の語り直しとしての『葬送のフリーレン』(三村尚央) 一 序/二 過去の模倣としての現在/三 「内なる心」を描く物語形式―叙事詩から小説へ/四 過去を思い出すことの重要性と危険性/五 「魔法」と「言葉」―自身の「外」と「内」の繋がりと断絶/六 結語 [坂道のアポロン×音楽] ジャズする神々、あるいは友人たち――『坂道のアポロン』における神話的イメージの重なり合い(上月翔太) 一 「坂道のアポロン」とは誰か/二 もうひとりの「アポロン」/三 呪いと憧れの神話的イメージの重なり/四 光の交流/五 アポロン的音楽とディオニュソス的音楽のマンガ表現/六 ジャズのマンガ表現/七 ケンカとしてのジャズ [君の名は。×彗星] 映画『君の名は。』に見出す「現代の神話」の可能性(鈴村裕輔) 一 はじめに/二 入れ替わる身体の神話性/三 水と彗星/四 彗星と大火/五 忘却と記憶/六 スペクタクルとしての災厄/七 おわりに [ゴジラ×怪獣] 「怪獣」の神話性――『ゴジラ』たちは何を表象するのか(庄子大亮) 一 はじめに/二 ゴジラ映画の展開/三 ゴジラが意味するもの―ゴジラと竜/四 「他者」としての怪獣/五 怪獣の多様な相貌/六 おわりに [コラム] ポップカルチャーから何を論じるのか(平藤喜久子) [コラム] 保守×愛国×神話――「美しい国」のポップカルチャー(藤巻和宏) [進撃の巨人×天地創造] 国造りと(反)成長の物語――『進撃の巨人』とポスト冷戦の私たち(河野真太郎) 一 はじめに/二 巨人の神話/三 戦後日本と『進撃の巨人』/四 グローバリゼーションと民族紛争、部族主義へ/五 反成長と不思議の国の巨人たち [ジャガーノート×ポスト・コロニアリズム] 暴走する運命――英米近代における「ジャガーノート」表象(清川祥恵) 一 序/二 「ジャガーノート」のエティモロジー/三 「狂気」の自覚/四 運命の糸/五 結論―暴走する世界の行方 あとがき(植 朗子) 執筆者プロフィール 著者プロフィール 神戸神話・神話学研究会 (コウベシンワシンワガクケンキュウカイ) (編) 神戸神話・神話学研究会(通称:神神神 Shin Shin Shin)は2018年に神戸大学の研究プロジェクトから派生して発足した研究会です。おもに近現代を研究対象として活動しています。 https://shin3ken.wordpress.com/ 植 朗子 (ウエ アキコ) (編) 神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート学術研究員。伝承文学(とくに怪異を語る「伝説」)。『鬼滅夜話 キャラクター論で読み解く『鬼滅の刃』』(扶桑社、二〇二一年)、『キャラクターたちの運命論―『岸辺露伴は動かない』から『鬼滅の刃』まで』(平凡社新書、二〇二三年)など。 清川 祥恵 (キヨカワ サチエ) (編) 佛教大学文学部講師、神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート連携フェロー。英文学・ユートピアニズム。「夜を生きるパンサーの子ら―映画『ブラックパンサー』における「神話」と「黒人の生(ブラック・ライヴズ)」」清川祥恵・南郷晃子・植朗子編『人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか―拡大する世界と〈地〉の物語』(文学通信、二〇二二年)、「英雄からスーパーヒーローへ―十九世紀以降の英米における「神話」利用」植朗子・南郷晃子・清川祥恵編『「神話」を近現代に問う』(勉誠出版、二〇一八年)など。 南郷 晃子 (ナンゴウ コウコ) (編) 桃山学院大学国際教養学部准教授、神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート連携フェロー。近世説話。「児島高徳の蓑姿―「近代」津山における歴史/物語の葛藤」清川祥恵・南郷晃子・植朗子編『人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか―拡大する世界と〈地〉の物語』(文学通信、二〇二二年)、「花の名を持つ女―むごく殺されるお菊、お花をめぐって」木村武史編『性愛と暴力の神話学』(晶文社、二〇二二年)、「奇談と武家家伝―雷になった松江藩家老について」東アジア恠異学会編『怪異学講義―王権・信仰・いとなみ』(勉誠出版、二〇二一年)など。 川村 悠人 (カワムラ ユウト) (著) ①広島大学大学院人間社会科学研究科准教授 ②古代中世インドの言語論、文学、神話 ③『ことばと呪力―ヴェーダ神話を解く』(晶文社、二〇二二年)、『神の名の語源学』(溪水社、二〇二一年) 渡 勇輝 (ワタリ ユウキ) (著) ①摂南大学非常勤講師 ②日本思想史 ③「「古」を幻視する―平田国学と柳田民俗学」(『現代思想 総特集:平田篤胤』二〇二三年一二月臨時増刊号)、「柳田国男と「平田派」の系譜―大国隆正と宮地厳夫に注目して」(山下久夫・斎藤英喜編『平田篤胤 狂信から共振へ』法藏館、二〇二三年)、「近代神道史のなかの「神道私見論争」―国民的「神道」論の出現」(『日本思想史学』五二号、二〇二〇年)など。 木下 資一 (キノシタ モトイチ) (著) ①神戸大学名誉教授 ②日本伝承文化論・日本説話文学 ③神戸説話研究会編『論集 中世・近世説話と説話集』(共著、和泉書院、二〇一四年)、神戸説話研究会編『続古事談注解』(共著、和泉書院、一九九四年)、新日本古典文学大系『宝物集 閑居友 比良山古人霊託』(共著、岩波書店、一九九三年) 斎藤 英喜 (サイトウ ヒデキ) (著) ①佛教大学歴史学部教授 ②神話思想史 ③『陰陽師たちの日本史』(角川新書、二〇二三年)、『読み替えられた日本書紀』(角川選書、二〇二〇年)、『折口信夫 神性を拡張する復活の喜び』(ミネルヴァ書房、二〇一九年)ほか。 横道 誠 (ヨコミチ マコト) (著) ①京都府立大学准教授 ②文学・当事者研究 ③『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房、二〇二三年)、『村上春樹研究―サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信、二〇二三年)、『みんな水の中―「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院、二〇二一年) 木村 武史 (キムラ タケシ) (著) ①筑波大学人文社会系教授 ②宗教学、アメリカ研究 ③『北米先住民族の宗教と神話の世界』(筑波大学出版会、二〇二二年)、『性愛と暴力の神話学』(編著、晶文社、二〇二二年)、『死の神話学』(編著、晶文社、二〇二四年)、その他多数。 勝又 泰洋 (カツマタ ヤスヒロ) (著) ①京都大学非常勤講師 ②西洋古典学 ③「ピロストラトス『テュアナのアポッローニオス』におけるサスペンスの技法」(『西洋古典論集』二六号、二〇二二年)、「アエネーアースのトゥルヌス殺害を振り返る―アーシュラ・K・ル=グウィン『ラーウィーニア』で描かれる『アエネーイス』の結末場面」(『待兼山論叢』五三号、二〇一九年)、「語り手の自己呈示と読み手の形成―読者を引き込む語りの仕掛け」(小池登・佐藤昇・木原志乃編『『英雄伝』の挑戦―新たなプルタルコス像に迫る』京都大学学術出版会、二〇一九年) 三村 尚央 (ミムラ タカヒロ) (著) ①千葉工業大学工学部教育センター教授 ②イギリス文学、記憶研究(memory studies) ③『「記憶」で読む『鬼滅の刃』』(小鳥遊書房、二〇二四年)、『カズオ・イシグロを読む』(水声社、二〇二二年)、『記憶と人文学』(小鳥遊書房、二〇二一年) 上月 翔太 (コウヅキ ショウタ) (著) ①愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室講師 ②西洋古典文学、高等教育論 ③『カリキュラムの編成』(玉川大学出版部、二〇二二年、分担執筆)、『西洋古代の地震』(京都大学学術出版会、二〇二一年、共訳)など。 鈴村 裕輔 (スズムラ ユウスケ) (著) ①名城大学外国語学部准教授 ②比較思想・政治史・比較文化 ③『政治家石橋湛山』(中央公論新社、二〇二三年)、『清沢満之における宗教哲学と社会』(法政大学出版局、二〇二二年)、“JoJo’s Bizarre Adventure and the Myth of the ‘Gentleman’: Cues from the Series’ ‘Phantom Blood’ and‘Battle Tendency’”(『名城大学外国語学部紀要』第七号、二〇二四年) 庄子 大亮 (ショウジ ダイスケ) (著) ①関西大学等非常勤講師 ②西洋文化史(神話の意味・継承・影響) ③『アトランティス=ムーの系譜学︱〈失われた大陸〉が映す近代日本』(講談社、二〇二二年)、『世界の見方が変わるギリシア・ローマ神話』(河出書房新社、二〇二二年)、『大洪水が神話になるとき︱人類と洪水 五〇〇〇年の精神史』(河出書房新社、二〇一七年) 平藤 喜久子 (ヒラフジ キクコ) (著) ①國學院大學神道文化学部教授 ②神話学 ③平藤喜久子・港千尋共編著『〈聖なるもの〉を撮る』(山川出版社、二〇二三年)、平藤喜久子『神話の歩き方』(集英社、二〇二二年)、平藤喜久子・櫻井義秀共編著『現代社会を宗教文化で読み解く 比較と歴史からの接近』(ミネルヴァ書房、二〇二二年) 藤巻 和宏 (フジマキ カズヒロ) (著) ①近畿大学文芸学部教授 ②日本古典文学 ③『聖なる珠の物語―空海・聖地・如意宝珠―』(平凡社、二〇一七年)、『近代学問の起源と編成』(井田太郎との共編著、勉誠出版、二〇一四年) 河野 真太郎 (コウノ シンタロウ) (著) ①専修大学国際コミュニケーション学部教授 ②イギリス文学・文化、ジェンダーとカルチュラル・スタディーズ ③『正義はどこへ行くのか─映画・アニメで読み解く「ヒーロー」』(集英社新書、二〇二三年)、『はたらく物語─マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える8章』(笠間書院、二〇二三年)、『増補 戦う姫、働く少女』(ちくま文庫、二〇二三年)など。 ISBN:978-4-86766-066-9 Cコード:0070 A5判288ページ 発行: 文学通信 初版年月日: 2024年9月30日
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きゅうしょくたべにきました
¥1,650
☆店長のひと言 「給食無償化してもメニューが貧相になったら鬼も食べに来ないぞ!」 紹介 ■子どもたちの勇気とアイディアに胸がアツくなるユーモア絵本! 「愛おしさ、怖さ、微笑ましさ、爽快感。絵の中に全部があります」 (『大ピンチずかん』『しごとば』作者・鈴木のりたけ) * ピュウ~ッ! 「あーっ!!」 つよい かぜが ふいて、きゅうしょくの こんだてひょうが とばされてしまいました。うけとったのは くもの うえで くらす こおにたち。 「シチュー……。よだれが でそうな なまえだ」 「よし!」 こおにたちは、きゅうしょくを たべに しょうがっこうへ いくことにしました。 みんなの きゅうしょくが だいピンチ! こおにたちから きゅうしょくを とりもどせるの!? https://www.kadokawa.co.jp/product/322303000738/ 著者プロフィール シゲリ カツヒコ (シゲリ カツヒコ) (著/文) 1962年生まれ。岐阜県各務原市出身。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、フリーのイラストレーターとして装画などを手がける。『カミナリこぞうがふってきた』(ポプラ社)で絵本デビュー。細部までとことん描写する緻密なタッチと奇想天外なストーリー展開で絵本ファンを魅了する。2018年『大名行列』(小学館)で小学館児童出版文化賞を受賞。他の絵本作品に『だれのパンツ?』『なわとびょ~ん』(KADOKAWA)、『かぜがつよいひ』(作・昼田弥子/くもん出版)などがある。 ISBN:978-4-04-113858-8 Cコード:8793 A4変型判32ページ 発行: KADOKAWA 初版年月日: 2024年4月24日
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犬ずもう
¥1,980
☆店長のひと言 「あなたが本当の犬好きなら、タイトルだけで押し出されているはずですよ?」 紹介 「犬ずもう」とは、仲良しの犬がはげしくじゃれあう遊びのこと。別名は「わんプロ(わんわんプロレスごっこ)」 ふだんは、ペットとして飼い主の前で、愛らしくかわいい姿をしていますが、犬ずもうの時だけは、いにしえの野生をちょっぴりかいまみせることがあります。 この絵本では、多種多様な犬たちが、犬ずもうをとり、大地をかけぬけます。 「おやつは?」とせがむかわいらしい姿も、犬ずもうで見せる雄々しい姿も、どちらも犬なのです。 版元から一言 『しらすどん』で鮮烈なデビューを飾った、最勝寺朋子さんのデビュー2作目の絵本です。 なかのよい犬たちのじゃれあう姿を大相撲ならぬ犬相撲と言うそうです。 作者は、本物の大相撲を取材し、犬たちの相撲を描きました。 また、じゃれあう犬同士のおすもうの姿を見ていて、ふと野生を感じたようです。 そんな姿から、人間にとって素敵なパートナーである犬たちの本当の姿はどっちなのか、と思います。また、犬にとっての幸せとは……? と、考えたりもするのです。 この絵本では、人間のパートナーとしての犬の姿と、野生にふと戻った時の姿を二つのタッチで描いています。 https://mekurumu.co.jp/books/pg5130292.html 著者プロフィール 最勝寺朋子 (サイショウジ トモコ) (作) 1989年神奈川県に生まれる。鳥取大学地域学部地域環境学科在籍中に絵本や童話の創作を開始。卒業後、6年間タウン紙の編集記者として地元を駆け回る。第31回(2014年度)日産 童話と絵本のグランプリ 童話の部で佳作。 食べる側が食べられる命を体験していくデビュー作『しらすどん』(岩崎書店、2021年)は第14回ようちえん絵本大賞理事長賞ほか、神奈川県、岩手県、埼玉県の推薦図書に選出された。川や海でのごみ拾いを通して海洋プラスチック問題を考える市民グループでも活動中。 ISBN:978-4-910543-08-6 Cコード:8793 A4変判32ページ 発行: めくるむ 初版年月日: 2023年11月1日
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パンどろぼう MOOK【特別付録】大容量ボディバッグ
¥2,585
☆店長のひと言 「えーっと、ぬす、じゃなくて買ったパンをここに入れて走りだそう!」 紹介 大人気絵本「パンどろぼう」付録つきMOOK最新刊は、ふわモフのパンどろぼうのワンポイント付きボディバッグ。 ペットボトルもミニ折りたたみ傘も入るたっぷりサイズがうれしい! 小腹がすいた時のおやつももちろん入ります。 背面にはファスナーのポケット付き、中にも仕切りがあるので、使い勝手抜群。 アシンメトリーの形もホワイトカラーもおしゃれです! パンどろぼうがもっと好きになるクイズなど豪華お楽しみ企画も満載の1冊。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/12093/ ISBN:978-4-04-897769-2 Cコード:9476 B5判16ページ 発行: KADOKAWA 初版年月日: 2024年10月2日
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天路の旅人
¥1,450
【中古 カバーに少し傷みあり(画像参照)】 (参考:定価: 2,400円+税) ☆店長のひと言 「本の厚みが旅の厚み」 紹介 「この稀有な旅人のことを、どうしても書きたい」。「旅」の真髄に迫る、九年ぶりの大型ノンフィクション。第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。 著者プロフィール 沢木 耕太郎 (サワキ コウタロウ) (著/文) さわきこうたろう 作家。 1947年、東京都生まれ。横浜国立大学卒業。79年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、85年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、93年『深夜特急第三便』でJTB紀行文学大賞、2003年それまでの作家活動に対して菊池寛賞、06年 『凍』で講談社ノンフィクション賞を受賞。近著に、短編小説集『あなたがいる場所』、エッセイ集『ポーカー・フェース』、児童書『月の少年』、絵本『わるいことがしたい!』などがある。 ISBN:978-4-10-327523-7 Cコード:0095 四六変型判576ページ 発行: 新潮社 初版年月日: 2022年10月25日
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ビッグイシュー488号
¥450
☆店長のひと言 「いくつになっても自信を持って続けられる何かが自分にあるだろうか。」 【内容紹介】 特集 「サピエンス減少」という未来 2008年、1億2808万4000人をピークに人口減少が始まった日本。国連の推計では2100年にはさらに7700万人まで減少するとしています。日本は、シャッター商店街や廃屋の増加などが象徴する、急速な少子高齢化と人口減少に直面し、国・地域レベルでも人口減少をいかに止めるかという議論が行われてきました。 しかし日本だけでなく、「ヨーロッパはすでに2020年頃、アジアは2055年、ラテンアメリカ・カリブ諸国は 2056年頃にそれぞれ人口のピークを迎え、北米とオセアニアではなお人口が増えますが、そのスピードが鈍化。一方、人口増加が続くサハラ砂漠以南のサブサハラ・アフリカなど人口転換が遅れた地域も今世紀後半以降には人口減少に向かい、全体としての世界人口の長期の減少が始まる」と、原俊彦さん(札幌市立大学名誉教授/日本医療大学特任教授)は言います。人類史に刻まれるような人口転換であり、この人口減少は止められないとも。 私たちが持続可能なかたちで生きていくための課題、また、できることは何なのか? 原さんに話を聞きました。 TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー フジコ・ヘミング ピアニストとして国内外で活躍、大きな人気を誇ったフジコ・ヘミングさんが今年4月、永眠されました。昨夏、461号のスペシャル企画が、その肉声を伝える最後のインタビューとなりました。 命と平和について熱い愛を語ったフジコさん。最後まで現役のピアニストとして舞台に立った彼女の“奇蹟”を振り返り、今あらためて、その言葉の力を受け止めたいと思います。 リレーインタビュー・私の分岐点作家 鈴木みのりさん 半年間、ニューヨークに滞在する機会を得た。自分が評価される場所は一つではない 国際記事 オーストラリア。人間によって傷ついた野生動物をケア 何百万年もの間、大陸として孤立していたがゆえに、多種多様で魅力的な固有種の動物が数多く生息するオーストラリア。 野生動物を専門とするフォトジャーナリストのダグ・ギムシーは、その広大な大地で暮らす生きものたちを追いながら、彼らの生態に及ぼす人間の破壊行動にも警鐘を鳴らし続けています。 そんなギムシーが、野生動物の保護に向けてたゆまぬ努力を続け、日々奮闘するスペシャリストたちの姿をカメラに捉えました。 WORLD STREET NEWS 世界短信 連載記事 ふくしまから 浪江町・赤宇木で、自分たちの足跡を残す記録集 原発ウォッチ 原発新設に巨額の補助金 浜矩子の新ストリート・エコノミクス 2と4と9に思う 雨宮処凛の活動日誌 突然激しくなったクルド人ヘイト 「ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理」 体力も気力も低下気味です ☆ 海鮮ちらし ☆ 良原リエさん。台所にある野菜の根元や芯、種から“リボベジ” 台所にある野菜や果物をもう一度再生して食す“リボベジ(リボーン・ベジタブル/再生栽培)”を日常生活に取り入れている、音楽家の良原リエさん。 この秋に気軽に挑戦できるおすすめの野菜について話を聞きました。 読者のページ My Opinion 販売者に会いにゆく 『アプロポ』イオネラ・タマス 表現する人 いくらまりえさん。風や雨、コントロールできない一瞬が布に軌跡を描く FROM EDITORIAL 編集後記 (ビッグイシュー日本HPより抜粋)
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あらゆることは今起こる (シリーズケアをひらく)
¥2,200
☆店長のひと言 「事実は小説よりも木なり。」 紹介 眠い、疲れる、固まる、話が飛ぶ、カビを培養する。それは脳が励ましの歌を歌ってくれないから?――ADHDと診断された小説家は、薬を飲むと「36年ぶりに目が覚めた」。私は私の身体しか体験できない。にしても自分の内側でいったい何が起こっているのか。「ある場所の過去と今。誰かの記憶と経験。出来事をめぐる複数からの視点。それは私の小説そのもの」と語る著者の日常生活やいかに。SFじゃない並行世界報告! 著者プロフィール 柴崎友香(しばさき・ともか) 1973年、大阪府生まれ、東京都在住。大阪府立大学卒業。1999年「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」が文藝別冊に掲載されデビュー。2007年『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞、咲くやこの花賞を受賞。2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。その他に『パノララ』『千の扉』『百年と一日』ほか、エッセイに『よう知らんけど日記』など、著書多数。 ISBN:978-4-260-05694-6 Cコード:3347 A5判304ページ 発行:医学書院 書店発売日: 2024年5月13日
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子どもたちへ、今こそ伝える戦争
¥1,000
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,800円+税) ☆店長のひと言 「子どもは戦争に対して受け身でいるしかないということを改めて思い知らされます。」 紹介 この本は、子どもから子どもへのメッセージです。 戦争を日常とした当時の子どもたちから、現代の子どもたちへ、その暮らしと思いが19人それぞれの視点で描かれています。 日々子どもに伝える仕事をしている作家たちによる自分自身の話は、戦争の話をはじめて読むお子さんにも伝わりやすいことでしょう。 小学生のお子さんたちは、ご家族に戦争体験者がいない人が多いと思います。 ぜひご家族でもお読みください。巻末には用語解説、地図、年表などを載せました。 ひとりずつのお話は短く、イラストも入り、読み進めやすくなっています。 戦争の体験は、子どもの本の作家19人のその後の人生に大きな影響を与え、強く生きていく動機になり、表現する仕事を選ばせたと感じます。 子どもの生きる力の素晴らしさ、そして、子どもの心に刻まれる戦争の痕跡の大きさをさまざな視点から伝える1冊です。 著者……長 新太、和歌山 静子、那須 正幹、長野 ヒデ子、おぼ まこと、 立原 えりか、田島 征三、山下 明生、いわむら かずお、三木 卓、 間所 ひさこ、今江 祥智、杉浦 範茂、那須田 稔、井上 洋介、 森山 京、かこ さとし、岡野 薫子、田畑 精一(敬称略) 解説……柳田邦男(ノンフィクション作家) *すべてかき下ろし(長 新太さんを除く) *すべての漢字にふりがなつき *小学3年生から ISBN:978-4-06-219626-0 Cコード:8036 A5判178ページ 発行: 講談社 発売日: 2015年7月17日
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「能力」の生きづらさをほぐす
¥1,980
【中古 裏表紙、帯にスレあり】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「女子力、人間力、免疫力、、、長州力。」 紹介 【発売たちまち重版!】 生きる力、リーダーシップ力、コミュ力… ◯◯力が、私たちを苦しめる。 組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵。 前職では「使えない」私が、現職では「優秀」に。 それって、本当に私の「能力」なの? 移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。 ガン闘病中の著者が、そのカラクリを教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、 他者とより良く生きるあり方を模索する。 目次 はじめに プロローグ 母さん、僕は仕事のできない、能力のないやつですか? 第1話 能力の乱高下 第2話 能力の化けの皮剝がし―教育社会学ことはじめ 第3話 不穏な「求める能力」―尖るのを止めた大学 第4話 能力の泥沼―誰も知らない本当の私 第5話 求ム、能力屋さん―人材開発業界の価値 第6話 爆売れ・リーダーシップ―「能力」が売れるカラクリ① 第7話 止まらぬ進化と深化―「能力」が売れるカラクリ② 第8話 問題はあなたのメンタル―能力開発の行き着く先 第9話 葛藤をなくさない―母から子へ エピローグ 母さん、ふつうでない私は幸せになれますか? 伴走者からの言葉 磯野真穂 おわりに 著者プロフィール 勅使川原 真衣 (テシガワラ マイ) (著) てしがわら・まい:1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。2017年に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、企業はもちろん、病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。 磯野 真穂 (イソノ マホ) (執筆伴走) いその・まほ:人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。2010年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。 著書に『なぜふつうに食べられないのか-―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、『他者と生きる』(集英社新書)、共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。本作では、著者の執筆に伴走し、言葉を寄せる。 訂正のお知らせ: 初版第1刷p105の5行目に訂正がございました。以下を修正いたします。 ×社会教育学者 → ○教育社会学者 ISBN:978-4-910534-02-2 Cコード:0095 四六判264ページ 発行: どく社 初版年月日: 2022年12月25日
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正岡子規スケッチ帖
¥924
☆店長のひと言 「病床にあって自己を保ち、且つ創造的でいられる人がこの世にどれだけいようか。」 紹介 「写生は多くモルヒネを飲みて後やる者と思へ」。子規の絵は味わいある描きぶりの奥に気魄が宿る。子規にとって絵を描くことは病床の慰めや楽しみ以上の、生きるよすがであった。最晩年の三か月に描き、『果物帖』『草花帖』『玩具帖』と題してまとめられた画帖をオールカラーで収録。漱石、鼠骨ら、子規の絵をめぐる文章を併載する。 目次 第一部 子規のスケッチ帖 『菓物帖』 『草花帖』 『玩具帖』 第二部 子規の絵画観 「明治二十九年の俳句界」より 画 『病牀六尺』より 明治三十五年八月六日条 八月九日条 八月二十三日条 八月二十四日条 第三部 子規の絵をめぐって 寒川鼠骨「子規居士の絵――「菓物帖と草花帖」」 寒川鼠骨「解説と回顧」 下村為山「子規氏の絵」 夏目漱石「子規の画」 解題 『玩具帖』について(平岡瑛二) 編者解説(復本一郎) 著者プロフィール 正岡 子規(マサオカ シキ) (著/文) 説明不要ですよね? 復本 一郎 (フクモト イチロウ) (著/文) 1943年、愛媛県宇和島市に生まれる。横浜市で育つ。早稲田大学第一文学部文学科国文学専修卒業。同大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程単位取得満期退学。福岡教育大学、静岡女子大学、静岡大学を経て、神奈川大学経営学部教授。現在、神奈川大学名誉教授。文学博士。『芭蕉における「さび」の構造』で窪田空穂賞受賞。また、俳句分野の功績に対して第9回横浜文学賞を受賞。『俳句と川柳』(講談社学術文庫)、『俳句とエロス』(講談社現代新書)『芭蕉歳時記』(講談社選書メチエ)、『芭蕉俳句16のキーワード』(NHKブックス)、『江戸俳句夜話』(NHKライブラリー)など著書多数。 ISBN:978-4-00-360047-4 Cコード:0171 204ページ 発行:岩波書店 初版年月日: 2024年5月15日
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パンどろぼう MOOK【特別付録】ぬいぐるみポーチパスケース
¥1,980
☆店長のひと言 「付録が可愛過ぎてどろぼうに注意★」 紹介 大人気絵本「パンどろぼう」初の付録つきMOOKが登場! フックがついているので、カバンにつけることも、お洋服にかけることも、自分でストラップをつけて首からぶら下げて使うことも自由自在です。 ちょっとしたグッズを入れられるポーチとパスケース機能もあるぬいぐるみ。 かわいいパンどろぼうといつも一緒にいられます! 特別ムックでは、パンどろぼう誕生秘話もわかる柴田ケイコスペシャルインタビューや、 原画披露のほか、パンどろぼうをさがせ、まちがいさがしなどのお楽しみページ、 地元高知名物「ぼうしパン」の人気店も紹介します。 著者プロフィール 柴田 ケイコ (シバタ ケイコ) (著/文) 高知県生まれ。イラストレーター、絵本作家。 2009年、第10回ノート展準大賞、『おいしそうなしろくま』(PHP研究所)で、第8回リブロ絵本大賞、第27回けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞、『あま~いしろくま』(PHP研究所)で、第28回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞を受賞。 その他の絵本作品に、『めがねこ』「めがねこのぼうけん」(以上、手紙社)、『ぽめちゃん』(白泉社)がある。 ISBN:978-4-04-897494-3 Cコード:9476 B5判16ページ 発行:KADOKAWA 発売日: 2022年12月07日