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子どもと一緒に覚えたい野鳥の名前
¥1,700
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,900円+税) ☆店長のひと言 「小ネタも含めて一緒に覚えられる一冊です」 内容紹介 市街地で見かける野鳥が分かる! 市街地でも気軽に見られる身近な野鳥の生態、特徴などを紹介するアート図鑑。鳴き方、居場所、間違えやすい野鳥も紹介。一目で分かるドングリとの比較による縮尺図と、野鳥の声をスマホで聞けるQRコード付き。野鳥の可愛い写真も満載! (マイルスタッフホームページより引用) 著者プロフィール 山崎宏(監修) 1971年静岡県生まれ 日本野鳥の会の嘱託研究員、専門学校講師などを経て特定非営利活動法人 ホールアース研究所代表理事 https://wens.gr.jp/ 加古川利彦(絵) 1968年 名古屋生まれ ボタニカルアート作家 全国各地で個展を開催 ISBN:978-4-295-40174-2 B5サイズ変型 フルカラー 発行:マイルスタッフ
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プロメテウスの火(始まりの本)
¥1,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価3,000円+税) ☆店長のひと言 「原子力の善悪だけで考えるとおかしくなるのでよろしく。」 紹介 ノーベル賞物理学者が原子力を中心に科学の「原罪」を説き、進むべき道を模索する。 目次 1 プロメテウスの火(暗い日の感想(一九五四) 人類と科学-畏怖と欲求の歴史(一九七二) 物質科学にひそむ原罪(一九七六) 科学と現代社会-問題提起(1975)) 2 原子力と科学者(科学と技術がもたらしたもの-原子力の発見(一九六九) 新たなモラルの創造に向けて-科学と人類(一九七五) パグウォッシュ会議の歴史(一九六二) 核抑止を超えて(湯川・朝永宣言)(1975)) 3 科学技術と国策(座談会 日本の原子力研究をどう進めるか(一九五四) 座談会 日本の原子力研究はどこまできたか(一九五四) 座談会 科学技術振興と科学の役割(一九五九)) 朝永 振一郎(著)、江沢 洋(編) ISBN:978-4-622-08354-2 271ページ 発行:みすず書房 初版年月日: 2012年6月
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障害者の傷、介助者の痛み
¥1,150
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,200円+税) ☆店長のひと言 「地域っていうか、みんな好きなところで生きていきたいよね。」 紹介 相模原障害者殺傷事件以前/以後をつなぐ、現場から組み上げたケア論の到達点。 介助するとはそもそもどういった経験か。「介助で食べていく」とはどういうことか。介助する人/される人が培ってきた〈つながり〉の技法とはいかなるものか。介助者として長年暮らしてきた著者が誘う、障害者と健常者がともに地域で暮らし続けるための必読書。 著者プロフィール 渡邉 琢 (ワタナベ タク) 1975年名古屋生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了(西洋哲学史専修)。2000年、日本自立生活センター(JCIL・京都)に介助者登録。2004年、JCILに就職。京都市における24時間介護保障の実現に尽力。2006年、仲間とともに「かりん燈~万人の所得保障を目指す介助者の会」を結成。現在、自立生活運動の事務局員、介助派遣部門のコーディネーター、ピープルファースト京都の支援者として活動中。著書に『介助者たちは、どう生きていくのか』(生活書院、2011年)。 ISBN:978-4-7917-7122-6 Cコード:0030 四六判350ページ 発行:青土社 発売日: 2018年12月11日
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わたしが誰かわからない : ヤングケアラーを探す旅
¥2,200
☆店長のひと言 「ヤングケアラー…、突然そう呼ばれた人の戸惑いを想像できないあなたへ。」 紹介 「ヤングケアラー」について取材をはじめた著者は、度重なる困難の果てに中断を余儀なくされた。一体ヤングケアラーとは誰なのか。世界をどのように感受していて、具体的に何に困っていているのか。取材はいつの間にか、自らの記憶をたぐり寄せる旅に変わっていた。ケアを成就できる主体とは、あらかじめ固まることを禁じられ、自他の境界を横断してしまう人ではないか――。著者はふたたび祈るように書きはじめた。 目次 はじめに 1 薄氷のような連帯 2 いちばん憎くて、いちばん愛している人 3 わたしが誰かわからない 4 わたしはなぜ書けないか 5 抱えきれない言葉の花束 6 固まることを禁じられた身体──ケア的主体とは何か 7 自己消滅と自己保存──水滴のように 8 犠牲と献身と生まれ変わり──自由へ おわりに 【著者略歴】 中村佑子(なかむら・ゆうこ) 1977年東京都生まれ。映像作家。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。哲学書房にて編集者を経たのち、2005年よりテレビマンユニオンに参加。映画作品に『はじまりの記憶 杉本博司』(2012年)、『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』(2015年)がある。主なテレビ演出作に、「幻の東京計画 ~首都にありえた3つの夢~」(NHK BSプレミアム、2014年)、「地球タクシー レイキャビク編」(NHK BS1、2018年)など。本書が初の著書となる。 ISBN:978-4-260-05441-6 Cコード:3347 A5判232ページ 発行:医学書院 発売日: 2023年11月20日
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障害があり女性であること : 生活史からみる生きづらさ
¥2,750
☆店長のひと言 「“弱者”のステレオタイプ化や専門と言う名の縦割りから脱するには。」 紹介 障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。 目次 第Ⅰ部 障害とジェンダーをめぐる困難 第Ⅱ部 ライフコースと性役割 第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点 著者プロフィール 土屋 葉 (ツチヤヨウ) (著/文 | 編集) 1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。著書『障害者家族を生きる』(勁草書房)、共著『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援』(生活書院)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに、『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(現代書館)がある。 ISBN:978-4-7684-3598-4 Cコード:0036 四六判320ページ 発行:現代書館 書店発売日: 2023年10月4日
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夜更かしの社会史
¥4,180
☆店長のひと言 「少々お高い本なのでよく眠れますよ!」 紹介 夜間も積極的に生産・消費をするようになり、不眠化した都市の活動。人びとはいかに夜を明かし、眠りについてどんな認識や習慣を生み出してきたか。夜の活用に対する志向や動き、安眠グッズ・睡眠学習器・眠気覚ましなどの商品の変遷を取り上げ、眠る/眠らないことの両方を同時に要請する産業社会の特性を追究。私たちの生活と睡眠の関係史に迫る。 目次 序章 安眠/不眠を欲望する社会…右田裕規 Ⅰ部 眠らない工場の出現―生産領域の不眠化 第一章 規範化する睡眠とロマン化する不眠―二〇世紀初頭における睡眠言説のマッピング―…近森高明 はじめに―「この俺の不眠」と「みんなの睡眠」 一 睡眠言説のマッピング―睡眠はいかに語られたか 二 規範化される睡眠―睡眠言説の構造分析 三 ロマン化される不眠―例外者の括り出し おわりに―現代に続く「よき睡眠」と「よき人生」のループ 第二章 「夜なべ」の近代史…右田裕規 はじめに 一 近世の夜業 二 村から都市への移行 三 照明技術の変化 四 夜業に対する社会的忌避の変化 おわりに 第三章 夜業と興奮剤の二〇世紀…―ヒロポンからコーヒーへ―…右田裕規 はじめに 一 近代興奮剤の略史 二 ヒロポンと「機械」 三 機械燃料のイメージ 四 ドリンク剤・コーヒーの「稀釈」 おわりに Ⅱ部 眠らない街の出現―消費領域の不眠化 第一章 夜の消費文化と商業照明…右田裕規 はじめに 一 一九世紀末の夜の東京 二 夜の消費文化の成長 三 商業照明のシンボル作用 四 戦時経済下の夜の東京 おわりに 第二章 盛り場と安眠妨害―夜間レジャー施設の営業音の問題化過程―…右田裕規 はじめに 一 カフェー征伐 二 都市住人の夜間騒音被害の実態 三 戦後の営業音規則 おわりに Ⅲ部 安眠を支えるモノたち―睡眠の商品化 第一章 寝床を電化する―「電気あんか」の技術社会史―…近森高明 はじめに―一枚の広告ポスターを読み解く 一 電気あんかの出現―大正・昭和初期 二 電気あんかの増殖―高度経済成長期 三 電気あんかの衰退―ポスト高度経済成長期 おわりに 第二章 時間の再魔術化と呪術的なモノの蘇り―「寝かしつけ」をめぐって―…竹内里欧 はじめに―「睡眠中学習」から「睡眠後学習」へ 一 「睡眠力」の時代 二 「寝かしつけ」にまつわる新聞記事の言説 三 「寝かしつけ」に役立つとうたうモノの氾濫 四 時間にかんするアンビバレントな願望と願望に応えるモノたち おわりに―時間をめぐる「力」の奪還 Ⅳ部 眠りの人工的制御という夢―睡眠の資源化 第一章 覚醒と睡眠のあいだを生きる―坂口安吾の覚醒剤と睡眠薬―…西村大志 はじめに 一 規律・勤勉・集中 二 覚醒剤と過覚醒 三 睡眠薬と人工睡眠 四 意志 おわりに 第二章 夢の勉強法としての睡眠学習…井上義和 はじめに―一九八二年の「明け方のつぶやき」 一 睡眠学習への欲望 二 第一号機〈SLミラクル〉の誕生 三 睡眠学習器の仕組みとモデルチェンジ 四 空想科学小説と録音再生技術 五 「悪夢の洗脳法」か「夢の勉強法」か おわりに 終章 眠りのコントロールからマネジメントへ―二〇〇〇年代以降の睡眠言説―…近森高明 一 睡眠をめぐる「問題―解決」の転換 二 「質」へのフォーカス―「最高の睡眠」へ 三 可視化・数値化―スリープテックの世界 四 ライフハック化―「超一流」の誘惑 五 脱規範化と超管理化のゆくえ あとがき 著者プロフィール 右田 裕規 (ミギタ ヒロキ) (編集) 1973年、島根県に生まれる。1998年、京都大学文学部卒業。2004年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、山口大学時間学研究所准教授、博士(文学) ※2020年12月現在 【主要編著書】『天皇制と進化論』(青弓社、2009年)、「ラーメン史を「夜」から読む」(西村大志編『夜食の文化誌』青弓社、2010年)、「近代都市民衆の天皇実写映画の鑑賞体験」(『新しい歴史学のために』294、2019年) ISBN:978-4-642-03931-4 Cコード:3036 A5判266ページ 発行:吉川弘文館 初版年月日: 2024年2月10日
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土偶を読む ー130年間解かれなかった縄文神話の謎ー
¥1,550
【中古 状態きれい 】 (参考:定価1,700円+税) ☆店長のひと言 「ど、土偶欲しい…!」 内容紹介 日本考古学史上最大の謎の一つがいま、解き明かされる。 土偶とは――「日本最古の神話」が刻み込まれた植物像であった! 「考古学×イコノロジー研究」から気鋭の研究者が 秘められた謎を読み解く、スリリングな最新研究書。 ・縄文時代に大量に作られた素焼きのフィギュア=「土偶」。 日本列島においては1万年以上前に出現し、2千年前に忽然とその姿を消した。 現代までに全国各地で2万点近くの土偶が発見されている。 ・一般的な土偶の正体として 「妊娠女性をかたどったもの」 「病気の身代わり」 「狩猟の成功を祈願する対象」 「宇宙人」…… などの説がこれまでに展開された。が、実はいずれも確証が得られていない。 ・本書では〈考古学の実証研究〉(データ)と 〈美術史学のイコノロジー研究〉(図像解釈学)によって ハート形土偶から縄文のビーナス、そして遮光器土偶まで 名だたる国内の「土偶の真実」を明らかにする。 そこには現代につながる縄文人たちの精神史が描かれていた。 日本、5000年の歴史。 現代人の心的ルーツを明らかにする人文書の新しい展開へ。 目次 はじめに 序章:人類学の冒険 第1章:土偶プロファイリング1 ハート形土偶 第2章:土偶プロファイリング2 合掌土偶 第3章:土偶プロファイリング3 椎塚土偶 第4章:土偶プロファイリング4 みみずく土偶 第5章:土偶プロファイリング5 星形土偶 第6章:土偶プロファイリング6 縄文のビーナス 第7章:土偶プロファイリング7 結髪土偶 第8章:土偶プロファイリング8 刺突文土偶 第9章:土偶プロファイリング9 遮光器土偶 第10章:土偶の解読を終えて おわりに 著者プロフィール 竹倉史人 (タケクラフミト) (著/文) 1976年東京生まれ。武蔵野美術大学映像学科中退を経て、東京大学教養学部文科III類に入学。 東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業後、フリーター、自営業、会社役員などを経験。 2019年東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程満期退学。 専門は宗教人類学。著書に『輪廻転生―<私>をつなぐ生まれ変わりの物語』(講談社現代新書、2015) ISBN 978-4-7949-7261-3 四六判 338頁 発行 晶文社 発売日 2021年4月27日
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土偶を読むを読む
¥2,200
☆店長のひと言 「土偶を読むを読むを読むを読むを読むを読むを読む、くらいまで行く頃には謎が解明されているでしょうか。」 紹介 「土偶の正体」は果たして本当に解き明かされたのか? 竹倉史人『土偶を読む』(晶文社)を大検証! 考古学の実証研究とイコノロジー研究を用いて、土偶は「植物」の姿をかたどった植物像という説を打ち出した本書は、NHKの朝の番組で大きく取り上げられ、養老孟司ほか、各界の著名人たちから絶賛の声が次々にあがり、ついに学術書を対象にした第43回サントリー学芸賞をも受賞。 「『専門家』という鎧をまとった人々のいうことは時にあてにならず、『これは〇〇学ではない』と批判する“研究者”ほど、その『○○学』さえ怪しいのが相場である。『専門知』への挑戦も、本書の問題提起の中核をなしている」(佐伯順子)と評された。 しかし、このような世間一般の評価と対照的に、『土偶を読む』は考古学界ではほとんど評価されていない。それは何故なのか。その理由と、『土偶を読む』で主張される「土偶の正体」、それに至る論証をていねいに検証する。 考古学の研究者たちは、今、何を研究し、何がわかって、何がわからないのか。専門家の役割とは一体なんなのか、専門知とはどこにあるのか。『土偶を読む』を検証・批判することで、さまざまな問題が見えてくる。本書は、縄文研究の現在位置を俯瞰し、土偶を読み、縄文時代を読む書でもある。 執筆は、望月昭秀、金子昭彦、小久保拓也、佐々木由香、菅豊、白鳥兄弟、松井実、山科哲、山田康弘、吉田泰幸(順不同)。 【『土偶を読む』の検証は、たとえれば雪かきに近い作業だ。本書を読み終える頃には少しだけその道が歩きやすくなっていることを願う。雪かきは重労働だ。しかし誰かがやらねばならない。(望月昭秀)…はじめにより】 目次 はじめに はたして本当に土偶の正体は解明されたのか? 検証 土偶を読む(望月昭秀) 1 カックウ(中空土偶)、合掌土偶――クリ 1‒1 カックウ(中空土偶) 全然そっくりじゃないカックウとクリ 恣意的な資料の選択の豊作 1‒2 合掌土偶 屈折像土偶あれこれ クリというメジャーフード 「イコノロジー×考古学」は正しいふれこみか? 2 ハート形土偶――オニグルミ 土偶の前後左右 クリやオニグルミの利用範囲と重なっていない土偶の方が圧倒的に少ない 3 山形土偶、ミミズク土偶、余山貝塚土偶――貝 3‒1 山形土偶 書を捨てよ、考古館へ行こう ハマグリと山形土偶の分布範囲 ハマグリとは関係のないところで山形土偶は出来上がる 3‒2 ミミズク土偶 山形土偶とミミズク土偶の中間は存在するが、ハマグリとイタボガキの中間は存在しない 髪型か貝殻か 食用利用されていないイタボガキ 貝の加工工場、中里貝塚 「世紀の発見」に成功した人類学者 3‒3 余山貝塚土偶 4 縄文のビーナス――トチノキ カモメラインという新たな分類 顔の造形について 顔よりも尻派 ほとんど重ならないトチノミ利用 5 結髪土偶、刺突文土偶――イネ、ヒエ 5‒1 結髪土偶 引用元に話を聞いてみる 結髪土偶はどうやって成立したか 5‒2 刺突文土偶 ヒエを栽培していた証拠もない 6 遮光器土偶――サトイモ 遮光器土偶の中心地点ではサトイモは 徐々に大きくなる遮光器土偶の目 縄文ルネサンス 自家中毒的な認知バイアス 7 土偶を読む図鑑 7‒1 縄文の女神 7‒2 仮面の女神 7‒3 始祖女神像(バンザイ土偶) 7‒4 三内丸山遺跡の大型板状土偶 7‒5 縄文くらら 検証まとめ 参考文献 「土偶とは何か?」の研究史(白鳥兄弟) 1 本稿の目的と内容 1‒1 土偶研究の「通説」 1‒2 本稿の内容 2‒1 第1期 明治期 ◎1868~1912年 2‒2 第2期 大正~昭和戦中期 ◎1912~1945年 2‒3 第3期 昭和戦後期 ◎1946~1988年 2‒4 第4期 平成期以降 ◎1989~2020年 3 まとめ 3‒1 各説の内容 3‒2 おわりに 参考文献 〈インタビュー〉今、縄文研究は?(山田康弘) 発想の面白さはある 批判で自由な議論はできなくなる? 民族誌と考古学との接続の問題 理化学で前進している考古学研究 人骨と土器でわかること 男性の世界観と女性の世界観 似ているということ つくりあげられた考古学者のイメージ 考古学の担い手たち 専門家の役割とは? 疲れてしまう取材 土偶研究の次のステップは 参考文献 物語の語り手を絶対に信用するな。だが私たちは信用してしまう(松井実) 参考文献 土偶は変化する。――合掌・「中空」土偶→遮光器土偶→結髪/刺突文土偶の型式編年(金子昭彦) はじめに 1 東北地方北部・縄文時代後期後半~晩期初めの土偶の変遷 2 遮光器土偶および関連土偶(東北北部・晩期前半土偶)の変遷 3 屈折像 B 類と結髪土偶の変遷 4 刺突文土偶の変遷 参考文献 植物と土偶を巡る考古対談(佐々木由香・小久保拓也・山科哲) 考古学会は閉鎖的で強権的? 日本考古学会は男性社会で、土偶は男性のおもちゃ? 土偶については誰も答えられない、何もわかっていない、そして土偶の専門家はいない? 専門知について 土偶を読むをどう読む? データの恣意性― クルミ、トチノキ、クリ、サトイモの痕跡をデータから考える イコノロジーという手法 型式学というものさし 考古学は学際的な研究から孤立しているのか 土偶って一体何? 土偶研究があり得るとすれば、その今後は? なぜ評価されたのか、その土壌を考える 参考文献 考古学・人類学の関係史と『土偶を読む』(吉田泰幸) 加速させる人類学、減速させる考古学 人類学者の説を吸収する考古学者たち 社会へも取り込まれる人類学者の縄文理解 二〇二〇年代の考古学の「叩かれ方」 たとえ「穴だらけ」でも 参考文献 実験:「ハート形土偶サトイモ説」(望月昭秀) ついに土偶の謎を解きました! ハート形土偶サトイモ説 雨乞いの儀式と土偶 『となりのトトロ』の雨乞いのシーン 実験(解読)を終えて 参考文献 知の「鑑定人」――専門知批判は専門知否定であってはならない(菅豊) はじめに 考古学者たちの冷たいあしらい 『土偶を読む』の評価にあらわれる専門知への疑念 専門家が言うことはあてにならない パブリック・アーケオロジーの知見 考古学者が『土偶を読む』に向き合わなかったいくつかの理由 知の「品質管理」 まとめ― 「ポスト真実時代」の専門知の役割 引用・参考文献 おわりに 感謝に次ぐ感謝 執筆者紹介 著者プロフィール 望月 昭秀 (モチヅキ アキヒデ) (編著) 『縄文ZINE』編集長。1972年、静岡県静岡市生まれ。ニルソンデザイン事務所代表。書籍の装丁や雑誌のデザインを主たる業務としながら、出来心で都会の縄文人のためのマガジン『縄文ZINE』を二〇一五年から発行し編集長をつとめる。著書に『縄文人に相談だ』(国書刊行会/文庫版は角川文庫)、『蓑虫放浪』(国書刊行会)、『縄文ZINE(土)』、『土から土器ができるまで/小さな土製品をつくる』(ニルソンデザイン事務所)など。現代の縄文ファン。 小久保拓也 (コクボ タクヤ) (著) 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館学芸員。1976年、埼玉県生まれ。同館での展示・史跡整備・世界遺産を担当。主な論文として「縄文時代の漆」『JOMON』7特定非営利活動法人 国際縄文学協会(2018)、「青森県における縄文時代墓の諸様相」『列島における縄文時代墓制の諸様相』縄文時代文化研究会(2019)、「土偶(青森県風張1遺跡出土)」『國華』1496國華編輯委員会(2018)、「是川石器時代遺跡での保存・活用、地域との協働」『文化遺産の世界』40 NPO法人文化遺産の世界(2022)がある。 山田 康弘 (ヤマダ ヤスヒロ) (著) 1967年、東京都生まれ。国立歴史民俗博物館教授を経て、東京都立大学人文社会学部教授。専門は先史学。縄文時代の墓制を中心に当時の社会構造・精神文化について研究を行う一方で、考古学と人類学を融合した研究分野の開拓を進めている。著書に『縄文人も恋をする! ?』(ビジネス社、2022)、『縄文時代の歴史』(講談社、2019)、『縄文時代の不思議と謎』(実業之日本社、2019)がある。 佐々木 由香 (ササキ ユカ) (著) 金沢大学古代文明・文化資源学研究所考古科学部門特任准教授。明治大学黒耀石研究センター客員研究員。主な著者に「縄文人の植物利用―新しい研究法からみえてきたこと―」工藤雄一郎・国立歴史民俗博物館編『ここまでわかった!縄文人の植物利用』新泉社(2014)、「植物資源利用からみた縄文文化の多様性」『縄文文化と学際研究のいま』雄山閣(2020)がある。 山科 哲 (ヤマシナ アキラ) (著) 1973年、北海道生まれ。茅野市尖石縄文考古館勤務。同館の企画展『ちっちゃい土器の奥深い世界』(2017年)、『あさばち 縄文人のうつわの作り分け』(2018年)、『背中から見る土偶』(2021年)などを通じて、これまであまり取り上げられなかった角度から資料を紹介、来館された方々にちょっとした新たな発見をしてもらいたいと思っている。主な論文「霧ヶ峰黒曜石原産地における黒曜石採掘と流通」(『移動と流通の縄文社会史』、雄山閣)がある。 白鳥兄弟 (ハクチョウキョウダイ) (著) 1971年、フィリピン生まれ。横浜ユーラシア文化館主任学芸員、東京都公認ヘブンアーティスト。専門は骨角器、特に銛頭など狩猟漁撈具。博物館で考古学の学芸員として勤務するかたわら、土偶マイムのパフォーマンスを行っている。主な著書に、横浜市歴史博物館監修『おにぎりの文化史』(河出書房新社、2019)がある。 松井 実 (マツイ ミノル) (著/文) 1988年、岐阜県岐阜市生まれ。東京都立産業技術大学院大学助教。専門は工業設計と文化進化としているが難しいことはわからない。千葉大学特任研究員、富士通デザイン、フリーランスウェブデベロッパーを経て現職。博士(工学)。https://xerroxcopy.github.io 金子 昭彦 (カネコ アキヒコ) (著) 1964年、静岡県生まれ。(公財)岩手県文化振興事業団岩手県立博物館学芸第三課長。専門は縄文時代・土偶。主な著書に「遮光器土偶」『縄文時代の考古学11心と信仰』(同成社、二2007)、『遮光器土偶と縄文社会』(同成社、2001)、編著に『月刊考古学ジャーナル』No.745「特集今日の土偶研究」(ニューサイエンス社、2020)がある。 吉田 泰幸 (ヨシダ ヤスユキ) (著) 1975年、愛知県生まれ。盛岡大学文学部社会文化学科准教授。専門は縄文考古学、縄文と現代、考古学の民族誌。主な論文に“Archaeological Practice and Social Movements: Ethnography of Jomon Archaeology and the Public”(共著 Journal of the International Center for、Cultural Resource Studies, Kanazawa University, Vol.2, 2016)、“Approaches to Experimental Pit House Reconstructions in the Japanese Central Highlands: Architectural History, Community Archaeology and Ethnology”(共著 EXARC Journal, 2021/4, 2021)がある。 菅 豊 (スガ ユタカ) (著) 1963年、長崎県生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。専門は民俗学。主な著書に『「新しい野の学問」の時代へ―知識生産と社会実践をつなぐために―』(岩波書店、2013)、『鷹将軍と鶴の味噌汁―江戸の鳥の美食学』(講談社、2021)、編著に『パブリック・ヒストリー入門―開かれた歴史学への挑戦―』(勉誠出版、2019、北條勝貴との共編著)がある。 関連リンク 『土偶を読むを読む』という書籍を出します。 - 縄文ZINE_note https://note.com/22jomon/n/na416aa91ba48 ISBN:978-4-86766-006-5 Cコード:0021 四六判432ページ 発行:文学通信 発売日: 2023年4月28日
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自閉症は津軽弁を話さない リターンズ 「ひとの気持ちがわかる」のメカニズム
¥1,100
☆店長のひと言 「話さないではなく話せないと思ってしまっていました。」 紹介 「自閉症の子って津軽弁話さないよね」妻の一言から調査は始まった。10年間の研究のすえ妻の正しさは証明され、この変わった研究は全国紙にも載る結果に。それから数年後、方言を話すようになった自閉症児が現れた――。多数者である私たちはどう方言を話すか、相手の意図をどう読み取っているか。そもそも「普通」の発達とは何かを問うことで、ことばの不思議から自閉スペクトラム症を捉えなおそうと試みる画期的ノンフィクション。 第I部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎 第1章 音声の絶対音感者 第2章 自閉症は熊本弁がわからない 第3章 人はどうやってことば遣いを選ぶのか――社会的関係性と心理的関係性 第4章 なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか 第5章 印象としての方言 第6章 意図とミラーニューロン――行為を見ることの意味 第7章 意図とコミュニケーション――目標とプランの読み取り 第8章 意図と協同作業――なぜ、意図を読むことが大切なのか 第9章 ルール間の葛藤――社会的ルールとオリジナルルール 第10章 社会的手がかりへの選好のパラドクス ――わからないから注意を向けないのか、注意を向けていないからわからないのか 第11章 伝わる情報、広がる情報――ミームの概念 第12章 共同注意と情報の共有 第13章 もしも自閉スペクトラム症の子が25人、定型発達の子が5人のクラスがあったら 第14章 おさらい 第II部 新たなる謎 第15章 方言を話すようになった自閉スペクトラム症 第16章 再び調査開始 第17章 ケースの実態 第18章 なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか ――社会的スキルの獲得と関係性の変化 第19章 自閉症は日本語を話さない 目次 第I部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎 第1章 音声の絶対音感者 第2章 自閉症は熊本弁がわからない 第3章 人はどうやってことば遣いを選ぶのか――社会的関係性と心理的関係性 第4章 なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか 第5章 印象としての方言 第6章 意図とミラーニューロン――行為を見ることの意味 第7章 意図とコミュニケーション――目標とプランの読み取り 第8章 意図と協同作業――なぜ、意図を読むことが大切なのか 第9章 ルール間の葛藤――社会的ルールとオリジナルルール 第10章 社会的手がかりへの選好のパラドクス ――わからないから注意を向けないのか、注意を向けていないからわからないのか 第11章 伝わる情報、広がる情報――ミームの概念 第12章 共同注意と情報の共有 第13章 もしも自閉スペクトラム症の子が25人、定型発達の子が5人のクラスがあったら 第14章 おさらい 第II部 新たなる謎 第15章 方言を話すようになった自閉スペクトラム症 第16章 再び調査開始 第17章 ケースの実態 第18章 なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか ――社会的スキルの獲得と関係性の変化 第19章 自閉症は日本語を話さない 著者プロフィール 松本 敏治 (マツモトトシハル) (著/文) 1957年生まれ。博士(教育学)。公認心理師、特別支援教育士スーパーバイザー、臨床発達心理士。1987年、北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1987~89年、稚内北星学園短期大学講師。89~91年、同助教授。91~2000年、室蘭工業大学助教授。00~03年、弘前大学助教授。03~16年9月、弘前大学教授。11~14年、弘前大学教育学部附属特別支援学校長。14~16年9月、弘前大学教育学部附属特別支援教育センター長。16年10月より、教育心理支援教室・研究所『ガジュマルつがる』代表。 ISBN:978-4-04-400781-2 Cコード:0147 文庫判272ページ 発行:KADOKAWA 初版年月日: 2023年8月25日
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町を住みこなす 超高齢社会の居場所づくり
¥350
【中古 状態きれい】 (参考:定価800円+税) ☆店長のひと言 「超高齢化は会議室で起きてるんじゃない。我が家で起きているんだ!」 紹介 人口減少社会における居住は、個人にも、地域にも、社会にも今や大問題。人びとが住まいに求めるものは、プライバシーであったり、近所づきあいだったり、長い人生のステージに合わせて、さまざまに変遷していくことに注目。懐の深い、居場所づくりのユニークな事例を多数紹介し、これからの住まいのあり方を考える。 目次 第1章 時間-人生のスパンで住宅を考える 町が住みこなせない 町の生態学 町の機能の多様化 第2章 家族-十家族十色の暮らし方 住まい方は家族それぞれ 近居の力 町の多様性が近居を可能にする 第3章 引越し-「Gターン」がつくる生活の薬箱 住み替えとゆるい定住 同じ町の中で移り住むこと-Gターン 町が「地元」になること) 第4章 居場所-町のあちこちに主感のある場を 仮設住宅から学ぶ 遠くの親戚よりも近くの他人 「町の居場所」はどこに? 第5章 町を居場所にするために-居場所で住まいと町をつなぐ 超高齢社会に求められる町とは 時間-町をゆっくりと成長させる 家族-多様な住宅を混ぜる 引越し-町の住宅双六を 居場所-近隣に頼るきっかけの場づくり) 著者プロフィール 大月 敏雄 (オオツキ トシオ) 東京大学准教授。 1991年、東京大学工学部建築学科卒業。1996年、同大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。横浜国立大学工学部建設学科助手。博士(工学)取得。2003年、東京理科大学工学部建築学科助教授を経て、現職に。主な著書に、『集合住宅の時間』(王国社)、『消えゆく同潤会アパートメント』(共編著、河出書房新社)、『2030年超高齢未来』(共著、東洋経済新報社)、『現代住宅研究の変遷と展望』(共著、丸善)など。 ISBN:978-4-00-431671-8 241ページ 発行:岩波書店 初版年月日: 2017年7月28日
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地域衰退
¥590
【中古 状態きれい】 (参考:定価800円+税) ☆店長のひと言 「衰退の理由を挙げても希望は生まれないの辛いね。」 紹介 なぜいつまで経っても地方に「景気回復の温かい風」は届かないのか。長野県須坂市、同県王滝村、群馬県南牧村などの事例を通して、製造業、リゾート、建設業等、基盤産業の衰退後に地域が辿ってきた「衰退のプロセス」を詳細に検証。国の「規模の経済」に基づいた政策誘導が逆に危機を深刻化させている実態を明らかにする。 目次 はじめに 「景気回復の温かい風」は届かない/新型コロナウイルスと地域/本書の構成 第1章 地域はどのくらい衰退したか 第1節 進む少子高齢化 人口減少と高齢化/労働力人口の減少 第2節 衰退を示す社会経済指標 商店数の減少/失業率の上昇/地方都市の衰退/課税対象所得の減少/病院数・医師数の減少/高等学校数の減少/増えたのは空き家/止まらない地域衰退 コラム1 ◆ 空き家問題と地方財政 第2章 衰退のメカニズム 第1節 製造業の衰退と「企業城下町」の終焉 製造業従業者数の減少/富士通の城下町だった須坂/一九七〇年代から九〇年代にかけての動き/「富士通城下町・須坂」の終焉/「城主」企業の縮小・撤退の影響 第2節 リゾート開発と自治体財政の危機 村営おんたけスキー場の衰退/町村合併からの「排除」/自治体財政健全化法と「財政危機」 第3節 単独事業への政策誘導と建設業の衰退 補助事業から単独事業へ/自治体の財政悪化と土木費の減少/建設業の立地状況と土木費削減の影響 コラム2 ◆ オーストラリアの地域衰退 第3章 衰退の「臨界点」 第1節 基盤産業を失った地域 山村のケース――群馬県南牧村の場合/旧産炭地のケース 第2節 サービス経済化と地域衰退 事業所サービス業の拡大/サービス業と大都市集中 第3節 社会保障給付が支える地域 医療・介護サービスの拡大/都道府県内でのサービス業の分布/社会保障が地域の産業構造を形づくる 第4節 「臨界点」はどこにあるのか なぜ衰退が止まらないのか/財政にも及ぶ衰退 コラム3 ◆ 「発展なき成長」 第4章 「規模の経済」的政策対応の問題点 第1節 農業の大規模化は農村の持続を困難にする 農業経営と「規模の経済」/農地の集積は進みつつある/大規模化でコストは削減されるのか/農業の大規模化が及ぼす悪影響/国連「家族農業の一〇年」 第2節 林業の規模拡大でも森林の荒廃は止まらない 森林経営管理制度の導入/市町村は森林を適正に管理できるか/森林環境税の導入とその配分/「意欲と能力のある林業経営者」と五〇年皆伐/「自伐型林業」という可能性 第3節 市町村合併は歳出の効率化をもたらさない 平成の大合併/経費の削減は実現したのか 第4節 大規模化は人口減少に対応できるのか 大きいことはいいことか?/小規模自治体が大半を占める可能性/「小規模」を前提に政策を組み立てる コラム4 ◆ 「密度の経済」 第5章 地域衰退をどう食い止めるか 第1節 人々が生きていくために必要な社会サービスを確保する 後期高齢者の減少と社会保障給付の減少/医療サービスを維持する 第2節 国による政策誘導をやめる 「地方創生」の問題点/政策誘導がもたらしたもの――リゾート開発の例 第3節 地域に産業を興す 容易ではない基盤産業の復活/「まちづくりの成功事例」は参考になるか?/地域における小水力発電の可能性/地方から都市に電気を売る/事業所サービスの「地産地消」 第4節 分権・分散型国家をつくる 「疎開」ではなく、「定着」を 参考文献一覧 おわりに 著者プロフィール 宮﨑雅人(みやざき まさと) 1978年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。博士(経済学)。現在、埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。専門は、財政学・地方財政論。著書―『自治体行動の政治経済学』(慶應義塾大学出版会、2018年)、『収縮経済下の公共政策』(四方理人・田中聡一郎との共編著、慶應義塾大学出版会、2018年)など。 (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-431864-4 Cコード:0236 新書判200ページ 発行:岩波書店 初版年月日: 2021年1月20日
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砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々
¥850
SOLD OUT
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,600円+税) ☆店長のひと言 「中身を読まなくても80’s感溢れるこのカバー。」 紹介 中森明菜「少女A」、チェッカーズ「哀しくてジェラシー」、郷ひろみ「2億4千万の瞳」、荻野目洋子「六本木純情派」…きらびやかな数々のヒット曲を彩った斬新な言葉たち。その時代を疾走した作詞家が回想する、80年代の輝ける日々。作詞家生活35周年記念出版。 目次 第一章 リトル・トウキョウ フリーのコピーライターだったぼくは、一度も歌詞なんて書いてことがなかった 高橋幸宏、沢田研二、河合夕子、アン・ルイス 第二章 LA VIE EN ROSE ぼくはファッション誌の編集者で、宝石みたいな新しい才能に毎日のように出会ったんだ 平山美紀、高橋睦郎、金子國義、鮎川誠、細野晴臣 第三章 MIDNIGHT DIAMOND ポップスのマエストロに、28歳のぼくは黄色いワーゲンに乗って会いに行った 大瀧詠一、ラッツ&スター、山下達郎、今野雄二 第四章 2億4千万の瞳 作曲家は「どうしても麻生麗二を探して来い」と言った。ぼくの作詞家生活は、そんな風にして本格的にスタートした 井上大輔、湯川れい子、鈴木雅之 第五章 少女A 初めての大ヒットが生まれるまでに、紆余曲折の過程がいろいろあったんだ 芹澤廣明、中森明菜、阿久悠、伊藤銀次 第六章 涙のリクエスト 彼らとともに同じ時代を駆け抜けたことを、ぼくは誇らしくも愛おしく思う チェッカーズ、筒美京平、稲垣潤一、河合奈保子 第七章 PURE GOLD 彼にあこがれ、彼に詞を書きたかった。初めて会ったその人は、やはり男が惚れる男だった 矢沢永吉 第八章 美貌の青空 彼の美意識、直感の正確さと、強烈な本能。その音楽のエロティシズムに、いつも圧倒されぼくは感動する 坂本龍一 第九章 MIND CIRCUS ぼくにしか書けない詞があることを、詞のムードと言葉の連なりが放つ匂いで、ぼくは確信した 中谷美紀、中村獅童 第十章 天国より野蛮 表現の世界も人の輪も、そして加速しながら広がっていく。 市川右近、市川猿之助 (朝日新聞出版ホームページより引用)) 著者プロフィール 売野 雅勇 (ウリノ マサオ) (著/文) 1951年生まれ。作詞家。上智大学文学部英文科卒。コピーライター、ファッション誌副編集長を経て、82年、中森明菜「少女A」の大ヒットにより作詞活動に専念。90年代以降は映画・演劇にも活躍の場を広げる。 ISBN:978-4-02-251407-3 Cコード:0095 四六判 244ページ 発行:朝日新聞出版 発売日: 2016年9月7日
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正しいパンツのたたみ方
¥350
【中古 状態きれい】 (参考:定価840円+税) ☆店長のひと言 「パンツのたたみ方から人生論が広がります。」 内容紹介 家庭科は,自分の暮らしを自分で整える力だけでなく,この社会の中で他者とともに生きていく力を育ててくれる教科だと実感した著者は,自ら専任教員となる.ご飯の作り方,お金とのつきあい方,時間の使い方など自立にあたってどんな知識や技術が必要か,10代の暮らしに沿って具体的にアドバイスする. 目次 はじめに 序章 家庭科を学ぶ意味 パンツのたたみ方に悩む男性に温かいアドバイスを/お互いの違いを知る教科/あなたは家庭科が好きですか? 1章 いま,生きているワタシ 目指せ! 弁当高校生/さわやかな朝の目覚めのために/朝ご飯が一日を変える/自立ってなんだろう?/勉強ってなんだろう?/副教科は強い味方! 2章 家族の中で生きる 家族って誰のこと?/家族のかたち/わたし的家族のボーダーライン/自分にとっての家族/家族の食卓/食事作りの宿題/家族の条件/「理想の結婚相手」で考える人間関係 3章 社会の中で生きている 働くということ/何のために働きますか/支え合って生きる/いろいろあるぞ,お金の問題/悪徳商法と消費者の問題/「なぜ,騙されたんだろう」/かしこい消費者になろう/働くっていうことは/アルバイトを始めてみると/お金はこわい!/経済的な自立/労働者としての権利/ワークライフバランス/老後のことはまだ早い?/100歳になった自分/もうひとつの感想/老後に備える/実習大好き!!/プロフェッショナルとパーソナル/パーソナルな技術がなぜ必要か 終章 ゆたかに生きるためのスキル あなたの遊びはどのレベル?/DVフリーの恋愛関係/メッセージを送り続ける/「依存でもなく「支配」でもなく/一人でいるのも楽しいけれど,二人でいるともっと楽しい おわりに 著者プロフィール 南野忠晴(みなみの ただはる) 1958年大阪府堺市生まれ.大阪府立高校英語科教員として13年間勤めながら,家庭科で教員採用試験を再受験.大阪府立高校で初の男性家庭科教員のひとりとなる.NHK教育テレビ高校講座「家庭総合」講師,「家庭科教員をめざす男の会」世話人.市民を対象とした「ジェンダー入門講座」や「生き方講座」など,講演会の講師としても活躍している.著書に『はじめて語るメンズリブ批評』(共著,東京書籍),『教育とはなんだ』(共著,筑摩書房)など. (岩波書店ホームページより引用) ISBN:978-4-00-500674-8 Cコード:0237 新書判224ページ 発行:岩波書店 発売日: 2011年2月18日
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ヤングでは終わらないヤングケアラー
¥1,910
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「ある日大人たちがやってきて、あなたは“ヤングケアラー”ですよと言って帰って行きました、、、にさせないために。」 内容紹介 閉じられそうな未来を拓く ヤングケアラー経験者で作業療法士、看護師になった立場から作業療法や環境調整、メンタルヘルスの視点、看護や精神分析、家族支援の視点を踏まえつつ、ヤングケアラーの現状とこれからについて分析・支援方策を提言。 CONTENTS Part1 ヤングケアラーの多様性を理解してほしい 幼少期・思春期・成人期から障がいがある当事者のきょうだい 他 Part2 ライフステージから考えるヤングケアラー 1)きょうだいケアラーの物理的、精神的苦労 2)きょうだいの人格の礎となる心理社会的成長と発達 3)きょうだいの進学・就労の選択肢 4)きょうだいの主体的な選択が認められ、新しい家庭を営む 5)きょうだいの人生の振り返りと親亡き後 Part3 ヤングケアラーへの調査動向と支援の取り組み 1)厚生労働省などの調査・研究・通知 2)ヤングケアラーに関する先進的な地方自治体の取り組み Part4 きょうだいヤングケアラー支援をすすめるために 1)ピアサポート(きょうだい会)の存在 2)親との関係性を再構築すること 3)きょうだい自身が自分を大切にするために 4)きょうだいが頼れる⁉ 既存の公的機関・相談機関 Part5 〈提言〉きょうだいヤングケアラーへの支援のために 1)地域に応じたヤングケアラーへの調査と啓発・支援体制の構築を 2)ピアサポート体制のあり方について 3)支援者がキーパーソンを限定せず、当事者の自立支援という視点をもつこと 4)福祉制度をよりわかりやすく使いやすく 5)きょうだいヤングケアラーの近くにいる大人への提言 (クリエイツかもがわホームページより引用) 著者プロフィール 木村諭志 看護師 参考)https://www.spu.ac.jp/academics/db/tabid334.html?pdid=333kimu 仲田海人 作業療法士 参考)https://kodomoshien.cfa.go.jp/young-carer/interview/ ISBN 978-4-86342-315-2 C0036 A5判・215ページ 発行 クリエイツかもがわ 発売年月 2021年10月
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支える,支えられる,支え合う
¥1,100
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,450円+税) ☆店長のひと言 「支える人もまた誰かに支えられているわけで。若者よ、遠慮はいらぬぞ。」 紹介 あなたの周りに誰かの助けを必要としている人はいますか? あなたは困ったことがあったら周りにSOSを出すことはできますか? サヘル・ローズさんが自らの体験をたどりながら、他者を思いやり、寄り添うことの大切さを伝えます。森山誉恵さん、慎泰俊さん、三好祐也さん、ブローハン聡さんなど、10代の居場所づくり、病気の子どもの教育など様々な支援に携わる方々の活動も紹介します。 目次 この本の内容 サヘル・ローズ 自分を大切にして、そしてまわりの人に目を向けて はじめに イランから日本へ 「違うこと」を否定しないで ランドセルの思い出 SOSを出せない これから出会うべき人がたくさんいる 気がついたら声をかけてあげて 自分の「色」を大切に 人と比べる必要はない いまの経験は、いつかだれかを助ける力になる 森山誉恵子 こどもたちの安心・安全な育ちを保障する 安心して過ごせる場所はどこ? 親の経済状況で環境が変わる? 学習ボランティアで感じたことは 支援の仕組みからこぼれ落ちる子どもたち 10代のための相談サイトMex(ミークス) 自分の好きなことをして過ごせる居場所「3(さん)」 一人で抱え込まないでいいんだよ 【コラム1】 あなたに居場所はありますか? 慎泰俊 だれにでも平等にチャンスのある世の中にしたい お金のサービスの支援活動 200万人以上の子どもたちにサービスを届ける なぜこういう活動をはじめたの? だれもが同じようにチャレンジできる社会 小さなことから変えられる 日々の積み重ね 【コラム2】 開発途上国の子どもたち 三好祐也 病気を抱えていても自分らしくいられるように 何で自分だけ? 入院している子どもたちが勉強できるように みんなと一緒に勉強したい 退院してからも支援が必要 友達が車いすを押してくれた 友達とのつながりが大切 「伝える努力」と「休む勇気」 【コラム3】 病気を抱える子ども達はどうやって勉強している? ブローハン聡 自分で生き方を選べることの大切さ 継父の暴力におびえる日々 小学校時代 はじめて安心して眠ることができた 母が誇れるような生き方をしよう 親友に打ち明けた時の反応 〈自分という「資格」〉を取ろう 当事者としての活動 閉じた世界から抜け出して広い世界を知った 【コラム4】 虐待について 支え合うための本棚 著者プロフィール サヘル・ローズ (サヘル・ローズ) (著/文) 俳優・タレント 1985年イラン生まれ。幼少時代はイランの孤児院で生活し、7歳のときにフローラ・ジャスミンの養女として引き取られる。8歳で養母とともに来日。高校時代に受けたラジオ局J-WAVEのオーディションに合格して芸能活動を始める。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し舞台にも立つ。 また芸能活動以外で、国際人権NGOの「すべての子どもに家庭を」の活動では親善大使を務めていた。私的にも援助活動を続け、公私にわたる福祉活動が評価され、アメリカで人権活動家賞を受賞。著書には『戦場から女優へ』(文藝春秋)、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏との共著で写真詩集『あなたと、わたし』(日本写真企画)がある。 ISBN:978-4-00-027242-1 Cコード:0336 B6判126ページ 発行:岩波書店 初版年月日: 2021年11月26日
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リハビリの夜 (シリ−ズケアをひらく)
¥1,720
【中古 表紙に小さな傷あり】 (参考:定価2,000円+税) ☆店長のひと言 「障害や病気には、自分の感覚を相手に伝えられない(共有できない)壁があるが、筆者はそれを星野源もヤバがる言語化で超えていく。」 内容紹介 現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを全身全霊で語り尽くし、リハビリテーションを根底から定義しなおす驚愕の書。 はじめに 序章 リハビリキャンプ 第一章 脳性まひという体験 1 脳内バーチャルリアリティ 2 緊張しやすい体 3 折りたたみナイフ現象の快楽 4 動きを取り込み、人をあやつる 第二章 トレイナーとトレイニー 1 ほどかれる体 2 まなざされる体 3 見捨てられる体 4 心への介入が体をこわばらせる 5 体への介入が暴力へと転じるとき 6 女子大生トレイナーとの「ランバダ」 第三章 リハビリの夜 1 夕暮れ 2 歩かない子の部屋 3 歩く子の部屋 4 女風呂 5 自慰にふける少年 第四章 耽り 1 対比に萌える 2 取り込めないセックス 3 規範・緊張・官能 4 打たれる少女 第五章 動きの誕生 1 モノと作り上げる動き 2 人と作り上げる動き 3 「大枠の目標設定」が重要な理由 4 世界に注ぐまなざしの共有 5 助け合いから暴力へ 第六章 隙間に「自由」が宿る-もうひとつの発達論 1 両生類と爬虫類の中間くらい? 2 便意という他者 3 身体に救われる 4 むすんでひらいてつながって 5 衰えに向けて 注 文献 あとがき (医学書院ホームページより引用) ISBN:978-4-260-01004-7 A5判 264ページ 発行:医学書院 初版年月日: 2009年12月1日
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パワハラ問題 アウトの基準から対策まで
¥410
【中古 状態きれい】 (参考:定価800円+税) ☆店長のひと言 「ハラスメントは法律だけ理解しても減らないところが難しいですが、もはや知らなかったでは済まされないのもまた事実。」 紹介 被害者になったら……加害者だと言われたら……。1000件以上のハラスメント相談を受けてきた弁護士が、パワハラ防止法を徹底解説したうえで、予防策や危機管理、過去の裁判例まで詳述。全組織人必読の書。 目次 まえがき 第1章 まず基礎知識から 第2章 ウィズコロナ時代のハラスメント 第3章 アウトとセーフの事例を理解する 第4章 パワハラ防止法の徹底解剖 第5章 国家公務員と地方公務員の職場はどうなるか 第6章 経営者と管理職は何をすればよいのか 第7章 パワハラ経営者、管理職にならないために 第8章 グレーゾーンをこわがらない方法 第9章 問題化した場合のリカバリー 第10章 管理職が被害者になるとき 第11章 問題集:あなたならどう動くか ケース1 【なぜオレがパワハラ上司に】/ケース2 【一生懸命指導しているのに】/ケース3 【グレーの場合】/ケース4 【無意識パワハラ】/ケース5 【内容証明が来た】/ケース6 【パワハラを見たとき】/ケース7 【カスタマー・パワハラ】/ケース8 【最悪の結果】 現場で役立つ最新パワハラ判決30選 1 パワハラを認めた判決例 2 パワハラを認めなかった判決例 あとがき 主要な参考文献 専門家による相談窓口 著者プロフィール 井口 博 (イグチ ヒロシ) 弁護士。元裁判官。ジョージタウン大学ロースクール大学院修了。 ISBN:978-4-10-610878-5 Cコード:0234 新書判256ページ 発行:新潮社 初版年月日: 2020年10月20日
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奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか
¥1,980
☆店長のひと言 「実際消されたかどうかは置いといてだけど、特に初めの頃にはさんざん世話になっておいてさ、みんなちゃんとお礼くらい言った??」 紹介 「嫌われたって、やるしかないんだ」 尾身茂、押谷仁、西浦博ー感染症専門家たちは、コロナ渦3年間、国家の命運を託された。彼らは何と闘い、なぜ放逐されたのか?政権と世論に翻弄されながら危機と戦った感染症専門家の悲劇! 小学館ノンフィクション賞大賞受賞の気鋭ライターの弩級ノンフィクション 著者プロフィール 広野 真嗣 (ヒロノ シンジ) (著/文) 1975年、東京都生まれ。慶応義塾大法学部卒。神戸新聞記者を経て、猪瀬直樹事務所のスタッフとなり、2015年10月よりフリーに。17年に『消された信仰』(小学館)で第24回小学館ノンフィクション大賞受賞。 ISBN:978-4-06-534465-1 Cコード:0036 四六判304ページ 発行:講談社 発売日: 2024年1月17日
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寂しさの力
¥350
【中古 やや使用感あり】 (参考:定価700円+税) ☆店長のひと言 「…ということは、おたくも寂しさから生まれたということになるのでは??」 紹介 成功はさみしさから生まれる。ディズニー、ジョブズ、坂本龍馬、酒井法子、山口百恵……世界を変えた偉人やスターは、いかにして精神的「飢え」を生きる力に変えたのか。人生の原動力を示した著者の新境地。 著者プロフィール 中森明夫(なかもり・あきお) 作家/アイドル評論家。三重県生まれ。さまざまなメディアに執筆、出演。 「おたく」という語の生みの親。『アイドルにっぽん』『東京トンガリキッズ』『午前32時の能年玲奈』『寂しさの力』『アイドルになりたい!』『青い秋』『TRY48』など著書多数。小説『アナーキー・イン・ザ・JP』が三島由紀夫賞候補となる。 ISBN:978-4-10-610611-8 Cコード:0210 新書判192ページ 発行:新潮社 発売日: 2015年3月16日
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拝啓市長さま、こんな図書館をつくりましょう
¥390
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,545円+税) ☆店長のひと言 「自分で本屋を始めると図書館がまた違って見えてきますよ!」 内容紹介 本だけでなく映画や音楽、ゲームなど多彩な文化との出会いや交流をはぐくむ町の「文化的エンジン」。老若男女、見ず知らずの人が混ざり合い、ときに会話や議論の場が生まれるような「民主主義のゆりかご」。インターネットを無料で利用でき、生活に必要な情報や公共サービスが受けられる「地域のサービスセンター」。少子高齢化、失業、不登校など〈孤立〉が課題となる社会における「人の居場所」――公共図書館だからこそ担いうる社会的役割をいまこそ再発見し、市民活動の核になるような、私たちの時代の図書館をつくっていこう。 運営方法、企画、建物、内装etc. 世界のユニークな参考例を取り上げながら、これからの図書館に必要な発想を示していく。 多目的で開かれた「知の広場」としての図書館像を提案しつづけてきた著者による、新しい図書館論第2弾。 「私たちには今後ますます図書館が必要となるが、もちろんそれは新しいコンセプトの図書館でなければならないのである。半世紀後の2066年には、iPadはすでに忘れ去られて久しいだろう(あるいは、洗濯機のような日常品として「吸収」されているだろう)が、図書館は今よりずっと必要とされ、図書館員の需要も増していると私は確信する」 (第3章「私がほしい図書館」より) 目次 拝啓、市長さま 〈第 I 部 拝啓 市長さま、こんな図書館をつくりましょう〉 はじめに 第1章 共有財産としての図書館 みんなの図書館? それともみんなのGoogle? Googleに向きあうパロマー氏 Facebook, Twitter, Wikipedia 学校、図書館、アンニョロッティ 図書館と寛容 図書館と経済危機 第2章 レンガ、書架、電子書籍 お金がない! すべてのサービスが揃う屋根のある広場 建物について 計画 市民とともに図書館を創る 〈第 II 部 新しい「知の広場」〉 はじめに 第3章 私がほしい図書館 未来はわれらのもの 永続する機関としての図書館 社交場としての図書館 平等の場としての図書館 文化経済学における図書館 ライダーは本を読まない? 市民を参加させる 新しい「知の広場」 一つの場所に多数のサービスを 第4章 「みんなの図書館」のつくり方 ヤリッパナ市図書館 拝啓 図書館員さま、建築家さま、市役所整備係さま 防音設備 空間の利用法 運営について 空間と人 ネジとボルト 海外での5つの事例 1 アルメレ図書館――書店のような図書館 2 デルフト――創造力がつまった図書館 3 パリ――やる気溢れる若い職員がいる図書館 4 明治大学図書館和泉図書館――地域に開かれた図書館 5 武雄市図書館――図書館と書店の共存は可能か? 〈第 III 部 子どものための図書館(0歳から13歳まで)〉 「子ども」が存在しなかった頃 今日の子どものための図書館 早すぎることは決してない(0歳から5歳) 注文の多い小さな客(6歳から13歳) ヤングアダルト 大人 計画 著者プロフィール 著:アントネッラ・アンニョリ 1952年セルヴァ・ディ・カドーレ生まれ。図書館アドバイザー。1977年ヴェネツィアにスピネア図書館を開館させ、2000年まで館長を務める。2001年から2008年まで、学術部長としてペーザロの新図書館〈サン・ジョヴァンニ〉の計画・実現にたずさわる。パブリック・スペースの環境作りから公共サービス、司書教育に関するアドバイザーとして、ボローニャ〈サラ・ボルサ〉、フィレンツェ〈オブラーテ〉などさまざまな図書館と協働、ロンドンの〈アイデア・ストア〉では子ども部門を担当。2017年よりレッチェ市長補佐官(文化政策担当)として、図書館を基点とした町づくりに尽力している。著書に『知の広場――図書館と自由』(ラテルツァ、2009年/邦訳みすず書房、2011年)『拝啓 市長さま、こんな図書館をつくりましょう』(ビブリオグラフィカ、2011年・2014年/邦訳みすず書房、2016年)。図書館ジャーナル『今日の図書館(Biblioteca Oggi)』をはじめ、日刊紙『マニフェスト』『レプッブリカ』へも数多く寄稿している。 訳:萱野 有美 1975年千葉県生まれ。東京外国語大学外国語学部欧米第二課程(イタリア語)卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。訳書に、ムナーリ『ファンタジア』(2006)『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』(2006)『モノからモノが生まれる』(2007)『芸術家とデザイナー』(2008)、アンニョリ『知の広場――図書館と自由』(2011)『拝啓 市長さま、こんな図書館をつくりましょう』(2016)、ギッリ『写真講義』(2014、以上みすず書房)など。 ISBN:9784622079378 四六判280ページ 発行:みすず書房 発売日:2016年04月21日
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希望の一滴
¥1,480
【中古 表紙にややヨレあり】 (参考:定価1,500円+税) ☆店長のひと言 「中の写真見ると、本当に美しい国なんですよ。なのになぜ…。」 紹介 全国学校図書館協議会 2021年 第54回「夏休みの本(緑陰図書)」選定 ※中学校向け (公社)読書推進運動協議会 2021年「敬老の日読書のすすめ」選定 (公社)読書推進運動協議会 2022年「若い人に贈る読書のすすめ」選定 中村哲 一周忌追悼。 飽食・不寛容・気候変動。 この世を生きる日本人が読むべき1冊。 アフガンの暮らし・自然を感じる写真をふんだんに掲載。オールカラー。 アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の絶筆を収録。 沙漠化した大地に緑をよみがえらせた記録と、豊かな日本の 私たちに生き方を問 う 言葉が綴られる。 干ばつと戦乱で荒廃したアフガニスタンの復興支援に力を尽くしていた 中村哲医師が、現地で凶弾に倒れたのは 2019 年 12 月 4 日。 本著は、死の2日前の西日本新聞朝刊に掲載された原稿を含め、 2009 年から続く寄稿連載「アフガンの地で」を再編集したものです。 銃撃事件2日前の掲載原稿を収録! 「見捨てられた小世界で心温まる絆を見いだす意味を問い、近代化のさらに彼方を見つめる」 -2019年12月2日朝刊より- 目次 1P 口絵 27P 第一部 最期の言葉 71P 第二部 73年の歩み 85P 第三部 農村復興への道のり 157P 第四部 水のよもやま話 186P 中村哲医師が歩んだ道を私たちも歩む ペシャワール会会長 村上優 前書きなど アフガニスタン・ジャララバードで2019年12月4日、中村哲医師(当時73歳)が乗った車が武装集団に襲撃され、中村医師を含め6人が死亡した。中村医師は、干ばつや戦乱で荒廃したアフガニスタンで、医療や灌漑事業による復興支援に力を尽くしていた。 著者プロフィール 中村哲 (ナカムラテツ) (著/文) 1964年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。国内の病院勤務を経て、1984年パキスタン北西辺境州の州都ペシャワールのミッション病院ハンセン病棟に赴任し、パキスタン人やアフガン難民のハンセン病治療を始める。その傍ら難民キャンプでアフガン難民の一般診療に携わる。1989年よりアフガニスタン国内へ活動を拡げ、山岳部医療過疎地でハンセン病や結核など貧困層に多い疾患の診療を開始。2000年から、干ばつが厳しくなったアフガニスタンで飲料水・灌漑用井戸事業を始め、2003年から農村復興のため大がかりな灌漑事業に携わる。同年、「アジアのノーベル賞」と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞。2019年にはアフガン政府から名誉市民権を授与された。同年12月4日、アフガニスタン・ジャララバードで武装集団に銃撃され、73歳で命を落とす。 ISBN:978-4-8167-0988-3 Cコード:0036 A5判192ページ 発行:西日本新聞社 初版年月: 2020年12月
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旅する天皇 平成30年間の旅の記録と秘話
¥730
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,750円+税) ☆店長のひと言 「自由がなくても“旅”っていうのかな。」 紹介 天皇陛下の平成30年間の驚異的な旅の記録 本書の核は二つある。一つは、平成30年間(平成30年は8月まで)の天皇皇后両陛下の旅の移動距離や訪問地などを報道資料をもとに集計、「一目でわかるデータ」にしたこと。 もう一つは、30年間の旅先での具体的なエピソードをひもときながら、両陛下の人となり、ひいては平成という時代を浮かび上がらせようという試みである。 天皇・皇后両陛下といえば、被災地で人々を励ましたり、戦没者や災害・公害などによる死没者の碑などを訪ねて祈られたりと、旅先の姿が印象深いのではないだろうか。 両陛下の旅は、被災者と向き合う、社会の片隅におかれた人々の声に耳を傾ける、かつての交戦国を訪ねて過去と向き合い親善を深めるなど、さまざまだ。 天皇陛下にとって、旅こそ「象徴」としてのメッセージを発する機会ではなかったか。『旅する天皇』を本書の書名にした意図である。平成時代の天皇・皇后両陛下の旅の全貌を伝える一冊。 【編集担当からのおすすめ情報】 巻頭に掲載した2色ページの「データで見る天皇の旅」は集計するのに、1年以上かかりました。まず、宮内庁ホームページにある「天皇皇后両陛下のご日程」を30年分チェック。さらに報道資料などを調べ、日別に訪問先や宿泊地、経路などを確認。そして、主にインターネットの検索サービスを用いて移動距離を集計。出てきた移動距離は驚くべきものでした。数字は、本書でご覧ください。 目次 はじめに データで見る天皇陛下の旅 平成元年(1989) 平成スタイルの旅は徳島から 平成2年(1990) 即位の礼と三大行幸啓 平成3年(1991) 避難所の床に膝をつき見舞う 平成4年(1992) 歓迎の拍手を受けた中国訪問 平成5年(1993) 歴代天皇で初めて沖縄へ 平成6年(1994) 戦地慰霊の旅はつづく 平成7年(1995) 被災地の避難所へ励ましの旅 平成8年(1996) 御用邸で静養中も実はお忙しい 平成9年(1997) 「全国豊かな海づくり大会」とは 平成10年(1998) 長野パラリンピックでウエーブ 平成11年(1999) 宮中茶会と天皇陵参拝 平成12年(2000) オランダでの長い黙祷 平成13年(2001) 国賓へのおもてなし 平成14年(2002) 冷戦終結でかなった東欧の旅 平成15年(2003) 13年ぶりに訪れた軽井沢 平成16年(2004) 記憶に残す、母と娘の旅行 平成17年(2005) サイパン断崖から鎮魂の祈り 平成18年(2006) 島民の声に応えて三宅島へ 平成19年(2007) 魚類学者としての顔 平成20年(2008) ブラジル移住100年の重み 平成21年(2009) 結婚50年、こどもの国に集う 平成22年(2010) 皇室が受け継いできた養蚕 平成23年(2011) 東日本大震災の被災地を巡る 平成24年(2012) 東京駅からお召列車で出発 平成25年(2013) 水俣訪問の約束を果たす 平成26年(2014) 対馬丸犠牲者の慰霊で那覇へ 平成27年(2015) パラオと北原尾のつながり 平成28年(2016) ハマギクが復興の支えとなる 平成29年(2017) 「私的旅行」に、にじみ出る思い 平成30年(2018) 最後の年に北と南の島へ イラスト・コラム 天皇陛下の乗り物1、2 イラスト・コラム 天皇陛下の乗り物3、番外編 参考文献 著者プロフィール 竹内 正浩 (タケウチ マサヒロ) (著/文) 文筆家。地図や鉄道、近現代史をライフワークに取材・執筆を行う。著書に『ふしぎな鉄道路線――「戦争」と「地形」で解きほぐす』『写真と地図でめぐる軍都・東京』(NHK出版新書)、『地図と愉しむ東京歴史散歩』シリーズ(中公新書)、『妙な線路大研究』シリーズ(実業之日本社)、『地図で読み解く日本の戦争』『鉄道と日本軍』(筑摩書房)、『地図もウソをつく』『戦争遺産探訪』(文藝春秋)、『江戸・東京の「謎」を歩く』(祥伝社)、『地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編』(JTBパブリッシング)など多数。 ISBN:978-4-09-388630-7 Cコード:0095 四六判272ページ 発行:小学館 初版年月日: 2018年10月22日
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事務に踊る人々
¥2,090
☆店長のひと言 「これだけは言っておきたい。事務員さんを馬鹿にする奴は大馬鹿。」 紹介 面倒くさい、複雑、抑圧的……時に文豪を苦しめ、戦争を阻止し、巨額の損失を生み、ついには死の世界を垣間見せる。「事務」それは人間を人間たらしめる究極の知恵。事務の営みから人間のあり方を再考する、画期的エッセイ!クソどうでもいいのに倒錯的な愛をかきたてるかくも人間くさい事務の世界への探究。 目次 第1章 漱石と大日本事務帝国 第2章 事務の七つの顔 第3章 事務処理時代の「注意の規範」 第4章 『ガリヴァー旅行記』の情報処理能力 第5章 「失敗」から考える事務処理 第6章 身体儀式と事務の魔宮 第7章 事務を呪うディケンズ 第8章 鉄道的なる事務 第9章 エクセル思考で小説を書く 第10章 事務の「感情」を考える 第11章 事務に敗れた三島由紀夫 第12章 事務と愛とバートルビー 著者プロフィール 阿部公彦 (アベマサヒコ) 英文学者。東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に『文学を〈凝視する〉』『英文学教授が教えたがる名作の英語』など、訳書にマラマッド『魔法の樽 他十二篇』、オコナー『フランク・オコナー短篇集』など。 (講談社ホームページより引用) ISBN:978-4-06-532946-7 Cコード:0095 四六判 392ページ 発行:講談社 発売日: 2023年09月21日
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絵はがきにされた少年 新版
¥730
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,700円+税) ☆店長のひと言 「今じゃアフリカを次の金脈としか見ていない人の多さよ。」 紹介 内戦中のスーダンで撮影した「ハゲワシと少女」でピュリッツァー賞を受賞、 その直後に自殺したカメラマン。ルワンダ大虐殺を生き延びた老人の孤独。 アパルトヘイトの終わりを告げる暴動。紛争の資金源となるダイヤモンド取引の闇商人……。 新聞社の特派員として取材をつづける中で、著者は先入観をくずされ、 アフリカに生きる人々、賢者たちに魅せられていく。 アフリカ―遠い地平の人々が語る11の物語。 第三回開高健ノンフィクション賞受賞作品 目次 第一部 奇妙な国へようこそ 1 あるカメラマンの死 2 どうして僕たち歩いてるの 3 噓と謝罪と、たったひとりの物語 4 何かを所有するリスク 第二部 語られない言葉 1 絵はがきにされた少年 2 老鉱夫の勲章 3 混血とダイヤモンド 4 語らない人、語られない歴史 第三部 砂のよう、風のように 1 ゲバラが植えつけた種 2 「お前は自分のことしか考えていない」 3 ガブリエル老の孤独 文庫版(二〇一〇年)あとがき あとがきにかえて 引用文献 ISBN:978-4-434-28068-9 Cコード:0095 四六判276ページ 発行:柏艪舎 発売:株式会社星雲社 初版年月日: 2020年10月30日