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自炊者になるための26週
¥2,178
☆店長のひと言 「読むだけでお腹いっぱい!(作る気ない人の言い訳No.1)」 紹介 さっと買って、さっと作って、この上なく幸福になれる。 「トーストを焼くだけ」からはじまる、日々の小さな創造行為。 おいしさと創造力をめぐる、全くあたらしい理論&実践の書! “面倒”をこえて「料理したくなる」には、どうしたらいいでしょう。 “ほぼ毎日キッチンに立つ”映画研究者が、その手立てを具体的に語ります。 ・大方針は、「風味の魅力」にみちびかれること。 「風味」=味+におい。自由に軽やかに、においを食べて世界と触れ合う。 そのよろこびで料理したくなる。人間のにおい解像度は犬並み? 最新の科学研究だけでなく、哲学、文学、映像論の重要テクストを手がかりに、知られざる風味の秘密に迫ります。 ・目標は、素材から出発して、ささっとおいしいひと皿が作れるようになること。 1週に1章、その週の課題をクリアしていけば、26週=半年で、だれでも、すすんで自炊をする人=自炊者になれる、がコンセプト。 蒸す、煮る、焼く、揚げる「だけ」のシンプル料理から、「混ぜる」「組み合わせる」、さらに魚をおろして様々に活用するまでステップアップしていきます。 日本酒とワインの新しいあり方、買い物や献立てに悩まないコツ、家事分担も考えます。 ・感覚を底上げする、「名曲」のようなレシピを40以上収録しています。 「ヤンソンの誘惑」「鶏肉とパプリカ」「山形のだし」「麦いかのフリット」等々、素朴だけど、素材と出会いなおすような感動のあるものばかり。古今東西の料理書を読みこんだ著者ならではのベストチョイスです。 より先へ進みたくなった人のための懇切丁寧なブックガイドつき! 目次 序 料理したくなる料理 1 においの際立ち おいしいトーストの焼き方/においの語源と「感覚順応」/バゲットを穏やかに加熱する/サワードゥを直火焼きする 2 においを食べる 米を炊く/人間の鼻もじつは犬並みにすごい説/味のちがいはにおいのちがい/ふるさとの米の風味さえも ――米を炊く(炊飯器の場合)/米を炊く(鍋の場合) 3 風味イメージ みそ汁を作る/風味は映像である/風味の分類――①風味インデックス/②風味パターン/③風味シンボル/においはへだたった時間を映す/自炊者=エアベンダー ――だしの取り方/みそ汁 4 セブンにもサイゼリヤにもない風味 ここから自炊するという線引き/セブンイレブンのおいしさ/サイゼリヤのおいしさ/規格品にはない風味の個体差とゆらぎ/青菜のお浸しは海のさざなみのように ――青菜のおひたし/一期一会のトマト・パスタ 5 基礎調味料 感動>面倒/基礎調味料の風味がベースになる/基礎調味料は費用対効果が高い/ノイズキャンセリング力を発揮する/しょうゆ選び/塩選び 6 買い物 何を買うか決められない問題/目利きはするな/専門店の先生たちの見つけ方/あなたが素材を選ぶのではなく、素材があなたを選ぶ 7 蒸す 蒸しものの準備/皮付き野菜を蒸して香りを楽しむ/魚の蒸しもの ――いろいろ野菜の蒸籠蒸し/蒸し野菜のべっこう餡かけ/バーニャカウダ/ひき肉ソース/たちうおの清蒸 8 焼く 肉の焼き目のにおいはどうしてたまらないのか/グラデーションをつけて焼く/ステーキ肉を焼く/フッ素樹脂加工か鉄か/焼き方は人となりを映す/オムレツの焼き方/「ひとり料理の喜び」 ――ステーキ 9 煮る シンプルでおいしい野菜のポタージュ/水に風味とうまみを移す/スープの塩分濃度は0・6%から/野菜のかたちを残すポタージュ/含め煮――調味だしは20:1:1から ――野菜のポタージュ(攪拌する)/野菜のポタージュ(かたちを残す)/調味だし/含め煮/ふきの含め煮/おひたし(アスパラガス、ズッキーニなど)/菊の花のおひたし 10 揚げる、切る 家であえて揚げものをする理由/バットが三つありますか?/春巻き/麦いかのフリット/包丁の使い方にどう慣れるか/作業の進行を直感的にイメージできるようになる ――牡蠣フライ/牡蠣の春巻き/麦いかのフリット 11 動線と片付け 片付けの意義/台所のうつくしさ/プライムスペース/揃えるべきキッチンツール/キッチンは風味の通路 12 カイロモン 風味は誘惑の信号である/カイロモンは他種を誘惑するにおい/変化それ自体がよろこび/F感覚とC感覚 ――おでん 13 日本酒 良質な食中酒は自炊を底上げする/アテ化によってシンプル料理が極上に/酒はパスポート/ベーシックな日本酒とは/先生を見つけ、入門用の酒を選ぶ/燗をつけてみる ――シンプルなアテいろいろ/お燗 14 ワイン 面倒ではないワイン/自炊のためのワイン保存システム/「自然な造りのワイン」とその歴史/インポーターで選ぶ/ワインの先生に学ぶ/ワインを買いにいきましょう 15 青魚 季節の魚の風味に触発されて/風味の喚起力は鮮度に比例する/あじといわしは最上の美味/キッチンに魚の通り道を作る/あじをさばいて食べる/青魚、絶対のふた品 ――あじのさばき方/あじのなめろう/しめさば 16 白身魚など 中型魚をさばく/フライパンでポワレにする/魚を長く多面的に味わい尽くす/生のまま魚を熟成する ――平造り、そぎ造り/白身魚のポワレ、ムニエル/ブールブランソース/焦がしバター(ブールノワゼット)/サルサヴェルデ/こんぶ締め/干物/あらのスープ/あらのだし汁で作るパエリア/白身魚の熟成 17 1+1 魚一種に野菜一種の即興料理を作ってみる/生魚のカルパッチョ+野菜/風味のモンタージュ/焼き魚+野菜/魚と野菜のスープ仕立て ――あじのカルパッチョ、ルッコラ添え/いわしの直火焼き、茹でたじゃがいも添え/フィッシュ・ベジタブル・スープ/牡蠣とぎんなんのスープ 18 混ぜる 百獣ごはん/ワンプレート・ランチ/混ぜる料理の伝統的な型/サラダうどんとそばは格別においしい ――ちらし寿司/サラダうどん、そば 19 春夏の定番レシピ 歌い継がれ愛されてきた民謡のような名レシピ/春/夏/ノー・シーズンの定番 ――あさりと豚肉のアレンテージョ風/生わかめとたけのこ/ふきのとうみそ/ラタトゥイユ/ガスパチョ/山形のだし/ピコデガヨ/生ハムとバターのバゲットサンド/干ししいたけとちりめんじゃこの炊き込みごはん 20 秋冬の定番レシピ 秋/冬/ノー・シーズンの定番 ――きのこの当座煮/きのこのにんにく炒め/ほうとう鍋/バジルペースト/さんまのわたソース/ヤンソンの誘惑/かぶと牡蠣のグラタン/焼きかぶのサラダ、かぶのソース/筑前煮/じゃがいもセロリ/鶏肉とパプリカ 21 乾物 乾物の魅力/家に常備するものリスト/塩して熟成する ――鞍掛豆のサラダ/トルティーヤ/塩もみ、浅漬け、かぶ酢/塩豚 22 発酵 発酵保存食品を自作する意味/日々の献立ての基本 ――白菜漬け/甘酒/かぶら寿司 23 うつわとスタイル なぜスタイリングによって料理はよりおいしくなるのか/練習問題/「ねばならぬ」ではなく/うつわの質感/雑多を許容する 24 ファーム・トゥ・テーブルとギアチェンジ ひとはいつから「素材を活かすべき」といい始めたのか/スローとファストのギアチェンジ/「群島としてある世界の肯定」/続・人間の鼻もじつは犬並みにすごい説/ハンバーガー ――ハンバーガー/クラフト・コーラ 25 索引と徴候 別の時空につながるにおい/索引がひらく過去、徴候が予感させる近未来/微分回路(徴候)と積分回路(索引)/風味の解像度とは/生活史を積分する/食の幸福 26 家事と環境 家事分担の不均衡/ふつうのすばらしさを再発見する/環境問題について ――赤飯 参考文献 ブックガイド 著者プロフィール 三浦哲哉 (ミウラテツヤ) (著/文) 青山学院大学文学部比較芸術学科教授。映画批評・研究、表象文化論。食についての執筆もおこなう。1976年福島県郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)『映画とは何か――フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)『『ハッピーアワー』論』(羽鳥書店、2018年)『食べたくなる本』(みすず書房、2019年)『LAフード・ダイアリー』(講談社、2021年)。共編著に『オーバー・ザ・シネマ――映画「超」討議』(フィルムアート社、2018年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ――映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。 ISBN:978-4-255-01360-2 Cコード:0077 四六判336ページ 発行:朝日出版社 初版年月日: 2023年12月9日
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パンどろぼうとほっかほっカー
¥1,430
☆店長のひと言 「ほっかほっカー、お弁当屋さんじゃないですよ。」 紹介 ヤギのおばあさんの頼みで、パンを届けにでかけたパンどろぼう。なかなかたどりつかずうなだれる横を、一台の車がとおりすぎますが―――。ほかほかのパンとほかほかの思いをのせて、「ほっかほっカー」が走りだす! 著者プロフィール 柴田 ケイコ (シバタ ケイコ) 高知県生まれ。イラストレーター、絵本作家。『パンどろぼう』で、第11回リブロ絵本大賞、第1回TSUTAYAえほん大賞など、『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』で、第5回未来屋えほん大賞、第2回TSUTAYAえほん大賞など数々の賞を受賞。その他作品に、「めがねこ」シリーズ(手紙社)、「しろくま」シリーズ(PHP研究所)などがある。 ISBN:978-4-04-114042-0 Cコード:8793 A4変形32ページ 発行:KADOKAWA 発売日: 2023年09月13日
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ごはんのずかん 1
¥990
☆店長のひと言 「粒が立ってる!これはもうおかわり確定です。」 内容紹介 おにぎりから世界のお米料理まで。 45万部突破の「コドモエのずかん」シリーズ最新作は、「ごはん」が大集合♪ たまごかけごはんやふりかけごはん、たきこみごはん、丼もの、お寿司、パエリア、オムライス…… ごはん処「きつねごはん」の店員さんたちが、豊富なメニューをご案内! ご注文はどれにしますか? ひと粒ひと粒を色鉛筆で描いた、ふっくらごはんをめしあがれ。 (白泉社ホームページより引用) 著者プロフィール 大森裕子 (オオモリユウコ) (イラスト) 1974年神奈川県生まれ。絵本作家。東京藝術大学大学院在学中よりフリーランスで活動をはじめる。主な絵本に、『おすしのずかん』『パンのずかん』『ねこのずかん』「へんなえほん」シリーズ(白泉社)、「よこしまくん」シリーズ(偕成社)、『ぼく、あめふりお』(教育画劇)、『チュンとカァのじゃんけんぽん!』(PHP研究所)『どうぶつまねっこたいそう』(交通新聞社)など多数。 ISBN:978-4-592-76319-2 Cコード:8793 B5変型判24ページ 発行:白泉社 発売日: 2023年03月03日
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おかしのずかん
¥1,100
☆店長のひと言 「あまいだけじゃありません。べんきょうにもなります。」 内容紹介 30万部突破の「コドモエのずかん」シリーズ最新刊は、みんな大好き「お菓子」♪ ショートケーキにモンブラン、チョコレートにクッキー、お団子におせんべい…… 食感や音や匂いまで味わえそうな、おいしそうなお菓子の数々をとくとご覧あれ! 生まれた国がわかる国旗マーク付き。 著者プロフィール 大森裕子 (オオモリユウコ) (イラスト) 1974年神奈川県生まれ。絵本作家。東京藝術大学大学院在学中よりフリーランスで活動をはじめる。主な絵本に、『おすしのずかん』『パンのずかん』『ねこのずかん』「へんなえほん」シリーズ(白泉社)、「よこしまくん」シリーズ(偕成社)、『ぼく、あめふりお』(教育画劇)、『チュンとカァのじゃんけんぽん!』(PHP研究所)『どうぶつまねっこたいそう』(交通新聞社)など多数。 ISBN:978-4-592-76281-2 Cコード:8793 B5変型判28ページ 発行:白泉社 発売日: 2021年03月04日
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パンのずかん
¥1,100
☆店長のひと言 「パン屋さんも必見?ワクワクがふくらみます。」 紹介 大ヒット『おすしのずかん』に続く、食べ物図鑑絵本第2弾です。生まれた国がわかる国旗マーク付き。パンができるまでの紹介も! 著者プロフィール 大森裕子 (オオモリユウコ) (イラスト) 1974年神奈川県生まれ。絵本作家。東京藝術大学大学院在学中よりフリーランスで活動をはじめる。主な絵本に、『おすしのずかん』『パンのずかん』『ねこのずかん』「へんなえほん」シリーズ(白泉社)、「よこしまくん」シリーズ(偕成社)、『ぼく、あめふりお』(教育画劇)、『チュンとカァのじゃんけんぽん!』(PHP研究所)『どうぶつまねっこたいそう』(交通新聞社)など多数。 ISBN:978-4-592-76233-1 Cコード:8793 B5変型判24ページ 発行:白泉社 発売日: 2018年09月05日
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きのこのなぐさめ
¥2,800
SOLD OUT
【中古 状態きれい】 (参考:定価3,400円+税) ☆店長のひと言 「今夜は鍋ですな。」 紹介 悲しみの淵にいた私を、そこから連れ出してくれたのは、きのこだった――。 マレーシア人の著者は、文化人類学を学ぶ交換留学生としてやって来たノルウェーでエイオルフと出会い、恋に落ちた。夫婦となった二人は深く愛し合い、日々のささやかなことも人生の一大事についても、何でも話し合う仲だった。 ある朝、いつものように自転車で職場に向かったエイオルフが突然倒れ、そのまま帰らぬ人となる。最愛のパートナーを失った著者は、喪失の痛みのさなか、ふと参加したきのこ講座で、足下に広がるもうひとつの世界、きのこ王国に出会う。きのこたちの生態は、不可思議な魅力に満ち満ちていた。 苔むす森でのきのこ狩りの効用と発見の喜び。きのこ愛好家間の奇妙な友情と不文律。専門家・鑑定士への「通過儀礼」。絶品きのこトガリアミガサタケ。悪名高いシャグマアミガサタケ。色・形・匂いの個性とその奥深さ。とっておきの、きのこレシピ。 悲しみの心象風景をさまよう内面世界への旅と、驚きと神秘に満ちたきのこワンダーランドをめぐる旅をつづけ、魂の回復のときを迎える、再生の物語。約120種類のきのこが登場。 序文 ・きのこがひとつ、喜びひとつ。きのこがふたつ、喜びふたつ。 きのこの世界へようこそ/アドレナリン放出 ・二番目によき死 ・秘密の場所 ニューヨーク、セントラルパークでのきのこ狩り/どこできのこを見つけた?/夢 ・特別専門家集団 きのこの友情/きのこ専門家の試験──きのこ愛好家の通過儀礼/無慈悲な悲しみのプロセス/小文字の’e’ではじまるenke(未亡人) ・きのこへの疑念 どのきのこなら食べられる?/狭間の国(limbo)/芝に怒る/エープリル・フール ・フィフティ・シェイズ・オブ・ポイズン 白黒つけられない/フロー/人生の轍 ・トガリアミガサタケ──きのこ王国のダイヤモンド ニューヨークでトガリアミガサタケ狩り/ファッショナブルなアミガサタケ/シャグマアミガサタケ──きのこ王国のはみだし者 ・五感への働きかけ 全ての感覚をリンクさせる/あんずの香りと他に教わった? アロマ/ねずみ捕りの技術 ・アロマ・セミナー 内輪だけにしか通じない専門用語/官能評価パネル/古くからの習慣と新しい習慣/感覚を総動員する ・名もなき者たち 触れてはいけないきのこ/ホイランド教授が様々な角度からリバティキャップを説明する/公平な情報か、それとも群集心理の扇動か?/マッシュルーム・トリップ ・前菜からデザートまで 喪失の数式/スープ/きのこジャーキー/ゴマ油と?油でローストしたきのこ/パテ/きのこのマリネ/きのこのロースト/きのこソース/キャンディーキャップ/砂糖で煮詰めたアンズタケのぶつ切りとアンズタケとアプリコットのアイス/’Dogsup’/お風呂場の体重計/離婚vs死 ・素晴らしきラテン語 猿でも分かるきのこの学名/色と形/匂い、アロマ、そして大きさ/ずっと与え続けられる贈り物 ・天からのキス 天からのキス ・きのこの作法 訳者あとがき 参考文献 きのこ名索引 著者プロフィール ロン・リット・ウーン (ロンリットウーン) (著/文) 1958‐。社会人類学者、作家。マレーシア生まれの中華系マレーシア人(漢字表記は龍麗雲)。ノルウェーの公認きのこ鑑定士。18歳の時、交換留学生としてノルウェーに留学。そこで出会ったエイオルフ・オルセンと結婚し、ノルウェーに住み続ける。地方自治体の部長職や、男女平等センターの理事などを経て、夫と共にワークショップの企画運営を行うコンサルタント会社を興す。https://www.instagram.com/littwoonlong/ 枇谷玲子 (ヒダニレイコ) (翻訳) 翻訳家。翻訳家。1980年富山県生まれ。デンマーク教育大学児童文学センターに留学。大阪外国語大学(現大阪大学) 卒業。北欧家具輸入販売会社勤務、翻訳会社でオンサイトのチェッカーの経験を経て、現在は北欧書籍の紹介を行う。訳書に、クロー『ウッラの小さな抵抗』(文研出版)、ヨンセン『キュッパのはくぶつかん』(福音館書店)、セッテホルム『カンヴァスの向こう側』(評論社)、リール『樹脂』(早川書房)、M・ブレーン著/J・ヨルダル画『ウーマン・イン・バトル――自由・平等・シスターフッド!』(合同出版)など。 中村冬美 (ナカムラフユミ) (翻訳) 東海大学北欧文学科を卒業の後、スウェーデンのヴェクシェー大学(現在のリンネ大学)北欧言語学科に留学。翻訳を生業として20年になる。TV番組のリサーチャーや産業翻訳者の経験を生かし、丁寧な翻訳をモットーとしている。訳書に、本書の他、トシュテンセン『あるノルウェーの大工の日記』バルブロ・リンドグレーン『ばらの名前を持つ子犬』アストリッド・リンドグレーン『こうしはそりにのって』など。翻訳デビュー作のスコーテ『わたしを置いていかないで』は読書感想文全国コンクールの課題図書に選出された。 ISBN:978-4-622-08809-7 Cコード:0098 四六判328ページ 発行:みすず書房 発売日: 2019年08月20日
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ルポ筋肉と脂肪 アスリートに訊け
¥2,000
【中古 状態きれい】 (参考:定価2,100円+税) ☆店長のひと言 「もしかして、味にうるさい人はアスリートになれない!?」 紹介 食と暮らしエッセイの第一人者が辿り着いた究極のテーマ――「身体」の謎に迫る! 最高のパフォーマンスと勝利は、食べなくては獲得できない。大相撲の親方、新日本プロレスの逸材、箱根駅伝常勝チームの寮母、サッカー日本代表の料理人、東京五輪でメダルをもたらした栄養士らにインタビューし、筋トレや体脂肪、腸内環境などのメカニズムを探る。誰もが有し、このふたつなしでは生きられないものに肉迫する唯一無二のルポルタージュ。 平松 洋子 (ヒラマツ ヨウコ) (編集) 1958年、倉敷生まれ。東京女子大学卒業。エッセイスト。食文化、暮らし、本のことをテーマに執筆をしている。『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『平松洋子の台所』『食べる私』『忘れない味』『下着の捨どき』など。 ISBN:978-4-10-306475-6 Cコード:0095 四六変型判 384ページ 発行:新潮社 書店発売日: 2023年02月01日
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移民の宴
¥700
【中古 状態きれい】 (参考:定価800円+税) ☆店長のひと言 「“食”って人そのもの。ちなみに私は薄味です。」 紹介 日本に住む二百万を超える外国人たちは、日頃いったい何を食べているのか? 「誰も行かない所に行き、誰も書かない事を書く」がモットーの著者は、伝手をたどり食卓に潜入していく。ベリーダンサーのイラン人、南三陸町のフィリピン女性、盲目のスーダン人一家……。国内の「秘境」で著者が見たものとは? 目次 はじめに 第1章 成田のタイ寺院 第2章 イラン人のベリーダンサー 第3章 震災下の在日外国人 第4章 南三陸町のフィリピン女性 第5章 神楽坂のフランス人 第6章 中華学校のお弁当 第7章 群馬県館林市のモスク 第8章 鶴見の沖縄系ブラジル人 第9章 西葛西のインド人 第10章 ロシアン・クリスマスの誘惑 第11章 朝鮮族中国人の手作りキムチ 第12章 震災直後に生まれたスーダン人の女の子、満一歳のお誕生日会 おわりに 文庫版へのあとがき 漫画解説 グレゴリ青山 著者プロフィール 高野 秀行 (タカノ ヒデユキ) (解説) ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)で、文筆活動をはじめる。『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書多数。 ISBN:978-4-06-293183-0 Cコード:0195 文庫判 416ページ 発行:講談社 発売日: 2015年09月15日
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謎のアジア納豆
¥600
【中古 状態きれい】 (参考:定価1,800円+税) ☆店長のひと言 「粘りすぎや。」 紹介 見て、嗅いで、作って、食べる。壮大すぎる「納豆をめぐる冒険」! 辺境作家が目指した未知の大陸、それは納豆だった。タイやミャンマーの山中をさまよううちに「納豆とは何か」という謎にとりつかれ、研究所で菌の勉強にはげみ、中国に納豆の源流を求め、日本では東北から九州を駆けめぐる。縦横無尽な取材と試食の先に見えてきた、本来の姿とは? 知的好奇心あふれるノンフィクション。 著者プロフィール 高野 秀行 (タカノ ヒデユキ) ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)で、文筆活動をはじめる。『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書多数。 ISBN:978-4-10-340071-4 Cコード:0095 四六変型判 360ページ 発行:新潮社 書店発売日: 2016年04月27日
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もの食う人びと
¥300
【中古 状態きれい】 (参考:定価720円+税) ☆店長のひと言 「新聞に連載していたとき読んでいました。過酷な状況と食事の描写の対比が衝撃でした。 紹介 バングラデシュで、旧ユーゴで、ソマリアで、チェルノブイリで…人びとはいま、なにを食べ、考えているか。熟達の記者・芥川賞作家の著者が、世界の飢餓線上を彷徨い、ともに食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、驚愕と感動のドラマ。現代報道の壁を突破し抜いた、世紀末の食の黙示録。文庫化に際し、新たに書き下ろし独白とカラー写真を収録。 目次 旅立つ前に 残飯を食らう 食いものの恨み ピナトゥボの失われた味 塀の中の食事 食とネオナチ 黒を食う モガディシオ炎熱日誌 麗しのコーヒー・ロード バナナ畑に星が降る 兵士はなぜ死んだのか 禁断の森 チェロ弾きの少女 儒者に食事作法を学ぶ 背番号27の孤独な戦い ある日あの記憶を殺しに〔ほか〕 著者プロフィール 辺見 庸 (ヘンミ ヨウ) (著) 小説家、ジャーナリスト、詩人。元共同通信記者。宮城県石巻市出身。宮城県石巻高等学校を卒業後、早稲田大学第二文学部社会専修へ進学。同学を卒業後、共同通信社に入社し、北京、ハノイなどで特派員を務めた。北京特派員として派遣されていた1979年には『近代化を進める中国に関する報道』で新聞協会賞を受賞。1991年、外信部次長を務めながら書き上げた『自動起床装置』を発表し第105回芥川賞を受賞。 ISBN:978-4-04-341701-8 Cコード:0195 文庫判 368ページ 発行:KADOKAWA 発売日: 1997年06月20日
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餃子のスゝメ
¥950
【中古 カバーにやや色褪せ・傷みあり】 (参考:定価1,260円+税) ☆店長のひと言 「パラダイス山元さんのWikipediaを読んでからお買い求めください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%B1%B1%E5%85%83」 内容紹介 日本全国の本当に美味い餃子店を、あなたは知っていますか?日本全国の餃子を食べ歩き、その経験をもとに都内で一番美味しい餃子の店、蔓餃苑(まんぎょえん)をオープンしたパラダイス山元さんがガイドします。オリジナルレシピや冷凍餃子食べ比べなど、餃子のあれこれ、楽しみ方のすべてをこの一冊に凝縮しました。 (マガジンハウスHPより引用) 著者プロフィール パラダイス山元 (パラダイスヤマモト) (著/文) 招待制餃子レストランオーナーシェフ。1962年札幌市生まれ。2001年、招待制餃子レストラン「荻窪餃子 蔓餃苑」をオープン。餃子ファンや、国内外の星付きシェフが絶賛する〝進化系餃子〟を次々に発表。2022年「第1回焼き餃子協会アワード」大賞受賞。著書に『読む餃子』(新潮文庫)、『うまい餃子』(宝島社)、『餃子の王様 最強レシピ』(プレジデント社)、英語版『GYOZA』(TUTTLE PUBLISHING) などがある。 ISBN:9784838716838 Cコード:2077 B5判 109頁 発行:マガジンハウス 発売日:2006年11月30日
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居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化
¥660
【中古 状態きれい】 (参考:定価800円+税) ☆店長のひと言 「酔っ払いは万国共通な気もしますが、さて。」 紹介 居酒屋めぐりの第一人者・太田和彦氏が集大成として書いた新書(『日本の居酒屋──その県民性』)を、増補して文庫化。居酒屋をめぐって47都道府県を踏破した著者が、居酒屋を通して県民性やその土地の魅力にせまる。 著者プロフィール 太田和彦(オオタカズヒコ) 1946 年長野県生まれ。グラフィックデザイナー。居酒屋探訪の第一人者。近著に『75 歳、油揚げがある』(亜紀書房)『日本居酒屋遺産 東日本編』( トゥーヴァージンズ) など。戦後の映画・歌謡曲の造詣も深い。 ISBN 978-4-02-262067-5 文庫判 256頁 発行 朝日新聞出版 発売日 2022年6月7日
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名物駅弁秘話 苦境を乗り越えた会心のアイデア
¥1,100
【中古 状態とてもきれい】 (参考:定価1,400円+税) ☆店長のひと言 「目次を読んでいるだけでお腹が減りました。」 商品説明 モータリゼーションや、列車の高速化の波に飲み込まれ、苦境に立たされる駅弁各社。地域密着型の経営スタイルにおいて、それでも全国規模のヒット駅弁の裏側にあるビジネ スヒントを探る1冊。歴代の人気駅弁の裏側にある、一発逆転のビジネスヒントに迫ります。 ●牛肉どまん中 ●海苔のりべん ●鱈めし ●海老千両ちらし ●モー太郎弁当 ●ひっぱりだこ飯 ●あなごめし など 目次 ●特製十勝牛のワイン漬ステーキ辨當 JR根室本線 池田駅 (株)米倉商店 池田町が力を注いだ、十勝ワインと十勝牛を駅弁に! ●いかめし JR函館本線 森駅 (株)いかめし阿部商店 謙虚な夫婦の二人三脚、実演販売で「いかめし」が全国へ ●網焼き牛たん弁当 JR東北本線 仙山線・東北新幹線 仙台駅 (株)こばやし 震災翌日から稼働させた駅弁屋としての使命 ●牛肉どまん中 JR山形新幹線 奥羽本線・米坂線 米沢駅 (有)新杵屋 自慢の牛肉をおいしく味わっていただくために ●海苔のりべん JR東北新幹線・東北本線・磐越西線ほか 郡山駅 (株)福豆屋 母を思い出させる懐かしい素朴さで各賞を受賞 ●大船軒サンドウヰッチ JR東海道本線・横須賀線 大船駅 (株)大船軒 販売開始から百年を超す二つの超ロングセラー ●高原野菜とカツの弁当 JR中央本線・小海線 小淵沢駅 (株)丸政 ヒット商品を生み出す「丸政」の活力 ●えび千両ちらし JR信越本線・羽越本線・磐越西線 新津駅 (株)新発田三新軒 鉄道の街・新津で生まれる楽しい駅弁たち ●鱈めし JR信越本線・えちごトキめき鉄道 直江津駅 (株)ホテルハイマート 地元の伝統食の「鱈」に手間暇かけて人気駅弁に ●ますのすし JR北陸新幹線・高山本線など 富山駅 (株)源 名物「ますのすし」の老舗の奮闘 ●モー太郎弁当 JR紀勢本線・名松線・近鉄山田線 松阪駅 (株)新竹商店 わくわくするような楽しさを出すのが駅弁だ ●ひっぱりだこ飯 JR東海道本線・山陽本線 神戸駅 (株)淡路屋 お客さまのためにはいっさい妥協しない ●味づくし(幕の内駅弁) JR山陽新幹線・山陽本線ほか 姫路駅 まねき食品(株) 世界に羽ばたくエキベンの夢 ●あなごめし JR山陽本線 宮島口駅 (有)うえの 旨い「あなごめし」 一筋に百二十年余、元祖の哲学 Column 著者プロフィール 社団法人日本鉄道構内営業中央会事務局長。日本国有鉄道入社。東京電気工事局、東京西鉄道管理局国鉄本社施設局管理課などに勤務。国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道株式会社に入社、JR横浜線内の駅長などを歴任。 (天夢人HPより引用) ISBN 978-4-635-82288-6 発行 山と溪谷社 発売日 2021年3月17日
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イカの哲学
¥300
【中古 状態きれい(帯無し) 】 (参考:定価680円+税) ☆店長のひと言 「これを読むとイカが食べられなくなるかも知れません。」 内容紹介 特攻隊の生き残りで、戦後スタンフォード大学に留学した在野の哲学者波多野一郎が、1965年に少部数のみ出版した書『イカの哲学』。学生時代からこの作品に注目していた中沢新一が、そこに語られている二一世紀に通じる思想を分析し、新しい平和学、エコロジー学を提唱する。イカが人間とコミュニケーションがとれたら、という奇想天外な発想から、人間同士だけではなく森羅万象と人間との相互関係にまで議論の範囲を広げ、本質的な意味での世界平和を説く。『イカの哲学』全文収録。 目次 イカの哲学(波多野一郎) イカの哲学から平和学の土台をつくる(イカとカミカゼ 生命の深みで戦争と平和を考える 実存は戦争を抑止する 超戦争に対峙する超平和 エコロジーと平和学をつなぐ 著者プロフィール 中沢新一 (ナカザワシンイチ) (著 ) 1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学特任教授、秋田公立美術大学客員教授。人類学者。著書に『増補改訂 アースダイバー』(桑原武夫賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数。 波多野一郎(ハタノイチロウ)(著) 大正11(1922)年生まれ。綾部市出身。哲学者、平和思想家。 中沢新一が共著として波多野一郎の『イカの哲学』を取り上げたことにより新たに脚光を浴びる。 祖父はグンゼ創業者の波多野鶴吉。昭和17(1942)年に早稲田大学商学部入学。 昭和19(1944)年に陸軍入隊、航空隊に配属される。翌20(1945)年7月1日、南満州の基地で神風特攻隊として特別攻撃命令が下るが、ソ連軍侵攻のため出撃できず。同年8月敗戦となりシベリア抑留。4年間の強制労働に服す。 昭和24(1949)年、シベリアから帰還。プラグマティズム哲学の研究のため昭和26(1951)年にスタンフォード大学大学院哲学科に入学。昭和29(1954)年、同科修士課程を修了し帰国。 昭和40(1965)年、特攻隊、終戦、抑留、そしてアメリカでの体験をもとに独自の平和哲学を展開した著書『イカの哲学』を刊行した。 昭和44(1969)年、逝去。 (綾部市HPより) ISBN 978-4-08-720430-8 新書判 166頁 発行 集英社 初版発行年月 2008年2月
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タコの知性 ーその感覚と思考ー
¥500
【中古 状態とてもきれい 】 (参考:定価810円+税) ☆店長のひと言 「これを読むとタコが食べられなくなるかも知れません。」 内容紹介 地球上で最も賢い生物である「タコ」。大きな脳と8本の腕の「触覚」を通して、様々な知的能力を駆使するタコの「かしこさ」に迫る。最新研究で明らかになった、感情表現、コミュニケーション力などといった知られざる一面も紹介。 著者プロフィール 池田 譲(いけだ ゆずる) 琉球大学理学部教授 1964年、大阪府生まれ。北海道大学大学院水産学研究科博士課程修了。2005年より琉球大学理学部教授。頭足類の社会性とコミュニケーション、自然誌、飼育学を研究。著書に『著書に『イカの心を探る』(NHK出版)『新鮮イカ学』(奥谷喬司編・東海大学出版会、分担執筆)などがある。 ISBN 978-4-02-295066-6 新書判 264頁 発行 朝日新聞出版 発売日 2020年4月13日
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生姜屋さんとつくった まいにち生姜レシピ
¥1,430
☆店長のひと言 「生姜好きのあなたへ。」 紹介 体を温めて免疫力をアップしてくれる生姜。 漢方薬の多くに含まれている、優秀食材です。 しかし、「生姜は冷蔵庫で保存すべき?」「生姜の根は食べられる?」 「新生姜と根生姜の違いは?」など疑問も多いのも事実。 本書は生姜について知りたかったことがすべて知れて、おいしく 食べるためのレシピも盛沢山な一冊です。 目次 1章生姜を知る、使ってみる 2章いつでも生姜 おかずの素・万能調味料・漬物 3章定番料理を生姜でおいしく 著者プロフィール GINGER FACTORY (ジンジャーファクトリー) (監修) 全国の生姜好きが集まる生姜専門店。代表の古谷公史郎氏(写真)は日本中の生姜畑に直接出向き、ネット通販と実店舗を運営。生姜を栽培する「部活」や「生姜のお話会」などを主催。生姜商品の販売に限らず、消費者と生産者の距離を縮める活動を行う。 こてら みや (コテラ ミヤ) (著/文) フードコーディネーター・料理家。スパイスや香味野菜など、香りをいかした料理に定評がある。キッチンに生姜を欠かしたことのない生姜好きで、フレッシュ、乾燥を使い分けて日々の暮らしに取り入れている。著書に『魔法のびん詰め』(三笠書房)、『おかずのもと』(翔泳社)などがある ISBN 978-4-262-13066-8 A5判 128頁 発行 池田書店 書店発売日 2021年9月13日
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精進百撰
¥3,080
☆店長のひと言 「料理紹介であり、闘病の記録でもある一冊です。」 内容紹介 心筋梗塞で倒れ心臓の3分の2を壊死し失った著者。病身に適した食生活を求めたとき、蘇ったのは少年時代禅寺の侍者として触れた精進料理の世界であった…。 本書は水上勉がすべての料理を手がけ、器は北御牧在住の陶芸家角りわ子が制作した。 今回全写真をリフレッシュし、料理とそれを盛る器の魅力がいっそう楽しめるようになりました。 誰でも何歳からでもここから始められる、精進料理入門の名著復刊。 著者プロフィール 水上 勉 (ミズカミ ツトム) (著/文) 少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。 ISBN 978-4-8038-0402-7 四六変型判 発行 田畑書店 発売日 2022年10月28日
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縁食論 孤食と共食のあいだ
¥1,870
☆店長のひと言 「田舎でよく見られる育てた野菜のやりとりなどは縁食の発想そのものでは?」 紹介 子ども食堂、炊き出し、町の食堂、居酒屋、縁側… オフィシャルでも、プライベートでもなく。 世界人口の9人に1人が飢餓で苦しむ地球、義務教育なのに給食無料化が進まない島国。ひとりぼっちで食べる「孤食」とも、強いつながりを強制されて食べる「共食」とも異なる、「あたらしい食のかたち」を、歴史学の立場から探り、描く。 現代社会が抱える政治的、経済的問題を「家族や個人のがんばり」に押し付けないために。 目次 第1章 縁食とは何か 孤食と共食のあいだ 孤食の宇宙/しわ寄せ引き受け装置/共食という袋小路/子ども食堂の「弱目的性」/ベーシックインカムと食堂/炊き出し/「縁食」という食のあり方/縁食の使用例/「かざぐるま」としての縁食 第2章 縁食のかたち 1 公衆食堂の小史 食をめぐる関係性の貧困/きっかけは第一次世界大戦/文化が集積する場所 2 食の囲い込み 「家族愛」という罠/囲うこと/近代家族とちゃぶ台/学食のパーテーション 3 食の脱商品化考 食べものに値段がなかったら/五つの問題を乗り越える/メカニズムを保つために捨てられる食品/食べものの特質から考える 第3章 縁食のながめ 1 弁当と給食の弁証法 弁当の魅力/弁当の暴力/給食の暴力/弁当と給食の弁証法 2 無料食堂試論 思考の風景/ムラサキシキブの食堂にて/飢餓と関係性/食をめぐるアイディア/有機認証のいらない有機農作物/アテネのアゴラ/インドの無料食堂 3 縁側のタバコ おやつの時間/縁側の力/オフィシャルでもなく、プライベートでもなく/縁食の縁 第4章 縁食のにぎわい 1 死者と食べる 死者のおむすび/大尉の銀シャリ/中国人のトウモロコシ/死者との縁食/死者とともに食べる 2 食を聴く せんべいの音/胎児の聴く音/こすり合う音/縁食の音 3 縁食の祭り『ポースケ』に寄せて 言葉を飲み込む/佳枝の場合??睡眠障害者の居場所/ヨシカの場合??誰かの薄い気配/ポースケ縁食の祭り/別れ 第5章 縁食の人文学 1 「もれ」について「直耕」としての食 生命の動詞、「洩る」/昌益の「土と内臓」論/「もれ」の効用/基本的に食べものは「あまる」 2 パンデミックの孤独「居心地のよい空間」をめぐる人文学 パンデミックが機能させないもの/ひとり親の声が示す社会の脆弱性/シングルマザーの言葉の有用性/「サードプレイス」について/「サードプレイス」はひとり親を排除するのか/アウシュヴィッツの縁食 著者プロフィール 藤原辰史 (フジハラタツシ) (著/文) 1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業史、食の思想史。2006年『ナチス・ドイツの有機農業』で日本ドイツ学会奨励賞、2013年『ナチスのキッチン』で河合隼雄学芸賞、2019年日本学術振興会賞、同年『給食の歴史』で辻静雄食文化賞、『分解の哲学』でサントリー学芸賞を受賞。『カブラの冬』『稲の大東亜共栄圏』『食べること考えること』『トラクターの世界史』『食べるとはどういうことか』ほか著書多数。
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絶対おいしいスパイスレシピ
¥1,540
☆店長のひと言 「台所に賞味期限の切れたスパイスの瓶がたくさんある人はいませんかー?(はーい!)」 紹介 スパイス3種からの簡単・本格スパイスレシピ49品! カレールウを使わない本格的なカレーを作ってみても、どうも美味しくならない……。 そんな方のためにベーシックなインド料理を基本としながら、日本人向けに味や調理方法をアレンジ! 著者20数年のキャリアから調味料を一切使わず、スパイスの個性だけで、うまみを引き出し、インド人に食べさせても「おいしい」とうならせる料理のレシピを紹介。 調理写真をふんだんに掲載し、ていねいにわかりやすく解説しており、長く使えるスパイス料理本です。 目次 ・はじめに ・道具と使い方 ・3種のスパイスでつくれる3品 シンプルインドカレー Column1 玉ねぎを炒める じゃがいもといんげんのサブジ Column2 塩の使い方 チキンティッカ Column3 インド料理の辛味 ・3種プラス2種でつくれる2品 キーマカレー ベジタブルカレー ・スパイスカタログ ・カレー チキンカレー 卵とスイートなカレー サーモンのカレー ツバスときのこの白カレー エビのトマトカレー オクラのカレー ほうれん草と手作りチーズのカレー ダルの煮込み 季節野菜のサンバル ターメリックとナッツのスパイス スパイスライス チャパティ ・おかず キャベツとココナッツの炒めもの パコラ ポテトコロッケ 鮪と梅のスパイシー煮 鯛のレッドカレーソース ビーフの煮込み チキンサモサ スパイシーフライドポテト ・ソース3種 タマリンドソース トマトソース コリアンダーソース ・サラダ 黒胡椒とオニオンのドレッシング スプーンで食べるサラダ フルーツのサラダ ゴーヤのサラダ ・ブレンドスパイス チャートマサラ ガラムマサラ ・スープ ヨーグルトのスープ かぼちゃのスープ ・ごはんとパスタ スパイシー卵チャーハン ジェノバライス プッタネスカ ・インドのおつけもの 大根の酢漬け 玉ねぎのアチャール しょうがのピクルス ・飲み物とデザート ペパーミントコーヒー マサラチャイ 生姜三湯 キウイラッシー ヨーグルトのカクテル チョコレートのクルフィ ・使用スパイス一覧 著者プロフィール カワムラ ケンジ (カワムラ ケンジ) (著/文) 1965年、大阪府生まれ。スパイス料理研究家。多岐にわたる飲食現場を経験し、執筆活動を開始。とくにスパイスに興味を持ち、1980年代に本格的な研究をはじめる。スパイスの真髄の薫陶を受け、インド料理食堂「THALI」を開業。本格的なインド料理とクリエイティブな才能を活かし人気を博す。その後大阪に戻り、スパイスを中心としたフードライターを再開。2010年、世界で初のバイリンガル・スパイス専門誌「スパイスジャーナル」を創刊(2015年1月まで)。スパイスを鍵に編集からワークショップまで、ジャンルや国境を越えて味と人を紡ぐ。現在もインドの様々な土地を行き来しながら研究を続けている。スパイスやカレーをテーマにした雑誌やTV番組への出演多数。 ISBN 978-4-86324-089-6 B5判 96頁 発行 木楽舎 発売日 2015年6月5日
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オリンピック選手直伝! 競技で結果を出す食事術
¥1,760
☆店長のひと言 「トレーニングや根性だけでは強くなれません。」 ★ブログ記事 https://iki-blo.blogspot.com/2022/04/blog-post_3.html 紹介 食を制する者は勝負を制す!今日食べたものが明日の身体を作る。結果を出すために、何を選び、どう食べるか?オリンピック3大会出場の著者が、自身の経験と様々な競技のオリンピアンの証言をまとめた最強の食事術。 目次 序文 パフォーマンス向上のためにしてきた私自身の食習慣 第1章 まずは身体の機能の役割を知りましょう 第2章 栄養素の役割を知りましょう 第3章 競技特性と食事の関係についてお話します 第4章 世代や個性によって変化する食の心得 第5章 オリンピアンの食事術〜様々な世代・様々な競技のトップアスリートの証言より〜 第6章 目的別、機能アップする食べ物とその食べ方 著者プロフィール 髙山 樹里 (タカヤマ ジュリ) (著/文) 1976 年、神奈川県横須賀市生まれ。 小学1年からソフトボールを始める。名門・埼玉栄高等学校(埼玉)3年時に国体で優勝、その後、日本体育大学から㈱豊田自動織機と進み、共にエースとしてチームの勝利に貢献。数々の国際大会に出場し、アトランタ(4位)、シドニー(銀)、アテネ(銅)と五輪3大会出場を果たす。得意のライズボールを武器に五輪通算8勝。2009年7月ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟の要請でバンクーバー五輪出場を目指すもセレクションで落選。その後スケルトンに転向し冬季五輪を目指した。現在は車椅子ソフトボールの普及、各地でソフトボール教室を行う他、1000名を超える女性オリンピアン有志で構成されるトータル・オリンピック・レディース会(TOL)の会長を務めている。 ISBN 978-4-86311-308-4 A5判 112頁 発行 産業編集センター 発売日 2021年8月20日
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シュウマイの本
¥1,760
☆店長のひと言 「551の豚まんも良いけどシュウマイもね!」 紹介 シュウマイ時代到来! 町中華の名物シュウマイ、ご当地シュウマイ、固定概念を打ち破る次世代シュウマイ 、冷凍食品の定番シュウマイ……。 1000種類のシュウマイを食してきた著者が、至高のシュウマイたちを大公開!皮、具、からしについてのコラムも充実。 目次 はじめに 第1世代:ニッポンシュウマイの夜明け 第2世代:日本の新名物・シュウマイの誕生 第3世代:町中華を中心に育まれた和シュウマイ 第4世代:点心とシュウマイ 第5世代:冷凍シュウマイ とチルドシュウマイ 第6世代:地域食材を生かしたローカルシュウマイ 第7世代:固定概念を打ち破る個性派シュウマイ誕生 (コラム) シュウマイからし考 /いい皮があれば包みたくなる?/グリンピースとシュウマイの深い関係/集まれ!シュウマイキャラクターなど。 著者プロフィール シュウマイ潤 (シュウマイジュン) (著/文) シュウマイジャーナリスト、研究家、日本シュウマイ協会発起人。 本名は種藤潤。1977年神奈川県生まれ。大学卒業後、フリーランスとして取材執筆を行う。2015年頃からシュウマイ研究を開始し、Instagram「焼売生活」を中心に情報を発信。2021年9月現在までに、約1000種、約5000個のシュウマイを食べてきた。2018年5月と2021年10月に「マツコの知らない世界」(TBS)でシュウマイの知らない世界を紹介。以後、さまざまなメディアでシュウマイについて語る。2019年1月、「東京シュウマイ弁当」(オーガニックキッチン)を監修。2020年6月、シュウマイの活性化をより多くの人や企業・団体とともに取り組むべく、「日本シュウマイ協会」のサイト(https://syumai.life/)をオープン。2020年7月、東京食材活性化を目指す「メイドイン東京の会」とコラボレーションした「東京焼売」を発売。毎月26(つつむ)日の「シュウマイを食べる会」開催、「シュウマイムーブメントプロジェクト」発起するなど、活動の幅を広げている。 ISBN 978-4-86311-318-3 四六判 160頁 発行 産業編集センター 発売日 2021年12月15日
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改訂新版 腎臓病の基本の食事
¥1,430
☆店長のひと言 「腎臓病は特に制限が多いので、少しでもラクに作れたらと思います。」 紹介 めんどうな栄養計算いらずで、安心しておいしく食べられるレシピ130品と、「減塩・低たんぱく質・低カリウム」調理のコツ69を紹介。各レシピには、エネルギー、塩分、たんぱく質、カリウム、リンの数値のほか、調理時間の目安とおすすめの献立例も掲載。 著者プロフィール 富野康日己 (トミノヤスヒコ) (監修) 順天堂大学名誉教授/医療法人社団松和会理事長。専門は腎臓内科学。日本腎臓学会、日本糖尿病学会、アジア太平洋腎臓学会などに所属。著書・監修書・編纂書多数。 牧野直子 (マキノナオコ) (著/文) スタジオ食代表。管理栄養士、料理研究家。テレビなどのメディア出演、著書の執筆、料理教室や食品メーカーの商品開発など、幅広く活躍中。 ISBN 978-4-05-801169-0 B5変型判 160頁 発行 学研プラス 発売日 2020年5月28日
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クッキングと人生相談-悩みこそ究極のスパイス
¥1,680
SOLD OUT
紹介 回答者は、ホームレス状態を経験し、路上で雑誌を売って収入を得、自活を目指している『ビッグイシュー日本版』販売者たち。路上生活という、いわば人生の"どん底"を経験している彼らが心を込めて相談に答えました。そこに、料理研究家の枝元なほみさんが作った「悩みに効く料理」と相談者への応援の言葉が添えられています。販売者の優しく含羞のある回答にウィットあふれるおいしい料理をあわせた、世界にまたとない人生相談でもあります。 目次 第一章 一緒に、悩みの扉をあけてみませんか? 第二章 自分を変え、気持ちよく生きるには? 第三章 自信を持って人生を生き抜くには? 第四章 人とつながって幸せに生きるには? 枝元なほみ/ビッグイシュー販売者(著/文) ISBN 978-4-904515-06-8 B5判 120頁 発行 ビッグイシュー日本 発売日 2019年1月15日
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関西電力病院のおいしい糖尿病レシピ
¥1,650
☆店長のひと言 「食事で病院を決める人ってけっこういるのでは?」 紹介 糖尿病の食事療法サポートで日本一の呼び声高い、関電病院の「簡単、おいしい、作りやすい」レシピ400点以上を掲載。 「糖尿病には食事療法が大事だとわかっていても、毎日続けるのはたいへん」こんな声に代表されるように、油っぽいもの、甘いもの、お酒はNG!と指導されてだんだんストレスがたまり、食事療法をやめてしまった例も多くあります。そんな中、関電病院では、「食べてはいけないものは基本的にはない。アルコールもデザートもOK!」という指導方針をとっています。ただし、当然ながらこれまでと同じように食べていいわけではありません。コツがあります。糖尿病の食事療法サポートで日本一の呼び声高い、関電病院の食事のコツをつかみ、このレシピ集で実践しましょう。ボリューム感があり、見た目も味も大満足の、簡単、おいしい、作りやすいレシピを400点以上掲載。「組み合わせ色分けインデックス」やカロリー表示、ワンポイントアドバイスなど、見やすい、わかりやすいページ構成です。糖尿病食は、実は長生き健康食。ずっと続けていきたいものです。 (主婦の友社HPより転載) 著者(監修) アジア人として初めて米国糖尿病学会賞、米国内分泌学会賞、ノバルティス糖尿病賞(スイス)を受賞するなど、国内だけでなく世界に認められた糖尿病研究のスペシャリスト。また、国内ではベルツ賞1等賞、日本医師会医学賞なども受賞。特にインスリン分泌を促進する消化管ホルモンである「インクレチン」の研究では世界を牽引するリーダー的存在と言える。インクレチンは30年前にはあまり注目されていなかったが、清野医師の研究により2型糖尿病の治療薬に応用できるまでになり、糖尿病患者の生活改善に多大なる貢献をしている。また糖尿病に関する正しい知識の普及啓発にも力を注いでいる。 (時事メディカルHPより抜粋) ISBN 978-4-07-293143-1 B5判 224頁 発行 主婦の友社 書店発売日 2014年3月10日