障害があり女性であること : 生活史からみる生きづらさ
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☆店長のひと言
「“弱者”のステレオタイプ化や専門と言う名の縦割りから脱するには。」
紹介
障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。
目次
第Ⅰ部 障害とジェンダーをめぐる困難
第Ⅱ部 ライフコースと性役割
第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点
著者プロフィール
土屋 葉 (ツチヤヨウ) (著/文 | 編集)
1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。著書『障害者家族を生きる』(勁草書房)、共著『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援』(生活書院)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに、『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(現代書館)がある。
ISBN:978-4-7684-3598-4
Cコード:0036
四六判320ページ
発行:現代書館
書店発売日: 2023年10月4日
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