
壊れた脳 生存する知
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☆店長のひと言
「病気になった自分と冷静に向き合うために“記録”が必要だったのではないでしょうか。」
紹介
「からっぽになった脳」を少しずつ埋めていく「成長のし直し」の記録!
3度の脳出血、その後遺症と闘う医師の生き方!
靴のつま先とかかとを逆に履こうとする。食事中、持っていた皿をスープ皿の中に置いてしまう。和式の便器に足を突っ込む……。なぜこんな失敗をしでかすのか、自分でもさっぱりわからなかった。
「何やってんだろう、私」
そう。高次脳機能障害の本当のつらさがここにある。おかしな自分がわかるからつらい。知能の低下はひどくないので、自分の失敗がわかる。失敗したとき、人が何を言っているかもわかる。だから悲しい。いっこうにしゃんとしてくれない頭にイライラする。度重なるミスに、われながらあきれるわ、へこむわ、まったく自分が自分でいやになる。―(第3章より抜粋)
本書は医学的にも稀有な、貴重な記録である。
本書の内省の対象は、自分自身の心の障害である。壊れた脳が作り出す、自分の心のほころびについて率直に語っている。言うまでもないことだが、心という現象は主観的なものであり、本人以外には経験できない。(中略)自分がどういう状態にあり、どんな手助けをしてほしいのかなどということを周囲に教えてくれるわけではない。本人自身が薄闇の中にあり、そんなことはできないのである。その薄闇にある自分の障害と向き合い、その内容を教えてくれるのが本書である。
―神戸学院大学人文学部教授 山鳥重 「解説」より抜粋
著者プロフィール(オフィシャルホームページより抜粋)
山田規畝子(やまだ きくこ)
1964年(昭和39)年1月5日 香川県高松市生まれ。
高松高等学校を卒業後、東京女子医科大学に入学。
6年生の時、最初の脳出血を起こし、持病のモヤモヤ病が発覚するが、後遺症もなく1988(昭和63)年、無事に卒業し、整形外科として同大付属病院に勤務。
26歳で郷里高松に戻り香川医科大学(現・香川大学医学部)に勤務。
実家の山田整形外科病院の院長となって間もない33歳のとき、脳出血により脳梗塞を併発、高次脳機能障害を発症する。
リハビリ医を目指し、愛媛県伊予病院に勤務するが、37歳で三度目の脳出血。半側空間無視など新たな後遺症が加わるが、姉が運営する老人保健施設の施設長として社会復帰を果たす。
2004(平成16)年2月、発病当初からの自分の症状や独自で考え出したリハビリ法などを書き綴った著書「壊れた脳 生存する知」が講談社より発行されると同時に、医学界内外より大きな反響を呼び、複数の出版社主催の賞にノミネートされるなど、高い評価を得る。
2005(平成17)年より医師を休業し高松へ帰郷。現在はテレビ・雑誌の取材を受けながら、多方面よりの依頼により、講演や執筆活動をこなす。
ISBN 978-4-06-212268-9 四六判 258頁
発行 講談社
発売日 2004年2月27日
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